早朝光はスマホにセットしていたアラームで目を覚ます。
身体を起こしスマホを操作してアラームを止めるとベットから降りて洗面所に向かい顔を洗ってから台所に向かいお湯を沸かし、待っている間に朝食を準備するトーストとベーコンエッグだ、そしてお湯が沸くとコーヒーを淹れテーブルにつきテレビを見ながら朝食をとるテレビでは音楽の週間ランキングがちょうどやっていた
「あッRADWIMPS先週より下がってるし個人的には結構好きだから残念だな~」などと言いながら朝食を済ませたあと食器を片付け部屋に戻り制服に着替えた後再び洗面所に向かい身だしなみを整えた後ギターケースを背負い家を出て自転車に乗りこれから通う羽丘学園を目指す、学校へ着くと自転車置き場へ向かい自転車を止め昇降口へ向かう、道すがら何人かの生徒に見られていたが、歌っている時ならまだしも私生活で注目されるのは苦手だ、そんな事を考えながら昇降口で靴を履き替えて職員室へ向かう、職員室に着くと軽くノックし入室する
「失礼します今日から転校してきました宮村光です」
挨拶した光を奥にいた年配の教師が迎えてくれた
「君が転校生だね私は校長の速水だ早速だが君のクラス担任を紹介しよう村瀬先生こちらへ」
そう言うと窓際にいた1人の教師がこっちに来て俺に声をかけてきた
「私がクラス担任の村瀬歩美よ歩美先生とでも呼んであなたのクラスはA組で1学年3クラスで2年生はあなたを入れてちょうど100人よ私の担当教科は数学で学年指導もしているわなにか質問はある?」
俺は首を横に振り答える
「とりあえずは大丈夫です。もし良ければ後でクラスの誰かに学園の案内を先生から頼んでもらっても良いですか?」
「そのくらいなら大丈夫よ、じゃあ行きましょうか」
そう言って歩き出す先生の後ろに続き職員室を出て少し歩くと2年生の教室が見えてきて先生はA組の前で立ち止まり俺にここで待っているように伝えると教室へ入っていった。
教室からは先生の声とクラス委員と思われる女子の声が聞こえてくるそしてすぐに先生が話だし俺に教室入るように促す
俺は教室へ入った瞬間に教室の後ろの方から大声で俺を呼ぶ声が聞こえた
「あ〜!ひ~くんだぁ~!」
俺は振り返る前に相手が誰かわかってしまった、何故なら俺の事をひ~くんと呼ぶ奴は俺が知る限り1人しかいないからだ。
俺は苦笑しながら振り返る。そこには案の定俺がよく知る顔の人物氷川日菜が俺を指差していた、そして日菜だけでなく湊さんや今井さんまで同じクラスだったのだ、とりあえず俺は気を取り直して始まってすらいなかった自己紹介を始めた
「宮村光(ひかる)です。光(ひかり)ってよく間違われるんですけど、名前が光(ひかる)なので間違えないでください、趣味は音楽全般でここ2、3日は駅前で路上ライブしてました。よろしくお願いします」そう言って俺は礼をした、そして先生が俺にとってはとんでもない事を言い出した
「じゃあ始業式まではまだ時間があるしこの時間を有効に利用するために光君への質問タイムとします」
「はい?先生今なんて?」
「聞いてなかったの?クラスの皆から色々質問されるから答えてくれればいいのよ」
俺はため息を着きたくなったが苦笑を浮かべるだけに留めた
そして1人の女生徒からさっそく質問された
「ねぇねぇ趣味は音楽全般って言ってたけどバンドは組んでるの?」
俺はそのくらいならいいかと思い答える
「いや、バンドは組んでないよ」
「じゃあ楽器は弾けるの?」
「ギターにベースキーボードとドラムも叩けるし後はバイオリンとハーモニカが吹けるよ」
「多才なんですね」
「そんな事ないよ」
などと会話していると今度は別の女生徒から質問された
「スポーツの方はどうなんですか?」
俺は少し考えた後返答する
「球技は苦手かな、でも走るのは好き」
そう答えると今度は日菜がハイ!ハ~イ!と手を上げていたから「じゃあ」とだけ答え日菜を指名する
「ひ~くん学校じゃあ歌わないの?」
「は?学校でって?ごめん質問の意味がわかんないんだけど、どういう事?」
「だから~学校じゃあ演奏してくれないのかなァって」
「あぁそういうこと機会があればね」
「え~私は毎日でも聞きたいのに~」
そう言って机にだら〜と突っ伏す日菜を見て俺は苦笑すると
今度は今井さんが手を上げていたから指名する
「日菜の質問にちょっとだけ便乗するけどさ学校はともかく駅前でのソロライブはまたやるの?」
「あ〜うんそれは時間がある時は必ずやるよ」
そう言うと今井さんは何故か満足そうな笑みを浮かべて着席すると湊さんが立ち上がって聞いてきた
「転校初日の心境を良かったら聞かせてくれないかしら」
そう言って来た湊さんに俺は答える
「正直戸惑いが大きいよ、なんせ2年には俺しか男子がいないからってのもあるけど、早くこの環境に慣れたいってのが本音かな」と無難な回答を返すそして先生がパンパンと手を叩き廊下に整列するように促すと皆が廊下に出て行き俺もそれに続くそうして体育館へと移動し始業式の列に並び退屈な話を聞いていた。しばらくして始業式が終わり教室へ戻ると15分程休憩を挟んだ後、今後の授業日程などの連絡事項を伝えた後解散となると先生が伝えた後、先生が教室を出ていくとクラスの女生徒が1番後ろの席の俺の所へ寄って来て質問攻めにされかけるが今井さんがタイミングよく助け舟を出してくれた
「ハイハイそこまで!みんな1度に来たら光だって混乱するでしょ一人ずつにしなよ」俺はジェスチャーでごめんありがとうと伝えると今井さんは笑って親指を立てウインクする
(正直ちょっとだけドキッとしたのは内緒だ)
そんな事を考えていると1人の女生徒が質問してきた
「ねぇねぇ光君なんで制服なのにそんなにオシャレな感じがするの?」
「は?オシャレ?」俺が戸惑っていると何人かの女生徒も同じことを思ってたらしく興味津々といった表情を浮かべている、等の俺は多少困惑しながらも考えそして答える
「多分だけどこれでも軽く着崩してるからじゃないかな?ネクタイはまるっきり指定のじゃ無いし」
「そうなんだぁ~」と質問してきた女生徒を筆頭に何人かの女生徒が納得していたそして何故か今井さんと日菜も「へぇ~」と言っていた なんで!?
そんなこんなで一日目が終わった
そして今は日菜と今井さんそして湊さんの3人で学園全体を案内して貰っていたなぜ3人なのかと言うと日菜が案内を頼まれたのだが多少渋っていたため今井さんと湊さんが案内を買ってでてくれたのだ、そして日菜が「皆で回ろ〜」と言い出し今に至るそして購買、食堂、移動で使う教室と一通り回った後
1度教室へ戻り荷物を持つとみんな連れ立って屋上へ向かう 、そして屋上に着くとそこには先客がいた、おそらく1年生だろうとても仲良さそうにしている5人組だ、何を話しているのかまでは分からない第三者の俺から見てもとても仲良さそうに話しているそれを見ていたら何故か唐突にそして無性に歌いたくなった、だから俺は3人に声をかけ屋上に出るとさっきの5人組が揃ってこちらを見る俺は気にせずに給水塔の上へあがるとギターケースを開け小型のアンプを取り出しギターに繋ぎチューニングすると立ち上がってかけていた眼鏡を外し話し出す
「こんにちは光(ひかる)です。いや、もうこんばんはかな?突然ごめんね君たち5人を見ていたらこの歌を歌いたくなったんだ!聞いてください! 友よ ~この先もずっと…」
そう言って演奏を始めると日菜が跳ねて喜んでいた
「やったぁ〜ひ~くんの歌が聞けるよ~!」
「機会があればねって言ってたのにその機会がこんなに早いとはね~」
「そうねでも楽しみだわ」
前奏が終わり俺は歌い出す
『あの場所めがけみなで駆け出せ見てる前だけ顔は晴ればれ当たり前かわりばえない日々が実は大事かけがえのない意味が君が明かした夢の話がいつの間にか僕の目をさましたでデカい世界屁と願い描いてこの冒険を共に続けていこう
もし君があても無く遠ざかる星空を眺めてたら言葉なく君の側にいるからけして1人にはしないから何十年先も君を友達って思ってる辛い時はなんでも話してよいい事ばかりじゃないこの先の僕らの毎日にこれだけはずっと言える本当ありがとう…友よ』その人は突然やって来たかと思ったら突然演奏を始めたでも、その歌は私達5人をいや、ちょっと違うか私達5人のために歌われてる気がした。
その歌を聞いてると私のいや多分私たちのかな?5人全員で過ごした日々を思い起こさせた、なんでか分からないけど懐かしい気持ちにさせる、そんな曲だ
『ここはいつもと同じみんな笑ってる誰かが待ってる君はふざけてまたみんな笑ってるひとつひとつどれもたわいないでも色々あっても温かいみんなで出来る事をたし算すれば時が経っても遠く離れてもずっと変わらない僕らかけがえない友さもし君が辛い時すぐ側にいつも同じ仲間達何も無いように振る舞うからけして1人にはしないから何十年先も君を友達って思ってる夢の続き何度も話してよいい事ばかりじゃないこれまでの僕らの毎日に今だからきっと言える本当ありがとう友よ言いたい事言い合って言いたいだけ言い合ってわかりたいから争って互いの気持ち分かりあって次会う時はまた皆で笑っていたいから夢の中でも謝っておくよ何十年先も君を友達って思ってる辛い時はなんでも話してよいい事ばかりじゃないこの先の僕らの毎日にこれだけはずっと言える本当ありがとう…友よ』
歌を聞いていてこんな暖かい気持ちになったのは始めてだ
すごくふわふわした幸せな気持ちに満たされたんだよぉ〜
なんてアタシらにピッタリな曲だって思ったよ、だってお互いを分かり合いたいからそりゃ喧嘩だってするけど、それでもやっぱりありがとうって言い合って笑ってられるって最高だよなアタシはとことんそう思ったよ
いつも同じいつも通りの私達を大事してるのをまるでわかってたかのようにピッタリな曲を歌ってくれるんだもん!すごくカッコイイって思ったよ
5人が5人それぞれの心境を持ちながらも言葉が出ない
その様子を見て心配したのか湊さんと今井さんが声をかける
「大丈夫かしら?放心しているようだけれど」
「本当だよ!大丈夫?」
その言葉で我に返った5人は皆首を縦に振る
その様子を見た俺は満足して給水塔から降りると
薄桃色の髪の女の子が声を掛けてきた
「あの!なんで今の曲を選んだのか聞いても良いですか?」
俺は再度眼鏡をかけてから答える
「何となくだよ、君たちが見ず知らずの俺から見ても羨ましくなるくらいとても仲良しに見えたから、この曲がピッタリだと思ったんだ」そう言って俺は笑いかけると薄桃色の髪の女の子ははにかんだような顔で後ずさったそして赤いメッシュが入った黒髪の子が今度は話しかけてきた
「あの!2年生ですよね?あなたの名前を教えてください!
後ろの3人は知ってますから先輩の名前だけ教えてください!良いですよね!」俺は苦笑しながら答える
「光(ひかる)です宮村光、良かったら君たちの名前を聞かせて貰っても良いかな?」そこへ湊さんが割って入る
「彼女の名は美竹蘭、さっきあなたが話してたのが
上原ひまり、その右隣にいる背が高いのが宇田川巴、左隣が青葉モカ、その隣が羽沢つぐみさんよ、彼女達はAfterglow
ってバンドを組んでいるわ」と湊さんが教えてくれた
「あの!湊さんなんで言っちゃうんですか!?こっちがちゃんと名乗るのが筋でしょ!」
「良かれと思ったのだけれど、申し訳ないことをしたわね」
「まぁ良いです!って事なんで改めてアタシは美竹蘭です宮村先輩」「アタシが紹介にあった宇田川巴です」「モカちゃんは青葉モカだよぉ~」「上原ひまりですよろしく…お願い…します」「羽沢つぐみですよろしくお願いします宮村先輩」5人がそれぞれ改めて挨拶してくる、俺は皆に改めてよろしくと伝えてその場を後にする。そして4人で他愛ない話をしながら昇降口へ向かう最中今井さんがこれまた俺にとってはとんでもない発言をした
「ねぇ光~?日菜みたいにさアタシと友希那の事もさ名前で呼んでよ」
「は?なんで?今のままじゃダメなの?」
「だぁって日菜ばっかり名前呼びでなんかズルい!」
「私もリサの意見に同意するわ、他人行儀な呼び方より名前で呼んでもらった方が良いわ」
「りさちー達もこう言ってるし、呼んであげたらいいじゃ~んもちろん私の事は今まで通り日菜って呼んでね~」
俺は言葉に詰まりそして諦めてため息をつく、なんだかんだ日菜には勝てる気がしないと思った今日だった
「わかったよリサ、友希那」
「よろしい」
「まぁ悪い気はしないわね」
「よぉ〜し帰ろう!」日菜が言い出し俺たちは互いに顔を見合わせて笑い合うと日菜の後に続く
「ところでこれからどうすんの?このままどっか遊びにでも行くのか?」俺の言葉に友希那が首を横に振り答える
「残念だけど今日はダメよ!15時からRoseliaのメンバーで練習よだから時間はまだあるけれど長時間は無理ね」
「そっかァ~、今日は練習だったねすっかり忘れてたよ!
ごめん友希那~」
「別に構わないわ、彼の学校案内や突発的ソロライブがあったものね」そう言った友希那は意地の悪い笑みを浮かべていた
俺は苦笑しながら友希那に聞き返す
「友希那、それって俺が悪いの?確かに突発ライブやったのは悪かったけどさ~」
「別に悪いとは言ってないわ、何よりあなたの歌は私個人、嫌いじゃないもの」
「そこに関しては友希那に同意かな~」
「アタシも賛成〜」3人が口々に俺の歌を好きだと言ってくれる事は嬉しいのだが、如何せん素直に喜べない俺はとりあえず話題を戻すことにした
「ん~長い時間が無理ならこのままのメンバーで昼飯食いにでも行く?それなら問題ないだろう?」
「アタシはいいよ~」
「それくらいなら問題ないよね?友希那」
「ええ昼食くらいなら構わないわ」
「じゃあ決まり!でどうする?どこに行く?ファミレス?それともマック?」
3人が同意してくれたのはいいが何処に行くかなどはこれからだ、どうしようかと思っていると今度は日菜がとんでも発言をかます
「アタシひ~くん家でご飯食べた〜い」
「え?俺の家?」
「良いね~!光の手料理か~」
「私は任せるわ」
「ちょっと待って!確定なの?俺ん家で昼って?」
俺が困った表情を浮かべているのをみた日菜が俺の近くに来て上目遣いに俺を見上げ聞いてくる
「ひ~くん?ダメなの~?ねぇねぇ」
俺は内心では辞めてくれと叫んでいた何故なら日菜の上目遣いの表情は反則的に可愛いと思えるからだ、そしてどうしても俺が悪いように思えて来てしまい結局俺が折れることになる
日菜の奴はこれを狙ってやってたのなら本当に反則だ、俺はどうやっても日菜に勝てる気がしないと思いため息をつく
「わかったよでも具体的に食べたいものは言ってくれ」
「アタシはなんでもいいよ~」
「アタシもこの後練習だし多少ガッツリでも大丈夫かな~」
「私もリサと同意見よ」
俺は考える家にあった食材と多少ガッツリでも大丈夫という2人となんでも構わないと言う日菜が満足するようなものかぁ
「パスタでいいか?カルボナーラくらいならなら作れそうだけどそれでいい?」
「全然いいよ~」
「アタシもOK~☆楽しみだね~光が作ってくれるカルボナーラ今から楽しみだよ」
「そうね」
三者三葉にOKが出たので俺は自転車を取りに行きそのまま全員の荷物を自転車に乗せ歩き出す、自転車なら15分くらいの距離だが歩くと20分から25分はかかるなんとも微妙な距離なのだ、そうしてまた雑談しながら俺の家に向かう、そして歩く事25分程で到着する。全員が自転車から荷物を下ろし俺は自転車を駐輪場へと停めると、日菜達の所へ戻りエレベーターで俺の部屋がある3階へと上がり3階に止まったエレベーターを降りて1番右端の部屋に一足先に向かい家の鍵を開けて3人を招き入れる
「着替えて来るから座ってテレビでも見ててよ」
そう言って俺は部屋に行き制服の上下を脱いでハンガーにかけると引き出しからグレーのワイシャツと黒のジーンズを取り出し着替えた後カバンからウォークマンを取り出しポケットに入れ部屋を出る
「おまたせ今から準備するからもう少し待ってて、それとリサ〜これ昨日言ってたヤツね」そう言ってウォークマンをポケットから出しリサに向けて放る
「おっと!ナイスキャッチ私~☆」
「りさちーそれなーに?」
「これに色々音楽が入ってるんだよ光が好きなイノハリってバンドを聞いてみたくてお願いしてたんだ~」
「あなたいつの間にそんな約束していたのよ」
「ちょっとね~」
「まぁいいわ」
俺が昼食の準備をする中ウォークマン関連の話で盛り上がっているようだ、その会話をBGMに俺は昼食作りに没頭していると日菜が俺のすぐ目の前に来て俺が作業する所を見ていた
「え〜と日菜?何してんの?できるまでもう少しだけかかるけど、お腹でもなりそう?」
「え〜そんな事ないよぉ〜!アタシそんなに食いしん坊じゃ無いからね〜!アタシはただひ~くんが料理してるところを見たいだけ〜」そんな事を恥ずかしがる様子もなく言うのでこちらが恥ずかしくなる。そうこうしているうちに昼食のカルボナーラが完成したので運んで行く、その際日菜が手伝いたがったのでリサ達の分を運ばせると大喜びしてリサたちの所へ持っていった
「出来たって~!ひ~くん特性のカルボナーラだよ〜」
「鷹の爪と七味を用意したからお好みでどうぞ後、飲み物持ってくるね」そう言って立ち上がり人数分の麦茶を用意して持っていきテーブルに着くと全員でいただきますと一言言って食べ始める
「美味しいよ!これ!色んなお店で食べて来たけど光のが1番美味しい!」
「鷹の爪のピリ辛感とソースの甘さがマッチして良い感じね」
「う~んでも本当に美味しいよひ~くんの手料理」
「お褒めに預かり光栄な限りだけど、俺はそこまでなつもりがないからちょっとむず痒いよ」俺は苦笑しながら答える
しばらくして全員が食事を終え俺が片付けまで済ませ時計を確認すると13時30分まだ時間があるが14時か14時30分くらいには家を出ないと友希那達は練習時間に間に合わないのでは?と思うが等の友希那達はまったりしている
「あのさ時間大丈夫なの?遅くても14時30分にはここでないと間に合わないんじゃね?」
「確かにそうね」
「ん〜でもまだ時間あるし私としては~光の部屋が見てみたいかな〜」
「良いね~アタシもひ~くんの部屋見たい!」
「私は部屋に楽器があるならぜひ見せてもらいたいけれど、あなたそれなりに楽器持ってるわよね?」
俺は内心どうせ拒否権は無いのだろうと思いつつ答える
「良いけど寝る時用のジャージと今日学校に来て行ったワイシャツがそのままだからそれだけ片しちゃうから待ってて」
俺はそう言って部屋に戻りジャージをたたみ、椅子の上に置きワイシャツを洗面所に持って行った後、3人を部屋に招き入れる
「入っていいよ!」
「おお~ここが光の部屋かぁ~楽器は机の両脇に置いてるんだね~ギターなんか3本あるじゃん!凄〜あっ!ベースも2本あるし!」りさは楽器を見るのに夢中なようだか友希那の方は楽器は二の次なようで本棚に釘付けだ
「ねぇ、この本は全部貴方の物なの?」
「そうだけど気になるものでもあった?なんなら見たいやつ貸すけど?」
「ならこの漫画を借りたいわ」そう言って手に取ったのは俺も好きな作品の1つでカノジョは嘘を愛しすぎてるだった
「構わないよ全22巻あるし実写映画もあるし実際に実写映画に出演した俳優さん達でCRUDE PLAYやMUSH&Co.がバンド組まれてるCDもあるなんならそれ系一式貸そうか?」
「良いの?迷惑じゃ無いかしら?」
「構わないよちょっと待ってて」そう言ってクローゼットからCDとそのCDの曲を入れたウォークマンを友希那に手渡す
「有難いけれどあなたウォークマンもそうだけどそれ系のものっていくつ持ってるの?」
「ん〜どうだったかな?ウォークマンは3台あるしCDとMD両方聞けるコンポが部屋と居間で2台だし使ってないヘッドホンとかも含めたら結構あるかな~」
「結構たくさんあるのね」
「全部俺が小学生の時から出来る手伝いをして全部自分で揃えたしまぁ抽選なんかで当たったのも、もちろんあるけど」
そう言って俺は楽器の方に目を向けるとリサと目が合った
何故かは分からないがムッとした表情をしていた
「リサ?なんでムッとしてんの?」
「別に~光と友希那が仲良さそうだな〜って思ってさ」
「そうかな?普通じゃない?」
「そうよリサ、それより貴方も何か漫画なり小説なり借りたらどう?」友希那がリサにそう言うとリサは少し考える仕草をした後「そうだね」と言ってリサも本棚に並ぶ本に目を向け悩み始める一方日菜はさっきから大人いと思ったらベランダに出ていたので俺もベランダに出て日菜を呼ぶ
「日菜?どうした?」
「あっ!ひ~くん!ひ~くん!これ!このパーカーが気になってね見てみたら、るん!ってするくらい可愛いなぁ~って」
俺は日菜が指さすパーカーを外して手渡す
「これで良いのか?」
「うん!これ!」そのパーカーはチャックをフードの真上まであげると骸骨の顔が現れると言うちょっとアレなやつだ
「これ可愛い?」俺が聞き返すと日菜は満面の笑みで「うんすごく!」と答える俺はカッコイイとかイカしてるならわかるが何故可愛いのだろうと疑問に思っていると日菜が着てみたいと言い出した
「ひ~くんひ~くんアタシこれ着てみたい!」
「え?着るの?日菜が?俺じゃなくて?」
「うんアタシが着てみたいの!ダメ~?」
(だからそれ本当に可愛いからやめて!!)
そんな内心など知った事かと日菜はその可愛い顔をズズっと寄せてくるので軽くデコピンしてから答える
「着るのは構わないけどせめてブレザー脱ぎなよ多分モコモコして少し違和感あるかも」
「わかった~でもひ~くんおでこ痛いよ~なんでデコピンしたの~?」
「不満か?頭突きした方が良かった?アハハ」
「笑い事じゃ無いよ~それにどっちもやだよ~」
日菜とじゃれあっているとリサが声を掛けてきた
「じゃれあってる所悪いんだけどさぁ~光こっち来てくれる?気になる漫画いくつかあって光のオススメ聞きたいんだ~」
「あいよ~今行く日菜お前も中入れよ!」
そう言って日菜をベランダから呼び戻すとリサの所に向かう
「おまたせ〜どれが気になってんの?」
「ん〜とねこの2種類!」
「あぁ覆面系ノイズとホリミヤね」これまた俺が気に入ってる漫画だ
「どっちも貸そうか?それ」
「良いの?本当に?」
「読む本には不自由して無いし良いよ」
俺はそう言って俺は手提げ袋を手渡し漫画を入れる
一方日菜はよっぽど俺のパーカーが気に入ったのか一向に脱ぐ気配が無いので「貸してやるから着て帰れ」と言ったら目をキラキラさせて喜んでいた
「んじゃまぁぼちぼち解散しますか~」
「そうだね~そろそろ行かないと練習時間に間に合わないし名残惜しいけど行こう友希那」
「何を言っているの?あなたも一緒に行くのよ光」
「はい?あの〜友希那さん?今なんて?」
「3度目はないわよ?あなたも行くのよ光」
俺はますます持って意味がわからないとばかりに友希那に詰め寄る
「あのさ~話が全然見えないんだけど俺は一体何しに行く訳?理由が1つも思い当たらないんだけど?」
俺が困惑しているとリサが苦笑しながら友希那に声をかける
「友希那~それじゃあ直球すぎるって光困惑してるじゃん」
俺はリサに説明を求める
「リサお願い説明してくれない?俺は本当に何しに行けばいい訳?」
「アハハ、ん〜とね、簡単に説明するとアタシら以外のメンバーも紹介したいから着いてきてもらって、ついでに自己紹介も兼ねて歌って貰えないかなぁとね」
リサの説明で俺はようやく理解しただが、新たな疑問が浮かんだので聞いてみる
「日菜はどうすんの?このまま帰るなら送ってくけど?」
「アタシは今日は帰るよ~夜から天文部で天体観測するから、ひ~くんも来る?」
「行きたいのは山々だけど今日は無理!夜はいつも通り路上ライブするから」
「そっかァ~残念でもひ~くん送ってくれるんでしょ?」
「あぁもちろん」
俺はそう言うとリサと友希那を見て問いかける
「一旦日菜を送って行って俺はその後circle?に行けばいいかな?」
「OKOKちゃーんと日菜を送ってあげなよ」
「circleで待てるわ」
「決まり!じゃあ行こう!」
そうして俺達は俺の自宅を出る俺は一応ギターとキーボードを持って家を出るそしてキーボードと一緒に日菜のカバンをカゴに入れ日菜を後ろに乗せて自転車を走らせてると日菜が唐突に言い出す
「ねぇねぇひ~くんなんか歌って!ねぇねぇ」
「なんでも良いのか?」
「うん!」
「わかったちょっと待ってな~」そう言って俺はスマホを操作して音楽を流す準備をする
「曲に合わせて歌うけどいい?」
「いいよ~!」
日菜の了解を得たので俺は曲を再生する
曲は葛飾ラプソディーだ
『中川に浮かぶ夕陽をめがけて小石を蹴ったら
靴まで飛んでジョギングしていた大工の頭領(かしら)にガキのまんまだと笑われたのさ何処かに元気を落っことしても葛飾亀有アクビをひとつ変わらない町並みが妙にやさしいよ
中央広場で子供の手を引く太ったあの子は初恋の彼女(ひと)
ゴンパチ池で渡したラブレター今も持ってるとからかわれたよ何にもいいことなかったけど葛飾水元流れる雲とラプソディー口ずさみ少し歩こうか
カラスが鳴くからかもう日が暮れるね焼き鳥ほうばりビール飲もうかトンガリ帽子の取水塔から帝釈天へと夕日が落ちる明日もこうして終わるんだね葛飾柴又倖だってなくして気がついた馬鹿な俺だから何処かに元気を落っことして葛飾亀有アクビをひとつ変わらない町並みが妙にやさしいよ』
歌い終わると日菜もっともっととせがんでくるうん、わかったから自転車の後ろで暴れないでねコケたら大変だからねと思いながら自転車を漕いでいく結局日菜の家に着くまでに追加で3曲程歌うことになった、そして日菜の家に着くと日菜はひょいと自転車の後ろから降りる俺は日菜にカバンを手渡す
「送ってくれてありがとうひ~くんまた明日」
「あぁまた明日な夜からの部活だから体冷やすなよな」
そう言って俺は日菜の家を後にしcircleへと向かう場所はスマホのナビで確認しならがら向かう俺は空を見上げながらふと思ったそう言えば今年はまだ桜見てないなぁ…
そんな事を考えていたらケツメイシのさくらが浮かび口ずさみながらcircleへの道を急いだ…
読んでくれてる方ありがとうございます今回は会話が多めです読みにくかったらすいません
今回主人公が出会ったのは同じ高校の後輩のAfterglowでした
他のバンドとも絡みは作っていくのでお楽しみに次回は主人公が出会った仲間を歌を通して励まし背中を押す話になりますので楽しみにしていてください
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
-
二学期編として何話か入れましょう
-
シーズン3の内容入って大丈夫です!