その日いつものようにバイトがてらにRoseliaの練習を見ている中で、少し休憩を挟む事になり俺は近くの椅子に座り深く息を吐き出したタイミングで友希那が話しかけてきた。
「光、今ちょっと良いかしら?」
「どうしたの?なんかこう改まった感じでさ」
「もし、良ければなのだけれど、そろそろ聞かせてくれないかしら?貴方の過去の事」
俺は唐突に話題を振られたこともあり驚きはしたが、確かに話すと約束している以上いつかは話さなければならない事なので俺は少し考えた後返答する
「もう少し待ってくれる?もうすぐcircleでさ定期的に行われるLIVEがあるでしょ?その時なら全バンドが揃うだろうしさその時で良いかな?」
「わかったわ、その代わり今回のLIVEは貴方も出なさい」
「俺も?まりなさんがOKするかな?」
「私達からもまりなさんにお願いするわ」
「じゃあ、OKでたらね」
「善は急げよ、リサ、紗夜2人にお願いするわまりなさんに聞いてきてもらえる?私はもう少し光と話したいの」
「OK!光が出れば盛り上がるだろうし、多分光のファンの子達も喜ぶだろうしね!何よりアタシ達も嬉しい!」
「私もそれは否定はしません。では私達は光君が出てくれるように交渉してきます」
そう言ってスタジオを出て行く2人を尻目に俺と友希那は話を再開する
「俺の過去について聞いてどうするの?」
「私達が貴方にして貰ったように私達も貴方に歌を届けるのよ、あなたの為だけにね」
「光栄過ぎる話だね、けどさ、どうしてそう思ったのか聞いてもいい?」
「簡単な事よ、貴方と対等でいるために決まっているじゃない!」
「俺、見下してるつもりは無いんだけど…」
「貴方は常に一線を引いてそれ以上踏み込まないし踏み込ませない、その線をとり払おうって話よ」
「なるほどね、わかったよ!」
「なら良かったわ、2人が戻ってきたら練習を再開するわ」
「わかった、ところでさ、どうしてあこちゃんと燐子はここにいたの?リサと紗夜をこの場から引き離してさ」
「あの二人は話を聞いたら今すぐ何とかしようとするわ、その点この2人なら話をする事の大切さをわかっているもの」
「別にあの二人もそこまで冷静な判断が出来なくなるとは思えないけど」
「あの二人はああ見えて行動派よ、だからこそ別な事をお願いしたの」
「まぁ、確かにリサ姉も紗夜さんも結構行動早いもんね」
「言われてみると確かにそうだね」
2人がそんな事を話していると噂をしていた2人が戻ってきた
「まりなさんが出番最後ならOKだってさ」
「結局俺は最後なんだね」
「仕方がないのでは?」
「受付とか、照明等の管理とかもあるからね」
「それもありますが、光君はソロのカバーアーティストですから、最後の方が都合が良いのでしょう」
「あぁ、それもそうか」
などと話をしながら紗夜達は自分達の楽器を手に取りチューニングしていく
「じゃあ、練習を再開するわLOUDERからまた練習するわよ」
友希那の言葉に全員が頷き練習が開始される
俺は目を閉じ集中して皆の演奏を聞いて行く
現状目立ったミスはない、そうしてBLACKSHOUT、FIREBIRD
BRAVEJewel 熱色スターマインと練習していきその日の練習を終えたタイミングで俺もバイト上がりの時間となり皆と駅まで一緒に行きそこからは紗夜と一緒だ
「光君、1つ聞いてもいいですか?」
「俺に答えられる事ならね」
「どうして、このタイミングで自分の過去について話す事にしたのかお聞きしてもいいですか?」
「深い意味はないよ、単純に皆と会ってそろそろ半年になるでしょ、なんとなくちょうど良いんじゃないかなって思ったってだけ」
「そうですか、正直無理に聞こうとは思いませんが貴方が話しても良いと思えたのならちゃんと聞いて私達なりに向き合わないと行けませんね」
「まぁ、その辺は任せるよ」
そう話しているとあっという間に紗夜の家に到着した
「送ってくれてありがとうございました」
「ううん、こっちこそゆっくり話せて楽しかった」
俺がそう言うと紗夜は小さくフフフと笑った
「なんで笑うの?」
「いえ、光君も私と話すことを楽しいと思ってもらえてよかったと思ったんです」
「俺別に人と話すのは嫌いじゃないからね」
「そういう事では無いんですが…まぁ、いいです。それでは、おやすみなさい、お土産ありがとうございました」
「うん、おやすみ大切に使ってね」
そう言って俺は手を振り紗夜と別れ自分の家に帰りすぐにシャワーを浴びて就寝した。
そして次の日の放課後から少し忙しかった、定期的に行われるcircleのLIVEに向けてRoseliaだけじゃなくAfterglowにハロハピにpoppinpartyとパスパレが代わる代わる練習しに来て毎度の如く俺が練習を見る日々が続いた、おかげで自分の練習時間が少なかったが演奏する曲は過去を話すと決めた時から既に決めていたので問題はないだろうと思いながらも夜に普段ならバイオリンやキーボード弾く時間をギターを弾く時間に当て練習を重ね本番当日を迎えた。
俺は配置に付きスポットライト等の操作をする為の音響ルームに入るとスポットライトを点灯させると1番手のハロハピが既にスタンバイしていたスポットライトの点灯と同時に
こころが話し出す
「皆〜!ハロー!」
(((ハロー!)))
こころのお決まりの挨拶に観客皆が返答する
「これから皆に笑顔を届けるわ!さぁ!始めるわよ〜
笑顔のオーケストラ!」
そうして演奏が開始されると俺はライトを素早く動かしこころや他のバンドメンバーを照らしていく
「ハロハピは派手な動きが多いから操作が大変だよ」
そう言いながらも手をとめずにライトや音響をその場に合わせ調整していく中1曲目が終わる
「これからよ〜!ゴーかゴーカイファントムシーフ!」
「マジかよ!?おい!」
セトリと違う曲名を告げられ俺は急いで調整を行いステージから客席を回る薫を追いかけるようにライトを当てながら同時にこころを追いかけるようにライトを当てていく
「セトリ守ってよ本当にさ」
そう言いながらもこの状況を楽しむこころが満面の笑みを浮かべて歌っている
そうして2曲目が終わり
「私達からの最後の演奏はせかいのっびのびトレジャー!」
「本日2度目だよセトリガン無視!」
音響ルームで文句を言いながらも俺は音響とライトの効果でLIVEを最大限に盛り上げていく中ハロハピの出番が終わる
「楽しかったわ!私達の番は終わりよ!次はパスパレの皆が笑顔を届けてくれるわ!」
そう言ってこころはステージ袖に下がって行った
そして一度照明を全て落としてパスパレの準備が整ったタイミングで再びライトを点灯させる
「LIVEに来てくれた皆、こんにちは!Pastel*Paletteです!」
「circleの定期LIVEに来てくれてありがとうございます。」
「さっそく1曲目を聞いてください!しゅわりんどりーみん」
1曲目が始まり俺は予定通りのライトと音響調整を行うだけで済んだ
「セトリ代わると調整を追いつかせるのがやっとだからすごいありがたいんだよねセトリ守ってもらえるとさ」
そうして1曲目が終わる
「1曲目はしゅわりんどりーみんでした!このまま続けて2曲目に行きます!バスパレボリューションず☆」
2曲目が始まり俺は更に音響とライト効果を上乗せしていく
「このままの熱量で押し切ってよ皆!」
そう言いながら俺は少しずつ音響を上げて更に光量を上げ彩を含めたパスパレメンバーをライトアップさせて行く中2曲目が終わる
「まだまだ終わりません!私達からの最後の曲は
ゆら・ゆらRing-Dong-Dance!千聖ちゃんとツインボーカルで歌います!」
「それでは聞いてください!」
パスパレの最後の曲が始まった、俺は光量を下げて音響を広めにする
「まだまだ終わらせないよ!」
そう言って光量を少し上げてまた少し音響を広める
ステージ効果も相まってお客さん達の熱も高まっている
そんな中パスパレの最後の曲が終わる
「Pastel*Paletteでした!次はAfterglowの皆!よろしくね」
そう言って出番はAfterglowに引き継がれる
「Afterglowです!circleの定期LIVEまだ2バンドが終わったばかりなのにすっごい盛り上がっていてアタシ達も凄く気分がいいです!早速行きます!ScarletSky!」
「それ、ライトの曲なのに!ったく仕方ないな!」
俺は光量を上げて音響を少し低めに設定するこの方が蘭の声はよく届く
蘭独特のパワフルボイスがマイクを通して響き渡る中1曲目が終わる
「まだまだ盛り上げるよ!次はカバー曲CrowSong!」
「セトリ入ってない曲選ぶなよ!」
もうセトリがあってないようなものだ、俺だからある意味まだ何とかなるこの曲を知っているからこそ最高の演出が出せる
「やってやるさ!」
そう言って俺は音響とライトを調整し最高の演出を作り出す
そうして演奏が終わると再び蘭が話し出す
「アタシ達Afterglowからの最後の曲はsasanqua」
「この曲をラストに持ってきたか!」
演奏が始まると俺は音響を上げてライトを暗めにし全体ではなくAfterglowだけを照らす
それに合わせるように皆の演奏に合わせ蘭が歌っていく中Afterglowの最後の曲が終わる
「Afterglowでした!次はPoppin’Party!」
そうしてAfterglowに変わりPoppin’Partyが姿を見せた
「Poppin’Partyです!久しぶりのLIVEなのでちょっと緊張してます!早速1曲目を聞いてくださいHappyHappyparty!」
「それ、2曲目じゃなかったか?」
またしてもセトリと違う曲が演奏され始めると俺は仕方なく
音響を調整してライトを明るめにする
「まったく、俺だから何とかなるようなもんだよねこれ 」
そう言いながら俺は音や光を調整して行きライト効果を上乗せしていく中1曲目が終わる
「連続で行きます!ときめきエクスペリエンス!」
「順番逆だって!」
そう言いながら俺はライトを操作し音響を広げる
この曲は音を広めにする事で皆によく聞こえるし盛り上がる
「まったく、セトリ変えるなら皆言ってよ!」
そう言いながら音響ルームで音やライトを調整しポピパのメンバーをライトで照らす中で2曲目が終わる
「私達のラストの曲はSTAR BEAT!!星の鼓動」
「最初から最後までセトリ守りなよ本当に!」
俺は音響を引き上げライトの方も光量を上げる
香澄達もノッているようでそれが演奏から伝わってくる
そうしてラストの曲を歌い終えると香澄がまた話し出す
「次はRoseliaの皆さんです!先輩達、お願いします!」
「任されたわ!Roseliaです!1曲目さっそく行くわよ!FIREBIRD!」
「セトリと違う!?セトリだとLOUDERじゃん!」
そう言いながらも俺は友希那達Roseliaの曲の中ではかなり
好きな曲なのでテンションも上がる
俺はライトをかなり暗めにする代わりに音響を広めにする事で観客皆に届ける
Roseliaの登場に観客達もテンションMAXだ
「俺に回るまで持ってくれよ!この熱量」
そんな中でFIREBIRDが終わる
「次よ!BRAVEJewel」
「何考えてんの友希那!どっちもセトリに入ってないよ
今回はさ」
それでも俺はこの状況を楽しんでいる
友希那達がこの熱量を最後まで保ってくれるだろうそんな中で俺はスポットライトだけで友希那達を照らしている
そうして2曲も終わりRoseliaの演奏は次でラストとなる
「ラストはカバー曲雲雀」
「セトリ完璧に無視したね」
友希那が曲名を告げると燐子がキーボードを弾き始めそれに合わせるようにバンドアレンジが成された雲雀が演奏されていく
俺も音響ルーム越しに口ずさんでいるこの曲は何度聞いても友希那の声にあっていると思った。
そうしてラストの演奏が終わると友希那が話し出す
「私達ガールズバンドの全演奏はこれで終わりよ、だけど、LIVEはまだ終わらないわ!貴方の出番よ光!さぁ、今回も終わりを飾ってちょうだい!」
「まったく、どうしてそうプレッシャーかけるかな」
そう言いながら音響ルームから出てステージに向かって返答する
「決まっているじゃない!あなたならそれができると確信しているからよ!」
「わかったよ!その期待に答えるさ!」
そう言ってステージに上がり友希那とタッチを交わしてマイクを通して話し出す
「改めまして、光です。今日はcircleのLIVEに来てくれてありがとうございます。普段は後ろの音響ルームで光量や音響を調整してます。今回LIVEに出て欲しいって要望があり参加しました、とりあえず1曲聞いてくださいI Wish」
俺は演奏を始める
『気付けば周りの物が見えなく
て時計の針すら気にならなかった
答えが無いなら積み重ねればいい
後少し少しだけこのままでいさせて
両手を拡げればあの雲を突き抜けて
僕が描いたものが届きそうな気がした
風を集めながらアスファルト蹴り上げて
全てをかけて飛び出した
痛みと引き換えに理由が見つかればどんなに楽だと思うかも知れない繰り返し滲んだ気を紛らわせて
ただ少し少しだけ失くさないように
両手を拡げればあの雲を突き抜けて
僕が描いたものが届きそうな気がした
風を集めながらアスファルト蹴り上げて
答えの無い旅へ駆け出した
Iwant to share in the joy with you,It's my with
The only way to connect with you is the beautiful
Shining sunrise』
ハロハピ&ポピパ視点
「相変わらず凄い演奏」
「本格的に光先輩にギター習おうかな?」
「なら、私も教えて貰おうかな?2人で頼んでみようよ!」
「まずもってOKしてくれんの?」
「私もベース教えて貰おうかな?」
「結局練習見てもらう時と変わんねーじゃねーか!」
そう言って笑い合っているとハロハピの皆が会話に入ってきた
「光は皆の光よだから皆が光に教わればきっと笑顔になるわ」
「こころちゃんさすがに光君1人で2つも3つも練習見るのは無理じゃないかな?」
「儚い」
「何が?」
「とりあえず、楽器ごとに別れれば良いんじゃないかな?そうすればひかるんも教えやすいよ!」
「まずもって本人の許可取れよ!」
「光さんが良いって言うかどうかだしね」
そう言いながら私達は光先輩の演奏を聞いて盛り上がる
『君が選んだ全て間違いなんて無くて
この闇を照らしてく道標になるはず
どんなに離れても同じ空の下
この坂を越えれば届きそうな気がした
僕の目に焼き付くあの日の光景さえも
君が感じられるように
Iwant to share in the joy with you,It's my with
The only way to connect with you is the beautiful
Shining sunrise』
俺は1曲目を歌い終えると話し出す
「次に行きます!次の曲はZERO」
俺は演奏を始め歌い出す
『明けの闇目覚めさせる嘶(いなな)くような竜の声
一度きりと吹いた風 体中で受け止める
あの日夢に描いたもの今 目の前で光放つ(掴め!と)
そうさ!僕らは知っている果てない明日への一歩を
ゼロ輪のゲートを超えて
抱け!この胸で動き出す願いが繋ぐ∞ー無限大ー
指差す場所が君の未来に変わる』
Afterglow視点
「どうやったらあんな演奏が出来るんだろう?アタシも弾きながら歌うけどさ、光さんはなんか違う」
「よくわかんない」
「ギターもキーボードも凄いもんね」
「チラッとだけドラム聞いた事あるけど、敵わね〜て思ったの覚えてる」
「1人でバンドの楽器全部演奏出来るもんね」
「それにほら、ギターもキーボードも無雑音で余計な音が一切ないから演奏がより際立つって言うかさ」
演奏している時の光さんは近いようで遠いようなそんな感じだとアタシ達は思った
『浅い眠り邪魔をする諦めろと闇の声
何もせず終わるよりは傷つく方がマシだった
道で出会う仲間達が
無言の誓いくれるからさ(進め!と)
そっと僕は頷くよ必ず辿り着けると
ゼロなら積み上げればいい
今はちっぽけな翼でもいつか大空を飛べると
見上げた空に一番星輝く』
パスパレ視点
「カッコイイ〜」
「カッコイイって光が?」
「えっ!?いや、光君もだけど、曲がねカッコイイなって」
「確かに盛り上がるッスよね!この曲」
「武者震いが起きますね!」
「なんか違うッスけどまぁあながち間違ってないような」
「この曲さ、ひ〜くんの事歌ってるんじゃないかな?」
「どうしてそう思うの?」
「果てない明日への一歩とかゼロなら積み上げればいいとかまさにひ〜くんの事じゃん!」
そう言われて私達はハッとした言われてみると確かにと思える部分が多かった事に今更気が付いた
『感じるその先へ…宇宙は果てしないけど
消せなかった夢信じて飛び出そう!
そうさ!きっと僕らは待っていた勇気試される瞬間
ゼロの輪のゲートは開く
響け!この声がこだまする僕らの宇宙(そら)は∞ー無限大ー
指差す場所に新たな星が光る』
俺は2曲目を歌い終えると軽く深呼吸して話し出す
「次がラストになります。聞いてください
LASTTRAIN 新しい朝」
曲名を告げて俺は演奏を始めそして歌い出す
『遠く彼方を見渡して単純に視界の狭い事に気付いた
自分捨てる方が楽でも最大限耐えてみたいと思った
今日がどんなダメな日でもわずかな光を明日はまた
明日の自分で灯せばいい
途切れないように消えないように自分を確かめて
数え切れない程傷付いても
確かな明日が来るようにと願って走る二度とない今日を
何かのせいにしながらそうやって進めない自分曖昧にして
ここしかない瞬間だってもうずっと無駄にしてきたけど
笑い過ごしたいつかも泣いてた昨日も
来る朝はいつも同じでただひとつだった
止まらないように絶えないように自分に問いかけて
明日を失っても自分のせいだろう
二度は無い今日をどう生きるのも自由だから
そんな後悔ない人生を
It'stime to say good daye im not afraid of you
Ineed to walk away Cause i don't wanna be a lier
If Icannot live my life iam as good as dead
途切れないように消えないように自分を確かめて
数え切れない程傷付いても
確かな明日が来るようにと願って走る二度は無い今日を
止まらないように絶えないように自分に問いかけて
明日を失っても自分のせいだろう
二度とない今日をどう生きるのも自由だから
そんな後悔ない人生を
そんな後悔ない人生を
途切れないように消えないように 』
Roselia視点
「なんだか光の今までを歌ってるみたい」
「そうね、光なりの決意のようなものなのかもしれないわ」
「ですね、彼なりの決意なのでしょう」
「やっぱり過去の事ですよね?」
「光兄ぃ、いつもとなんか違う」
アタシ達は期待と不安混じりに光が選んだ曲を聞いていた
その後LIVEを終えた後まりなさんに頼んでさっきまで使っていたステージを借してもらって全員がそこに集まった
「光、ここに皆を集めたってことは、話してくれるのよね?貴方の過去を」
「そのつもり」
「光さん、それってこの場にいる全員に知っておいて欲しいって認識でいんですよね?」
「うん、でもその前に1つ言っておくとね、皆には前に俺が作詞作曲は出来ないって話しはしたと思うんだけどさ、正確に言うとまったく出来ない訳じゃないんだよね」
「どういう事?」
「本当はね、出来ないんじゃなくてやらないんだよ」
「それは、なんでなんですか?」
「過去に俺が書いた詩というか曲が原因で仲間達が離れていったんだよね」
「詳しく聞かせてくれる?」
「うん、じゃあ、詳しく話すね」
そう言って俺は1年前の事を話し出す
ー回想ー
1年前4月
俺はスマホのアラームで目を覚ます
春休みが明け今日から俺は高校生になる俺がこれから通う学校は地元じゃそれなりに有名な方である
「初日が1番ダルい」
そう言いながら身体を起こしてそそくさと着替え始める
制服は黒を基調としたブレザーだ
俺が着替えていると部屋の扉がノックされ扉越しに母さんの声が聞こえてきた
「光、まだ寝ているなら起きなさい初日から遅刻するよ」
「起きてるよ!着替え中だから下で待ってて」
「早く着替えて朝食食べちゃいなさい」
「わかったよ!」
俺はそそくさと着替えて下に降りてリビングに行く
「おはよう母さん」
「おはよう光、早く食べて行く準備しなさい」
「わかってるからそう急かさないで」
そう言って俺は準備されていた朝食を食べ始めると父さんが起きてきた
「おはよう父さん今日はゆっくりだね」
「仕事が昼からでな、なんなら学校まで送るぞ?」
「帰り徒歩になるから遠慮するよ、それに買ってもらったマウンテンバイクで行くから大丈夫」
「そうか、道中気を付けてな」
「うん!大丈夫だよ」
そう言って食べ終えた皿を重ね立ち上がり母さんの所に持っていき部屋に戻ってブレザーとバックそしてギターを持って部屋を出ると荷物を玄関に置き洗面所で顔と歯を洗い身だしなみを整えて家を出る
「行ってきます」
「行ってらっしゃい」
「気を付けてな」
俺はマウンテンバイクにまたがり学校への道を進んでいく
「学校までは20分くらいだもんな〜遠いような近いような」
そう言いながら学校に向かうそして学校に到着し自転車置き場にマウンテンバイクを置いてからクラス表が張られている掲示板の前まで行き自分のクラスを確認する
「俺はA組か、さて、行きますか!」
俺はそのままクラスに向かうそうしてクラスで自分の席を確認すると窓際後ろから2番目だ
俺はそのまま自分の席に座り音楽を聞き始めるしばらく音楽を聞きながらボーっとしていると徐々にクラスに人が揃い始める
そうしているとクラスに先生が入ってきた
「はい、注目!俺は体育教師の田原だ!歳は36さっきも言ったように担当は体育だ!後、なんだ?話す事は?」
「質問いいですか?」
1人の生徒が手を挙げて発言する
「おう、なんだ?」
「俺達の自己紹介とかは良いんですか?」
「それは、入学式が終わってから頼むからとりあえずそろそろ整列してくれ」
そう言われたので俺達はそそくさと廊下に出て体育館に移動し入学式に参加した、正直校長や生徒会長の挨拶は聞いてて退屈でしかないし正直面倒くさい
そう思っていると部活紹介が始まったが入る気のない部活の紹介を聞いてもなと思っていたら部活紹介が終わった
「あれ?軽音部がない?」
「ああ!それ俺も思った!」
目の前の男子が顔をこっちに向けて話しかけてきた
「軽音部に入部希望なのか?」
「そうだけど…まずもって君、名前は?」
「ああ!そういやまだ名乗ってなかったな、俺は宮原高人
高い人って書くからか、たかひとって間違われるんだけど、タカトだからよろしくなお前は光(ひかる)でいいのか?」
「そうだよ、ひかりってたまに間違われるんだけどひかるだから、よろしくね」
「名前が間違われやすいのは共通点だな」
「そうだね」
そんな話をしていると式が終わり俺達は教室戻って行く
そうして今度はクラスでの自己紹介が始まり俺と高人はさっきの自己紹介とまったく同じ自己紹介をしてやり過ごし俺達は教室を出て職員室に向かった
俺達は扉をノックして職員室に入り軽音部について聞くと
去年から活動はしていないらしい
それを聞いて高人が言った
「やったじゃねーか!今なら部長の席はお前のものだぜ光」
「勘弁してよ!俺部長とか嫌だからね!そもそも向いてないって!」
「そうか?」
などと話しながら鍵を受け取り部室として使われている第2音楽室に向かって移動するそして部室に着くと部室の前で同じ学年の人達らしき人達が2人待っていた
「ねぇ、もしかして軽音部に入部希望の人達?」
「そうなんだけど、用紙だけ持って鍵預かってくるの忘れてさもしかして預かって来てくれた?」
「俺達はなんで軽音部が無いのかも聞きに言ったからね」
「それで、なんでだって?」
「一昨年の3年が卒業したから去年から活動してないんだってさ」
俺はそう言いながら部室の鍵を開けて中に入りほかの3人もそれに続く形で中に入り適当な椅子に座る
「とりあえず自己紹介な俺は堀内賢吾気さくに賢吾って呼び捨てにしてくれ」
「私は篠原真由美です。呼び方はお任せしますので好きに呼んでください」
「俺は宮原高人な漢字で高い人って書くからたかひとって間違われるんだけどタカトだからよろしくなそんでもってこいつが宮村光(ひかる)ひかりって間違われるらしいけどひかるだから」
「なんで俺が言う前に言っちゃうかな〜手間省けたし良いけどさ」
俺は少し呆れ気味に言うと高人はただケラケラと笑っていた
「とりあえず、得意な楽器教えてくれるかな?」
「だな、そこ重要だしな!とりあえず賢吾から教えてくれ!」
「俺はドラムだ!昔っから太鼓やっててさその延長でドラムも始めた感じ篠原さんは?」
「私はキーボードですね経緯は賢吾君と少し似るんですけど、幼いた頃からピアノを習っていて、たまたま見たバンドの演奏でキーボードボーカルをしていた人がいてその人みたいになりたいなと思ってキーボードも弾くようになりましたお2人は何が弾けるんですか?」
「俺はベースだな!理由はギターより簡単そうだなって思ったから始めて今に至る感じだね、そんでもって光は凄いことにバンドで演奏する楽器は全部できて他にもバイオリンとハーモニカが演奏出来るんだと」
「それ本当ですか!?」
「マジで言ってる?」
2人が俺に問いかける
「嘘言ってどうすんの?まぁ言ったの高人だけどさ、まぁメインはギターかキーボードで他はちょっとサポートする程度だけどね、バイオリンは1度だけ入賞したけどさ」
「ならツインベースやキーボードツインでもイケるな!」
「出来るけど、まずは全員の演奏聞かせてよ」
「それもそうか!じゃあ俺からだな備え付けのドラムあるみたいだしせっかくだしよ」
そう言って賢吾はドラムを叩きだした正直大人顔負けの上手さだと思った
「ざっとこんなもんだ!」
「なかなかじゃん!」
「上手ですね」
「結構上手いよ本当に」
「あぁ、サンキュな!なんか照れくせェーな、まともに褒められたのなんていつ以来かな」
そう言いながら賢吾は自分の席に戻ると今度は篠原さんが立ち上がり持参したキーボードを設定し演奏し始める
選んだ曲はスキマスイッチの奏だ
男性アーティストの曲なのに女子の声だとこうも違うのかと思ったのは言うまでもない
演奏が終わると呟いくように言った
「どうでしたか?」
「思わず聞き入ったよ」
「同意」
「女子の声だとこうも違うのかって思ったね」
「ボーカルは決まりかな?」
「まだわかんねーぞ!とりあえず俺な!光は最後な」
「了解」
そうして高人が演奏し始める高人はbacknumberの瞬きをベースメインで演奏した
俺と比べても遜色ないなコイツは間違いなく本気の俺に着いてこれるだろう
そう思いながら演奏を聞いていると1番だけを演奏して辞めてしまった
「なんで途中で辞めたの?」
「ごめん、この曲はここまでしか弾けないんだけど1番自信あったからさ」
「そうなんですね、でも確かに上手でした」
「正直かなりだよ!俺はそこまでベースは弾けないからな」
「何言ってんだよメインはギターかキーボードなんだろ?なら早く演奏しろよ!お前の番だぜ!」
「OK」
俺は立ち上がりギターを演奏し始める俺が選んだ曲はイノハリのハイスクールだ俺は目を閉じたまま歌っていく
「マジかよ!上手いだろうとは思ってたけどここまでなのか!?」
「さっきから目を閉じたままなのに1つのミスもないですね」
「それになんだよこの声!この曲はボーカル確かに女子だよな?こりゃとんでもないな」
俺は最後まで歌いきると深く息を吐き出すそれと同時に3人から拍手が送られた
「ボーカルはお前だな光!ギターボーカルよろしくな!」
「いや、光の場合もうマルチボーカルだろ!」
「いや、言い方!」
「でも、私も光君がボーカルやる方がいいと思います!」
「まぁ、3人が言いながらやるよ」
「じゃあ頼むなバンドリーダー件部長!」
「ちょっと待て!俺が部長もやるの?」
「決まってるじゃんか!」
「だな」
「はい!」
俺は項垂れながらもわかったよと告げて引き受けることにした。
「とりあえずさまずは練習日決めようよ!それと目標」
「目標は当面技術向上でいんじゃね?」
「いや、小さくてもいいからLIVEだろ!」
「とりあえず、どっちもにしましょうよ!」
「あぁ〜言いづらいんだけど、技術向上はともかくLIVEは小さくてもいいなら父さんの知り合いのBARでやれるよ?」
「「マジか!(で言ってる!?)」」
「できるんですか?」
「多分だけどね、まだ確定じゃないよ聞いてみないとわかんないからね」
「でも、可能性があるだけ良いって!」
「ですよね!」
「同意だな」
「とりあえずLIVEの話は一旦保留練習日決めよう!」
「俺は火曜と木曜は家の用事で悪いが無理だ」
「私はも塾があって申し訳ないですけど、火曜と木曜は
無理です」
「高人は?」
「特に用事はないけど、あったら事前に言うよ」
「じゃあ基本月水金を練習日にしてそれ以外は、予定が合えばって事で良い?」
俺がそう、確認をすると全員が頷いたので俺は部員と部長の欄に俺達の名前を書き練習日を記載したそのプリントを提出しに行く
「今日はこのプリント出して帰るけど、皆は?」
「俺も今日は帰るかな?」
「じゃあ今日は解散だな」
「ですね!」
そうして俺達は解散し俺はプリントを提出してから帰路に着いた。その後帰宅し制服を脱いで動きやすい格好に着替えたあとギターを弾くこれはもはや日課だそうして小一時間ほどギターを弾いていると下から夕飯だと告げる声が聞こえ降りていく
そして夕飯の席で今日の事を聞かれたので答える
「軽音部に入って部長になって目標が技術向上と小さくてもいいからLIVEする事に決まって後は練習日も決めて今日は解散明日は個人練習で明後日から本格的に活動するよ」
「そうか、ちなみにその子たちの演奏はどうなんだ?」
「全員かなり物もだよ!ベースの奴は多分俺が本気で演奏しても着いて来れると思う」
「そりゃ凄いな!有望じゃないか!」
「でしょ!?俺も驚いたよ」
などと話をしながら俺達は夕飯を食べ終え俺は再び部屋でくつろぎ少ししてシャワーを浴びてから就寝した
それから2日経ち迎えた練習日、俺達は予定通り技術向上に務めて行く
「ストップ!今の所は少しだけテンポ早くても平気だから
そうして!後、高人は少しベース遅れ気味になってるから気を付けて」
「おう!」
「わかった!」
「了解です」
俺達はひたすらに練習を繰り返し全員の技術の底上げをしていくそうして俺達は時間が合う限り練習していく中、LIVEの件を父さんに相談してみる
「父さんちょっと良い?」
「どうした?」
「知り合いで昼間はカフェで夜はBARをやってる人いるでしょその人の所でLIVE出来ないかな?」
「どうだろうな?本人に聞いてみるといいさ」
そう言って父さんはその人に電話してくれた
「もしもし、私だ実はな光が頼みがあるらしい、わかった代わろう」
俺は電話を代わる
「こんばんは、おじさん実は頼みがあってさ、GWで良いからおじさんの所でLIVEさせて貰えないかな?」
(GWなんて言わずいつでも来るといい!おじさん大歓迎だ)
「ありがとう、でも皆の予定が空いてそうな日がGWなんだよそれで小さくてもいいからLIVEがしたいって話でそれならと思ってさ」
(そういうことなら、任せるよまた改めて連絡くれ)
「わかったよ!ありがとう」
そう言って電話を切って父さんに返す
「なんだって?」
「いつでもおいでってさ」
「そうか、とりあえず、初LIVE頑張れよ」
「うん」
そうして俺は部屋に戻り就寝した
そして次の日俺はLIVEの件を皆に伝える
「LIVEの件OKだってさ」
「マジで!?」
「ホントかよ!?」
「本当なんですか!?」
「あぁ、マジで本当LIVEはGWの最終日で良い?」
「もちのろん!」
「私も大丈夫です」
「俺もそこでいいよ」
「じゃあ決まりね!さぁ、練習しよう!」
「待ってくれよ!光部長」
「光部長って…まぁいいや、それで何?」
「俺達だけの曲が欲しいって言ったらダメか?」
俺は少しだけ考えてから賢吾に質問する
「2つ質問していいかな?」
「あぁ、もちろん」
「1つそれは今すぐ?」
「いや、LIVE後でいい」
「2つ賢吾は作詞作曲の経験は?」
「ないけど、やってみたい」
俺はまた少し考えてから返答する
「じゃあ、皆への課題にするよ!もちろん俺もやる」
「私も作詞作曲なんてやった事ないんですけど…」
「俺もない!」
「多分ここにいる全員がないからやってみようと思う何事も挑戦だよ」
「まぁ光がそういうならやってみるけど、実際どうやるんだ?」
「最初は超適当な鼻歌とかを上手く繋げて曲っぽくするのもアリだしこう弾いてみたいっていうのを音にしてみてもいいんじゃない?」
俺がそう言うと3人は難しい表情を作り百面相しだしたので俺は手を叩いて意識を引き戻す
「はいはい!悩むのはそこまで!練習するよ!」
俺の言葉に全員がハッとした表情になり急いで準備して配置に着く
「じゃあ、いくよ!backnumberのサイレン今回は歌なしね!」
そうして演奏を始める俺はまた目を閉じ演奏する
そうして1番が終わったタイミングで演奏を止める
「はい、ストップ!ドラム走りすぎ!ちゃんと音聞いて走り気味でいいから走らせすぎないで」
「悪ぃ悪ぃ」
「後、キーボードはもっとグイグイ来ていいから!高人もだからね!」
「わかりました!」
「了解!」
「じゃあ最初からね!」
そうして時間いっぱいを使って5曲程練習し解散する
賢吾・真由美視点
「篠原さぁ、どう思う?」
「何がですか?」
「いやさ、確かに俺達の演奏の腕っていうかは上がってるのかもだけどさ、俺達ってもっと和気あいあいとした感じで音楽やりたかったんじゃないっけ?」
「そうなんですけど…私は光君とならもっと凄い演奏が出来るんじゃないかってワクワクもしてるんです!賢吾君もそうなんじゃないですか?」
そう言われて考えるもっと和気あいあいとした感じでやりたいのも事実だけど、確かに篠原の言うことも一理あると思っているのも事実だ、それでも光がいなきゃここまでの演奏にならないとわかっている俺がいて正直どっちつかずなのだ
「あいつは多分音楽と真剣に向き合ってるんだよな」
「どういう事ですか?」
「俺達は楽しく音楽やりたいって思ってやってるだろ?
でも、あいつは違う多分だけど、なにか夢があるんだろうなその夢に向かって音楽をやってるんだよきっと」
俺は結局どうしたいのか答えが出ないままの現状に嘆いている
高人・光視点
「高人っていつからベースやってるの?」
「え?あぁ〜小学校の低学年の頃からだな、ずっと惰性でやってるから技術はそこまででもないぜ」
「でも、俺より音楽歴は長いよ、俺は小学校の中学年からだもん」
「まぁ、でもお前は惰性でやってる訳じゃないだろ?」
「あぁ、やっぱりわかる?」
「まぁな、惰性でもなんでも音楽やってりゃ何となくはわかるさ」
「俺はさ、誰もが認めるアーティストになりたいんだプロ並みじゃダメなんだよ!それに、どうせならこいつらとじゃなきゃって奴らと音楽やりたいしね、最近は今のメンバーでそうなれたらとは思ってるよ」
「そうか、まぁ、惰性でやってる俺なんかでよけりゃいつでもお前の隣に立ってベース弾いてやるさ!」
「その言葉忘れんなよな!」
そう言って拳を突き出す俺に高人も拳を打ち付けてから一言
「任せろ!」
と言った。そうして俺達は分かれ道からお互いの家の方向に向かって自転車を進め帰路に着いた
その夜、俺は父さんが帰ってきたタイミングで俺達家族が音楽専用の部屋として使っている場所に向かった
「父さん、久々に一緒に弾かない?」
「久々にやるか!」
そう言って父さんもギターを持って来てチューニングする
「曲はどうするんだ?」
「TOKIOは?」
「宙船だな」
そうして俺達は2人で演奏する中、父さんが言った
「何かあったのか?」
「特別な事じゃないんだけどね、作詞作曲について教えて欲しくて」
「そういう事か、まぁ、俺も作詞作曲はした事が無いが、まずもってお前はどう考えている?」
「自分がどう弾きたいかどう聞かせたいかを音にするって事くらいかな?」
「それは段階で言えば2段階目だ」
そう言って父さんは近くのホワイトボードに色々と書いていくそして説明してくれた
「1段階目はテーマだな」
「テーマ?」俺は聞き返す
「そうだ、例えばわかりやすい例えなら家族だじゃあ、その家族についてどう書くか誰に向けるかでも違ってくる」
「父さんや母さん、または爺ちゃんや婆ちゃんでも確かに違うよね、吉田山田の日々なんかはまさにそうか」
「そうだな、あれが1番わかりやすいだろうつまりだ、テーマを決めてそのテーマの中でどう弾くか、どう聞かせたいかを考えて書くそれが2段階目だ」
「なるほどね〜なんとなくだけど掴めた気がするよ!父さんありがとう」
「お安い御用さ、そろそろ夕飯だ、戻ろう」
「そうだね」
そうして俺達は部屋を出て居間に行くと既に夕飯の準備は出来ていた
「準備出来てるわよ!2人で何を話していたの?」
「光が作詞作曲に挑戦したいらしくてな、俺の意見を参考にしたいと言うので演奏がてらにちょっとした講義をな」
「あら、なら私に聞いてくれたら良かったのに」
「母さんの感性って独特過ぎて参考にならないよ!」
「そうかしら?」
「まぁ、母さんだからな」
「あら、嫌だ、そんな私に惚れ込んで全力で口説いたのはどこの誰よ」
「言わせないでくれ」
「アッハハハ、またそれ?もう耳タコだよ!」
そう言いながら俺達は夕飯の時間を楽しんだ
俺はその後部屋に戻り何も書かれていないノートにテーマになりそうな言葉を書いていく
「えっと家族、友達、仲間、親友、季節、自分?いや、どれも違う気がするな〜」
そう呟き俺は何気なく部屋の時計を見てノートに時間と書き出すと自分の中にストンと落ちたような気がした
「時間だ!今書いたテーマの中に必ずあるものだ!友達と過ごす時間や家族との時間仲間や親友と呼べる皆との時間季節も移り変わるって意味も含め時間だよね!」
そうして俺はテーマを決めてギターを手に取り適当にコードを奏でる
「違うこうじゃない!もっとこうさなんかあるんだよ!」
そう言いながら俺はひたすらに弾いていくがこれというものかなかなか出来ずに頭を悩まていたがふと、時間を見ると
22時を回っていた
「もうこんな時間か!今日はここまでだな!」
俺はギターを置き着替えを持ってシャワーを浴びて戻りすぐ就寝した
次の日俺は父さんに教わった事を皆に伝えた
「つまりさ、俺が言ってたこう弾いてみたいとかこう見せたいってのは次の段階らしいんだよね、最初にテーマを決めておいてそこからどう弾きたいかを考えていくのが良いみたい」
「なるほどな、そうすれば簡単な方ではある訳だ」
「じゃあテーマからですね」
「て言っても何が良いんだ?光は決まったのか?」
「俺は時間にしたよ、家族や友人と過ごす時間や自分が生きてる時間のその先なんかをイメージしたらたどり着いた
テーマだったね」
「なるほどなじゃあ、俺達もそのテーマで書いて見るか!」
「それならいい歌詞が浮かぶかもしれないですしね」
「かもな」
「まぁ、確かに曲作りもだけど、GWのLIVEのセトリ決めないとだよ?それに向けて練習しないと」
「そういえばまだ決まってなかったな!」
「忘れてました」
「俺も失念してたわ」
「まずもってそこからだからね!」
俺は念を押すと皆が頷き考える
「アレでよくね?世田谷ラブストーリー」
「一応BARなのに旧道沿いの居酒屋を出てとか歌っていいのか?」
「言えてる」
「確かに…」
「あの!ならeverifはどうですか?」
「あれは俺はピアノとバイオリンでイけるけど、バンドアレンジとかは出来ないよ?」
「光君のソロで聞いてみたいんですけど…ダメですか?」
「俺は構わないけど、2人は?」
「いんじゃね?」
「まぁ、ただバンドの曲だけってのもな」
「じゃあ、一応世田谷ラブストーリーとeverifとあと一曲は?」
「俺から希望言っていい?」
「とりあえず言ってみて」
「愛、テキサス」
「あぁ、あれ?ならまださ抱いてセニョリータの方よくない?」
「俺は愛、テキサスがいいんだよ!一応歌詞にテキーラ入ってるだろ?BARで演奏する訳だし、お酒繋がりって事でさ」
「まぁ、いいよおじさんは演奏そのものは大歓迎らしいしからさとりあえずそれでいいならeverifラストになるけどいいの?」
「その曲やるのお前だし、いんじゃね?」
「俺も同感」
「私も賛成です」
「じゃあ、世田谷ラブストーリー、愛、テキサス、everifの
順番でいい?」
「「「異議なーし」」」
「じゃあ、さっそく練習ね!世田谷ラブストーリーからいくよ!」
そうして俺達はLIVE予定日まで時間が合うと時にはひたすらに練習した。俺は1度通して演奏した後細かいミスを指摘し演奏のクオリティを上げていく
高人は問題なく着いてこれているが2人はどうしても難しい部分があるらしく、俺は横でキーボードやドラムを演奏したりして見本を示しながら練習する
そうして迎えた当日の夜俺達は一度学校に集まりそこから電車で2駅移動しそこから更に15分程歩いて目的地に到着する
「ここか?」
「そうだよ!ここでやるからね」
「俺達未成年なのにな」
「LIVEしに来たんだから関係ないって!さぁ、いくよ」
そうして俺の後に続いて皆が中に入る
「こんばんは、おじさんいる?」
「おう、来たか!さっそく頼むよ!お客さん達も今日は演奏が聞けるのが楽しみらしいからさ」
「OK、さっそく準備するよ」
そうして小さなステージに上がり俺達はそれぞれの楽器を準備し頷き合うと俺はマイクを通して話し出す
「こんばんは、俺達は軽音部として活動していて今回はここで演奏させてもらうことになりました!まずは1曲聞いてください!世田谷ラブストーリー」
そうして俺達は演奏を始める
この曲は一緒にお酒を飲んでいる君という存在を帰したくないと思いながらも君を駅まで見送るそんな曲だ
そうして俺達は1曲目の演奏を終えると拍手が巻き起こる
「1曲目は世田谷ラブストーリーでした!正直BARなのに良いのかって思ったんですけど、おじさんは気にするなって言ってくれたので歌わせて貰いました!じゃあ2曲目にいきます!
愛、テキサス」
俺達は2曲目を演奏し始める
ハードボイルドな世界観が特徴的なこの曲を俺達の音で表現していく中あっという間に2曲目が終わり最後の曲となる
「次が最後の曲です。俺がピアノを弾きながら歌います
聞いてくださいeverif」
そうしてラストの曲を演奏していく
この曲の主人公の好きな人には既に決まった人がいてそれでも彼女を離したくない時間を止めてでも、それほどまでに彼女を想うそんな曲だ、曲のせいか皆がシンとしている中でラストの曲が終わる
「聞いてくれてありがとうございました」
俺達は頭を下げると再度拍手が巻き起こる中俺達は店を後にした。
初LIVEは概ね成功と言えるだろうまだまだ技術不足は否めないけれどそれでも、成功は成功だ
「上手く行ったな!」
「そうですね!やりきった感はあります」
「でも、まだまだだせ!次は文化祭があるからな!と言っても夏休み明けだけどさ」
「だね、それぞれの課題もあるしね」
「文化祭までに1曲はオリジナルが欲しいよな!」
「幸い期間はありますし!練習しながら少しずつ進めていきましょう!」
「だな、それっきゃないよな!」
そうして俺達は自分達の曲を作るべく奮闘する
もちろん技術向上も忘れない
そんな中で俺はテーマが決まってもそれから先が決まらずに少し焦っていた皆は作詞で悩んでいるらしいが俺はまだ作詞にすら至らない
「あ〜ダメだ!全然違う!こうじゃないんだよ!」
そう言ってベットに倒れ込む
「どうしたらいんだろうな〜自由でいいんだろうけど、思いつかないもんな〜」
俺はそう言って立ち上がりギターを置いてから何枚かCDを手に取る
「気分転換も必要だしな」
そう呟き1枚のCDをプレイヤーに入れ再生する
そうして流れてくる曲を聞いているとこんな曲もあったなと思った曲が再生された曲名は罪の名前
ボカロ曲で運目の女神の気まぐれで人から軽蔑される容姿を持ったの少女と目の見えない少年が出逢うそんな曲だ
「神様なんて信じてないしな、でも、魔法は憧れあるよな」
そう呟いた時には曲が終わっていた
「ちょっとだけ考えすぎなのかな?もっと自由に書いて弾いてみるか!」
そうして俺はまた適当にコードを弾きながら自問自答する
君にとって時間って何?永遠にも感じるもの
じゃあ、未来って?不安なもの
過去はどう? 懐かしむもの、同時に振り返るもの
じゃあ今、現在はどうなの?分からない、先の見えないもの
それなら憧れって何?音楽以外なら
魔法なんかのファンタジーかな?
なら希望って何? 俺の希望は音楽そのもの
じゃあ絶望ならどう?先が見えなくなればそれが絶望それが不安
それをそのまま歌で伝えられる?わからない、でもやってみようかな
そうして俺は弾いては書いてを繰り返して曲が出来上がった
「自問自答してる間に曲出来たな」
俺は完成した曲を弾きながら歌っていく
未来ってなんだろ?時間ってなんだろ?考えて浮かぶ答えは言葉は正解なの?本当に?音楽が希望ならそれは魔法かな?だといいな先の見えないものが絶望なら魔法で希望を作り出して未来を描こうそれが未来に繋がるように
そうして演奏を終えると俺はギターを持って部屋を出て音楽専用の部屋にいる父さん達の所に向かった
「父さん、母さん曲出来たよ」
「本当か?」
「是非聞かせてちょうだい」
「もちろん!じゃあいくよ!」
そうして俺は父さんと母さんに俺が作った曲を演奏する
そして演奏終えて感想を聞く
「いい曲じゃないか!先の見えない未来に不安を抱くよりも希望を持って未来を描こうとする若者らしいさがあるな」
「そうね、自問自答して答えが出ないまま不安なものを持って未来を見るよりも魔法なんかで希望に変えようなんて素敵じゃない!」
「良かったよ!2人がそう言ってくれて自信が持てたよ」
「自分と自分が作った曲を信じろ光!」
「そうよ!自分の曲を信じられないなら曲は答えてくれないわ」
「そうだよね!俺、この曲を皆とやりたい!」
「頑張れよ光」
「思うままにやりなさい」
「ありがとう父さん、母さん!」
この時の俺はまだ知らない、この曲がきっかけとなり
メンバーが離れて行くことを
次の日の昼休み俺は皆に曲が出来たことを伝え演奏する
「正直俺達の曲よりクオリティ高いしいい曲だな」
「そうだよね!私は好きかも!」
「お前の事だからとは思ってたけど、やってくれたな!」
「気に入ってくれたなら良かったよ!この曲メインにして練習して行こう!」
「あいよ!」
「わかりました」
「了解」
それから俺は自分が作った曲だからこそ最高を超えた超最高の演奏になるように皆と練習する
「今の所もう1回ドラムがモタついたよ!」
「無茶だよ!これでも全力だぜ!」
「なら全力を超えないと!こうするんだよ!」
俺はいつものように見本を示す
「やれんのか?俺に」
「やれるかじゃなくてやるんだよ!大人なんか目じゃないくらい賢吾のドラムは凄いんだからさ!」
「おっおうわかった!」
「キーボードも遅れないでね!なんならワンテンポ早くスタートしていいから!」
「はっはい!」
「ベースはもっとクオリティ上げて!」
「任せろ!」
そうして練習する日々の中で唐突に賢吾と篠原さんが来なくなった
「2人は?」
「ん?あぁ、今日は休むってさ!」
「なんで?」
「2人とも腕が痛いんだと」
「痛くなるほど練習したのかな?」
「さぁな」
「高人は平気?」
「俺は大丈夫だお前の曲弾けんのすげー楽しいし何より俺のベースの腕が上がってるのめっちゃ実感できて今が1番楽しんだ」
「じゃあ今日は2人でやろうか」
「だな」
そうして高人と2人で練習してその日は解散する
そしてその後も2人は全然来なかった
「全然2人来ないね」
「もう来ないかもな!」
「なんで?」
「あいつら演奏する事が今じゃ苦痛なんだろよ」
「演奏が苦痛ってなんでだよ!?」
「まぁ、強いて言うならお前のせいだろうな」
「俺が悪いのか!?」
「お前がバンドでやる楽器全部演奏できて俺たちより頭一つも二つも抜けててそいつが作った曲を一緒にやる事になって更に求めるクオリティまで高いと来たらな」
「でも、高人は楽しいって言ってたじゃんか!」
「俺はずっと惰性でやってきてた所にすげーたかいハードル用意されて浮かれてるんだよ!でもあいつらは違ったんだろうさ」
俺は言われてハッとした今まで俺は自分が出来るなら他の人もできると思ってたけど、違った皆が皆俺や高人並に出来たら苦労はない、俺は技術向上の目標を意識して俺の技術を皆に伝えてきた、それが間違いだったのか?
「高人、俺はさ、技術向上って目標を意識し過ぎてたのかな?」
「いや、多分考え方の違いだろうよ!あいつらは読んで字のごとく音を楽しんで鳴らしたかったんだろさ、でも、お前は誰にも恥じる事ない演奏をして皆で楽しみたい、そう考えてたんだろ?」
「そうだよ!それのどこがいけなかったのか分からないんだよ」
「間違ってないさ、少なくとも俺はお前と演奏するのは楽しんだからさ、とりあえず賢吾と篠原と話してみろよ!辞めるなら辞めるで俺は止めないお前と演奏出来るならなんでもいいからよ」
高人の言葉が今の俺には凄くありがたかった
俺はとりあえず軽音部のグループLINEに話がしたいから時間を取ってくれとメッセージを入れるとすぐに返答が帰ってきた
1体1で話すならと言う内容だった、俺は明日の昼休みと放課後に時間をとってもらい話をする事にした
「高人、先に謝っておくな、多分軽音部から俺かあの二人がいなくなる、だから、ごめん」
「まぁ、お前がいなくなったらまた惰性でやってた頃に逆戻りだわなあの二人が残ってもあの時みたいな演奏は二度とできねーだろうしよ」
「かもね、だからごめん」
「まぁ、今更どうしようもないだろうしな、いいよ許すさ、その代わりって言ったらなんだけどさ、お前が作ったこの曲のコピーじゃないちゃんとお前の字で書いた方俺にくれないか?後、デモテープみたいなのもあったら欲しいんだ」
「わかった」
俺はカバンからノートを取り出し詩のページを破いて高人に渡す
「サンキュな」
「いいよ、別に、デモの方なんだけどさ高人ウォークマンって持ってる? 」
「あぁ、持ってるけど?」
「今日借りていいか?」
「良いけど、もしかしてウォークマンに入れてくれるのか?」
「そのつもり」
「OK、じゃあ、預けるぜ」
俺は高人からウォークマンを受け取った後、俺達は帰ることにした
帰り道高人は俺が渡した譜面をずっと眺めながら自転車を走らせている
「コケるぞ!」
「まわり見えてるから平気だっての」
「まぁ、良いけどさ、高人ギターでも覚える気?」
「あ?んなつもりはねーよ」
「なんで譜面を見てんだよ?」
「いつかお前とまた演奏する為に完璧にする為だよ、これっきりかもしれないし、まだチャンスがあるかもしれない、それに備えてな」
「そっか、まぁ、後は話し合い次第だけどな」
「だな」
そうして俺達は 別々の方向である帰路に着いた
帰ってから俺はすぐに部屋に行き相棒を手に取る
「ちょっと付き合ってくれな相棒」
そうして俺はまたデタラメにコードを弾いていき1曲作り上げる
「タイトル付けるなら別れと始まりかな」
俺はその曲を高人のウォークマンに入れて一応コピーも取っておきそれを机の上に置いてからリビングにいる父さんと母さんの所に行く
「父さん、母さん非っ常に言いずらいんだけどさ、俺の今までで1番の我儘を聞いてくれる?」
2人はお互いの顔を見合わせてから頷く
「言ってみなさい、話はそれからだ」
「そうね、聞いてみない事にはね」
「そうだよね!じゃあ、まずは話からだね、俺さこことは違う全く新しい環境で音楽がやりたい」
俺の発言に2人は案の定驚いた表情を作る
「なにかあったのか?お前がそう言い出すって事は」
「うん、失敗した。失敗して全部失う寸前なんだ」
「それは、お前がいなくなったら解決するのか?」
「少なくとも音楽は続けてくれると思う」
「音楽を辞めそうなの?その子達」
「うん、俺が作った曲があったでしょ?あの曲をね演奏する側も聞く側も最高だって思って貰いたいと思って皆と練習してきたつもりだったけど、食い違ったそうして多分音楽を嫌いになりかけてる」
「そう…」
それだけ言うと母さんは黙ってしまった
代わりに父さんが口を開く
「光、お前の夢はこのメンバーじゃなきゃって思えるメンバーと大きな舞台で最高の演奏をする事だったな」
「そうだけど…」
「その夢諦めるのか?」
「そうなるかな」
「じゃあ、新しい夢は?目標はあるのか?その為に何かを捨てられるのか?」
「もちろん考えたよ!それで俺に捨てられるものって言ったらこれしかなかった!」
そう言って俺はさっき作ったばかりの曲の譜面を見せる
「さっき出来たばかりの曲、俺は自分の曲を捨てるよ!」
「ちょっと待ちなさいよ!すぐに決めることはないじゃない!それにせっかく作った曲なのに!」
「良いんだ!俺にあるものって言うか、俺の価値観のど真ん中に音楽があるそれで考えた音楽を捨てる事は絶対に出来ない!ならその音楽の中から捨てられるものってなんだろって考えた時浮かんだのは作詞作曲しかなかったんだ」
「それにしたって!」
なにか言おうとする母さんを父さんが手で制す
「それで良いんだな?」
「うん、これからはソロでやっていく!もちろん有志でバンド組んだりとかはするだろうけど、二度とオリジナルの曲は作らない、これからはカバーアーティストを目指すよ!その代わり誰もが認めて、たくさんのアーティストから自分の曲を歌ってくれって言われるようなカバーアーティストになるよ」
父さんはしばらく難しい顔をしていたが頷いてから話し出す
「わかった認めよう!ただし!3つ条件がある」
「その条件って?」
「1つ父さん達からも金銭面は支援するそれとこれからもお前は父さんと母さんが与えたコネをフルに使っていけ!そうしないとお前の道は険しすぎるからな」
「でも、良いの?」
「父さんと母さんから与えられる金銭面以外の支援さフルに使え」
「ありがとう、そうするよ」
「2つ夢を叶えるまで帰ってくるな!休みの帰省もしなくていい!」
「わかった!その代わり夢を叶えたら真っ先にLIVEを開いて父さんと母さんを招待するよ!」
「期待してるよ」
「うん、待ってて!」
「最後に3つ目ビデオレターでもテレビ電話でもいい、ちゃんと元気な姿を見せてくれ」
「え?それで良いの?」
「もちろんだ、お前が元気な姿を見せてくれたらそれでいいんだ」
「月一で必ず送るよ」
「待っているよ、その代わり夏休み前まではしっかり学校に通え夏休みに入ると同時に学校を中退し塾と家庭教師で勉強してもらう、そうして来年2月に編入試験だ」
「肝心なこと聞いてないんだけど、学校はどこ?」
「ここだ、羽丘学園」
そう言って1枚のパンフレットを取り出して見せてきた
「ここって進学校じゃないの?」
「それがな、ここと花咲川学園は元々女子校で最近共学になったらしいんだよそれに音楽関係に携わる子達も数多く在籍しているらしい」
「そうなの?」
「世間じゃ大ガールズバンド時代なんて言われてるくらいだ!ガールズバンドだけじゃない、たくさんの音に触れ自分を高めて来い!」
「わかった!」
そうして俺はその日は就寝した
次の日の昼休み俺は屋上で篠原さんを待っていた
「あの!お久しぶりです。遅れてすいません」
「いいよ、別に、あのさ、まず最初に謝らせてごめん」
俺は頭を下げて言葉を続ける
「俺は自分の曲を演奏する側にも聞く側も最高だって思って欲しかった、それで無理をさせたかもしれない!だからごめん!」
「あの!頭をあげてください!確かに私は光君から光君の曲から逃げたかもしれません!でも、それは自分の技術がまだまだだってわかったからです!だから私は軽音部じゃない場所で1からキーボードを演奏したいんです!いつか必ず光君が心から心の底から選んでよかったって思ってくれるキーボード奏者になりたいんです!だからこっちこそごめんなさい!」
俺は篠原さんの意志をちゃんと聞けて良かったと思った
「わかった、でも、軽音部には残って欲しい!その代わりって訳じゃないんだけど、俺が抜けるから」
「どういう事ですか?」
「新しい環境で1から音楽をやることにしたんだよオリジナルの曲を捨てる事になったけど、後悔はしてない」
「それって…」
「良いんだ!もう、決めたんだ!じゃあね」
そう言って俺は教室に戻って高人の所に戻った
「よう、話せたか?」
「まぁね、そういえば高人、これ、頼まれてたやつ入れておいたよ」
「サンキュな」
「お安い御用」
高人はさっそくイヤホンをして聞く体制に入る
「おい、光!1曲以上入ってんのなんで?」
「ギターソロとキーボードソロ俺が全部の楽器演奏したやつと他に俺が作った新曲2曲入れておいたよ」
「ちょっと集中して聞かせろ!話しかけんなよ!」
そう言って高人は両耳にイヤホンをして曲を聞き始める
俺は手持ち無沙汰になりギターを弾き始める
昼休み終了10分前になり高人はイヤホンを外すと口を開く
「光、お前やっぱりすげーやギターソロもピアノソロも全楽器演奏版も全部すげーただそれしか浮かんでこないんだよ!それに後半の新曲の2つ片方は友達、親友、仲間そんな言葉は違えど大事な関係で大切ものだって言ってる曲で最後の曲は聞いた瞬間わかった、お前、いなくなるのか?」
俺はただ黙って頷くと高人はただ一言「そうか」と呟いた時
チャイムが鳴り午後の授業が始まった
そして午後の授業も終わった放課後俺はまた屋上で今度は賢吾と話していた
「俺は戻んねーぞ!」
「そこをなんとか!頼む!」
俺は頭を下げる
「今のままじゃダメなんだよ!お前の曲は今の俺じゃ演奏出来ない!」
「でも、軽音部には残ってくれないか」
「どうしてだよ?あそこはもうお前の音楽を奏でる場所だ!そして選ばれたからには俺はお前の後ろで堂々と胸張ってドラムを叩ける存在になりたい!俺はさ最初は楽しく音楽やれたらいいって思ってた、でも、お前の曲聞いた瞬間絶対他の奴らにやらせたくないって思った、それで必死に練習したけど、お前の求める音に達せない俺が嫌になった!だからこそ!本格的に本腰入れてドラムやりたいんだ!」
俺は賢吾が篠原さんと似たような考えだった事とそこまで俺の曲を気に入ってくれてた事に驚いた
「そこまで俺の曲を気に入ってくれてたんだね」
「当たり前だろ!あんなのお前にしか書けないんだよ!お前しか弾けないんだよその曲のドラムを任せてくれるって言ってくれたんだぜ?嬉しくないわけがねーだろ!なのに俺は全然ダメで正直自分にガッカリなんだよ!」
「ごめん、俺、お前らを焦らせ過ぎたかもな!それに音楽を辞めちゃうんじゃないかって思ってた」
「あぁ!何度も辞めたくなったよ!でもその度にお前の曲聞く度に奮い立たされたんだ!あの曲は自分自身を深く理解出来る曲だよ!だからこそ!お前の後ろで堂々と胸張れるまであの場所には戻れない!」
「でも、俺がいなくなったら高人1人じゃあの場所を守れなくなる」
「は?それどういう事だよ!?」
「新しい環境で1から音楽をやるその代わりオリジナルの曲は捨てる事にしたんだ」
「待てよ!なんでそうなる!?」
「もう、決めたんだよ!俺の代わりにその曲覚えておいて」
そう言って俺はその場を後にしその日は帰宅した
俺は家に着くと最初に作った曲以外の譜面は破り捨てた
それから俺はひたすらにカバー曲だけを演奏する。
全ての楽器で全部の演奏を1人で担うため殆どの時間を練習に費やした
「これからしばらくは演奏の時間が減るだろうしな、今のうちに少しでもやれる事はやっておかないとな」
そう言って俺はまた練習を再開する
そうして俺は学校では高人と演奏しそれ以外の時間はひたすらにカバー曲のクオリティを上げることに費やす中迎えた
終業式の日、俺は式が終わって教室に戻った後必要書類を持って職員室に行き書類を提出して学校を中退した。
それからは昼間は9時から12時まで家庭教師に勉強を見てもらい夕方から夜まで塾に通い暇が出来たら練習に時間を使った
そうして夏休みからずっとそのスケジュールで動き続けた
そうして夏休み最後の日高人と久しぶりに会って話した
「随分久しぶりだな」
「だよね」
「夏休みの開始と同時に学校辞めたんだって?」
「あぁ、うん、環境変えて1から音楽をやるって決めた時から中退する予定も決めてたんだ」
「そうか、でも俺はともかくあの二人には言ったのか?」
「言ったよ!納得は出来てなさそうだったけどね」
「まぁ、当然ちゃ当然か」
「高人は周りをよく見てるからこそなんだろけどさどこまで気付いてんの?」
「さぁな、俺が知ってんのはお前がいなくなる代わりにあの二人が戻ってきた事くらいだよ」
「そうか、戻ってきたんだね」
「あぁ、夏休みに入ってからは毎日午前中は練習に費やしてるよ!お前の曲を演奏してる」
「そっか、俺は今はほとんど勉強漬けの毎日だよ、まぁ約束だし、後、半年はこれが続くんだけどね」
「嘘だろ!?半年もか!?」
「編入試験が来年の2月だからね、それまでは夜にちょっと楽器触るくらいかな」
「マジかよ!大変だな」
「毎日頭が痛くなるような思いだけど、新しい道への1歩だから、やらないとね」
「なら、息抜きに演奏しようぜカバー曲でいいからよ!」
「やろうか!」
そうして俺達は2人で数曲演奏して解散した
それから俺は秋祭りや年末年始そっちのけで勉強と練習に力を入れた、そのおかげか年明け2月の編入試験に無事合格し
4月からは新しい環境で1から音楽をやる事になる俺は最後にもう一度皆に演奏を届けるために許可を貰い学校の軽音部に顔を出すと皆が出迎えてくれた
「光、来たのか!」
「あぁ、最後に皆の前で演奏しようと思ってさ」
「て事は、そろそろか」
「そうなるね、最後だし、屋上でいいかな?」
「私は構いません」
「俺もだよ、なんかあるんだろ?」
「まぁね」
そうして俺達は屋上に移動し俺は準備をしてから話し出す
「皆の前で演奏する最後の機会になると思うから全力でいくね!WildCard!」
俺は曲名を告げ演奏する
『正解さえも間違いさえも無いただ一つの道を
何度だってやり直せるのさリセットキーを押せる強さを
失う物は何も無いだろ?ゼロという名の無限の力
偶然も運命と呼べばFlow
不器用は武器にすりゃいいのさ
越えるべきものがある強さを
一つ二つ壁を壊すたび試されるのさ本気のカード
奇跡掴み取るんだその先に何がある?
正解さえも間違いさえも無い自由すぎるこの宙(そら)で
僕らは探し続けるんだただ一つの道を
光があれば影があるのさ全て受け入れられる強さを
イイことだけじゃつまらないだろう?
逆境さえも楽しむ力
Yes or No 思うままにDraw
不可能なんて有り得ないのさ手段さえも選ばない強さを
一人二人追い越すそのたび見えてくるのさ自分のカード
想い解き放つんだその先に何がある?
右も左も明日さえも見えないジグザグな足跡でも
僕らは描き続けるんだ自分だけの道を
そうそこに理由も意味も無い不確かな理想抱いて
僕らは描き続けるんだ終わりの無い道を』
俺は演奏する、これからの未来を思い描いて、新しい道への1歩をこの曲に込めて俺の決意を3人に届ける
『正解さえも間違いさえも無い自由すぎるこの宙(そら)で
僕らは探し続けるんだただ一つの道を
そうきっと明日さえも見えないジグザグな足跡でも
僕らは描き続けるんだ自分だけの道を
そうきっと自分だけの切り札を僕らは探し続けるんだ』
演奏を終えると俺はまた話し出す
「ここじゃあなんだし、移動しない?やりたい事があるんだよね」
「じゃあ、移動するか!」
「そうですね!」
「じゃあ、行くか!」
そうして俺達は移動する、移動した先は学校の近くの河原だった、俺はそこでまたギターを手に取り肩にかけた後一緒に持ってきていた俺の曲を書いた譜面を破り空に向けて投げる
譜面が宙を舞い風に乗って遠くに飛んでいく中俺は演奏する
『振り切った針が指すRedzone
道に薄く残った焦げたその匂い
溢れ出す想いとガソリンを詰め込んで蹴り上げたギア
黒いブーツ頬をすり抜ける風
昨日探してた答えも見つかりそうな気がして
Let's get the dream saw this morning
Going again
Billy Billyに破いた地図が舞ったあの空
雲に呑み込まれそうなあの飛行船
あともう少し手を伸ばせば届くような気がして
そこに何かありそうな
We can find our answers there
鳴り響いたアラームで目覚めて
夢の続きがちょっと気になってる
そして淹れたてのコーヒーを飲み干して
お気に入りの「when I come around」ラジオから流れてる
昨日探してた答えも見つかりそうな気がして
Let's get the dream saw this morning
Going again
ギリギリで目覚めた夢の続きもきっと
Do youknow where you 're Going to? This is it
あともう少し手を伸ばせば届くような気がしてそこに何かありそうな
Get ready for the ride
賢吾・篠原・高人視点
「あの野郎!自分の詩と決別って意味かよ!」
「後は旅立ちかな?」
「両方だろ!」
俺達はこれから別々の道を行くそんな中で光からのメッセージがなんかあるんだろうと思いながら光の演奏を聞いていく
I am dying to Get up and start
Ican't wait anymore
Iawaited the signal to start
It's already time
Will you go with me?
なんとなくうまくいきそうな気がしているんだ
きっとそういうことなんだろ
BillyBillyに破いた地図が舞ったあの空
雲に呑み込まれそうな銀色の飛行船』
ギリギリで目覚めた夢の続きもきっと
Do youknow where you 're Going to? This is it
あともう少し手を伸ばせば届くような気がして
そこに何かありそうな
We can find our answers there
We can find our answers there
Somewhere out there』
演奏が終わり俺はまた話し出す。紡ぐ言葉は決まっていた
「皆、お別れだ!だからこの曲が最後だ」
そう言って俺はラストの曲を演奏する
『風が教えてくれた未来の行方はこの手の中に
Just ready go君はever free』
俺は自分の演奏から一切の無駄な音を消すように演奏する
『境界線飲み込んじゃって無い嫌い暗いわからない
曖昧な昨日と今日の違い愉快じゃない?
金輪際 後ろは見ないgoodnight期待 超未来
強大な壁だって越えて行こう
絶対絶命鼻で笑い飛ばせ 一切合切蹴散らして
風が教えた未来の行方はこの手の中に
迷いの中で見つけた答えを翼に変え
Just ready go君はever free
LO-FIな気分なんて嫌い?不快?破壊。君次第
ライオンの背に乗って見た世界無敵じゃない?
進行形未来変えちゃって来good-bye期待 新世界
壮大な空だって超えて行こう
電光石火誰よりも早く
疾風迅雷駆け抜けて
果てない夢を追いかける日々が明日を創る
悲しみさえもひときわ耀く翼に変え
Just ready go君はeverfree』
賢吾・篠原・高人視点
「全くしゃーねな!」
「本当だね」
俺達はそれぞれ光の対面になるように並び演奏する
賢吾はドラムが無いのでスマホのアプリでドラムを叩く
光の対面に立ち俺達はこれから先どのくらいの時間がかかってもお前の隣に並んでやると決意を込めて演奏する
『絶対絶命鼻で笑い飛ばせ一切合切蹴散らして
いつかの未来君がめくる1ページ。物語は永久に輝き続け
最後のページをその手の中に
果てない夢を追いかける日々が明日を創る
迷いの中で見つけた答えを翼に変え
Just ready go君はever free』
俺は、いや、俺達は演奏を終えると不意に高人が拳を突き出してきた、俺はそれに応じて拳を軽くぶつける
「またな!親友!」
「あぁ、またな!」
そうして賢吾とも同じように拳を交わす
「いつか必ずまたお前の隣に並んでやるからな!」
「待ってるよ!」
そうして最後に篠原さんと握手を交わす
「いつか必ず光君が認めるキーボード奏者になった時に会いましょう」
「待ってるよ!いつかの未来で」
そうして俺達が言葉を交わしたのはそれが最後だった
それから俺は準備を整えて東京へと旅立った
ー回想終ー
「これが俺の過去の失敗談だよ」
「そう…確かに、重苦しい話ではないけれど、大きな失敗ね」
「言ったじゃん!こいつらとじゃなきゃって思ってた面子と一緒に演奏できなくなったって」
「そうね、光、申し訳ないけれど、少し席を外してくれるかしら?」
「わかった、じゃあ全員分の飲み物でも買ってくるよ!」
「お願いするわ」
俺は1度席を立ちその場を後にする
ガールズバンドメンバー視点
「今の話を聞いてどう思ったか全員に聞いてもいいかしら?と言っても、皆の総合的な意見を聞かせてくれるとありがたいけれど」
「じゃあ、少し皆で話そうよバンド事にさ、それで全員の意見をリーダーが代表で発表って事でさ」
「そうね、じゃあ少しの間話し合ってくれるかしら」
そうして私達は皆、それぞれのバンド事に話し合う
それから5分くらい話し合って順番に意見を言っていく
「まずはわたし達から発表するわね!私達はもう一度光に自分の曲を歌ってもらいたいわ!光はわたし達に笑顔だけじゃなくて涙の大切さを教えてくれたわ!だから光自身がもう一度光自身の曲と向き合うために光だけに演奏を届けたいわ!」
「美竹さん達はどうかしら?」
「アタシ達も演奏する事には賛成です!でも、アタシ達の曲じゃあダメかなっては思います。光さんの土俵っていうか
ステージでやらないと多分あの人には届かないと思います。」
「そうだよね!わたし達だって光君にもう一度自分の曲を歌ってもらいたいし、それなら光君が私達にしてくれたみたいにカバー曲で届けないと伝わらないよ!」
「私達も賛成です!LIVEしましょう!ここにいるバンド全員が光先輩に向けてカバー曲で!」
「私達からもその提案をしようと思っていたわ!問題は日取りだけれど、いつが良いかしら?」
「クリスマスの大カバーLIVEでいんじゃない?」
声がした方を向くと光が両手にビニール袋を持って立っていた
「光、あなた聞いていたの?」
「皆でカバー曲だけでLIVEしたいって言ってた辺りからね」
「あなたの為にやるのよ?」
「聞いてたから知ってるよ!俺の為なんて光栄過ぎる話なんだけど、せっかくなら一生忘れない思い出になったら良いなと思ったからクリスマスにやったらって話なんだけど?」
私達は皆それぞれ顔を見合わせて頷いた
「あくまでも予定よ!だから前倒しになるかもしれないしもっと時期が遅くなるかもしれない、それでも良いのかしら?」
「俺はいつでも構わないよ、皆がそうしたいと思ったなら俺は止めないよ!」
「貴方の為だもの、止められても勝手にするわよ!」
「そう言うと思ったから止めなかったんだよ!たださ、これだけは忘れないで、俺はさ後悔はしてないんだよ!確かにオリジナルの曲を歌う事は辞めたけど、本当に後悔はないんだよ、それでも、もう一度皆が俺の為だけに歌ってくれるなら俺も俺で自分の曲と向き合わないといけないからさ」
「わかったわ、でも、光、あなたも覚えておきなさい、私達は皆貴方に感謝しているわ!あなたがいなければ私は美竹さんとお互いを認め高め合える関係にはなれなかった!」
「私も同じです!光さんが間に入って音楽で私達に新しい関係を作ってくれた!だから、感謝してます!」
「私も同じです。光君あなたが私と日菜がちゃんと向き合うきっかけをくれたんですよ」
「そうだよね!ひ〜くんがいなかったら私はお姉ちゃんと今も関係は変わってなかったよ!」
「先輩!ここにいる皆が先輩に感謝してるんです!RoseliaもAfterglowもハローハッピーワールドもPastel*Paletteも、そしてもちろん私達Poppin’Partyもです!先輩は私が声が出なくなった時俯いてないで顔をあげてって励ましてくれましたよね!」
「それに、spaceの時だって不器用でも下手くそでもいいから思いっきり夢を描こうって歌ってくれました!」
「私の時も立ち止まってないで1歩踏み出してって背中を押してくれました!」
「先輩にはこれからだって多分あたし等全員が何かしらで助けて貰うかもしれないですし、それなら先輩自身も形は違ってももう一度自分の曲でステージに立つ夢叶えて欲しいんです!」
「だからここにいる私達全員で光先輩にありがとうって伝えてそれから先輩がもう一度自分の曲と向き合えるように私達なりに伝えるんです!」
ポピパの皆がそれぞれ自分の言葉で俺に伝えたい事を伝えてくる
「皆…わかったよ!今ここで皆に1つ約束するよ!すぐには無理だけど、いつか必ず皆の前で俺の曲を必ず演奏するよ!
約束だ!」
俺のその言葉に皆が小指を立てた全員との「約束」という意味を込めて、そうして俺は皆に過去を伝え1つの約束を交わすのだった。
お久しぶりです!相変わらず投稿遅くてすみません
今回は光君の過去の話を投稿しました。正直ギスギスした感じにはしたくなかったので重苦しい話ではないですが
主人公の失敗談を書きました。
この話もカバーLIVE編に含みます。次回からガールズバンドの子達がまた何かしらで光君と絡んで行く中で曲を決めて
カバーLIVEに挑むと言う形になります。
最初はハロハピからになります。それではまた次回
次回「ハロハピと老人ホーム」
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
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二学期編として何話か入れましょう
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シーズン3の内容入って大丈夫です!