僕等が奏でる歌と音   作:凌介

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皆のとの絆が深まる中で光は新たな誕生日イベントの為に行動し始める


第27話誕生日とピアノの演奏

その日俺はイツメンで集まり昼食をとっているとリサが思い出したように言い出した

「そういえばさ、今度の週末は燐子の誕生日だよね」

「そう言えばそうね」

「燐子ちゃんの誕生日もうすぐなんだ〜」

「そうなの?もう少し先じゃなかった?

具体的には月末辺りだったような?」

「いやいや、光、それは友希那だよ!」

そう指摘され俺はスマホのスケジュール表を確認すると確かに週末は燐子の誕生日だった

「まだ1週間あると言うべきかもう1週間しかないと言うべきか悩みどころだなぁ〜」

「燐子と出掛けるの?」

「さぁ?それは本人に聞いてみないと、なんとも」

「逆に私からお願いするわ、サプライズでお祝いしてあげたいから燐子を連れ出して貰えないかしら?」

「そういう事なら、なにか俺なりに考えてみるよ」

「お願いするわね、それと、私の時も出掛けるわよ、先に伝えておくわ」

「わかった、じゃあ、友希那の誕生日は一緒に出掛けようか」

「じゃあ、光はケーキの準備お願いね」

「場所どうしようか?なんなら俺の家使っても良いよ?」

「だって友希那」

「なら、お願いしようかしら?」

「ケーキは前日に作って冷蔵庫に入れておくね」

「わかったわ」

「飾り付けとかは任せてよ!」

「任せたよリサ!それに友希那も」

「えぇ、任されたわ」

「あたしも後で燐子ちゃんへのプレゼントなにか考えておこう!」

などと話しているとチャイムがなったので俺達は教室に戻り午後の授業を受け俺はそのままバイトに向かい、少し後からやってきたRoseliaの練習を見ている

「今のとこ、入りの瞬間が遅かったね、もうちょい前のパートとの切り替えが早いとスムーズにいけるはずだから意識してみて」

「わかったわ、もう一度1つ前のパートからいくわよ」

「OK!」

「意識してみます」

「頑張る!」

「やってみます!」

そうして1つ前のパートから練習を再開するが今度はそこばかり意識しているのか演奏のバランスが悪い

「ちょっとストップ!指摘したとこ意識しすぎ!演奏のバランスが悪いよ!」

「なら、最初からいくわ!」

友希那の言葉に全員が頷き最初から練習すると指摘した部分もスムーズに繋がり演奏もRoseliaらしいものになった

「最初からやるから良かったのかな?」

「かもしれないわね、ところで光は自分のギターを取り出して何をしているの?」

「軽くメンテしたら演奏に混ぜて貰おうかなって」

「そろそろスタジオの練習時間終了だし、いいんじゃない?光の全力の半分を今のアタシ達が引き出せるかやってみたいし!」

「いい刺激になりそうですね」

「あこも賛成」

「私も挑戦してみたいです!」

「じゃあ、決まりね!」

友希那はため息をついてから1度頷き話し出す

「わかったわ、その代わり5割をキープして演奏してちょうだい!それと、私も含めて全員に定期的に個人練習してちょうだい!それが条件よ」

「わかった!それで良いよ!それに、Roseliaの曲もカバーできるならやってみてって友希那前に言ってたしね」

「そうなの?」

「うん、友希那が俺がRoseliaの曲を弾いて歌ったらどんな世界が見えるのか気になるって」

俺が友希那が言っていた事を皆に伝えると友希那が俺を睨んだ

「余計な事は言わないでちょうだい」

「言ったのは友希那だよね?」

「そういう事じゃないわ!まぁ良いわ、やるわよ!光、BraveJewelでいいかしら?」

「OK!」

「リードをお願いできるかしら?」

「良いよ!」

俺が演奏を始めるとそれに合わせて皆も演奏し俺達の演奏が重なる、俺は少しずつギアを上げるように少しずつ演奏のクオリティを上げサビと同時に5割に達する

周りを見ると皆が額に汗を浮かべているが友希那が5割と言った以上それを下げる訳にはいかないのでラストまで5割の力で演奏して演奏の終わりと同時に俺はふぅと息を吐き出す

「光、私達はあなたの5割にはまだ届かないようね」

「ギリギリ4割ってところかな?サビに向かってクオリティ上げてって5割の時点でついて行くのがやっとって感じだったでしょ?」

「アタシ、手が痛い!」

「私もです!」

「あこも腕パンパン」

「私も指が痛いです」

「ん〜まぁ俺は1人で演奏するからだけど、皆はバンドなんだし、皆で1つの音を奏でるもんでしょ?」

「そうだけれど、私達が目指しているのはFWFよ!光も知っているでしょ?」

「あのプロでも平気で落ちるようなかなり大規模なフェスでしょ?その為に皆が演奏技術を上げたいのもわかるよ、でも、仮にね今の俺の持てる技術を教えたとても精々俺の演奏の6割位にしかなからないんだよ!だって俺の音は常に1つのなんだもん!1人1人の技術の底上げにはもちろん付き合うし力も貸すけど、俺に追いつこうとは思わないでよ」

「光、言っておくけれど、それは無理な話よ!FWFの次ではあるけれど、2つ目の目標としてあなたの全力に答えられるバンドになる事は私たちの目標だもの」

俺は確認の意味も込めて1人ずつ目線を交わすと皆が頷いている、俺は少し考えてから話し出す

「なら、俺も遠慮しないよ?いつか皆に今以上の演奏を届ける事を約束するよ」

「期待しているわ!」

「まだ私達じゃあ光に並べないけど、いつか並んでやるんだからね!」

「いつか追い越します!」

「光兄ぃに追いついてから追い越すからね!」

「見ていてください!」

「そう簡単には越させないよ!」

なんて言い合いながら笑い合いその後解散する

帰り道、紗夜と話しながら俺は自転車を押して歩く

「光君、あの、さっきの事ですけど...本気ですからね!」

「まぁとりあえずは俺は変わらず練習見るし、個人練習も付き合うからさ」

「今回練習に混ざる条件でしたものね!それと、話は変わりますが、白金さんの誕生日の際には光君の家を使わせていただけると言うことですが、よろしいのでしょうか?」

「サプライズでお祝いしたいから俺は燐子を連れ出してくれって言われてるし、友希那に合鍵渡してるから大丈夫だから準備に時間をかけてよ」

「まぁ、光君がそういうならそうしますけど、湊さんに合鍵を渡すって随分信頼しているんですね」

「そりゃ信頼も信用もするよ!それに鍵を預けたのも今回の件があったからで、パーティが終わったら返すって言ってたしね」

「そうですか、光君としは残念では無いんですか?」

「なんで?別に来たいならいつでも来てくれて良いし、見られて困るものも特別ないし鍵があってもなくても特別変わらないよ」

「まぁ、光君はそうですよね」

「何が?」

「わからないならいいですけれど、肝心なところでは朴念仁ですね!」

「あのさ、前に言ったかもだけど、俺は俺が誰かを選ぶことで関係が崩れたりするなら誰も選ばないし、選ばせないよ!」

「知ってますよ!だからこそ声を大にして言わせてもらいます!あなたはずるい人です!」

「んなアホな!俺が悪いの!?」

などと話していると紗夜の家に到着した

「送ってくれてありがとうございます。それでは」

「うん、おやすみ」

俺は帰宅してから練習がてらに1時間程キーボードを弾いてから夕食を取りまたキーボードを弾いてからシャワーを浴びてから部屋に戻りピアノの曲と書いてあるCDをコンポに入れて再生する

曲を聴きながらどの曲を燐子に贈ろうかを考えながら流れてくる曲に合わせてキーボードを弾いていき収録されている曲が全て終わったタイミングで俺は就寝する

そして次の日、音楽室のピアノを借りようと少し早めに登校するとイツメンが既に登校していた

「早いね皆」

「あなたがいつも遅いのよ、まぁ今日は早い方だけれど」

「そうだね、光はそのうち遅刻魔になりそうでちょっと心配だよ」

「ひ〜くんはギリギリセーフとか言って教室に駆け込んできそうな感じがするよ」

「アハハ、俺はさすがにそこまではないと自分でも思いたいね、とりあえず、ちょっと職員室に行ってくるよ」

「なにかあるの?」

「音楽室のピアノ借りようかなってまぁ、後でcircleでも借りるけど、とりあえず音楽室のピアノ使って簡単に何曲か弾こうかなって」

「あぁ!なるほどね!」

「演奏するの?」

「そうだよ、まぁ、と言っても演奏だけね」

「じゃあ、とりあえず、音楽室の鍵借りてくるよ」

そう言って俺は職員室に行って鍵を借りてくると職員室の前で友希那達が待っていたのでとりあえず話しながら音楽室に向かう

「友希那達今日は練習?」

「個人練習の予定だけれど、貴方は?」

「バイトはないけど、circleには行くつもり、ちょっと、必要な機材があって、と言ってもCDラジカセとグランドピアノなんだけどね」

「ついて行っても良いかしら?」

「別にいいけど、着いてきて楽しいものじゃないかもよ?」

「構わないわ、何をするのか興味があるだけだもの」

「まぁ、そういう事なら、2人は?」

「ごめん!アタシはバイト…ものすごく行きたいけど」

「あたしもパスパレの練習があるから今日はいいや!今度ゆっくり演奏聞かせて」

「わかったよ、じゃあ、とりあえず、1度家に戻って荷物持ってからね」

「何がいるの?」

「CDと一応ギターとバイオリンもかな?」

「随分大荷物なのね」

「まぁ、楽器1式持っていく訳にはいかないからね」

などと話しながら学校の音楽室に着くと鍵を開けて音楽室に入り始業時間までピアノを弾いてから教室に戻りホームルームが終わったタイミングで鍵を返して来てから授業を受けて昼休みにイツメンで昼食をとりつつ話をする

「光、燐子に贈る曲は決めたの?」

「一応ね、後は本格的に演奏録音して編集で音一つにするしかないしね」

「1人で色々できるのも楽じゃないね〜」

「まぁ、好きでやってるからね俺は、基本聞かせたいじゃあなくて届けたいだから」

「光は確かにそうだよね、実際アタシの誕生日の時の曲も応援してるって言うよりスっと背中を押してくれる感じだったしね」

「私の時も期待できそうね」

「あたしも楽しみ〜」

「一応、ここにいるメンバーに贈る曲は既に決まってるよ」

「そうなの?」

「友希那は目標っていうか、夢を教えて貰ってるから、夢に向かって何があってもめげないでって思いを込めるつもりだよ」

「私の誕生日が今から楽しみね」

「まぁ、期待してて」

「ひ〜くん!私は?」

「紗夜と誕生日一緒でしょ、だから2人に歌った曲とその他にも2曲用意してるからまぁ、日菜は誕生日まだ先だけど、多分それまでにも曲はたくさん聞くことになるだろうし、まぁ楽しみにしててよ」

「まぁ、ひ〜くんがそう言うなら楽しみにしておくね〜」

などと話しているとチャイムが鳴り俺達は早足で教室に戻り午後の授業を受ける

俺は午後の授業は聞き流している、基本的に午後の授業は得意科目なので聞き流しても特に問題はない、その後小テストがあったが全部問題なく空欄を埋めた

そして俺は学校が終わるとすぐに学校を出て俺の家に行き荷物を持ってから

友希那と一緒にcircleに向かった、そしてcircleに行き扉を潜りまりなさんに声をかける

「こんにちはまりなさん、今日はお客としてきました。」

「こんにちは光君、えっと、CDラジカセとグランドピアノを使うんだよね?準備出きてるから好きに使って」

「ありがとうございます。ありがたく使わせてもらいます。

行こう友希那」

「えぇ、何をするのか楽しみね」

「ただ演奏を記録するだけだって、ピアノメインだけどさ」

「まぁ、とりあえず間近で見せてもらうわよ」

「じゃあ、とりあえず俺は演奏するからね」

そう言ってピアノを弾きながら歌っていきそれを記録して楽器を代えて演奏しては記録する作業を繰り返し5曲程記録し演奏を終える

「ヨシ!こんなものかな?」

「なかなか素敵な演奏ね」

「そう?これはまぁ、普段の本気とは違う意味で本気だからかな?」

「燐子に送るのでしょ?」

「その為の曲だからね」

「リサの時も送っていたものそうじゃないかと思ったわ」

「もちろん友希那の時にもちゃんと贈るから楽しみにしててよ」

「そうするわ、どんな曲を送ってくれるのか今から楽しみよ」

そう言って笑う友希那、普段あまり表情が変えることがないので新鮮にうつる

「友希那は笑ってる方が綺麗だよね」

「突然なによ」

「深い意味はないよ、たださ、普段はピンと張り詰めてる糸がちょっと緩むみたいに人にはあんまり見せない一面が新鮮ってだけ」

「それを言うなら貴方だって同じじゃないかしら?」

「どうだろ?自分じゃあわかんないよ」

「まぁ、光だものね」

「なんか引っかかる言い方」

「深い意味はないわよ」

「結局その答えに行き着くんだね」

そう言って2人で笑いあった。

その後友希那を送って行き俺も帰宅するとさっそく燐子に連絡する

数度のコール音の後に燐子に繋がった

「もしもし、燐子、俺、光だけど、今いいかな?」

(大丈夫です。何かありましたか?)

「週末燐子の誕生日でしょ?良かったら一緒に出掛けないかなって」

(良いんですか?)

「俺から誘ってるのに逆になんでって聞くよ?」

(いえ、あの、紗夜さんや今井さんの方が良いのではと)

「あの2人とはそのうち遊びに行くさ、今回は燐子と出かけたいんだ、誕生日のお祝いも兼ねてさ」

(そういう事なら、お願いします)

「ちなみに燐子は何かしたい事ある?」

(光君と演奏ゲームで対戦してみたいです!演奏ゲームだけじゃなくてたくさんのゲームで光君と遊んでみたいです!)

「じゃあ、ちょっと大きなゲームセンターにでも行って色んなゲームで遊ぼうか!」

(是非!)

「じゃあ、そうしよう!他にも行きたいとこがあったら当日でもいいから教えてね」

(わかりました。当日はよろしくお願いします)

「OK!じゃあ、またね」

(はい、また)

そうして俺は通話を終了させるとパソコンを起動し録音した音を1つにまとめて行き1つ目の曲が完成した

「やっと1つ完成、ピアノメインだとまた違った大変さがあるよ本当にさ」

そう言いながらも手を止める事無く2曲目の編集作業を開始する聞こえるのは機械の電子音とキーボードを叩く音だけだ

そんな中で作業を進め俺は2曲目の編集を終えてその日は作業を辞めシャワーを浴びてから就寝した

それから俺は昼は学校、夕方から夜にかけてバイト、そしてバイトがない日はひたすら練習に時間をさき誕生日に演奏する曲を弾いているとあっという間に燐子の誕生日当日となる

皆には少し早めに俺の家に集まってもらうと俺は飾り付けなどを任せ出掛ける

「じゃあ、準備は任せるね、ケーキは冷蔵庫に入っているから、俺達が帰る頃に準備して」

「わかったわ、夕方には帰るのよね?」

「約束が10時からだから16時か17時には燐子も連れてくるよ」

「目一杯燐子を楽しませてあげて」

「もちろん!俺に出来る最大限をもって」

「りんりんが嬉しくて泣いちゃうくらいに楽しませてあげね光兄ぃ」

「まぁ、そのくらいの気持ちで頑張るよ」

「では、お任せしますね光君」

「うん、じゃあ行ってくるね!」

俺はそう言って出掛け、待ち合わせ場所の駅前に向かう

燐子と一緒に戻って来るので自転車を使って目的地に向かう

自転車なら駅までは10分程度なので十分間に合うなと思いながら自転車を走らせ目的地に着きまだ燐子が来ていない事を確認すると俺は身だしなみを確認する為に一度駅のトイレで鏡を見て身だしなみを整えてから待ち合わせ場所に戻り燐子を待っていると程なくして燐子がやってきた、過ごしやすくそれでいてオシャレで可愛くまとまった服装でよく似合っていると思った

「こんにちは、光君、今日はよろしくお願いします」

「こちらこそよろしくね、今日は随分可愛い服装だね」

「そう…ですか!嬉しいです!光君も今日は一段とオシャレですよ」

「装飾品のおかげかな?ピアスだけじゃなくて、ネックレスとかも付けてるし」

「そうでしょうか?服装が普段とは違って明るめなのもあるんじゃないかなと思います」

「そうだと、嬉しいな」

「私から見てもオシャレに見えるので大丈夫ですよ」

「そっか、じゃあとりあえず行こうか!ちょっと大きなゲームセンターだし映画館とカフェも隣接してるから疲れたらカフェで休憩して映画とか見たりしても楽しいかもよ」

「楽しみです!どんなゲームがあるのかも光君のゲームの腕前なんかも!」

「そっちはあんまり期待しないでね、音ゲーやリズムゲームは得意だけど、それ以外は結構下手な方だから」

「光君の下手は人並みなので大丈夫だと思います。」

「う〜ん評価はありがたいけど…本当に期待しないでね」

そう言って俺達は電車で2駅先にある映画館とカフェが隣接されたゲームセンターに向かう為に電車に乗りしばらく電車に揺られて目的地の駅に到着しそこからまた少し移動してゲームセンターに到着する

「ここですか?」

「そう、右の階段から行くと映画館で正面入口がゲームセンターなんだよカフェの方は階段下の入口から入るんだ」

「そうなんですね、とりあえず、今はたくさんのゲームで光君と遊びたいです!」

「OK!じゃあ行こう!」

「はい!」

そうして俺達はゲームセンターに入りまずは無難にレースゲームを選択し対戦する

「光君!車をぶつけるのは反則です!」

「こういうのは妨害してなんぼでしょ!」

そう言いながら1位を争いながらゴールを目指す

結果ラストに逆転されて俺の負けだった

「負けた負けた!燐子強いね!」

「光君も結構強いですね」

「次はシューティングゲームで勝負する?」

「是非お願いします!」

「OK!じゃあ移動しよう!」

「はい!」

そうして俺達は次はシューティングゲームのコーナーに移動しお金を入れて対戦しスコアを競う

「光君!早いです!」

「スコアを競うゲームだから早い者勝ちだよ燐子!」

「負けません!」

「こっちもね」

そうして全5ステージでスコアを競い最終スコアで俺の圧勝だった

「負けました、シューティングゲームは光君の勝ちですね!」

「まぁ一勝一敗だから、これからこれから」

「次はリズムゲームで勝負しましょう」

「良いよ!リズムゲームや音ゲーは負ける気はしないけどね!」

そう言ってコーナーを移動しリズムゲームでのスコアを競い合い俺は有言実行とばかりにハイスコアを出した

「光君!ハイスコアおめでとうございます!完敗です」

「ちょっと熱くなりすぎたかな?」

「そんな事ないですよ!今のところ勝敗は2勝2敗ですしね」

「次は何しようか?」

「格闘ゲームで負けた方が休憩の時に飲み物をご馳走しませんか?」

「わかった!と言っても、俺、格闘ゲームはそんなに得意じゃないけどね」

「光君の得意じゃないは人並みなので大丈夫ですよ!」

「まぁ、じゃあやろうか!」

「はい!」

それから俺達は格闘ゲームで対戦を始める

「待って!今の本当に普通の技だよね?」

「コンボを繋げただけですよ!」

「攻撃の手が早いって!」

「先手必勝ですよ光君!」

「そう言うと思った!って言ってる間にも反撃出来ないし!」

結局燐子に圧倒されて3ラウンド全てで負けてしまった

「負けた負けた!燐子強いね!」

「こういうのは得意なんですよ」

そう言いながら楽しそうに笑っているので俺は結果オーライかなと思いながら休憩する為に隣接するカフェに移動し飲み物と軽食を頼んでひと息つくことにした

「約束通りご馳走するよ、何が良い?」

「ミルクティーとカップケーキをお願いします」

「俺はとりあえずコーヒーだけでいいかな」

そう言って俺は店員を呼んで注文を伝えて待ちながら燐子と話をする

「普段はあこちゃんと一緒にゲームしてるんでしょ?」

「はい、NFOって言うゲームなんです!私は魔法使いなんですよ!」

「高レベルの魔法使いだと凄い魔法とか使えるんじゃない?」

「まぁ、それなりに、でも、やっぱり使い所は限られますけどね」

そうしてゲームの話をしていると注文していたものが運ばれてきたので俺達は話を続けながら飲み物を飲んだりしてゆっくり休憩した後ゲームセンターに戻りクレーンゲームのコーナを見て回っていくつか景品を獲得していく

「思ったよりたくさん取れましたね」

「確かに、俺も取れすぎってくらい取れてビックリしてるよ」

などと話しながら少し奥のコーナーを見て回っていると先程燐子が話していたNFOのアイテムを模したアクセサリーを見つけたので燐子に声をかける

「燐子、コレ見て、NFOのアイテムを再現っていうか模したアクセサリーだって」

「どれですか?」

燐子が俺が指さす先を見て少し驚いた顔をした

「これ、NFOのイベントで手に入る限定アイテムを模したものですよ!」

「そうなの?ごめんね、俺、よくわからなくて、良かったら詳しく教えてくれる?」

「この指輪はパーティメンバー全員のHPとMPを1回だけ回復してくれるんです!しかも1度のバトル事に1回なので結構貴重なんですよ、それでこっちのネックレスは身につけているキャラクターのMPの上限を上げてくれるんです」

「そりゃゲームじゃあ貴重だね!それを現実で再現した訳だ」

「見たいですね!」

「欲しい?」

「取れるんですか?」

「やってみないとなんとも言えないけど、欲しいなら挑戦してみるよ」

「じゃあ、お願いします!」

「OK!」

俺はお金を入れてプレイしていく500円で3回のプレイなのでこの3回でどの角度からが取りやすいかを確認していく

そして3度のプレイで何となくコツをつかみ次のプレイで景品を獲得する

「とりあえず、指輪の方は取れたよ!」

「ありがとうございます!大事にしますね!」

「うん、じゃあネックレスの方に挑戦するよ!」

「頑張ってください!」

俺はさっきと同じ容量で景品を獲得し燐子に渡した

「ありがとうございます!まさか2つともとってくれるなんて思ってませんでした」

「ゲームの事はよく分からないけどさ、プレイヤーって言うかこのゲームが好きなら欲しいんじゃないかと思ったからね」

「本当にありがとうございます」

「感謝するのは早いって!」

「そうですね!まだこれからなんですもんね!」

「そういう事、それよりも指輪嵌る?」

「そういえばどうでしょう?」

そう言って燐子は指輪をしてみるが少し小さいようでハマらないようだ

「少し小さいみたいですね、ちょっと残念です」

「ん〜なら、後でチェーンだけ買ってネックレスにするとかは?」

「でもこっちもありますよ?」

「多分身につけると言うより飾っておくためのものなんだろうし、身につけたいならチェーンを少し長くしたりとかして使わないといけないかもよ」

「そういう事なら、どこかオススメのアクセサリーショップに後で連れてってください」

「わかった、いいよ」

「それと…あの…良かったら…一緒に写真も撮って貰えたらなと」

「別にいいよ、リサともプリクラは撮ってるし、お易い御用だね」

「ありがとうございます。」

「じゃあ、電車で戻ってそっちのショッピングモールに行こうか!あそこなら俺がたまに行くアクセサリーショップもあるし、ゲームコーナーもここほどじゃあないけどあるし、服とかも見たり出来るでしょ?」

「そういう事なら、お願いします!」

「任されました!じゃあ、行こう!」

「はい!」

そうして俺達はゲームセンターを後にして電車で俺達が普段から使っている駅に戻ってきてまた少し歩いてショッピングモールに向かったそして俺達は俺が普段から使うアクセサリーショップに向かった

「ここだよ!俺がよく利用するお店」

「確かに、色々置いてますね」

「とりあえず、チェーン買っちゃおう」

「ですね!」

そうして店内を見て周り俺はちょうど良さそうなのを見つけたので反対側を見ていた燐子に声をかける

「燐子、この長さならネックレスにちょうどいいんじゃない?」

「見せてください」

俺は燐子にチェーンを見せると燐子は指輪にチェーンを通して首に付けてみる

「こっちは少し短いので繋ぎとして使うのがいいと思います。こっちの長めのをネックレスに使えば2種類のネックレスができますね」

「とりあえず、それ買っちゃおうよ、それからもう少し店内を見て回ろうよ」

「そうですね」

そう言って俺達はチェーンを買った後店内を見て回る

「光君ってそういえばピアスつけてますよね?」

「そうだけど、どうかした?」

「いえ、あの…ピアスは無理ですけど…私もイヤリングくらいならと思って…」

「なるほどね!じゃあピッタリのがあるよ!こっち来て」

そう言って俺は燐子を隣に呼んでイ白い薔薇のイヤリングを見せた

「素敵ですね!可愛いです!」

「これにする?」

「はい!」

「じゃあ、俺からプレゼントするよ」

「でも!いくらなんでも貰いすぎじゃないですか?」

「じゃあ、俺にピアスを選んで買ってくれたらそれで良いよ!」

「それで良いんですか?」

「俺は良いよ!」

「それじゃあお言葉に甘えされてもらいますね」

「うん!そうして」

そう言って俺は燐子にイヤリングを買った

それから燐子は俺のためにピアスを選んでいたので俺は隣の髪留め専門店を覗いてイヤリングと同じ白薔薇の髪留めを買って燐子の元に戻った

「お待たせ、いいの買えた?」

「結構悩みましたけど、良いのが買えたと思います」

「そっか、そしたらこの後は服でも見に行く?」

「そうですね、コートやセーターなんかを見たいですし、せっかくなら他にも色々見て周りたいですね」

「OK!そういえば燐子、お昼はまだ大丈夫?」

「まだ平気です、それに、光君と他の皆でパーティ開いてくれるんですよね?」

「誰かに聞いたの?」

「あこちゃんからお祝いするとだけ聞きました」

俺は額に手を当てて渋い表情をつくる

「一応サプライズのつもりだったんだけど、バレてたのかぁ〜」

「大丈夫ですよ、詳細は聞いてないので」

「まぁ、仕方ないか!とりあえず、今は、目一杯楽しんで貰うとしますとも!」

「よろしくお願いしますね」

それから俺は燐子と一緒にコートやセーターを見て周りつつ店内の混み具合を見てあまり人がいない店を選んで回っていきながら買い物を進めていく

「大丈夫?疲れてない?」

「はい、平気ですよ」

「なら、いんだけど、無理しないでよ」

「大丈夫です!」

「まあ、燐子がそう言うなら信用するよ」

そう話しながら店内を見て周り燐子は2着のセーターを手に取り悩んでいる

「光君はどっちがいいですか?白と水色のセーター」

「どっちも燐子に似合うとは思うけど、その上からコート着るなら、あえて反対色の黒のコートを買って白いセーターで合わせるのが無難じゃない?」

「水色なら白いコートが良いでしょうか?」

「グレーもアリかな個人的にはジーンズ系のパンツと合わせたらスラッとしてカッコイイかもよ」

「なるほど、じゃあ、スカートを合わせるならどうしますか?」

「コートもセーターも白で統一したいならだけど、少し派手目なチェック柄のスカート合わせたらいんじゃない?」

「参考になりますけど、余計迷いますね」

「別に1つに決めなくてもいんじゃない?1着は自分で買ってもう1着は俺がプレゼントすれば良くない?」

「さすがにそれは貰いすぎですよ」

「誕生日なんだし、遠慮しなくていいよ!どうしてもって言うならピアスを追加でもうひとつ買ってくれたら良いからさ」

「服にこだわりないんですか?」

「コートはあんまり着ないし、冬ならこの服装に厚めのパーカーとネックウォーマーかな俺は」

「じゃあ、私からセーターを1着プレゼントさせて下さい!」

「燐子がそうしたいならいいよ」

「はい!」

そうして俺は燐子にコート他2着を買って燐子は自分の服の他に俺にセーターを買ってくれた、燐子はそのまま着替えて行くようで試着室に入っていった。

俺はスマホで時計を確認すると15時を少し過ぎた所だった

「ガッツリじゃなくても、軽く何か食べといた方が良いかもな」

そう思ってパンフレットで店を確認していると燐子が戻ってきた

「お待たせしました!着替えて来たんですけど、どうですか?」

「よく似合ってるよ!凄く可愛い」

「嬉しいです…けど…光君軽すぎませんか?」

「なんで?似合うと思ったからそのまま伝えたのに」

「本当に嬉しんですけど…本当に軽いというか、なんというかで」

そう言って燐子が苦笑するので俺もつられて苦笑してから話し出す

「軽くなんか食べようか!」

「そうですね、少しだけお腹すきました」

「じゃあ、1階に降りてパン屋で2・3種類何か買って食べてからプリクラ撮ろうか」

「そうしましょう」

そうして俺達はパン屋で数種類のパンを買ってからフードコートにいき燐子と一緒に買ってきたパンを食べた後ゲームセンターにいき燐子とプリクラを撮る

そしてお決まりのごとく機械からの要求が過激になっていく

最初のうちは2人仲良くピースやちょっとカッコよく決めポーズなど普通だったがラストの要求は思わずえ!?と声を上げた、隣で燐子も困り顔だった

「まぁ、とりあえず手でも繋いで、もう片方の手で2人でハートでも作ろうか」

「そうですね!それくらいなら私もちょっと恥ずかしさはマシですので」

「じゃあ、そうしよっか!」

「はい!」

俺達は2人でハートを形作ると機械からシャッター音が聞こえて俺達は写った写真を確認する

「燐子顔真っ赤だよ!」

「さすがに恥ずかしかったのと……緊張…もありました」

「まぁ仕方ないか!さすがに俺も照れるって言うか恥ずかしさはあったし」

「そうなんですか?」

「まぁね、リサの時はお姫様抱っこさせられたし、燐子もその方が良かった?」

「いえ…さすがにそれは…」

「まぁ、だよね!」

俺達はそんな話をしながら写真に落書きをしていき最後に撮った写真は燐子が何やら書いていたが出来上がってのお楽しみということで俺は出来上がるのを楽しみにしつつも今回もHappybirthday!と書いておき、それから出来上がった写真を確認すると最後の写真には一生の思い出と書いてあり、俺と燐子の名前と今日の日付けが書いてあった

「一生の思い出か」

「どうかしたんですか?」

「いや、そんな風に思って貰えたことが嬉しくてさ」

「光君が喜んでくれたのなら私も嬉しいです」

「まぁ、うん、ありがとう」

「はい!」

その後俺はスマホで時間を確認すると16時30分だったのでちょうど良いかと思い帰宅を提案する

「そろそろ帰ろうか、皆が待ってるし」

「待ってるってどこでですか?」

「そこは聞いてないんだね、俺の家に燐子以外のメンバー全員いて待ってるよ」

「そうなんですか!?」

「うん、だから、そろそろ行こうか!」

「わかりました、最後までエスコート、お願いしますね光君」

「任されました」

その後俺達はタクシーを呼んで俺の家まで帰り家の前に着くと友希那に帰宅した旨を伝えて準備してもらい俺の部屋まで行き扉の前で一度立ち止まり燐子を扉の前に立たせ俺は扉を開けて燐子を招き入れると2人で居間に行くと同時にクラッカーが弾ける音が響く

「「「「Happybirthday!!!」」」」

「おめでとう燐子」

「皆さん!ありがとうございます!」

「りんりん!こっちに座って!」

「うん!」

あこちゃんに引っ張られる形で燐子はケーキの前に座る

「火つけるよ!」

そう言って俺達はロウソクを火をつけると部屋を暗くして皆でHappybirthdayを歌う

「「「「誕生日おめでとう!!!!」」」」

「おめでとう燐子!さぁ、火を消して」

「はい!」

燐子はロウソクの火を吹き消したのを確認して俺は再び部屋を明るくする

「光!切り分けお願い!」

「了解、燐子どの部分から行く?」

「どういう事ですか?」

「このケーキねぇ場所によって味が違うんだよ!」

「そういう事!」

「じゃあ私の前の部分からでお願いします」

俺はケーキを切り分け燐子の前に置く

「召し上がれ」

「いただきます」

ケーキを口に運ぶと燐子が驚いた表情をする

「美味しいでしょ?その辺のお店顔負けなくらいに」

「大袈裟だって!」

「でも本当に美味しいですよ!」

「口にあって良かったよ」

それから皆は俺が作ったケーキや料理を食べながら談笑する

中で俺はキーボードを持ってきて音を出すと皆が注目する

「光、なんか演奏するの?」

「うん、まぁ、お祝いの意味も込めて1曲演奏しようかなって」

「何を演奏するの?」

「聞いてのお楽しみ」

「まぁ、光君の事ですからきっとピッタリな曲を選んでくれますよ」

「楽しみだねりんりん」

「うん」

「じゃあ、演奏始める前にちょっと話させてね」

そう言って俺は軽く咳払いして話し出す

「まずは誕生日おめでとう燐子!あいにくbirthdaysongはあんまり知らないから、今回選んだ曲はメッセージ的な意味合いが強い曲になってると思うんだ、とりあえず演奏するね

タイトルはきみのあした」

俺はキーボードを弾きながら歌っていく

『フレーフレーきみのあした

フレーフレーぼくのあした

 

最高の笑顔を見せたきみがいた

最高の笑顔をうらやむ誰もがいた

ぼくもその中の一人だっただけどぼくは知ってる

きみが何回も何回もへこんで追い越していく人

見ては焦って悩んで

あきらめてもやっぱり立ち上がり今の君がいること

みんな悔しい思いやもどかしい気持ちそれぞれに抱えて

それでもどこかで未来を信じたくてがんばってるんだ

フレーフレーきみのあしたフレーフレーぼくのあした

フレーフレーだれかのあしたフレーフレーみんなのあした』

 

Roselia視点

光の演奏を聴きながら思った事を伝え合う私達

「ある意味では最高のbirthdaysongね」

「そうだね、すっごい元気が出るって言うか、前向きに頑張ろって思えるよね」

「本当に、そうですね、さすがです光君」

「良かったねりんりん!光兄ぃからの最高のプレゼントだよ!」

「そうだね、凄く素敵な曲」

光君の演奏に私達が勇気づけられて背中を押されているような思いを抱きながら演奏を聞いていく

 

『迷う日々はきっとわるいことだけじゃない

探すから出会える悩むから見つけられる

肩を落として下を向いたら花が咲いていたみたいに

だけど今がつらくてたまらないそんな時もあるんだ

こらえてどうしようもないことこの胸に受け止めて歩いてるんだ

フレーフレーきみの涙フレーフレーぼくの涙

フレーフレーだれかの涙フレーフレーみんなの涙』

 

Roselia視点

皆が演奏に引き込まれる光君が見せる世界は皆が涙しながらも前を向いて夢や目標に向かう新たな1歩を踏み出す瞬間を応援してるよって見守ってる姿が見える

「心に響いてくるような曲ね」

「じんわり暖かくなるし、ちょっと泣きそう」

「その気持ち分かります。とても優しくてどこまでも暖かい応援メッセージをそのまま歌にしたようなそんな曲ですもの」

「りんりんには忘れられない誕生日だよね!」

「うん!誕生日に素敵な曲を送ってくれて本当に嬉しい」

私だけじゃなくて皆が光君の演奏を聞いてその世界に引き込まれる

 

『フレーフレー…フレーフレー…

フレーフレーきみのあしたフレーフレーぼくのあした

フレーフレーだれかのあしたフレーフレーみんなのあした』

ラストまで歌い終えてからもう一度燐子に向けておめでとうを伝える

「改めてHappybirthday!誕生日おめでとう!今日という日から17歳になる燐子が笑って明日を迎えられますように」

「本当にありがとうございます!光君、そして湊さん今井さん、氷川さん、あこちゃん本当の本当にありがとうございます!最高の誕生日です!」

「当然よそうなるように頑張ったもの」

「だよね!」

「えぇ、もちろん」

「うん!」

「どういたしまして」

それから友希那達が個人個人で選んだプレゼントを燐子に渡していき最後に俺から燐子にCDを渡す

「俺からの今日最後のプレゼント帰ったら聞いてみて」

「わかりました、ありがとうございます」

「光、どんな曲入れたの?」

「全部ピアノメインの曲だよ、後は燐子が聞いてのお楽しみ」

「光らしいわね」

「えぇ、とても」

「光兄ぃだからね」

「えぇ〜何それ」

そんな事を言いながら皆が笑い合うこの時間がとても楽しいと思えた瞬間だった。

それからしばらくして皆が解散すると言うので外まで見送る事にした

「見送りありがとう光」

「本当は送ってあげたいんだけど、片付けとかあるから、ごめんね」

「こちらこそ、任せて悪いわね」

「別に、俺の家だし、片付けくらいやるよ」

「お手数おかけします」

「良いって良いって!飾りの片付けとかはやってくれたんだしさ、後は俺がやるよ」

「じゃあ、またね光兄ぃ!」

「うんまたおいで」

「今日は本当にありがとうございます光君」

「誕生日は特別だから」

「それでも、ありがとうございます!」

「まぁ、うん!どういたしまして」

「それじゃあね光」

「またね!」

そうしてRoseliaの皆が見えなくなるまで見送ってから俺も家に戻る

「Roseliaのメンバーは次は友希那だね、さあ〜ってどうしようかな?」

そんな事を呟きながら家の中に入っていくのだった

 

あこ・燐子視点

帰り道、方向が同じあこちゃんと一緒に帰りながらあこちゃんに今日の事を聞かれる

「りんりん!光兄ぃとどんな事して来たの?」

「たくさんのゲームで対戦してから一緒に買い物したんだ、この服も光君が選んでくれたんだよ」

「だからりんりんいつもよりおとなっぽいんだ!」

「そうかな?」

「うん!なんかね可愛いって言うより綺麗でカッコイイって感じだよ!」

「光君がそういう風にコーディネートしてくれたから」

「凄いよね光兄ぃ!ゲームそれなりに強いし、演奏上手いし、料理も上手いでしょ!、それに、優しくてカッコイイ!」

あこちゃんが指折り数えて光君の良いところを上げている

私はそれを聞いて確かにと思う

「湊さんが言ってたんだけど、勉強も凄いみたいだよ張り出し組だって」

「光兄ぃって非の打ち所ないよね」

「本人は会話で思いや考えを伝えられない不器用な人だって言ってたけどね」

「でも、だからそこ光兄ぃは音楽で全部伝えてるんじゃない?」

「そうかもね!」

なんて話しているうちに私の家が見えてきた、あこちゃんの家はわたしの家より少し先で商店街の方に行く分かれ道の少し先にある

「もうすぐりんりんの家だね!あこはこっちだから!またねりんりん!」

「バイバイあこちゃん!」

それから私は家に帰りたくさん貰ったプレゼントを開けて身に付けるものと飾っておくものを分けて最後に光君がくれたプレゼントの服をしまうと光君がくれたCDをプレイヤーに入れて再生すると光君の声がきこえてきた

(誕生日おめでとう燐子、燐子にどんな曲を送ろうか凄く悩んだんだけど、結局ピアノメインの曲を何曲か入れておいたから順番に聞いてね、それじゃあいくよ!まちがいさがし)

そう言って光君が演奏していく1曲目はまちがいさがし正解じゃない方を選んだからこそ出会うことができた、だからこそ一緒に笑い合えるしそばにいられるよって曲だった

「光君らしい」

そう言って私は少し笑う

2曲目はみんな空の下、この曲は笑顔でいること、皆でいることの大切さを歌っているんだなと思った

「不器用だけど、やっぱり優しくて凄く励まされるなぁ」

そして3曲目はやさしさで溢れるようにだ

「どうせなら、直接歌って欲しかったな」

そう言いたくなるくらいに素敵な曲で聞いていると本当に優しい気持ちになれそうな、そんな曲だった

そして4曲目はたからもの

これもさっきとは違った意味で優しい気持ちになれる曲で人と触れ合うことの温かさを教えてくれているような曲だった

そしてラストの曲の前にまた光君が話し出す

(次がラストの曲だよ、この曲を聞いて燐子なりに何か特別な事を感じてくれたら嬉しいです。じゃあ最後の曲素敵なことがあなたを待っている)

そう言ってから光君がまた歌い出す

『ねぇそのこぼれ落ちる涙堪えなくていいよ

心を整理できるまではいつも時間がかかるね

焦らないでいこう大事な人たちがあなたを見守ってる

 

ほら素敵なことがあなたを待っている

優しいその心が嬉しいことで満たされる

ほら素敵なことがあなたを待っている

いつか光が届くと信じていて』

 

なんて素敵な曲なんだろう、聞いているだけで幸せな気持ちになれるそんな曲なんだなと感じた

 

『ねぇ悔しいと思う気持ち決して無駄じゃないよ

すべて未来へ繋がってゆくそのために今があるね

話聞けば聞くほどあなたは偉いって思うよ心から

 

よく頑張ってきたねよく頑張ってきたよ

ちいさなその心でいろんなこと受け止めて

よく頑張ってきたねよく頑張ってきたよ

いつか思いは届くと信じてるよ』

 

最後に選んだこの曲を聞いているとじんわりと温かさというか優しい気持ちが込み上げてくる。とても素敵な曲だなと思う

 

『つらいのに笑顔を見せたり無理して平気ぶったり

不安が消えない夜もあるね何度も顔を上げてきた

もっと甘えていいのに立ち上がってきたんだ

 

ほら素敵なことがあなたを待っている

優しいその心が嬉しいことで満たされる

ほら素敵なことがあなたを待っている

いつか光は届くと信じていて

 

よく頑張ってきたねよく頑張ってきたよ

小さなその心でいろんなこと受け止めて

よく頑張ってきたねよく頑張ってきたよ

いつか思いは届くと信じてるよ

いつか光は届くと信じてるよ』

 

ラストまで聞き終えたからこそわかった

 

まちがいさがしの間違った方を選んで出会えた、そして1人1人の笑顔が曇り空冴え晴らしてしまう程眩しく見えてひとりじゃないって事が分かる、そしてそんな優しさに溢れている今がたからものでそれを大事だと思えるならきっと素敵なことがあなたを待っているっていう光君からのメッセージだった

それに気付いたら私は涙が溢れてきた

「不器用だけど、優しくて本当に素敵な人なんだな光君

そんな光君の事が私は好きみたいです!」

早くまた会いたい、今日という日を大切な忘れられない日にしてくれた彼に、そんな風には思いながら私は明日へ思いを馳せた

 

 

 

 

 




投稿遅くなりましたすいません!何度も書いては消し書いては消しを繰り返してやっとです!
何はともあれ楽しんで読んで貰えたら嬉しいです!
この後も誕生日イベントは続きます
次回「誕生日といつも通りのお祝い」

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