Afterglow視点
その日私の家こと羽沢珈琲店に一通の手紙が届いた。
「なんだろう?Afterglow宛の手紙だ」
手紙の表裏を確認してみるけど、Afterglowの皆様へとしか書いてない
「学校に持って行って皆で内容確認しよう」
そう言って手紙をその場に置きお店の準備を手伝った後朝食を済ませて家を出て学校に向かった。
学校に着くと蘭ちゃんとモカちゃんがもう来ていた
「2人ともおはよう。巴ちゃんとひまりちゃんはまだ来てないみたいだね」
「おはようつぐ、あたし達も少し前に来たとこだから2人もそろそろ来るんじゃない?」
「かもしれな〜い」
「じゃあ、先に2人にも見てもらおうかな」
そう言って鞄から例の手紙を取り出し見せる
「これって?」
「中身はまだ確認してないんだけど、多分LIVEの招待状とかじゃないかなってAfterglowの皆様へってなってるからさ」
「少なくともあたし等の誰でもなくAfterglowの皆様へだからね」
「ともちんとひ〜ちゃん待って開けてみよう!」
「だね、それが一番良いよね!」
そんな話をしながら待つこと数分巴ちゃんとひまりちゃんがやってきた
「ちーす!」
「おはよう!」
「おはよう2人とも、さっそくで悪いんだけどコレ見て」
私は2人にも手紙を見せた。
「中身は?」
「まだ確認してないよ、皆で内容確認しないとダメかなって」
「じゃあ、中身見てみようか!」
「だな、とりあえず開けてくれよ」
私は頷いて手紙を開封して内容を確認し読み上げる
「えっと、何なに、拝啓Afterglowの皆様、隣街の商店街の青年部の一同を代表し手紙を送らせて頂きます。
11月の第2土曜に秋祭りを予定しております。
Afterglowの皆様にはそのお祭りでLIVEをして頂きたくお手紙を差し上げました。つきましては、夏祭りLIVEを一緒に盛り上げた男性も一緒に来ていただきたいのでご連絡と交渉をお任せしますのでよろしくお願い致します。だってさ」
「て言うことは、あたし等Afterglowと光さんがこの秋祭りLIVEのゲストに呼ばれたってことだよな」
「そうなるね〜」
「光さん来てくれるかな?」
「来るでしょ!あの人こういうイベント事好きだし」
「でも、光さんバイトもしてるし、忙しいんじゃない?」
「じゃあ、巴!聞いてみてよ!」
「あたしがか?」
「一番仲良いの巴じゃん!」
「まったく」
そう言って光さんに連絡してみると光さんはタイミングが悪いのか電話に出なかったが後でかけ直すとメッセージが来た
「タイミング悪いみたいだ、後でかけ直すってさ」
「そっかじゃあ仕方ないね」
「まぁ、かけ直すって言ってたし、そのうちかけ直してくるさ」
「それ待って話するのが一番良いよ」
そんな話をしながら私達は光さんから連絡が来るのを待っていた。
その頃光side
今日に限って寝坊した俺はかなり急いで自転車をとばす中でスマホが着信を報せる。
「急いでるのに!」
自業自得なのだが言っても始まらない。
そんな事を思いながらスマホを確認し巴からの着信を確認しすぐに留守電に切り替えてから巴にメッセージをとばし後でかけ直す旨を伝え学校に急ぐ
そして学校に到着しギリギリセーフで教室に滑り込む
「間に合った!ギリギリセーフ!」
「本当にギリギリね光」
「いつもギリギリだけど今日はいつにも増してギリギリだったね光」
「今日に限って寝坊したんだよ!アラーム止めて2度寝しちゃったみたいでね」
「ひ〜くんはもう少し余裕もたないとダメだよ!」
正直ぐぅのねも出ない、俺自身が普段マイペースに過ごしている分のツケの様なものだと思うしかないが時間を有意義に過ごすためにそうしている部分もある為どうしようもない
そうしているとホームルームの時間を告げるチャイムが鳴り
先生が教室に入ってきてホームルームが始まった
そして数分後、連絡事項のみを伝えて先生が退室してすぐ
俺は巴からの着信があったことを思い出し、巴に連絡する
「ひ〜くん誰かに電話するの?」
「巴から電話来てたからかけ直すだけ」
「今回はAfterglowにお熱なのね」
「言い方!俺が贔屓してるみたいじゃん!」
「最近アタシ達に構ってくれないじゃん光は」
「こんなもんじゃん?まぁ、いいけどさ、とりあえず電話してくるから待ってて」
そう言って俺は一度廊下に出て巴に連絡する
それから数回のコール音の後に巴に繋がった
「もしもし、巴、朝連絡くれたよね、その件で連絡したんだけど」
(あぁ!はい!ちょっと確認なんですけど、光さんのとこになんか招待状みたいなの届いてませんか?)
「特に何も無かったと思うけど、なんで?」
(あたし等Afterglowの所に隣街の商店街で行われる秋祭りの招待状が届いて、光さんも是非って内容だったので、光さんに確認の意味も込めて聞いてみたくて)
「そういう事、招待状についてはないね、その祭りの日取りはいつ?」
(今月の第2土曜です。予定は大丈夫ですか?)
「ちょっと待ってて」
俺はもう1つのスマホでスケジュール表を確認しバイトや用事がない事を確認し返答する
「大丈夫だよ!後で詳細教えて!具体的には放課後にcircle来てくれるとありがたいんだけど、大丈夫?」
(じゃあ、その辺はこっちで確認して折り返しますよ)
「わかった、それについてはお願いね」
(はい、じゃあ、また)
「うん、また後で」
そうして電話を切り俺は教室に戻った
「なんの要件だったか、聞いてもいいかしら?」
「隣街の商店街でやる秋祭りにAfterglowと俺が招待されたみたいなんだ、それで、用事とかないかの確認の連絡だったよ」「そう、という事は参加するのね」
「そのつもり」
「アタシ達はAfterglowと光の演奏を見に行こうか!」
「そうね、せっかくならRoseliaの皆で光の演奏を聞きに行こうかしら」
「あたしも行こうかな」
「まぁ、お祭りみたいだし、皆で来たらいいよ」
「なら、みんな誘ってみよう!あたし麻弥ちゃんの所に言ってくるね」
そう言って日菜は麻弥さんの所に行ってしまった。
「後5分ちょいで授業なのに大丈夫なのかな?」
「まぁ、気が済んだら戻ってくるわよ」
「それもそうか」
なんて話していると日菜が戻ってきた
「麻弥ちゃんはOKだってさ!後は他の皆次第かな?」
「まぁ、その辺は後々聞いてみなよ」
「だねぇ〜それがいっか!」
そんな話をしながら俺達は授業の準備をして授業を受け始める
俺は授業を聞き流しながら今回の秋祭りで演奏する曲を考えていた。
どんな曲がいいか、どんな曲なら今時期のにピッタリなのか
季節は秋、月は11月上旬、少しずつ季節が秋から冬に近付き
少しずつ木の葉が落ち始めて肌寒さを感じる頃
この季節にピッタリな曲はどんなのがいいかな?
そんな事を考えているうちに授業が終わり休み時間となった
そして休み時間になってすぐに友希那達が俺の周りに集合する
「光、授業中ノートこそとってはいたけれど、授業内容聞いていなかったわね」
「バレた?」
「分からないと思った?残念な事に他のこと考えているのがバレバレよ」
「もしかして顔に出てた?」
「えぇ、顔に出てたわね」
「実際の所何考えてたの光」
「秋祭りの楽曲」
「決まったの?」
「まだ」
「ひ〜くんはどんな曲を演奏したいの?」
「そうだな〜、やっぱ季節にあった曲がいんだけど、それなりに候補があってなかなかね」
「でも、あまり日はないのよね?」
「そりゃね、でも、やっぱり聞きに来てくれる人たちにはこの季節らしさって言うかは感じて欲しいしさ」
「じゃあ、とりあえず、秋だなって思う曲書き出してみたら?」
「4、5曲書き出して演奏してみるのが一番いいのでは無い?」
「やっぱりそれが一番かなぁ」
俺はとりあえず、自分の中で秋を感じる曲を書き出していく
「えっと、プラネタリウム、茜さす後は〜Secretbaseかな、それとYUME日和といつかの5曲かな?明日への手紙もそうかな?」
「結構あるね!」
「だから迷うんじゃんか、ありすぎて困る」
「一つ一つ演奏で確かめるしかないんじゃない?」
「だよね〜やるしかないか!」
「その前に授業よ光」
「そう言えばそろそろか」
俺達は授業の準備をして授業を受けてからお昼休みに入る
俺達は空き教室で昼食タイムだ
「それで光、授業中も考えていたみだいだけど、決まったの?」
「残念な事にまだ、即断即決が出来たら苦労しないよ俺
ちなみにさ、皆は、秋で何が思いつく?」
「やっぱり紅葉かな?秋と言えば」
「虫の音色かしら?夏とはまた違った虫のさざめきが良いわね私は」
「あたしはお月見かな!お月様見ながら皆でお団子食べるの!」
「なるほどね〜」
「なんかヒントになりそう?」
「いや〜なんとも言えないね、候補が余計に増えた感じ」
「試しに何か歌ってみたら?久々に学校でもさ!」
「じゃあ、せっかくだから、1曲だけね日菜は前にも聞いてる曲だからすぐわかるかも」
そう言ってギターを手に取り演奏し歌っていく
『今宵も頭上では綺麗な満月がキラキラ
幸せそうに世界を照らしている
当の私は出来損ないでどうしようも無くて
夜明け夢見ては地べた這いずり回ってる
それでも誰かに見つけて欲しくて夜空見上げて叫んでいる
逃げ出したいなぁ逃げ出せない明るい未来は見えない ねぇ
それでもあなたに見つけて欲しくて
蝶のように舞い上がるの欠けた翼で飛んだ
醜い星の子ミカヅキ』
イツメン視点
「なんか、いいね、空に浮かぶ月が三日月から満月に満月から三日月になっていく感じ」
「そうね、月の満ち欠け、月という存在を歌っている感じが何処と無く」
「夜にね、月を見ながら聞くと今とはまた違った意味でるん!ってするよ!」
まるで月が空に上る理由を探すようにまた、満ち欠けの理由を探すようなそんな曲に、世界観に私達は引き込まれる
『今宵も頭上では綺麗な満月がゆらゆら
誰かの腕に抱かれて眠っている
当の私はひとりの夜に押し潰されては誰にも見えない
夜闇這いずり回ってる
それでも誰にも負けたくなくて宇宙の隅で藻掻いている
追いつきたいや、追い越したい あぁ夢に見たような世界
ねぇそれでも誰かと比べてばっか
周りを見ては立ち止まって欠けたものを探した
そんな自分を変えたい 』
イツメン視点
「秋を感じるって言うよりは、夜を感じるって言うのかな?」
「月という存在なんなのかを考えされられる曲かしらね」
「それはあたしも思った〜」
月はなぜ輝くのか、もし月にも心があるなら欠けて満ちるように足りないものを探して自分を作っていくそうな風に言っているような曲なのかなと私達全員が感じていた
『それでもあなたとおんなじ景色がまた見たいから
泣き出したくても投げ出したくても諦めたりはできない
それでもあなたに見つかるように
サナギは強く手を伸ばすの欠けたものを抱きしめ
願いを放つよミカヅキ
それでも誰かに見つけて欲しくて夜空見上げて叫んでいる
泣き出したいけど泣き出さないもう後戻りなどできない
ねぇそれでもあなたに見つけて欲しくて
蝶のように舞い上がるの欠けた翼で飛ぶよ
醜い星の子ミカヅキ光を放ったミカヅキ』
月が上る理由を考えた事があっただろうか?月はなぜ上るのかなぜ輝くのかを考えた事があっただろうか?そんな事を考えながら最後のフレーズを弾いて歌っていく
『今宵も頭上では綺麗な満月がキラキラ
次は君の番だと笑っている』
俺は最後まで歌い終えてから皆に聞いてみる
「どうだった?」
「曲そのものはいいんだけど、お祭りで使うのはちょっとねぇ〜って感じ」
「同感ね、季節的にこういう曲調が多いのはわかるけれど、ちょっと違うわね」
「やっぱり夜に月を見ながら聞くといいんだろうけどね」
「やっぱり皆そう思う?」
俺がそう問いかけると全員が頷いた
「まぁ、まだ時間はあるしゆっくり考えるしかないかな」
「それしかないでしょうね」
そんな話しをしながら俺達は教室に戻り午後の授業を受け
放課後を迎えた。
「光、今日はバイトだよね?」
「うん、今日はこのまま行くつもりだし、一緒に行く?」
「アタシはいいけど、友希那はどうする?」
「せっかくだし、あこも誘って皆で行きましょう」
「じゃああこちゃんには俺から連絡しておくから、校門前で待ってて」
「わかったわ、リサ、先に行きましょう」
「OK!校門前で待ってるね!」
「了解!日菜は?今日、パスパレの練習あるの?」
「今日はロケの打ち合わせなんだ、麻弥ちゃんと一緒に行くから大丈夫だよ」
「そっか、じゃあまたね!」
「うん!また明日ねひ〜くん!」
そうして俺は教室を後にしあこちゃんに連絡を入れてから自転車置き場に行き自転車をとってきて友希那達と合流する
「お待たせ!行こっか!」
「レッツゴー!」
「行きましょう」
「だね」
そうして俺達はcircleに向かった、そしてしばらく歩いてcircleに到着しそこに紗夜と燐子も合流した
「Roseliaは全員集合だね!」
「そうですね」
「さっそく、練習に付き合って貰うわよ」
「良いよ!とりあえず、Afterglowの皆が来たらLIVEホールに移動しての練習になるけど、良い?」
「構わないわ、行ったり来たりするよりその方が良いのでしょう」
「正直ね」
「じゃあ、とりあえずAfterglowが来るまで光を独占させてもらいますか!」
「そうね」
「異論ありません」
「あこも賛成!」
「私もです」
俺は両手を上げて降参のポーズをとり言った
「わかったよ!少しの間独占されてあげますよ」
「やったね!」
そうして俺達はcircleに入りバイト着に着替えその後Roseliaの練習にしばらく参加する
1時間程経って一度休憩に入ったタイミングでまりなさんから
Afterglowの皆が来た事を知らされて俺達はホールに移動する
「光さん、今日はRoseliaの皆さんも一緒なんですね」
「練習に付き合ってたんだよ、今からは蘭達の練習も見るからね」
「そうですか、じゃあ、よろしくお願いしますね」
「まぁ、こちらこそかな?」
「それはそうと、光さん曲決まったんですか?」
「まだだよ、考え中」
「早く決めなくて大丈夫ですか?」
「俺だから」
そう言って肩を竦めて笑う俺になんとも言えない表情を向ける面々に対してさらに続ける
「曲さえ決まれば俺はどうとでもなるからさ!練習時間は夜でも大丈夫な訳だし!」
「それで、その演奏クオリティだから信じられないわよ」
「そう言われてもな〜」
「あの!とりあえず、練習しませんか?あたし達の方は曲決まってるので!」
「OK!じゃあ、俺は音響ルームかな?」
「ここで良いじゃないですか!間近の練習見てください!」
「って言ってるけど、友希那達は?」
「私達の時は音響ルームの方からお願いするわ」
「了解!じゃあ、30分交代で良い?」
「お願いするわ」
「私もOKです!」
「じゃあ、そうしよう!」
そうして30分交代でRoseliaとAfterglowの練習に付き合った後1曲ずつ演奏に混ざりその後解散となった
そして俺の方も上がりでいいと言われたのでそのまま家路に着く、帰り時間が一緒なので今日は紗夜と一緒だ
「光君、私達は光君の実力をどこまで引き出せていますか?」
「4割かな?調子いいと5割いけるけど基本まだ4割ってとこかな?」
「光君の全力を引き出せるのはいつになるんでしょうね」
「どうかな?俺にとっての全力がルミナスとしてなら難しいけど、そうじゃないならすぐだと思うよ」
「光君に近付けば近付くほどあなたは先に行ってしまいますからね」
「そりゃ、俺自身も研鑽は続けないとだしね」
「わかってはいても…もどかしいです」
「俺自身がこのままでいる事を良しとしないからなんだろうけど、俺はさ、皆の光になれるならたとえ追いつかれてもすぐにまた背中を追わせてあげるよ」
俺がそう言うと紗夜はクスクスと笑って言った
「なら、せいぜい追いつかれないように足掻いてくださいねルミナスさん」
「それは反則だって紗夜!」
などと話していると紗夜の家に到着した。
「いつも送ってもらってありがとうございます。」
「別に良いよ、帰りの方向は一緒なんだから」
「それでも、ありがとうございます。」
「どういたしまして、じゃあまたね」
そうして俺は紗夜を送った後帰路に着き自転車を走らせ数分の後自宅に到着しすぐに夕飯等を済ませ数曲演奏するがやはり自分の中でこれだと言える曲が見つからない、SPACEのラストライブの時に近いがあの時とは訳が違う、今回はあくまでも季節にあった曲を探しているからだ。
俺はギターを置いて立ち上がり身体を伸ばしてから呟いた
「俺自身が忘れてる可能性もあるし、ちょっと気分転換に音楽聞こうかな」
そう言って俺はプレイヤーにCDを入れて再生し半分聞き流しながらベットの寝そべりボーッとしていると何曲目かはわからないが曲が切り替わった
「こんな曲もあったなそういえば」
その曲は茜色の約束という曲でちょっとしんみりした感じはあるもの曲名と歌詞がマッチしているなと思う曲だった
「あぁ〜!これがいいかも!1曲目」
そうして1曲目を決めたタイミングでまた曲が切り替わり今度は茜さすという曲に変わるこれもまた今の時期にピッタリだと思った俺は2曲目をこれに決めた。
「一応アンコール曲も考えておいた方が良いかもな」
そう思いアンコール曲も考えアンコール曲はしょぼい顔すんなよベイベーに決めた。
「曲は決まったし、後は練習あるのみ!」
そう言って俺は就寝時間まで練習してから眠りに着いた
そして次の日、イツメンにはいち早く曲が決まった事を伝えたら演奏を楽しみにしているとの事だった。
その後Afterglowの皆にも曲が決まった事を伝えてから
当日までの間はAfterglowと練習を欠かさないRoseliaの皆に付き合い練習していき当日を向かえた
俺は準備を整えてAfterglowの皆と待ち合わせし目的地に向かった
「ここから、どのくらいだっけ?」
「電車で1駅行ってそこから少し歩きますね」
「俺が車の運転が出来たら楽だったんだけどね」
「いやいや、そこまでして貰わなくても大丈夫ですよ!」
「いや、でも、電車使うよりは車の方が早いかなとは思うからさ!」
「まぁ、場合によりけりじゃないですかね?」
「それもそうか」
そんな話しをしながら駅に向かい1駅分だけ電車に乗り数分後電車を降りて徒歩で商店街に向かって歩くこと10分と少し
お祭りらしい賑やかな音が聞こえてきた。
「お祭り独特の賑やかな音が聞こえるよ!」
「ホントですね!」
「これから演奏するんですよね!」
「楽しみ〜」
「同じく〜」
「あたしも同意!今から高鳴るって言うかたぎる!」
「とりあえず、先に運営の人って言うか招待状くれた人達のとこに行かないと」
「そうですね、そっちが先決ですもんね!」
そうして俺達は運営委員のテントに向かいそこで作業をしていた人に声をかける
「すいません、自分達招待状をもらって、演奏するために来たんですけど」
「ちょっと待っててください。今、青年部の組長さんを呼んで来ます」
そう言って集会所の中に入って行きお祭り法被を羽織った男の人と一緒に戻ってきた
「お待たせしました。青年部組長の石崎です。Afterglowの皆さんと、宮村光さんでまちがいないですね」
「はい、大丈夫です。」
「ステージ演目まで時間がありますので、お祭りを楽しんで来てください!演目の時間になる前に放送でお呼びしますので」
「じゃあ、そうします。皆どうする?」
「光さん待ち合わせしてるんじゃないんですか?」
「そうだけど、皆はどうするのかなって大勢の方が楽しいかもしれないし」
「じゃあ、光さんが連絡して聞いてみてください!」
「OK!聞いてみるよ」
俺はスマホを取り出し友希那に連絡する
数回のコール音の後繋がった
(光?現地に着いたのかしら?)
「そうそう、それで友希那達どこに居たかなって」
(ちょうど商店街の入口にいるわ、そっちは美竹さん達と一緒かしら?)
「そうだよ、それで、演奏まで時間あるから皆であちこち回らないかなって」
(構わないわ、とりあえず、入口まで迎えに来てちょうだい)
「了解、じゃあ、今から向かうね」
(待っているわ)
そうして通話を終了させて蘭たちに話しかける
「商店街の入口にいるみたいだし、皆で回るのOKらしいから行こう!」
「まぁ、向こうが良いならそうします。」
「あたし等もそれで大丈夫です」
Afterglowの皆からOKが出たので俺達は商店街の入口で友希那達と合流してあちこち出店を回っていると放送で呼び出しがあったので俺達は移動する事にした。
「じゃあ行ってくるから、見ててね」
「えぇ、最高の演奏を期待しているわ」
「またアタシ達を光の世界に引き込んでね!」
「任せてよ!」
「楽しみにしてるね〜」
「うん、期待してて」
そう言って俺達は移動し準備を万全にしてスタンバイしたタイミングでAfterglowの番となった
「いってきます光さん!アタシ達のステージ楽しみにしててください!」
「ここでみてるから精一杯やりきってきな!」
「はい!いってきます!」
「行ってらっしゃい」
そうしてAfterglowの皆を見送りステージ袖からAfterglowの演奏を聞いていく
Afterglow視点
「Afterglowです!今日はお祭りLIVEに呼んでもらったんで、最高の演奏を皆さんに届けます!」
「最高の演奏をいつも通りに!」
「私達らしく!」
「やるよ〜!」
「じゃあ、行くぜ!蘭!曲名よろ!」
「それじゃあ1曲目!ScarletSky!」
アタシ達はお祭りを盛り上げる為に演奏する
そして控えてるあの人に、光さんに最高の演奏を見せるために
この曲を演奏する。
そして1曲目を終えたタイミングでまた話し出す
「2曲目に行く前に、メンバー紹介します!まずはギターの
モカ!」
「モカちんで〜す」
「続けて、ベース件Afterglowのリーダー!ひまり!」
「よろしく〜!」
「キーボードのつぐみ!」
「こんばんは、よろしくお願いします」
「ドラムの巴!」
「よろしくな!」
「そして、ギターボーカルのアタシ!美竹蘭!この5人でAfterglowです。そして、もう1人、アタシ達Aftergloにとってかけがえのない存在で、6人目のメンバーとまで言える存在の光さんが今日、このステージで演奏します!それじゃ2曲目
Y.O.L.O!!」
そして2曲目を演奏していく、アタシ達が演奏で盛り上げて
光さんが終わりを彩る、そのためにアタシ達が最高の状態で光さんに最後を託す為に、いつも通り最高の演奏でこのLIVEを盛り上げて行く
そして、2曲目が終わりアタシ達Afterglowの出番が終わる
「アタシ達の出番はこれで終わりです。次が最後のステージ演目になります。その終わりを飾ってくれるのは、光さんです
よろしくお願いしますね光さん!」
光side
「よろしくお願いしますね光さん!」
そう言って蘭が俺の名を呼びそれに応えるように俺はステージ袖から出ていき蘭達全員と掌をうち交し俺は改めてステージに立った
「こんばんは、光です。今日は秋祭りLIVEに呼んでもらえて光栄です。俺が歌う曲はこの季節にピッタリな少ししんみりとした感じの曲になります。まずは1曲聞いてくださいタイトルは
茜色の約束」
俺はキーボードを演奏しながら歌っていく
『茜色した陽だまりのなか無口な風がふたりを包む
歩幅合わせて歩く坂道いつもあたしは追いかけるだけ
つまずいたり転んで泣いてみたり
決してうまく生きれるあたしじゃないけど
あなたがほらあたしの手を引くから
恐がる心も強くなれるよ
だから
泣いて笑ってつないだこの手は重ねた言葉に負けない約束
あなたに出逢えた茜の空に
ほらあの日とおなじことを願うよ』
歌って行く中で俺はAfterglowの皆が浮かんだ、いつだったか蘭達が言っていた、いつも練習するのは夕方だからAfterglow
だって、お互いがお互いに出逢えた夕方、そして泣いたり笑ったり時には喧嘩したりする事もあっただろうけど、それだって自分達らしくあれるいつも通りなんだと、だからこそこの曲のイメージにピッタリなんじゃないかと思いながら歌っていく
『ひとつひとつ季節は過ぎていくけど
あといくつの想いを伝えられるだろう
ありふれていた日々さえ戻せはしない
この毎日を一瞬を愛しく想うの
だから
涙も笑顔も繋いだこの手も幾重の写真に負けない想い出
あなたに出逢えた茜の空に
ほらあの日とおなじことを誓うよ
やがて「別れ」が訪れてもふたりすべてを受け止めてく
「出逢った場所」も「今いる場所」も
永遠に心と繋がってる
ほら振り返れば足跡が続くよ
だから
泣いて笑ってつないだこの手は最後の瞬間まで離しはしないで
この道の先をまたふたりで歩いていこう・・・歩いていこう・・・
だから
泣いて笑ってつないだこの手はすべての言葉に負けない約束
あなたと出逢えた茜の空に
ほらあの日とおなじことを願うよ』
ラストまで歌い終えると俺は軽く深呼吸してから話し出す
「1曲目は茜色の約束でした。この曲は友達同士とも、恋人同士ともとれる歌詞の内容だったんですけど、みなさんは誰を思い浮かべましたか?大切な人を思い浮かべてくれたらと思います。続けて2曲目に行こうと思います。2曲目は茜さす」
俺は再びキーボードを弾きながら歌っていく
『枯れ葉舞う街角を駆け抜けてく乾いた風
伸びた影とイチョウ並木季節を見てたかった
返事のない呼ぶ声はあっという間かき消されてしまう
目抜き通り人波抜けてどこか遠く誰もいない場所へ
気付いてたのに何も知らないふり
一人きりでは何もできなかった
出会えた幻にさよならを茜さすこの空に
零れた弱さに手のひらを
一輪の徒花そんなふうに願い叶え痛みを知る』
Roselia+日菜視点
「秋って感じするね」
「そうね、どことなくこの季節らしさを感じるわ」
「さすがひ〜くんだよね」
「本当ね、悩むだけ悩んで最高の演奏を披露してくれるだものね」
「やっぱり光兄ぃも光兄ぃの演奏も最高だね!」
「そうだね、本当にカッコイイ」
感じ方はそれぞれ違っても、秋の訪れをそれぞれが感じていた
『渡り鳥の鳴く声も赤く染る雲に消えてしまう
帰り道も遠く離れて今は一人誰もいない場所で
気付いた景色の色にふれたとしても
一人きりでは声も出せなかった
愛した幻に口づけを黄昏れたこの空に
まだ夕べの星灯らない
待ち宵も朧げ月は何処に引き裂かれて痛みを知る
くり返す日々の中で探してたのは歩き続けるための願い
出会えた幻にさよならを憧れはこの空に
流れた月日を手のひらに一片の花弁そんなふうに
痛み重ね出会いを知る出会い重ね願いを知る』
2曲目が終わると同時に蘭がステージに出てきて言った。
「光さん!もう一曲お願いします!今のままちょっとしんみりした感じでお祭りの終わりを飾るよりも今日が楽しかったと思えるような曲をお願いします!」
そして蘭の言葉につられるように響くアンコールの声
俺はそれに応えるためにギターを手に取り話し出す
「じゃあ、アンコールに答えてもう一曲、しょぼい顔すんなよベイベー」
『しょぼい顔すんなよベイベー
しょぼい顔すんなよベイベー
きっと素晴らしい未来が待ってる』
俺は歌って行く中で仲間たちと過ごす1日1日を大事にして欲しいという思いを込めて演奏する
『今更だけどお前に言うよ立ち止まるには早すぎるだろ
負けず嫌いの俺たちバカは夏の熱さを思い出すんだ
お前がダメな時は俺が頑張るから俺がダメな時は
いつものようにバカやって笑わせてくれ
しょぼい顔すんなよベイベーしょぼい顔すんなよベイベー
きっと素晴らしい明日が俺らを待ってる
しょぼい顔すんなよベイベーしょぼい顔すんなよベイベー
きっと素晴らしい未来が待ってる』
Afterglow視点
「あの人らしい」
「気心知れたメンバーではしゃいでる姿が何となく目に浮かぶよ」
「ちょっと私達っぽい感じもするよね」
「わかる〜」
「何となく気付いたら一緒にいて、たまに呆れるようなことしてたりとかあったもんな」
そんな話をしながら私達は光さんの声に耳を澄ます
『今さらだけどお前に言うよ一番大事にしてたものが
今ここにある目の前にあるずっとこれから守り続ける
出来るか出来ないかは(出来ないかは)
大したことじゃなくて
やるかやらないかが(やらないかが)
きっとこれからの俺達を繋いでくれる
しょぼい顔すんなよベイベーしょぼい顔すんなよベイベー
きっと素晴らしい明日が俺らを待ってる
しょぼい顔すんなよベイベーしょぼい顔すんなよベイベー
きっと素晴らしい未来が待ってる
しょぼい顔すんなよベイベーしょぼい顔すんなよベイベー
きっと素晴らしい明日が俺らを待ってる
しょぼい顔すんなよベイベーしょぼい顔すんなよベイベー
きっと素晴らしい未来が待ってる』
「聞いてくれてありがとうございます。」
演奏が終わり俺がそう言うと拍手が巻き起こった
そして祭りの全ての演目が終わり告げるアナウンスが流れ
お祭りが終わった
俺達は帰り支度をし青年部組長の石崎さんに声をかける
「今日はありがとうございました。」
「こちらこそ、君達を呼んで正解だったよ!機会があったらまた頼むな」
「はい、その時は是非お願いします」
「おう!またな!」
挨拶を交わし俺達は来ていたメンバーと合流し帰路についた
そして帰り道
「光さん、今日演奏した曲、1曲目と3曲目がなんかアタシ達に向けられてるみたいだったんですけど、狙ってました?」
「まさか!演奏する中でそんな感じがするなと思ってはいたけど、あくまでも季節らしさをイメージして演奏したつもり」「それはそうと、光、あなたLIVE中の美竹さんの発言に疑問はないの?」
「なんかおかしなとこあったっけ?」
「メンバー紹介の時だよ!光も数に入ってたじゃん!」
「そういえばそうだね」
「反応薄くないですか?」
「こんなもんじゃない?だって今回は招待受けたのが俺と蘭達Afterglowな訳だし、俺もメンバーに入ってても不思議は無いかなって」
「まぁ、その通りではあるんですけど・・・そうじゃないって言うか、なんて言うか」
「どういう事?」
「いや、光さんバンドはやらないって言ってましたけどなんだかんだあたし等や他のバンドの人達と一緒にいるじゃないですか、あたし等にとって光さんて居て欲しい時に居てくれる存在なんです。だから、あたし等が過ごすいつも通りの中に光さんがいて欲しいなって思って、それであたし等の中で光さんはAfterglowのメンバーの一人って認識なんですよ」
俺がAfterglowにとってどんな存在なのかを巴が教えてくれた。
俺自身も巴の説明に納得していたので特に否定はしないし
むしろやっとかなとさえ思う
「光栄な話だね、なんか、やっと皆に認められたかなって実感が湧くし」
「とっくに貴方のことは誰もが認めてるわよ光」
「わかってるよ、でもさ、やっぱりバンドメンバーに数えられたり、いて欲しいなって思われたり、ちゃんと言葉で伝えられたりすると、改めて形は違えど皆と一緒に音楽やってて良かったなって思うんだ」
「ひ〜くんは皆にとって特別だもん!じゃなかったらあたし達だって頼ったりしないと思うし」
「そうですね、こればっかりは日菜先輩に同意です。」
「そうだね、光を特別扱いって言うか、やっぱりバンドメンバーの一人として数えたりとか、光が言ったように形は違えど、アタシ達を助けてくれる存在なんだし、少なくともアタシ達RoseliaやAfterglowにとってはそれだけ光が特別って事だよ!(まぁ、個人的にもね)」
「そうだったら嬉しいな」
そんな話しをしながら俺達は電車に揺られ自分達の街に戻ってきた。
そして改札を出てからはそれぞれが別方向な為ここで解散となる
「光さん!今日はありがとうございます。アタシ達も楽しかったですしやっぱり光さんの演奏もとても良かったです。」
「喜んでもらえて何よりかな、俺も楽しかったしまたやろう!」
「是非お願いします。でも、アタシ達の当面の目標は光さんに向けて音楽を届ける事です。」
「貴方達だけじゃないわ、それは私達も含めて全バンドの目標よ」
「そうですね、でも、目標が形は違うと思うのでアタシ達はいつも通りの演奏を光さんに届けます。」
「楽しみにしてるよ蘭達のそして友希那達の演奏をこの目にここ耳に残せるような演奏が聞けることを信じてるから」
「期待していてください!」
「うん、楽しみにしている。最高の演奏を聞かせてね!」
「約束します!」
そうして俺達はそれぞれに約束を交わしてそれぞれの帰路に着いた、そして俺達それぞれのメンバーの背中を押すように
少し冷たい風が吹き抜けていった。
ラストに迷い投稿が遅くなりました。
とりあえずAfterglowのイベントは書ききりました!
残りのイベントも絶賛思考しながら書いてはいますのでお楽しみに
次回はポピパのりみちゃんとお姉さんのゆりさんとのイベントになります。他のポピパメンバーや主人公がどんな風に関わっていくのか楽しみにしていて下さい。
次回「見送る気持ちと明日への道」
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
-
二学期編として何話か入れましょう
-
シーズン3の内容入って大丈夫です!