僕等が奏でる歌と音   作:凌介

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これから光はRoseliaの挑戦を見届ける


第38話挑戦と反省

千聖のマネージャーの件も落ち着いた週明け

学校に来るなりリサと友希那に空き教室に拉致られる

「2人とも朝からどうしたの?」

「聞きたいことがあるのよ」

「なんか報告しないといけないことあった?」

「白鷺さんのマネージャーの件は落ち着いたのかしら?」

「そうそう!後、これからの光のスケジュール!」

「マネージャーの件は落ち着いたけど、代わりに今週いっぱいバイトだよ、そっちは?」

「今日から金曜まで練習して土曜1日休養した後日曜にオーディションよ」

「オーディション?」

「うん、前に言ってたFWFの前段階になるオーディションLIVEがあるんだよ!それでね、ちょっと本格的に光に練習見て欲しいなって」

「俺は良いけど、他の皆の了解は得てるの?」

「全員同意済みよ」

「わざわざ拉致らなくても良かったのに」

「直接頼んだのだし、前からお願いはしていたわ」

「まぁ、確かに、じゃあちょっと本腰入れて練習見るよ」

「お願いするわね」

「頼んだよ光!」

「もちろん!その代わり厳しくいくから覚悟しておいてね」

「OK!」

「お願いするわね」

そうして話は決まり俺達は教室に戻ると今度は日菜に捕まった

「おっはよう!ひ〜くん!」

「おはよう日菜、朝から元気だね」

「ひ〜くんはいつもテンション低いよね朝は」

「朝は苦手だからね」

「ひ〜くん今度は友希那ちゃん達と何かするの?」

「うん、友希那達Roseliaの練習をひたすらにみるよ」

「友希那ちゃん達何かあるの?」

「なんか、オーディションに挑戦するらしいよ」

「そうなんだ〜それでひ〜くんが練習見るんだね、それが終わる頃にはひ〜くんに向けたLIVEがあるんだよね」

「あぁ、そうだな、もうすぐか……」

「感傷に浸るのは全部終わってからよ!光!私たちはこれまでも、そしてこれからもあなたに助けられると思うわ、でもね、あなたが私たちにしくれるように私達もあなたを支えられるようになりたいのよ!Roseliaは少なくともあなたの隣に立つことを諦めたりはしないわ」

「ありがとう、その言葉だけで俺は音楽を続けたかいがあったよ」

そんな話をしながら俺達はホームルームの時間が始まるのを待っていると先生がやってきてホームルームが始まりその後

休憩時間を挟みつつ午前中の授業を終え昼休みになる

イツメンで昼食をとりつつ今後の予定などを話しながら昼休みを過ごし午後の授業を終えて迎えた放課後

俺と友希那達Roseliaはcircleで練習に勤しんでいた

「ストップ!あこちゃんドラム走り気味だから注意!紗夜!もっと周りの音聞いて!もう1回!」

そうして俺は細かい所まで指摘して行きながら1度休憩をとることにした

「10分程休憩しよう」

そう言って俺はかけていた眼鏡を外し一息つくと友希那以外のメンバーはその場にへたりこんだ

「ちょっと休憩!」

「さすがに疲れましたね」

「光兄ぃスパルタなんだもん!」

「いつにも増して厳しいね」

「光、加減なさい」

「嫌だよ、手加減しないって言ったよ?」

「本腰入れて練習見るとは言っていたけど、ここまでスパルタなのはどうかと思うけれど」

「俺が妥協して良いならいくらでも妥協するよ、でもさ、本当にいいの?」

「どういう事?」

「妥協するってのは諦めるのと変わらないよ!俺は友希那達の挑戦をサポートするために全力を尽くすつもりでいるけど、妥協するなら俺は今のままでいいんじゃないって思うよ」

「……そうね、確かにその通りだわ」

「一理あるよね」

「1度妥協を許してしまえばって言いますもんね」

「そこまで考えてるんですね」

「光兄ぃらしいね」

「まぁ、妥協って言うわけじゃないけど、大丈夫そうな部分は今のまま伸ばしていって後々気になったら気を付ければ大丈夫だからさ」

「そのために貴方の力を借りるのよ、私達が気付けない部分は頼むわよ」

「そこは妥協しないから安心して、てか、そろそろ練習再開しない?」

「そうね、練習を再開するわ」

「もう少し頑張りますか!」

「ですね」

「はい!」

「やるよー!」

そうして練習を再開し俺はまた細かい所まで指摘していく

「燐子!キーボードもう少し主張していいから、そこ意識!あこちゃんはもう少しリズムキープ正確に!友希那も声張る所と抑えるところをもう少し意識して!」

「わかったわ、もう一度いくわよ!」

そうして時間いっぱい練習した後休憩を入れ更に延長して練習した後解散した。

俺もバイト終了時間と重なったので紗夜と共に帰宅中だ

「光君、練習見てくれてありがとうございます。ですがいささかスパルタ過ぎませんか?」

「これでも許容範囲は超えてないつもりだけどね」

「光君自身を基準にしてるならそれは比べる相手を間違えてます。」

「いやいや、さすがに俺も自分を基準にはしてないよ!ただ普段のRoseliaの練習量とか時間とかからこのくらいならって思える範囲でやってるつもりだよ、それに手を抜いたりなんかしたら友希那に何言われるかわかんないし、何より紗夜だって怒るでしょ」

「そうですね、確かに手を抜かれてると分かれば怒るとは思いますけど、きっと私はそうはならないと信じてますからね

そうでしょ?''ルミナス''さん」

「その名前で呼ばないで!もう1人の俺は今回力を貸すか分からないからね」

「そうですか、まぁおいそれと見せていい姿ではないと仰ってましたしね、ですが今回も頼らせてもらいたいですね、オーディションの結果次第では励ましてもらったりとか」

「まぁ、それをルミナスの俺がやるかどうかは別として、いつでもRoseliaの力になるよ、俺は6人目のメンバーなんでしょ?」

「えぇ、居てもらわなくては困りますね、光君には」

「そっか、じゃあ、今日のところはもう少し紗夜の隣を歩くことにするよ」

俺がそう言うと紗夜は赤面して俺の肩を軽く叩いて数歩先を歩いていった

「紗夜!荷物持ってるんだし、ゆっくりペース守って歩きなよ!」

そう言って後を追いかけて隣に並び紗夜を送り届けた後俺も家路についた

自宅に着くと俺はすぐに夕飯等々を済ませてからベッドに寝そべり普段から使っているウォークマンから曲を再生していくもしも、演奏という意味で俺の力が必要なら最大限応えたいと思いながら俺は眠りに落ちた

 

次の日

いつもより早めに学校に行くと後ろから走ってくる音が聞こえて俺はスっと横に避ける

「おっはよう!ひ〜くん!」

「やっぱり日菜だった」

「気付いてたの?」

「だから受け見とるために避けたんだけどね」

「そういう事か!」

「気付こうよ!」

「だねぇ、アハハ」

「まったく」

そう言って肩を竦めてから歩き出す

「あっ!待ってひ〜くん!」

「先に行ったりしないから大丈夫だって」

俺は日菜が隣に並ぶのを待って再び歩き出す

「そういえば友希那ちゃん達どう?」

「元々技術は高い方だから細かいミスを指摘するくらいかな?俺の役目は統一感を強くする事だから」

「オーディション合格出来そう?」

「どうだろうね、俺の知ってる事の確認も含めて軽く調べて見たんだけど、プロでも落ちる最難関だから、例えるならものすごく高い壁が立ちはだかってる感じかな」

「そっかぁ〜ひ〜くんは出ないの?」

「俺はソロだもん!俺の仲間たちもあそこには行き着くことは多分無いだろうな」

「じゃあもし、夢が叶ったとしたらデビューしてそれで終わり?」

「さぁ?俺は音楽以外はからっきしだからね、イベント事には参加するだろうけど、まだわかんないよ、パスパレは?最近どうなの?」

「可もなく不可もなくって感じ、みんな集まって練習出来たらすっごくるんってするけど、千聖ちゃんちょっと前まで忙しいかったからちょっと微妙だった」

「日菜は紗夜とは別の意味でパスパレの事好きだもんね」

「お姉ちゃんは特別だもん!あたしの自慢のお姉ちゃんだしね!」

「ならさ、紗夜からも自慢の妹だって思われるよう努力しないとね」

「だねぇ〜」

そんな話をしながら教室に行き既に来ていた友希那達とも合流し他愛ない話をしながら授業が始まるのを待って授業を受け普段と同じく昼休みを過ごし午後の授業を、受け迎えた

放課後

今日もRoseliaの練習に付き合い俺はまた細かい所まで指摘していく

「友希那!練習だからさ今だけもう少し声を抑え気味にしてみて、本番声出なかったら困るだろうし、今だけ加減する感じで、その変わりあえて演奏に力を入れるからさ」

「あなたがそういうのならそうするわ、皆良いわね?」

全員が頷きで答えたのを確認し演奏を再開する

一通り練習して1度休憩をとる

「友希那、一応これのど飴、他の皆も飲み物とか準備してあるからゆっくり休憩して疲れ残さないようにね」

「光は今日もスパルタなんだもん!疲れたよ!」

「厳しくいくからねって前もって言ったよ!」

「わかってるけどさァ〜」

「光君なりにちゃんと私達の練習時間や量からちゃんと考えて練習見てくれているみたいですし、それだけでも技術向上になりますよ」

「紗夜さんどうしてそこまで知ってるんですか?」

「昨日スパルタな理由をお聞きしたので」

「光兄ぃそこまで考えてたんだ」

「そうしないと皆オーバワークで倒れるよ、友希那の声だって枯れるかも」

「手間をかけるわね」

「俺もメンバーなんでしょ?ならこのくらいはね」

「なら、この後は演奏に参加してちょうだい」

「良いけど、演奏する側としてアドバイスすればいいの?」

「お願いするわ」

「OK!」

俺は一応持ってきていたギターを手に取りストラップを肩にかけると軽く音を確かめ準備を完了させておく

「もう少し休憩したら再開しよう」

「なら今のうちにしっかり休みましょう、光が参加したら私達は更にくたびれるわ」

「なら、俺が暴走しないようにしっかり手綱を掴んでてね

友希那」

「私なの?」

「リーダーだし」

「はァ…わかったわよ!じゃあ練習を再開しましょう」

そうして練習が再開されると俺は皆の音を聞きながら動き周り自分の音を重ねていく、そして数分後

全員が疲れた表情を浮かべていた

「皆大丈夫?」

「光、加減していたのよね?」

「一応5割キープしてたつもり」

「そうよね、私もそう感じたわ」

「光、アレほんとに5割?」

「かなりきつかったんですが」

「私も…少し」

「あこ腕痛い」

「う〜ん、どうしたもんかな?」

「光、1つ頼み事をしても良いかしら?」

「何?」

「他のメンバーに5分だけ休憩させるからあなたの演奏で歌わせてくれないかしら?」

「楽器は?俺、今ギターしかないけど」

「リサ達の楽器を借りれば良いわよ!そうね、上手く楽器を交代させながら演奏出来るかしら?」

「大丈夫だけど、配置弄っていい?」

「構わないわ」

「じゃあ遠慮なく」

俺は自分を囲むように楽器の配置を変えてから友希那の後ろにスタンバイし友希那に声をかける

「いつでもいいよ!」

「光、曲のリクエストは?」

「FIREBIRDで!」

「わかったわ、いくわよ!」

「いつでも!」

そうして友希那の歌声に合わせキーボード、ドラム、ギター、

ベース、の順で演奏していき1曲分の演奏を終える

「さすがに1人で全楽器担当するのは疲れるな」

「それでも、クオリティはさすがよ」

「だねぇ、アタシ自身無くすな〜」

「音が洗練されてましたしね」

「キーボードの音が透き通ってました」

「ドラムもドスドスきてうぁ〜ってなったよ」

「でも全力じゃないわね」

「当たり前だよ精々3割が良いとこ」

「これでも3割って…本気でやったら誰も着いて来れないよねきっと」

まぁ最もだろうと思う、1人で演奏するためのクオリティを求めている俺とは皆の演奏は全くの別物だ、だからこそ出来ることがあるようにどこまでも音が孤独なのかもしれない

そう感じた

その後も俺は演奏に参加しつつ皆にアドバイスをしていきその日は終了となる

そして今日も紗夜を送り届けてから家に帰り曲選びをしていた

「オーディション前でも、その後でもどっちにも使える曲があったらいいんだけど…」

そう思っていると1曲だけピッタリな曲を見つけた

「いいかもな、もう一曲くらい候補見つけておかないとな」

そう言って曲を聞いているうちに寝落ちしていた

 

そして次の日、練習3日目

「今のとこもう1回!全体的にズレてるよ」

「どのへんが?」

「演奏が1つになる瞬間」

「なるほど、わかんない!」

「どうしてよ?」

「演奏のバランスが悪いとかならわかるんだけど、ひとつになる瞬間って何?」

「そこから!?」

「お願い!光教えて」

「あぁ〜、わかったよ、簡単に言うと、渦だよ」

「渦?」

「友希那を中心に外側に広がっていく、そして中心だけが際立つんじゃなくて全員が1つになる瞬間があるんだよ、その瞬間にまだ不安がある」

「難しいけど、何となくわかった」

「光、お互いが納得行くまで手を抜いてはダメよ」

「約束は守るさ」

そうして時間いっぱい待て練習して解散した

俺は今日もまた曲を聞いてもう一曲を探し続けていた

どうせなら頑張れと伝えるより自分の力を最大限に活かしてとまたは活かしきったから大丈夫だと伝えられる曲を選んでRoseliaのみんなに届けたい、ならやることは1つだ演奏で皆に伝える俺は曲を決めそれをルミナスとしての俺に託す

「頼んだよ、もう1人の俺」

(任されたよ、僕が出るタイミングはおそらく、終わった後だ)

「それまでは俺に任せてもらうぜ」

(わかってるさ、君は僕で僕は君さ僕の中に君がいる君の中に僕がいるだからこそ)

「俺(僕)ならやれる!」

その後俺は4日目5日目と練習に付き合い1日は自分の練習に費やし迎えたオーディション当日俺はRoseliaのメンバーと会場に来ていた

「会場以外とデカイな」

「FWFの会場はもっと広いわ、ここはまだ序の口よ」

「へぇ〜凄いんだな!友希那達の目指す夢の舞台はまだもっと広大なのか、俺も行ってみたいな」

「連れていくわよ、私達が貴方をね」

「期待してるよ俺に友希那達の夢が叶う瞬間を見せて」

「えぇ、期待していてちょうだい、とりあえず控え室にいくわよ」

「じゃあ、俺は客席に行ってるよ」

「何を言っているの?貴方も一緒に来るのよ、間近で見届けなさい」

「そうだよ、光もRoseliaのメンバーなんだから」

「私達の傍で見届けてください」

「お願いします光君」

「お願い光兄ぃ」

「わかったよ」

そうしてRoseliaと控え室に行き俺達は出番が来るのを待っているとRoseliaの出番となり俺はRoseliaのみんなと一緒にステージ袖に来ていた

「円陣やる?」

「良いわね、皆、輪になってちょうだい」

皆意外そうな顔をしたものの号令に合わせて輪になり友希那を中心に手を重ねる

「光、貴方もよ」

「あぁ、もちろん」

そうして俺達6人は輪になり手を重ねた

「光、任せるわ」

「わかった」

俺は少し考えてから話し出す

「まず、皆に聞くよ、準備はいい?」

俺の言葉に全員が頷きで返す

「やり残したことは無い?」

「大丈夫よ」

「OKだよ」

「問題ありません」

「私もです」

「あこも大丈夫」

「俺は直接は参加出来ないけど、やれる事はやったつもりだからさ、Roseliaの全力を俺に見せてよ!」

「当たり前よ!」

「任せて」

「頑張ります」

「はい」

「うん」

「じゃあ、いくよ!全力を尽くして最高の演奏を!RoseliaにちなんでLet’sFIRE!!!」

「「「「「GO!FIRE!!!」」」」」

そうしてRoseliaの皆を俺は送り出した

 

 

Roselia視点

「フフフッ」

「どうしたの?友希那」

「円陣の掛け声、光らしいと思ったのよ、それに悪くなかった」

「確かに、GO!FIRE!!!なんて返した私達自身もアレでしたけど、自然と気持ちが1つになった感じがしますね」

「でも、自然と口から出ましたよ」

「なんかね!」

「さぁ、ここからは私達が最高の演奏を届ける番よ!」

私の言葉に全員が頷くと準備を完了させた私達はステージに立ちマイクを通して話し出す

「Roseliaです!私達の全力の演奏を聞いて下さい!行くわよ皆!LOUDER」

私達は光と共に培った技術の全てをのせて私達が持てる全てをこの1曲にのせる

見ていて光、貴方と出会ってから貴方と共に培った全てをこの曲にのせるわ、聞いていてちょうだい、私達が今出せる最高の演奏をここに残すわ

そうして私達の番か終わり休憩を挟んでから結果発表となった

けど…私達Roseliaは落選した。

でも、審査員全員が満場一致であえて落選させたらしい

理由は音が完成に近付いているからこそ完成されたRoseliaの音を最高の舞台で最高の形で披露して欲しいとの事だった

 

帰り道私達はファミレスで反省会を開くために全員で1歩1歩を踏みしめながら帰った

 

光視点

俺達は反省会をするためファミレスに来ていた

「残念だったね、それと、ごめん!俺の力が足りなかった俺がもっと皆に力を最大限借せていたら」

「何を言っているの?」

「そうだよ」

「いや、だってさ」

「だってじゃありませんよ光君」

「私達はあなたのおかげであと一歩の所まで来れたんですよ」

「違うよ…」

「きっと俺がいなくても、Roseliaの皆はここまで来れたと思う…俺は少なくとももっと皆に何か出来ることがあったんじゃないかって思うんだ」

「光君、考え過ぎですよ!私達は光君の手助けもあってあと一歩の所まで来れたんですよ」

「そうだよ光兄ぃ!光兄ぃが色々教えてくれたからここまで来れたんだよ!」

「その通りよ光」

「悔しい気持ちは私たちにもあるよ、でもね、光のせいじゃない!光のおかげなんだよ」

「リサ…俺は皆の役に立てたのかな?」

「めちゃくちゃ役に立ってくれたじゃん!」

「そうよ!あなたはこの1週間私達Roseliaを最大限に支えてくれたわ」

友希那の言葉に全員が俺の目を見て頷いた

そして友希那はそのまま店員を呼び注文を口にする

「スーパーヤケ食いセットを6人前」

「はい、スーパーヤケ食いセットを6人前ですねかしこまりました、注文の到着までもうしばらくお待ちください」

「皆、大丈夫?スーパーヤケ食いセットなんて」

「何とかなるわよ」

「いや、俺は男子だから多少量が多くても平気だけどさ」

などと話していると料理が運ばれてきた

「お待たせしました、こちらスーパーヤケ食いセット6人前になります」

運ばれてきた料理を見て俺はしばらく肉料理は遠慮したいと思うのだった

「さぁ、これを食べて気持ちを新たに来年再挑戦よ!」

「そうだね!まだ始まったばかりだもんね!」

「えぇ、これが私達の再スタートですね!」

「はい!完食して再スタートしましょう!」

「うん!食べよう!」

「だね!」

そうして俺達は多少時間はかかったものの完食しきってファミレスを出た

「しばらくは肉料理は遠慮したいね」

「だねぇ、こればっかりは光に同意」

「私もよ、しばらくは肉料理は遠慮するわ」

「えぇ、しばらくは魚や野菜などをメインに肉料理は最低限にしたいですね」

「そうですね」

「うん、あこも今だけはあんまりお肉食べたくない」

皆が俺の言葉に同意する中で俺は更に言葉を続ける

「あのさ、まだ皆時間ある?時間的にまだcircleやってるしちょっと付き合ってくれない?」

「これから練習でもする気?」

「俺の演奏聞いてよ!」

「光君、もしかしてこれからの私達を激励してくれるのですか?」

「そのつもり、さぁ行こう!」

「まぁ、せっかくだしね!」

「ですね!」

「うん!」

そうして俺達はcircleに向かった

数分後、俺達はcircleに来ていた

「こんばんは、まりなさんまだ平気ですか?」

「30分だけね!それ以上は待てないよ!」

「十分です!皆、先に行って客席で待ってて!」

「わかったわ、行きましょう」

俺はスタッフルームで着替えた後髪を結い上げピアスを付け替えてルミナスの姿に変わると相棒と呼んでいるギターを手に取り相棒に向けて言った

「頼むな相棒!」

俺はスタッフルームを出て皆の所に向かった

そしてステージ袖に移動しステージに出ていくとマイクを通して話し出す

「やぁRoseliaの皆さんこんばんはルミナスです」

「ルミナス?光じゃないの?」

「光であって光じゃないのよ彼は」

「本気で演奏するための姿ですね、心から本気で誰かのためになりたいと思った時になる姿なんです」

「お2人はあの姿を見た事があるんですね」

「えぇ、私の誕生日の時にねあの姿で本気の演奏を聞いたわ」

「私の場合は前にもお話しましたように日菜との関係の改善に一役買っていただきました」

「じゃあ今回はあこ達全員に向けて何かを伝えたいってこと?」

「そういう事、今回は演奏に入る前に皆に聞くよ、皆、演奏に命懸けになれる?」

「どう言う事かしら?」

「僕がこれから演奏する曲は命を燃やして頑張る皆への応援ソングと強い信念でまっすぐ己の道を歩む女性への応援ソングなんだ、だからこそ聞いておきたい、皆は命を燃やして頑張ろうと思う?」

皆は僕の問のに顔を見合わせてから力強く頷いた。

「良かった、じゃあ、これから演奏する曲は君達の心にきっと届くと思う、1曲目はfight」

 

僕は相棒のギターを弾きながら歌っていく

 

『描く夢がすべて叶うわけなどないけど

あなただってわかっているはずよ

壊れそうな空だってあたしは受け入れるから

大丈夫よ優しい嘘大人になりたい

頑張れ頑張れ命燃やして続く現実生きてゆく

頑張れ頑張れ限りある日々に…

花を咲かせる』

 

Roselia視点

「友希那、紗夜、これが光の本気の演奏なの?」

「言っておくけどまだ序の口よ」

「えぇ、こんなものじゃないです。今見えてる世界はほんの一部に過ぎませんから」

「そうなんですか?」

「えぇ、私が見た世界はもっと広いわどこまでも広くて広大だったわ」

「あこ達も見られるかな?その世界が」

今見えているのは私達が練習している姿、目標に向かって必死に練習する私達が映し出されていた、これが序の口だと言うのならどれだけの世界が見えるのだろう

それが怖くもあり楽しみでもある私達がいた

 

『希望の先にある憧れに手を伸ばせば

明日だって手さぐり見つけるよ

散りゆくから美しいという意味がわかってきた

ごめんねもう少し大人になるから

頑張れ頑張れ勝ち負けだって大事なことなんだね

頑張れ頑張れそうさ人生は引き返せない

 

いつか振り返る時今日の若かりし日が

きっと懐かしくなるから

 

頑張れ頑張れ命燃やして続く現実生きてゆく

頑張れ頑張れ限りある日々に…

花を咲かせる花を咲かせる』

 

演奏を終えて僕は再びマイクを通して話し出す

「1曲目のfightから限りある日々を1日1日を全力で頑張る気持ちを知って貰えたらいいなと思い演奏しました。

このまま2曲目にいきます、聞いて下さい!Aurora」

僕は再びギターを弾きながら歌っていくこの曲に全てを込めて皆が何かを掴むことが出来るように

 

『もう多分きっと大丈夫どこが痛いか分かったからね

自分で涙拾えたらいつか魔法に変えられる

ほんの少し忘れていたねとても長かったほんの少し

お日様がない時はクレヨンで世界に創り出したでしょう

 

正義の味方には見つけて貰えなかった類

探しに行かなくちゃ呼び合い続けたあの声だよ

溜息にもなれなかった名前さえ持たない思いが

心の一番奥の方爪を立てて堪えていたんだ

触れて確かめられたら形と音が分かるよ

伝えたい言葉はいつだってそうやって見つけてきた

 

振り返れば途切れずに歪な線を描く足後

悲しいくらいわかりやすくいつもここに向けて伸びる

大切にするのは下手でも大切だって事はわかっている

せめてその白い手紙が正しく届きますように

考え過ぎじゃないよそういう闇の中にいて

勇気の眼差しで次の足場を探しているだけ

 

解き放てあなたの声で光る羽根与えた思いを

その足が向かうべき先へそうしなきゃ見えなかった未来へ

諦めなかった事を誰よりも知っているのは

羽ばたいた言葉のひとつひとつ必ず届きますように

 

もう一度もう一度クレヨンで好きなように

もう一度さぁどうぞ好きな色で透明に

もう一度もう一度クレヨンでこの世界に

今こそさあどうぞ魔法に変えられる

 

ああ、なぜ、どうして、と繰り返して

それでも続けてきただろう

心の一番奥の方涙は炎向き合う時が来た

触れて確かめられたら形と音をくれるよ

あなたの言葉がいつだってあなたを探してきた

そうやって見つけてきた』

ラストまで一気に歌い上げるとマイクを通して話し出す

 

「僕が用意したのはこの2曲だけど、リクエストがあるならもう一曲くらいなら受け付けるよ但し」

僕は言葉を区切り髪を解きピアスを友希那とリサがくれたものに付け替え光の姿に戻り言った

「ここからは光としての演奏だけどね」

俺がそう言うと笑いながら友希那が言った

「どのくらいの時間が残されているかわからないけど、

1曲リクエストしても良いかしら?」

「どの曲かな?」

「リサのbirthdayに送ったCDにあったBelieveinYourselfを聞かせてちょうだい」

「OK!じゃあいくよ!」

俺は演奏を始める

 

『Wow…

 

やれるだけやりきったかなんて自分しかわからない

 

だから自分に嘘つくな自分にはズルするな

 

誰かと自分を比べるよりも己を誇れる人になりたい

 

自分を投げ出さず生きた今日を

 

褒め続けられる日々を送ろう

 

君にしかわからなくたって楽な道は選ぶな

 

最後に報われるのは逃げずにいた君自身だから』

 

 Roselia視点

 

「何度聴いても凄く前向きになれる曲だな〜自分を投げ出さず生きた今日を褒め続けられる日々を送ろうなんてやっぱり光らしい」

 

「最後に報われるのは逃げずにいた君自身だと、だからこそ逃げずに向き合えということかしらね」

 

「かもしれませんね、湊さんがこの曲をリクエストした意味がわかった気がします」

 

「そうですね、楽な道を選ばすに進んだら最後には報われると言われているようですね」

 

「だねぇ、なんかねあこ凄く元気出る!」

 

 

光が後ろから背中を押してくれて見守ってくれてるみたいだなと思いながらも自分自身が努力する事を忘れないでと言われているようでそれが伝わってくる中で曲を聞いていく

 

 

 

 

『馬鹿にされることはあっても馬鹿にだけはしないこと

 

いつの日も慎(つつ)ましくあれ気高く命燃やせ

 

結果ばかりに目を向けるよりも

 

歩んだ道のりを見つめてたい

 

自分を諦めず生きた日々を

 

悔いなく終わる命でありたい

 

思い通りにならない日も無駄にだけはしないで

 

大事なのは君が君を最後に認めてやれるかだ』

 

 

 

「やっぱりさ頑張れとかそういう歌詞が一切ないのに凄く励まされるね、そう思わない?」

 

「そうね、それに演奏もかなりモノだわ、あの姿の光の時とは違うけれどね」

 

「確かにそうですね、あの姿の時とは違っても、彼の演奏は心に響いてきますね」

 

「わかります、私の時は曲の全部を繋げたメッセージでしたけど、こういうのも悪くないですね」

 

「わかる!こういうのはこうなんか心からわぁー!ってなる」

 

本当に光には敵わないと思いながらこの曲を聞いていく

 

 

 

『休んだっていいさまた前を向けるなら

 

確かな1歩を踏みしめて行こう 君が掴むのさ

 

君にしかわからなくたって楽な道は選ぶな

 

最後に報われるのは逃げずにいた君自身だから

 

…BelieveinYourself』

 

「ここまでだね」

「残念ねもう時間なのね」

「まぁ、またいつでもLIVEするよ」

「でもまずは」

「そうですね」

「はい!」

「うん!」

「あなたに向けたLIVEがすぐ間近よ!観客は貴方だけだけれど、私達から貴方への最初の恩返しよ」

「大袈裟な気もするけど、誰かの演奏を間近で聞くのは楽しみだから、皆が俺にどんな曲を演奏してくれるのか楽しみにしてるよ」

「貴方の涙を見れることを楽しみにしておくわ」

「なら、俺の涙を引き出して見せてよ!友希那達の演奏でね」

「楽しみしていなさい!絶対に最高の演奏を届けることを約束するわ」

「俺も最後に皆に最高の演奏を返す事を約束するよ」

「アタシ達全員との約束だよ!」

「もちろん!俺と全員の約束」

そうして俺達はRoseliaとも約束を交わした。

もうすぐ始まるLIVEに向けて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お久しぶりです!結局連休ほぼほぼ使ってしまいましたけどRoseliaの挑戦を書きました。次回はカバーLIVEの前編を書いていきますのでお楽しみに
次回「前日と楽曲決定」

シーズン3の内容いくか二学期編挟むか

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