第41話誕生日と目標の再認識
LIVEが終わって本格的に冬休みに入った俺は絶賛演奏中だ
理由は彩の誕生日に送るCDの作成である
全楽器を1人で演奏するためになかなかハードで大変な作業ではなくあるが形として残しておく事の大切さをよく知る身としては手間を惜しむつもりは無い
そしてCDに入れる曲全てを演奏し終えた俺は楽器に囲まれる形で床に寝そべった
「演奏は終わり!後は編集だな、後は、彩次第だけど、出掛けるかパーティーするかにもよるな」
そう呟きながら俺は一寝入りする事にし楽器に埋もれるようにして眠りに着いた
パスパレside
「うぁ〜ん!どうしよう千聖ちゃん! 」
「彩ちゃん、まずは落ち着きなさいよ!」
「だって〜」
「さっきからなんかそわそわして落ち着かない様子ですけど、なんかあったんすか?」
「彩さんいつにも増して落ち着かない様子です!」
「実は…」
私が説明しようとした時日菜ちゃんがそれを遮った
「わかった!ひ〜くんでしょ!」
「どういう事日菜ちゃん?」
「彩ちゃんもうすぐ誕生日だもん!ひ〜くんが祝ってくれるか心配してるんじゃない?それかひ〜くんに誕生日デートに誘って欲しいとか」
図星を疲れてギクッとなる、多分反応からわかられた
「そういう事、別に本人に直接聞いたらいいじゃない」
「でもさ〜」
「ひ〜くん嫌って言わないと思うよ」
「確かに、彼は無理なことは無理って言う人ですし、断りはしないと思うッス」
「彩ちゃんはどうしたいの?」
「光君と一緒に誕生日を過ごしたいけど…」
「とりあえず、メッセージ送ってみたら良いじゃない!
まずは本人の都合を確認しないと」
「それもそうだね」
わたしはとりあえず光君にメッセージを送って都合を聞いてみる事にした
「すぐに返答は来ないだろうし、とりあえず練習を再開しましょう」
「そうだね、とりあえず、切り替えないと」
そうして私達は練習に勤しんだ
光side
スマホのメッセージ受信音で目を覚ました俺は寝ぼけ半分でスマホを確認すると彩から27日の予定は空いているかとメッセージが来ていた
「元々予定入れてないし、こっちから都合確認しようと思ってたからタイミングは良かったかな」
そう言って俺は特に予定がないから遊びに行くなら大丈夫だと返答しておき楽器を片付けて編集作業に取り掛かる
パスパレside
練習を終えて帰宅する前にスマホを確認すると光君から返答が来ていた、内容は予定は空いてるから遊びに行くなら大丈夫だってなっていた
「やった!光君予定ないって!」
「良かったじゃない」
「彩ちゃんひ〜くんと出掛けるの?」
「できれば光君とゆっくり過ごしたいな」
「じゃあ、お家デート?」
「デートになるのかな?」
「さぁ?捉え方次第じゃないかな?」
「とりあえず、光君は大丈夫って言ってる訳ですし、電話とかでもう予定合わちゃった方がいいんじゃないですか?」
「それが良いかと思うっす」
「だね、じゃあ、電話してみる!」
私はそう言って光君に電話をした
そして光君はすぐに電話に出てくれた
(もしもーし、彩?)
「うん!私、光君、さっきメッセージで送ったやつ確認してくれたんだよね?」
(大丈夫だよ!予定は空いてるから、どこか行きたい?)
「それなんだけどね、光君が良ければ、光君の家でゆっくり過ごしたいなって思うんだけど、ダメかな?」
(家でいいの?)
「うん!光君の家でDVD見たりしてゆっくり過ごしたいんだ」
(俺は良いよ!じゃあ当日は家においで)
「うん!じゃあ、当日ちょっと早め9時くらいでどう?」
(俺は大丈夫!じゃあ当日9時ね)
「うん!またね!」
そうして通話を終了すると皆がちょっとニヤけた表情でこっちを見ていた
「な…何?皆?」
「彩ちゃん嬉しそうだなって」
「表情に出てるわよ」
「え!?嘘!?」
「見てわかるくらい表情が緩んでます」
「ですねぇ〜」
そんな感じで私はからかわれながら帰るのだった
光side
彩と電話のやり取りからあっという間に当日を迎え俺は
映画やLIVEのDVDなど色々準備して彩を待っていた
そして時間ピッタリにインターホンが鳴る
俺は扉を開けて彩を出迎えた
「いらっしゃい」
「うん!今日はよろしく」
「とりあえず、入りなよ」
「うん!」
俺は彩を招き入れる
「光君の家来るの久しぶりだね」
「俺が体調崩した時に来て以来だもんね」
「日菜ちゃんが言ってたけど、ギターとかいっぱいあるんだよね?」
「いっぱいってほどでもないけど、見る?」
「いいの!?」
「見て減るもんじゃないしどうぞ」
俺は部屋の扉を開けて部屋に招き入れる
「お邪魔します!わぁ〜!本当に色んな楽器がある!ギターがアコギ含めて4本で、ベースもこの間貰った五絃の含めて3本でキーボードも2つあってそういえばドラムは?」
「ドラムはクローゼットに入れてる、普段は場所とるから」
「そっか、じゃあ、その机の上にあるのは?」
「バイオリンだよ、たまに弾くんだ、誕生日に父さん達が送ってくれたんだ、弾けるなら持っておけってさ」
「そうなんだこれだけ楽器があったら結構幅広く演奏できるよね」
「実際何度か父さんと一緒にスタジオミュージシャンの仕事した事あるよ」
「光君が教えるの上手いのはそのせい?」
「どうだろ?俺はどうしても自分基準になりがちだからね、
なんとも言えないかな」
「そっか、でも、それってさ、言い換えれば自分を客観的に見れてるって事じゃないの?」
「そんな大層なものじゃないって!とりあえず、この話はここまで!映画でも観よう!」
「そうだね」
俺は話題を切り替えて映画を見る事にし彩に何が見たいか聞いてみた
「どんなの見たいとかある?」
「やっぱり音楽系のがいいなぁ」
俺はそれならと思いソラニン、バンデイジ、君と100目の恋
の3つを出してどれがいいかを聞く
「オススメはこの3つだけど、どれがいい?」
「どれも気になるな〜光君のオススメは?」
「もちろん全部オススメではあるけど強いて言うならバンデイジかな?」
「じゃあそれから観よう!」
「OK!」
俺はバンデイジのDVDを手に取りデッキに入れ再生する
そして映画が始まるとお互い会話もなく内容に集中していた
音楽と人との関わりを強く描いた作品のため共感できる部分もあり、個人的には好きな作品の一つだ
しばらくして映画が終わると彩が話し出す
「光君がオススメするだけあって面白かったよ!最後は友達をマネージャーとして支えるようになったシーンは印象的だったな〜って」
「俺はやっぱりLIVEシーンかな」
そんな話しをしながら俺は思い出した事があり部屋に行き部屋から1枚のDVDを持ってきた
「それは何?」
「カノジョは嘘を愛しすぎてる、これはガッツリ音楽系だねまさに価値観のど真ん中に音楽があって音楽と関わるってなんだろうって思う作品でもあるかな」
「じゃあ、これでお願い!見てみたい」
「OK!多分見たら感動すると思うから楽しみにしてて」
そう言って俺はカノ嘘を再生する
そして映画が始まる内容としては
音楽と向き合う一人の青年と歌うことが好きな少女の恋愛を描いた作品で最後に青年は自分の音楽と向き合う為に旅立つ事を決め、最後に主人公の2人が演奏する
【ちっぽけな愛のうた】が主題歌になっている
使われたどの曲も全てが最高だと何度観ても思える作品だ
そして映画が終わると彩はやはりというか案の定と言うべきか泣いていた
「やっぱり感動した?」
「うん…すごく…感動的だった…」
「だよね、俺も初めて観た時は感動したよ、でもね、君と100回目の恋はもっと感動的だよ」
「そうなんだ、もっと色々見たいな」
「せっかくだし、色々見ようよか!でも、本当にいいの?」
「どこか行くより、光君とゆっくり過ごしたいから大丈夫」
「なら、いんだけどね!とりあえず、お昼にしようか!
うどんでいい?麺類なら色々あるけど
なんか食べたいものある?」
「任せるよ!」
「じゃあ、パスタにしようか!野菜たっぷりのクリームパスタ」
「美味しそう、それでお願い」
「じゃあ、準備するから次の映画でも見て待ってて、映画以外にもLIVEのDVDとかもあるからね」
「映画で良いよ、色々面白そうなのたくさんあるし」
「ゆっくり楽しんで、家だから簡単なおもてなししかできないし、楽しんで貰えてるなら良かったよ」
俺はそう言ってキッチンに向かいお昼の準備をする
そして十数分後、俺は出来た料理を持って居間に戻り彩に声を掛けた
「出来たよ!好みで七味か胡椒使ってね」
「ありがとう、いただきます!」
そうして俺達は食べながら映画鑑賞を続ける
今、観ているのはソラニンだ
「光君がこの間のLIVEで歌ってたのこれの主題歌だったんだね」
「そうだよ、まぁ、この曲を思い付いたのは過去への区切りとか別れとかからだけどね、今、映画でも触れてたでしょ」
「夢を追うのは楽じゃないなってこの映画観てると思っちゃう」
「まぁ、なんて言うか、この映画はそう言うのと向き合う人たちの話だからね」
などと話しているうちに映画はクライマックスを迎え主題歌件劇中歌が流れていた、ちょうどLIVEシーンだった
そして映画が終わり次の映画を鑑賞する
彩は色んな映画が見れて楽しそうにしているのでまあ良かったと思った
そして俺はチラリと時計を確認し彩に声をかける
「彩、時間大丈夫?まだ夕方だけど、夕飯も食べてく?」
「いいの?」
「俺は全然いいよ、ちょっと手間のかかる料理だから今から準備するから、ゆっくりしてて」
「なんかごめんね、至れり尽くせりな感じで落ち着かないよ!」
「気にしない気にしない!待ってて」
そう言って俺は準備に取り掛かる
そして数十分後
「できたよ!ちょっと早めの夕飯はグラタンにしてみた」
「凄い手が込んでる!光君って料理も上手なんだね」
「そうでもないよ!所詮一人暮らしの男子が作る料理だからね」
「でも、美味しそう!いただきます!って熱!」
「出来たてだから、少し冷ましながら食べないとダメだよ」「あはは、そうだよね、でも、本当に美味しいよ!」
「口にあって良かったよ」
「全然美味しいから、食べ過ぎちゃいそうで心配だよ」
「一応多めには作ってるからね、まぁ、でも、デザート忘れないでね」
「デザートもあるの?」
「彩、忘れてない?今日が自分の誕生日だって事」
「忘れては…ない…けど…って、あっ!そっか!」
「わかった?」
「うん!誕生日ケーキでしょ!」
「当たり!持ってくるから待ってて!」
そう言って俺は冷蔵庫の入れて置いたケーキを持ってきた
「ケーキも美味しそう」
「彩、一度電気消すね」
「うん!」
俺は電気を消してからロウソクに火をつけるロウソクはもちろん数字の17だそして俺は彩の前に座りアコギを使ってハッピーバースデーを歌ってから言った
「ハッピーバースデー誕生日おめでとう」
「ありがとう光君!」
「さぁ、火を消して」
「うん!」
彩はロウソクの火を消したのを確認してから電気を付けて
からメッセージカードを渡した
「これは何?」
「バースデーカード、開けてみて」
「うん」
カードを開くと中身はメッセージが書いてあった
これから始まる1年が特別なものでありますように
と書いてあった
「素敵なメッセージありがとう!」
「プレゼント、まだあるよ!」
俺はそう言ってキーボードを持ってきてスイッチを入れて音を確認する
「よし!問題なし!彩、1曲聞いてくれる?俺からのバースデーソング!あんまりバースデーソングって知らないんだけど、知ってる何曲かの中にピッタリのあったから」
「是非ともお願いします!」
「アハハ、別にかしこまらなくていいよ!普通にしてて
じゃあ演奏します!聞いて下さいタイトルはBirthday」
俺はキーボードを弾きながら歌っていく
『Happybirthdaytoyouあなたがここに
生まれてきてくれてありがとう
そう世界に一つの''あなた''という奇跡なんだよ』
彩視点
「普通にハッピーバースデーって言われるよりこういう曲を歌ってくれるのってやっぱり別な嬉しさがあるよね」
その呟きが聞こえたのか光君が優しく笑ってくれた
それだけことだけど嬉しい気持ちで心が満たされてくのを感じた
『何億何千万人といる人の中で一瞬だけでも
すれ違う偶然があるね
交差点 同じバス停 電車で隣に座った人
買い物したレジの人 よく駅で見かける人
何億何千万人といる人の中で一瞬よりも
長く出会える偶然があるね
これまで私はいったい何人の人の顔と名前を
ちゃんと知っているだろう
一緒にご飯を食べる人悩みや夢を語れる人
誕生日に「おめでとう」って言えるなんて凄いことだね
Happybirthdaytoyouあなたがここに
生まれてきてくれてありがとう
そう世界に一つの''あなた''という奇跡なんだよ』
彩視点
たくさんの人とすれ違ってたくさんの人と出会える偶然がある中で誕生日におめでとうって言える事が凄いことだなんて考えもしなかったそして光君はそんな偶然の中で誕生日を祝う事の大切さを歌ってくれてる
「誕生日を祝って貰える事がこんなに嬉しい事だなんて忘れてたな」
皆に祝って貰う時とは違う嬉しさがあった
『1年365日色々あるけど
一瞬たりとも同じ日はやってこないから
4つの季節が変わっていくみたいに
雨の日の次が晴れとは決まってないように
毎日あなたの誕生日 何度だって やり直せる
人はみんな明日にしか行けないようになっているんだよ
Happybirthdaytoyou 今日も明日も
あなたらしくいられますように
ずっと見守っているよいつでもあなたの味方なんだよ』
彩視点
「毎日が誕生日か…」
呟いてからそうかもしれないと思った、誕生日とは違うかもしれないけど、記念日といえばそうなんだろうなと思った
そんな毎日を自分らしくいられてそれを見守ってくれてる
味方でいてくれる人がいる事が素敵だと思った
『偶然同じ時代(とき)に生まれ偶然出会えたこの奇跡
ありがとうっておめでとうって心の中に花を送ろう
Happybirthdaytoyou 1人じゃ誰も
生きてく事なんて出来ないから
そう これからもずっと いつでもあなたは1人じゃない
Happybirthdaytoyou あなたがここに
生まれてきてくれてありがとう
そう世界に一つの''あなた''という奇跡なんだよ』
演奏を終えてから俺はもう一度彩におめでとうを伝えた
「誕生日おめでとう彩」
「ありがとう光君!最高の誕生日をありがとう!」
「実はね〜まだプレゼントがあるよ」
そう言って小さな小包を渡した
「開けても良いかな?」
「出来ることなら後でゆっくり開けて欲しいかな、
ほら、ケーキもまだ食べてないし、多分持ち帰ることになると思うから」
「それもそっか!じゃあ、光君ケーキ切り分けてくれる?」
「もちろん、さぁ、どうぞ」
俺はケーキを切り分けた
「これってチーズケーキ?」
「うん!ストロベリーとブルーベリーのジャムを使った2種のジャムの誕生日ケーキだよ」
そうして俺達はケーキを食べながら会話する
「光君やっぱり料理上手なんだね!」
「いや、別に大した事ないよ、1人でいる時に甘い物食べたいなと思った時とか作れたらいいなって、こっち来てから
週一でケーキ屋でバイトしてるんだ」
「そうなんだ、circleと掛け持ちで大変じゃない?」
「もう、慣れたよ!彩こそパスパレと学校の両立大変じゃない?」
「う〜ん、もちろん大変だと思う事もあるけど、やっぱり楽しんだ、毎日じゃないけど、皆と練習したり時々LIVEしたりそれが楽しんだ」
「まぁ、そうだよね!大変だと思っても、その時その時が大変だけど、楽しいって思えたら嬉しいしやっぱり楽しいよね」
「うん!私より、千聖ちゃんとか日菜ちゃんとかの方が大変だと思うな」
「日菜はどうだろ?自分基準に楽しいと思ったら行動するタイプだからね、俺は基本振り回されてされるがままだしね」
「でも、光君は日菜ちゃんに甘いとこあるからね」
そう言って苦笑する彩に俺も苦笑する
俺自身が日菜に甘いところがあるのは事実な為苦笑するしかないんだよなと思う
俺はちょっと話題を逸らし千聖の事を聞く
「千聖はどうなの?学校に女優業、そしてパスパレでしょ」
「うん!すっごく大変そうだけど、充実してるっては言ってたし、努力を忘れない所は凄いと思うな」
「なるほどねぇ」
そうして彩はパスパレメンバーの事を色々教えてくれた
そうして話しているうちにいい時間になったので解散する事にした
「いい時間だけど、どうする?タクシー呼ぼうか?」
「できれば自転車で送って欲しいかな!ケーキとかも型崩れしないようにしてくれたし、せっかくなら光君の自転車の後ろに乗りたいな」
「乗り心地悪いよ?」
「でも、たまに日菜ちゃんが乗ってるけど…平気なの?」
「日菜の場合は俺の肩に手を置いて立ってるからね」
「それは、私には難しいよね…」
「どうしてもって言うなら自転車の後ろにクッション置くけど、それでも乗り心地はあんまり変わんないかもよ」
「多少でも改善されるならお願いしたいかな、やっぱり自転車の後ろに乗ってみたいな」
「まぁ、そう言う事なら」
そう言って俺は自転車の後ろにクッションを置いて軽く縛り
準備を完了させ家で待ってもらっていた彩を呼びに戻った
「準備OKだよ!行こう」
「うん!お願いします!」
「仰せのままに」
そう言って俺は彩を自転車の後ろに乗せて自転車を走らせる
「道あってるよね?」
「うん!大丈夫!」
俺は道を確認しながら自宅まで彩を送り届けた、俺の家から自転車で40分から45分くらいと言ったところだ
駅からなら20分くらいだなと思いながら家の前に自転車を止めて彩が降りるのを確認してから俺は籠に入れていたケーキを小包を渡した
「ありがとう、今日は楽しかったよ!」
「家で映画見て一緒に食事しただけじゃん!まぁ、楽しかったなら良かったけど」
「久しぶりにゆっくり出来たし、映画も面白かったから全然楽しかったよ!」
「なら良かった!後、これ、後で聞いて」
「CD?」
「そう、CD色々曲入れたから聞いてみてね!じゃあ、俺はこれで!」
「本当にありがとう光君!最高の誕生日だよ!」
「喜んでくれて良かったよ!じゃあまたね!」
俺は軽く手を振って帰って行った。
彩視点
光君を見送ってから家に入りケーキを1切れ持って部屋に行き
まずは小包を開けた、中身はネイビーとスカイグリーンの
リボンだった
「どっちも私の髪に合いそうな色、光君、色々考えてくれたんだ」
そして私はケーキを食べながらCDを聞く
再生すると光君の声が聞こえてきた
「誕生日おめでとう彩!このCDには彩にとってもパスパレにとっても思い出深い曲を入れました!1曲ずつ聞いてください」
そして曲が始まる
1曲目は栄光の架橋、2曲目はBEST FRIEND
3曲目は現実という名の怪物と戦う者たち
4曲目はRingと私達パスパレにとっても思い入れのある曲が入っていた、そしてラストの曲に入る前に光君がまた話し出す
「ラストの曲は彩にとって思い入れがある曲を入れました
聞いてください大丈夫!」
『涙を流した君にしか浮かべられない笑顔がある
そのままの君で大丈夫こぼれおちた分だけ強くなる』
彩視点
ラストの曲は確かに私にとって思い入れがある曲だった
「忘れないでいてくれたんだ」
そう呟いて曲を聞いていく
『変わりたいのに変われない日々本当の気持ちから毎日少しずつ逃げた
見えないフリや聞こえないフリで綺麗事ならべても
自分は騙しきれなくて
負けそうな心抱えても僕らは笑う無理して笑うけど
きっと
涙を流した君にしか浮かべられない笑顔がある
たまには泣いても大丈夫素直になっても大丈夫
生きていくだけでも人は皆数えきれぬほど乗り越える
強がらなくても大丈夫こぼれ落ちた分だけ
強くなる強くなる強くなれる大丈夫
誰かの理想になろうとしすぎて
越えられないボーダーライン気がつけば引いてしまってる
自分で選んだ道なんだからって誰にも頼れずに1人ぼっちで
戦ってる
プライドや夢を守るため僕らは笑う無理して笑うけど
でもね
涙を流した君にしか迎えられない明日がある
見守ってるから大丈夫焦らなくたって大丈夫
生きていく中で人は皆幾千もの自分に出会う
そうして大人になっていく見つけられた分だけ強くなる
世界は涙じゃ変わらないでも君は変わってゆけるさ
そう僕もちっぽけでも踏み出していくよ
胸を張って君だけじゃない僕ら一人じゃない
そうさ
涙を流した君にしか浮かべられない笑顔がある
転んで泣いても大丈夫素直になっても大丈夫
生きていくだけで人は皆数えきれないほど乗り越える
だから大丈夫こぼれおちた分だけ強くなる強くなる
強くなれる大丈夫』
そして全部の曲が終わると光君がもう一度おめでとうを言ってくれた
「Happybirthday!誕生日おめでとう!アイドルの仕事は大変かもしれないけど、頑張ってね!いつか憧れを超えて行けるように!」
その言葉を最後にCDは止まった
「光君、色々忘れないでいてくれたんだ…」
私は嬉しい気持ちでいっぱいだった、そして曲が1日ゆっくり過ごして私は自分の気持ちを再認識した
「光君が好き」
声に出すと顔が熱くなるのを感じた
そして私は軽く自分の頬を叩いてから呟いた
「私はいつか必ずあゆみさんを超えるアイドルになる!
そして光君に自慢に思って貰えるような存在になりたい!」
私の好きは多分皆とは違うかもしれないけど、構わない
光君を好きなのは変わらないから!
そうして私は自分の気持ちと目標を再認識したのだった
冬休み編に入りました。誕生日イベントはやっぱり書くのがなかなか大変ですけど、頑張りました!次回は日菜ところろの2人と天体観測しますのでお楽しみに
次回「年内最後の部活と星に願いを」
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
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二学期編として何話か入れましょう
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シーズン3の内容入って大丈夫です!