僕等が奏でる歌と音   作:凌介

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光は大晦日をガールズバンドの皆と過ごす事になる


第43話大晦日とカウントダウンパーティー

大晦日、1年の終わりで最も慌ただしいと言えるこの日

俺も朝から大掃除に取り組んでいた。

「普段やらない部分までしっかりやらないとな」

そう言って細かいところまで掃除をしているとインターホンが鳴ったので手を洗い玄関を開けるとこころの家の黒服さんが立っていた

「大晦日に失礼します、こころ様の付き人の者ですが」

「知ってますよ、何度か会ったことありますよね」

「見知っていただき光栄です。本日はパーティーへのご招待にあがりました」

「パーティー?」

「こころ様が大晦日を知り合ったガールズバンドの皆及び光殿と過ごされたいとの事で企画されました」

「いくつか質問しても?」

「答えられる事ならば」

「1つ服装は?」

「私服で構いません、ドレスやタキシードはこちらで全てご用意致します」

「2つ目、時間と場所はどこですか?」

「こころ様のご自宅で夜の20時から行われます」

「最後、移動手段はどうすれば?」

「皆様をお迎えに行くよう仰せつかっておりますので御安心ください」

「わかりました、じゃあ夜の19時くらいにまた改めて来てください」

「かしこまりました。では夜の19時に伺います」

そうして黒服さんは帰っていき俺は大掃除を再開する

そして一通りの掃除を終えて時計を確認するとお昼を過ぎたところだったので昼食の準備をして昼食をとる

 

「夜はこころのところでパーティー料理だろうし早いけど年越しそばだな」

そう言って1人早めの年越しそばを食べ終え食器を片付けた後

俺は自分の楽器のメンテナンスをしていく

「今年最後だからな、更に念入りにやんないとね、それにこの後も使うだろうしな」

そうしていつもよりも念入りに楽器のメンテナンスをした後

再び時計を確認すると13時を少し過ぎた所だった

「軽くシャワー浴びて1寝入りするか」

そう言って着替えを持ってシャワーを浴びに行き戻ってきてからベットに横になり仮眠をとることにした

 

そして数時間後、俺は目を覚ますと17時過ぎだったので

少し早いが出かける準備をする

シャワーを浴び直し、髪を乾かしセットして楽器を準備し

迎えを待ってこころの家に向かった

車に揺られる事数十分、こころの家に到着し黒服さんに案内されて衣装部屋で服を着替えて俺は一足先に会場入りした

「いらっしゃい、よく来たわね光」

「やぁ、こんばんはこころ、素敵なドレスだね、いつも以上に可愛く見えるよ」

「おめかししたかいがあったわね!光も素敵よ似合っているわ!カッコイイわよ!」

「ありがとう、他の皆はまだみたいだね」

「もうすぐ来るはずよ」

などと話していると黒服さんが声を掛けてきた

「こころ様、光様、皆様到着された模様です」

「さっそく通してちょうだい!一斉にではなくバンド事に分けてちょうだい」

「かしこまりました」

そうしてハロハピの他メンバーに続きパスパレ、Afterglow

ポピパ、Roseliaの順番で会場入りしたのを確認して

こころがステージに上がり話し出す

「皆!今日は集まってくれてありがとう!皆と共に大晦日を過ごせることを嬉しく思うわ!今日は目一杯楽しんでいってちょうだい!」

こころが挨拶を終えたタイミングで俺は拍手を送った

それに続いて皆も拍手を送りその後俺達はそれぞれ食事を楽しんだりバンドメンバー同士の交流を楽しんでいた

俺は軽く食事をした後食休みを兼ねて色んなバンドメンバーの所を回っていく、まずは主催者でもあるこころの所に行くとハロハピのメンバーで集まり話していた

「やぁ、こんばんは皆」

「こんばんはひかるん!今日はキマってるね!」

「はぐみもね」

「光さんがそういう格好してるといつにも増して大人っぽいですよね」

「それは美咲も同じでしょ、ドレス似合ってるよ」

「やめてくださいよ!恥ずかしいですって!」

「でも、美咲ちゃん本当に似合ってるよ」

「あたしなんかよりも花音さんの方が似合ってますって!」

「そうかな?私としては薫ちゃんの方が絵になってると思うけどな〜」

「私としてもむず痒いというか着慣れない感は否めないさ」

「それぞれ個性が出てて良いと思うけどな」

思った事をそのまま伝えると皆は照れていたが嬉しいそうだった

俺はハロハピの皆と少し話した後パスパレの皆に声を掛けた

「こんばんは、皆、まさか大晦日まで一緒になるとは思わなかったね」

「そうだね、パーティー開いてくれたこころちゃんには感謝だよ!」

「そうね、こんな素敵なドレスまで用意してもらって至れり尽くせりだわ」

「言えてる!」

「ひ〜くんも今日は一段と格好いいよ!」

「さっきも言われたけど、どうにも着慣れないから落ち着かないのか本音だよ」

「あたしはたまになら良いかなって感じ」

「そっか、俺はよっぽどの事がない限り遠慮したいね」

「光君はそんなに嫌ですか?」

「嫌って言うか、ものすごく落ち着かないってだけ」

「やっぱり着慣れた服が1番と言う事ですね!」

「はっきり言っちゃえばそういうこと」

そんな感じでお互いの服装を褒め合いつつ軽く会話をしてから今度はAfterglowの所に行って声を掛けようと思っていたらモカが先に俺に気付き声を掛けてきた

「ひかるん先輩やっほー」

「こんばんはモカ、蘭たちも」

「あぁ、うん」

「どうもッス!」

「こんばんは光さん」

「どうもこんばんは光さん」

「光さんなんて言うか、ホストみたいですね」

「いつか言われると思ったけど、違うからね」

「良いじゃないですか!格好いいですよ!」

「そう言ってくれるのはありがたいけど、ホスト扱いはやめてね!」

「実際そう見えるし」

「言わぬが花だよ蘭」

などと話しているとポピパとRoseliaの皆もこちらにやってきた

「先輩!こんばんは!大晦日まで会えるとは思ってませんでした!」

「それは同感、年越しは1人になると思ってたからね」

「年越しは家族とが基本ですもんね」

「アタシは、友希那と年越しするかもっては話してたけどね」

「そうね、ほぼ毎年一緒だものね」

「私もおそらく日菜と2人での年越しになると思っていましたので、皆でこうして年を越すのも悪くないかなと思っています」

「あこもあこも!」

「私も皆と年越しする事にワクワクしてます」

「年内最後と年内最初を皆でってのも確かに悪くないよね」

などと話しているとこころがまた壇上に上がり話し出す

「皆〜!ちょっと聞いてちょうだい!せっかくだからいくつかゲームをしようと思うの!もちもん景品はそれなりよ!」

「ゲームの内容は?」

俺が問いかける

「ビンゴと宝探しを予定しているわ!そして、その後にダンスと演奏を予定しているの!演奏は光にお願いしたいのだけどいいかしら?」

「俺は構わないよ!」

「なら決まりね!それとビンゴの景品の1つには光と1番最初にダンスを踊る権利があるわよ」

「マジで!?」

「大マジよ!良いじゃない!」

「いや、別にいいけど、一言断っておいて欲しかった」

そうして俺達にビンゴの用紙が配られてビンゴが始まる

「1つ言っておくけれど、景品はビンゴ2個以上よ!さぁ狙いの景品を狙って頑張ってちょうだい!」

そして十数分後

「あっ!俺2ビンゴ達成!」

「早くない!?アタシ達まだ1つだけだよ!リーチはかかってるけどさ」

「悪いね!お先!」

そう言って俺は壇上にあがる

「ビンゴ達成おめでとう!景品は何がいいかしら?」

「じゃあ自分で自分の権利を貰おうかな!そんでもって1番手の栄誉はこころにあげるよ」

「あら、いいのかしら?」

「主催者側として景品を把握してるからこころあえて参加してないでしょ!だから1番手の栄誉はこころにね」

「そういうことなら決まりね!」

皆もそういう理由ならと納得していた

それからビンゴゲームは進んで行き皆それぞれ景品を獲得したところでビンゴゲームは終了となった

「じゃあビンゴゲームに続いて次は宝探しよ!こちらもルールは簡単各バンド事に分かれて探してもらうわ!箱には小さい鍵が入っているの、それを先に見つけてこの会場にあるこの大きな宝箱に差し込めば景品獲得よ!」

「こころ、俺はどうすればいい?」

「光は私と組みましょ!私達は2人でいいわ」

「OK!なら探そう!」

そして俺達は宝探しを開始する

俺達はまずは会場をくまなく散策する

「会場には無さそうだね!」

「そうね、隠したのは黒服の皆だから私も知らないし、光は何処か心当たりはない?」

「練習部屋は?いや、でも、こころの寝室って可能性もあるよね!」

「なら、行ってみましょう!」

「待って待って!一応寝室はこころが自分でくまなく探してよ!俺、寝室は入れないって!」

「気にしなくて良いわ!見られて困るものはないもの!

ほら、行くわよ光!」

そうして俺とこころは思い当たる場所を探して回るが見つからなかった

そして会場に戻りもう一度会場を探すと灯台もと暗しと言うやつで会場内にあった

「見つけた!」

「どこかしら?」

「フルーツ乗ってる皿!あのフルーツ全部食品サンプルだよ!あの中に隠してあった」

「じゃあ皆を呼び戻して解錠しましょう!」

こころが黒服さんに頼んで皆を呼び戻して貰った

「光、見つけたって本当?」

「うん!灯台もと暗しだったよ!会場内にあったんだ」

「くまなく探したはずなんですけどね」

「食品サンプルに紛れてたら分からないって!」

などと話しながらどこを探したかなどの情報を共有した後

俺は壇上に上がり宝箱の鍵を開けると中身は大量の商品券だった

「これって商品券?」

「ここにいるみんなにちょっと早いけどお年玉よ!」

「いや、いくらなんでもヤバくない?額がさ全員分って」

「大丈夫よ!このくらいなんて事ないわ!」

俺は内心でさすがお嬢様と呟いた

そして全員がその商品券を受け取った後少しの休憩を挟み

ダンスを踊るための音楽が聞こえてきた

俺は会場の中央に立ちこころをダンスに誘う

「俺と踊ってくれますか?」

「もちろんよ!」

そうして俺とこころはダンスを踊っていく

「上手ね光」

「ただリズムにそってステップ踏んでるだけだよ!別にそこまでじゃないよ」

「それでも素敵よ光」

「ありがとう」

そうして俺は休憩を挟みつつ各バンドメンバー達とダンスを踊りラストは友希那と踊る

「光、ラストは私と踊ってくれるかしら?」

「もちろん、お手をどうぞ友希那姫」

「誰が姫よ!」

そう言って笑い合いながらダンスを踊っていく

「あなたと踊るのは2度目ね」

「そうだね、あの時とは全然違うけどね」

「そうね、季節や場所もそうだけど、何より気持ちの変化が大きいわ」

「気持ちの変化?」

「えぇ、Roseliaとしても、湊友希那個人としても貴方の隣に立てる存在になりたいという気持ちが強いわ」

「そっか、俺は待つことしか出来ないけど、待ってていんだよね?」

「もちろんよ!」

 

ハロハピ視点

「絵になりますねあの二人」

「だよね、私達と踊った時とは違う雰囲気だもん」

「ちょっと妬けちゃうな」

「あの二人だからこそなのかもしれないと感じてしまう自分がいるよ」

「良いじゃない!私達は私達なりに光に歩み寄ればいいんだもの!」

こういう時こころのポジティブさがありがたい、それぞれの思いがこころの言葉で1つになれるのだから

 

 

パスパレ視点

「やっぱりいい雰囲気だなぁ〜ひ〜君と友希那ちゃん」

「だよね、あの二人だからこそなのかもしれないけど、

ちょっと羨ましいよね」

「少しだけやっぱり嫉妬しちゃうわね」

「あの二人はまた違う雰囲気ですからね、色んな意味で」

「上手く言えませんが、お互いに通じる気持ちがあるんだと思います」

それがどんなものかは分からないけれど、それでもそれぞれが自分達なりに彼に歩み寄れたらと感じていた

 

Afterglow視点

 

「羨ましいな〜」

「何が?」

「光さんと友希那先輩!お互いに通じ合ってるって感じでさ」

「あぁ〜なるほど〜」

「あの二人にしか見えないものがあるんだろうさ、それでも、あたしらなりにいつも通りの中にあの人がいても良いって思えてんなら今はそれでいいじゃんか!」

なんの解決にもなってはいなくてもそれぞれのバンドの個性があるように私達はいつも通りの中にあの人がいてくれたらと強く感じていた。

 

ポピパ視点

「光さんのあの表情を引き出せるのはやっぱり友希那先輩なのかな?」

「どういう事?」

「光先輩、今凄く楽しそうだし、何より表情が優しいもん」

「あぁ〜そういう事か」

「でも、やっぱりわかってても嫉妬しちゃうよね」

それぞれにしか引き出せない表情があるなら今の私達だってあの人の特別な表情を引き出せたらと思っていた

 

 

Roselia視点

「やっぱり友希那も光もお互いじゃないとダメなのかな?」

「何故そう思うのですか?」

「後夜祭の時もね光と友希那あんな感じだったんだ、だからこそなのかもしれないけど、光にあんな表情をさせる友希那が友希那のあの表情を引き出せる光に嫉妬しちゃうなって」

「リサ姉も光兄ぃが好きなの?」

「好きだよ、でも、だからこそね…」

「まぁお気持ちはわかります。私もそうですし」

「私もです。」

「やっぱりか〜だとは思ってた」

光にあんな表情をさせる友希那を羨ましく思いつつも自分達の気持ちが届くと良いなと思う私達だった

 

 

光side

皆とのダンスを終えた俺は自分の演奏の前にと少し休憩をとっていた

「冷たい風が気持ちいいな」

そう言って少しのあいだ風に当たりその後会場に戻り演奏の準備を整えて話し出す

「えっと…今日最後の催しは俺が担当します!まずは1曲聞いてください、粉雪」

 

『粉雪舞う季節はいつもすれ違い

人混みに紛れても同じ空見てるのに

風に吹かれて似たように凍えるのに

 

僕は君の全てなど知ってはいないだろう

それでも1億人から見つけたよ

根拠はないけど本気で思ってるんだ

 

些細な言い合いもなくて同じ時間を生きてなどいけない

素直になれたなら喜びも悲しみも虚しいだけ

 

粉雪ねぇ心まで白く染められたなら

二人の孤独を分け合う事が出来たのかい』

 

ハロハピ視点

「ちょっと虚しいねこの曲」

「でも、孤独を分け合うなんて素敵じゃない!」

「一緒にいる事の大切さがわかるよね!」

「とても儚い曲だとも」

「冬を強く感じる曲だよ」

などと話しながらもすれ違いの季節に孤独を分け合えたら素敵だと感じていた

 

 

『僕は君の心に耳を押し当てて

その声のする方へすっと深くまで下りてゆきたい

そこでもう一度会おう

 

分かり合いたいなんて上辺を撫でていたのは僕の方

君のかじかんだ手も

握りしめることだけで繋がっていたのに

 

粉雪ねぇ永遠を前にあまりに脆く

ざらつくアスファルトの上シミになってゆくよ』

 

パスパレ視点

「離れていても君を想っているよって曲かな?」

「そうね、どんなにすれ違ってもってやつかしらね?」

「ひ〜くんはきっと冬の代表曲だから選んだんだよ!」

「まぁ、今回はそうでしょうね、何かを伝えたい訳じゃなくて、あくまでも曲から冬を感じて欲しかったんでしょうね」

「曲も歌声も素敵です!」

冬独特の世界観が私達に静かな幻想を魅せる

 

 

『粉雪ねぇ時に頼りなく心は揺れる

それでも僕は君のこと守り続けたい

 

粉雪ねぇ心まで白く染められたなら

二人の孤独を包んで空にかえすから』

 

演奏が終わると皆がそれぞれ感想をくれた

よかったよとか最高だったとか素敵だとか感想は思い思いだった

「気に入ってもらえて良かったです。正直大晦日って言っても特別な曲は用意してなくて、代わりってわけじゃないけど、

オワリはじまりと明日はきっといい日になるを続けて聞いてくださいじゃあ、2曲目オワリはじまり

 

 

『もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい

 

親友と語り合ったかい? 燃えるような恋をしたかい

 

一生忘れないような出来事に出会えたかい

 

かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい』

 

ポピパ視点

「この曲って!」

「spaceのラストライブで歌ってた曲だよね!」

「ちょっと懐かしい感じがしてでも何となく1日の終わりを感じる曲だもんね」

「言えてる!」

「皆にとって忘れられない1曲だよね!」

などと話しながら私達は演奏に歌に耳を澄ませた

 

 

『夕飯時 町 人いきれ「ただいま」と「おかえり」の色

 

せわしない 木漏れ日 花びら「おはよう」と「さよなら」

 

の音

 

ありふれた日々が君や僕の胸に積もって光る

 

もうすぐ今日が終わるやり残したことはないかい

 

親友と語り合ったかい?燃えるような恋をしたかい

 

一生忘れないような出来事に出会えたかい

 

かけがえのない時間胸に刻み込んだかい』

 

Afterglow視点

 

「なんか、終わりって感じするね」

 

「だね、なんかさ改めて終わりを実感させられるよ」

 

「同意〜」

 

「なんか、わかる気がするな〜」

 

「本当にね」

 

そう言って周りを見渡すとなんだか皆がじんわりとした後表情を浮かべていた

 

 

 

『今 動き始めたものやもう二度と動かないもの

 

今 灯り出した光や静かに消えてく光

 

この夜の向こうで新しい朝が世界に振り始めている』

 

 

 

本当にもうすぐ今日が終わる俺自身がやり残した事のないように精一杯歌を届けよう唄おう皆に向けて…

 

 

 

『旅立ちの時はいつだって少し怖いけど

 

これも希望のかたちだってちゃんと分かってる

 

思い出に変わるのはきっと最後の最後さ

 

笑って「さよなら」言えたらいいな

 

またすぐ明日に変わる忘れてしまっていないかい

 

残された日々の短さ過ぎ行く時の早さを

 

一生なんて一瞬さ命を燃やしているかい

 

かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい

 

もうすぐ今日が終わるもうすぐ今日が終わる

 

かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい』

 

俺はそのままラストの曲明日はきっといい日になるを演奏していく

 

 

『明日はきっといい日になるいい日になる

 

いい日になるでしょう

 

くたびれた顔で電車の中揺られてる人を見た

 

勇気を振り絞って席をゆずってみた

 

「大丈夫です」と怪訝そうに断られたそのあと

 

きまり悪そうに一人分空いたまんまのシート

 

まぁいっかと割り切れなければ とっておきの笑い話にしようそうさ

 

明日はきっといい日になるいい日になるいい日になるのさ

 

笑い合えたらいい日になるいい日になるいい日になるでしょう』

 

いつの間にか皆が手拍子をしているでも俺にはその音は聞こえない、明日という日に向けて声を届けるように歌っているから

 

『悲しみはいつも突然の雨のよう

 

傘も持たずに立ち尽くす日もある

 

降られて踏まれて地は固まるそこに陽がさせば

 

虹が出るそうだ

 

明日はきっといい日になるいい日になるいい日になるのさ

 

どの出来事も君を彩る絵の具になる絵の具になるでしょう』

 

Roselia視点

「ある意味ではピッタリな曲と言えますね」

「同感です。最高の気分で明日を迎えられるようにと光君なりのメッセージなんでしょうね」

「あこね、今日が終わって明日が来るのが楽しみだよ!」

「あこに同意、皆で年内最後と過ごして新年迎えるのが楽しみだよ」

「そうね、とても楽しみだわ」

明日を迎えるのがこんなにも楽しみだと感じたのは皆久しぶりだった

『思い通りの人生じゃないとしてもそれも幸せと

 

選ぶことは出来る

 

まぁいっかと割り切れなければ

 

とっておきの笑い話にしよう

 

明日はきっといい日になるいい日になるいい日になるのさ

 

笑い合えたらいい日になるでしょういい日になるいい日になるのさ

 

今日よりずっといい日になるいい日になるいい日にするのさ

 

君が笑えばいい日になるいい日になるいい日になるでしょう』

 

演奏を終えると俺は時計を確認してから話し出す

「さぁ、そろそろ年が明けるよ!皆!準備はいい?」

俺の言葉に全員が頷いたのを確認すると俺は時計の秒を確認しながら10秒前になったタイミングでカウントダウンを開始する

 

「10…9…8」

声が重なる

「「7…6…5…4」」

 

「「「3…2…1!!」」」

年が明ける

 

「「「「「HAPPY!NEW!YEAR!!」」」」」

 

「あけましておめでとう!今年もよろしくね!皆!」

そしてそれぞれからも新年の挨拶が返された

最高の気分で1年を終えて最高の気分のまま新しい1年が始まりを迎えたのだった…

 

 

 

 

 

 




話の時系列で年があけました!主人公が3年になり卒業するまでの間どんなストーリーがどんな出会いが待っているのか
楽しみにしていてください。
次回「初詣と新年最初の演奏」

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