僕等が奏でる歌と音   作:凌介

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いつも通りを心情でするAfterglowのメンバーの1人つぐみの誕生日を祝うため光が行動を起こす


第45話誕生日と苦くて楽しい思い出

カレンダーの日付に斜めに線を入れて一日の終わりを

再認識する俺はもうすぐそこまで迫ったつぐみの誕生日について考えていた

「つぐみの誕生日どうするかな〜ひまりの時みたいにちょっと盛大にやってもいいんだけど…どうしたもんかな〜」

俺は迷った末に本人に聞いてみる事にしつぐみに連絡する

そして留守電に切り替わる直前つぐみに繋がった

「もしもし、遅くにごめんね、今って大丈夫?」

(こんばんは、大丈夫ですよ!何かありました?)

「もうすぐつぐみの誕生日でしょ?どうしようかなって」

(どうって?何かあるんですか?)

「ひまりの時みたいに出掛けた後パーティするかそれともパーティで盛り上がるかどっちがいいかなって」

(せっかくなのでデートしてください!パーティもお願いします!)

「了解!映画見て買い物でいい?」

(はい、それでお願いします!)

「みたい映画とかある?」

(オススメはありますか?)

「どういうのが見たいかにもよるね」

(じゃあ、ホラーが良いです!ちょっとビクってなるような)

「ホラーとか平気なの?」

(正直あんまりですね!でも、せっかくなら普段観ないような作品を観たいなと)

「わかった、呪怨か貞子辺りならやってるだろうし、観に行こうか!」

(はい!お願いします!)

「OK!じゃあパーティーは当日つぐみの家でやろう!蘭達にはこっちから声掛けとくから任せてよ」

(お願いしますね光さん)

「了解、じゃあ当日ね!」

(はい、じゃあおやすみなさい)

「おやすみ」

そうして通話を終了すると俺はすぐにつぐみに向けて歌うバースデーソングを探す

「あんまり知らないんだよなバースデーソング

キミ記念日は、なんか違うし、ファンモンのHappybirthdayもちょっと違う気がするしどうしような〜」

そう呟やきながら俺は知ってるバースデーソングを演奏していくがピンと来るものがなく俺はスマホを操作してバースデーソングを検索して曲を聞いていく中でピンときた

「これがいいかもな!」

そして曲を決めた後はつぐみに贈るCDを作成する

「Afterglowは全員共通だから悩まなくていいのは助かるかな」

そう言いながら手を動かして俺は作業を進めていき一段落つけてからシャワーを浴びて就寝した。

 

そして次の日

俺は朝から夕方まではバイトに勤しみ夕方帰宅してから

明日に迫ったつぐみの誕生日に向けてケーキ作りを開始する

そして数十分後ケーキが完成したので箱に入れ冷蔵庫にしまうとバースデーカードの準備まで済ませた後俺も夕飯等を済ませて就寝した。

 

そして迎えた当日俺はケーキを持って家を出て自転車を走らせつぐみの家に向かうそして10数分後つぐみの家に到着し店側から入り声をかける

「おはようございます。つぐみを迎えに来ました」

俺の声が聞こえたのかつぐみが奥から顔を覗かせた

「おはようございます!もう少し待っててくださいね!」

「焦んなくて大丈夫だから、忘れ物ないようにね、後、ケーキ持ってきたら冷蔵庫にお願いできる?」

「はい!じゃあ預からせてもらいますね」

つぐみがケーキの箱を受け取って奥へ入るのを見送ったタイミングでつぐみの両親が入れ替わりで顔を覗かせた

「やぁ、今日はつぐみをよろしくな」

「こちらこそ、大切な時間をいただく訳ですから、楽しい思い出をたくさん作ってあげられるよう努力しますよ」

「目一杯楽しませてあげて」

「はい、任されました」

などと話していると準備を完了させたつぐみがやってきた

「お待たせしました光さん、行きましょう!」

「うん!行こうか!」

そうして俺達は出掛けた

「光さん、お願いしていた映画はどうなりました?」

「呪怨に決めたよ!結構怖いかもよ!」

「今から楽しみな反面想像するのが怖いですね!」

「まぁ、ホラー映画だし、怖いのは事実だけど、怖くないやつは怖くないからね」

「光さんは平気なんですか?」

「俺は平気な方だね、もちろん今よりも子供の頃は見るのも嫌だったよ」

「私は今でも苦手ではあるんですけど、皆と一緒についつい見ちゃったりして、皆で怖かったねって話したりとかそんな感じなんです」

「なるほどねぇ〜」

俺達はそのままの会話の流れでお互いの得手不得手について話しながら目的地を目指す

「光さんは苦手な事無いんですか?」

「苦手な事だらけだよ、実際勉強だって運動だって苦手な方だしね」

「その割には成績面は良いって聞きますけど?」

「まぁ、集中力はある方だから何とかなってるってだけだね

実際球技は苦手だけど走るのは好きだから上手く見えてる部分もあるしさ、それに、人に何かを伝えるのは多分人一倍苦手だね」

「だから、いつも曲なんですよね?」

「そういう事、つぐみはどう?」

「私は、こう見えてというか喫茶店の娘なのにブラックコーヒーが苦手なんです」

「そうなの?」

「はい、苦味が強くてどうも好きになれなくて」

「美味しいけどなつぐみの家のコーヒー」

「皆がそう言ってくれるんですけどね」

「……あのさ…なんなら、俺が入れてみようか?コーヒー」

「インスタントじゃなくて、家でやるみたいにできるんですか?」

「俺、短気だけど、つぐみの家でバイトしてた事あるからね、その時に色々と試行錯誤はしたからね、多分親父さん達はいつ淹れるやり方でやるから風味が強くなるんじゃないかな?」

「ブラックだと苦味と風味を引き立てますからね」

「やり方があるからさ、ちょっとでも苦手を克服できるよう頑張って見ようよ!」

「…わかりました!光さんが言うなら頑張ってみます!」

そんな話をしながら歩いていると目的地に到着した

「こんな大きな映画館があったんですね!」

「知らなかった?」

「家の手伝いかバンドの練習であんまり遊べてないですからね」

「皆と遊びに行ったりしないの?」

「あんまりないですね!基本はバンドの練習で集まるので」

「そっか、まぁ、今が楽しいなら良いけどね」

そうして俺達はチケットとドリンクとポップコーンを買って

劇場に入り映画を観る

俺個人は音の大きさや演出で驚く事はあっても以外と平気だったがつぐみの方は既に半泣きだった

「つぐみ、大丈夫?」

小声で声をかけると震えた声で大丈夫と返答が返ってきた

俺は心配しつつも映画に集中しているとつぐみが俺の服の袖を掴んだ

「本当に大丈夫?」

「大…丈…夫…です」

「そろそろクライマックスだし、かなり怖いよ」

「頑張って…最後まで…観ます!」

「本当にヤバくなったらしがみついても大丈夫だからね」

「その時は…お願いします」

そして思った通り映画は終わりに近付くにつれて恐怖が増して行きさすがの俺もかなり心臓バクバク状態だったがつぐみはさすがにスクリーンを見る事は出来なかったらしく

目を伏せていた、そして映画が終わり場内が明るくなると

俺は軽く身体を伸ばしてからつぐみに話しかける

「立てそう?」

「腰が抜けちゃって…ちょっと厳しいかもです」

「じゃあはい!手を取って」

「じゃあお言葉に甘えて」

そうしてつぐみの手を取り立ち上がらせてからそのまま手を引いて場内を後にし外に出て風に当たる

「何回も聞くけどさ、本当に大丈夫?」

「大分落ち着きました、あ〜怖かった〜」

「最後の方とかもうスクリーン見れてなかったしね」

「そうなんですよね〜でも、まぁ、見れて良かったです!

なんて言うか、怖かったけど、それだけ怖がって観てもらえるようにと思って作った訳ですし…それに…光さんが隣にいてくれましたから」

「面と向かって言われると照れくさいな、まぁ、でも俺も久々に怖くて見応えあったかなとは思ったよ!」

そうしてつぐみが落ち着いたのを見計らって時計で時間を確認しお昼時ではあるがどこも混み出す時間帯のために

俺はお昼の時間を少しずらし今のうちに買い物等を済ませて置くことにした

「買い物に行こうか、お昼時なんだけど、今だとかなり混み合いそうだし」

「そうですね、私も賛成です」

俺達は映画館を後にしショッピングモールへと足を向けた

「光さん、良かったら服を選んでくれませんか?」

「良いよ!じゃあ、あちこち洋服屋を見て回ろうか」

「そうしましょうか!ところで光さんはいんですか?」

「俺は、別に良いかな?あんまり服買っても着ないこと多いし、結局気慣れた服に落ち着いちゃうんだ」

「そうなんですか…なら、私からも何かプレゼントさせて下さい!今日のお礼って事で!」

「じゃあ、ピアスをお願い、ピアスなら普段から身につけるから」

「わかりました、何か光さんに似合いそうなヤツ選びますね!」

「よろしく」

そうして俺達は洋服屋を見て回りつつつぐみに似合いそうな服を選んでいき購入する

「こんなとこかな?」

「じゃあ、私着替えてきます!待っててください」

「了解!急がなくて大丈夫だからね」

「はい」

そうして俺はつぐみを待っている間にパンフレットを見ていつものごとく印を付けて場所の目星を付けて待っているとつぐみが着替えて戻ってきた

「お待たせしました、どうですか?」

「似合うよ!可愛い」

「光さんが言うとちょっと軽いです」

「そうかな?」

「そうですよ!なんか言い慣れてる感じがします」

「事実を言ったまでなんだけどね、それはそうと色々目星付けて見たんだけど気になるところある?」

俺はつぐみにパンフレットを見せる

「そうですね〜アクセサリーショップとこの帽子とかリュックが売ってるお店を見たいです!その後はお昼を食べて少しだけゲームして、光さんとプリクラを撮りたいです」

「じゃあ、そうしよっか!俺は目一杯付き合うよ」

「お願いします!」

「じゃあ、行こう!まずはアクセサリーショップからだね」

「ですね!」

そうしてアクセサリーショップに移動した俺達はあれこれと見て回る中で俺はひまりにプレゼントしたブレスレットのネックレスタイプを見つけたのでつぐみを呼んだ

「つぐみ、ちょっと良い?」

「どうしました?」

「これなんだけど、ひまりに送ったやつのネックレスタイプなんだけど、どうかな?他のAfterglowのメンバー皆でブレスレットかネックレスをお揃いにしたらいんじゃない?」

「でもこれ、1種類しかないですよ?」

「店員さんに聞いてみようか?同じタイプがあるかもしれないし」

「とりあえず聞いてみましょうか」

俺達はレジにいた店員さんに聞いてみる事にした

「すいません、ちょっと聞きたいことがあるんですけど、良いですか?」

「いらっしゃいませ、何かお探しですか?」

「はい、これのブレスレットタイプか、これと同じネックレスタイプは在庫ありませんか?」

「ちょっとお待ち下さい」

そう言って店員さんは店の奥に入っていき数分経って戻ってきた

「デザインは少し違いますが、ブレスレットタイプが2つネックレスタイプが後1つだけありますよ、こちらです」

そう言って店員さんが商品を見せてくれた

「いいんじゃない?」

「でも、私や巴ちゃんは良いですけど、弦楽器組にブレスレットはどうでしょう?」

「ひまりは付けて演奏しても大丈夫そうって言ってたよ?」

「じゃあ、私と巴ちゃんはブレスレットタイプで蘭とモカはネックレス?でもそれなら全員ブレスレットで統一したいですよね」

「ブレスレットタイプはもう少しデザイン違うのありますか?」

「ございますよ、少々お待ち下さい」

そうして店員さんはブレスレットを持ってきてくれた

「これなら良いかもです!全員ブレスレットで統一できますし」

「じゃあ、これにしよっか!ここにあるブレスレットを全種類買わせてもらいます」

「お買い上げありがとうございます」

「一緒にお願いします!」

つぐみが選んでくれたのは赤と黒のシンプルなジュエルピアスだった

「これは光さんにプレゼントします」

「じゃあ、交換ね」

そうして会計を済ませて俺達は帽子等を扱う店に来ていた

俺はつぐみにバッチの着いたニット帽をプレゼントした

「これでバッチリ!可愛いし、カッコイイよ!」

「ありがとうございます!なんか色々してもらって」

「別に良いよ!つぐみの貴重な時間を貰ってるわけだからねお金には変えられないよ」

「大袈裟ですよ!」

「大袈裟なんかじゃないよ!誕生日なんて年に1度しかない大切な時間なんだよ!そんな時間を俺にくれるんだもんありがとうを尽くしても足りないよ」

「光さんってロマンチストなんですね、考え方が凄くロマンチックです!」

「ロマンチストかは知らないけど、1年で1番大切な時間を貰うわけだからね、それ相応のお返しをしてるに過ぎないって思ってるよ」

「なんか、カッコイイですね!」

「お世辞でも嬉しいよありがとう」

「お世辞なんかじゃないですよ!」

「まぁ、その、ありがとう、とりあえずお昼にしようか」

俺は照れ臭くなり話題を変えた

「そうですね」

「つぐみは何か食べたいものある?」

「お任せします!美味しいものをお願いしますね」

「ん〜じゃあ、パスタとかどうかな?」

「家でも出してますしいいかもですね」

「じゃあ、そうしよう」

そうしてパスタ専門店でお昼を済ませた俺達はゲームセンターでレースゲームやホッケーで対戦したりUFOキャッチャーで景品を取ったりして最後にプリクラを撮った

俺は写真の1枚に大切な時間をありがとうと記入しておいた

そして印刷された写真をつぐみに手渡す

「はい、これつぐみの分ね」

「ありがとうございます。それと…あの…帰る前に1つお願いを聞いてくれますか?」

「俺に聞ける事なら良いよ」

「じゃあ…その…私の事皆みたいにつぐって呼んで下さい」

「それでいいなら、構わないよ、なんなら俺のことも名前で呼ぶ?なんなら君付けでも構わないよ、蘭なんかは普段はあんたとか呼ぶし」

「それは…ちょっと…でも、光先輩ならどうですか?」

「今までとあんまり変わんない気もするけどね、同期や先輩後輩関係なく光とか光君って呼んで欲しんだけどね」

「希望に添えなくてごめんなさい」

「別に良いよ、じゃあ、帰って皆でパーティーだね」

「ですね!楽しみです!」

そうして俺達はつぐの家に向かった

そして10数分後、つぐの家に到着した

「お先にどうぞ!」

俺はつぐを扉の前に立たせ扉を開けると同時にクラッカーが弾けつぐ以外のAfterglowのメンバーが声を揃えておめでとうを言った

「「「「つぐ、誕生日おめでとう!!!!」」」」

「おめでとうつぐみ」

「皆ありがとう!」

「つぐ、これはあたし等から、エプロン、家で料理する時とか使ってくれ」

「ありがとう、実はね、私と光さんからも皆にプレゼントがあるの!」

そう言って皆にブレスレットを渡す

「これって私のブレスレットと同じタイプ?」

「ちょっとデザインは違うけどね、Afterglow全員でお揃いにしたかったから光先輩にお願いしちゃった」

「もちろん俺も付けてるよ!」

「じゃあ、本当にAfterglow全員でお揃いなんですね!」

「最高〜!」

「だな!」

「悪くないね!」

「そう言ってくれると思った、じゃあ、光先輩!ケーキをお願いします」

「了解」

俺は許可を貰い厨房に入りケーキを持ってきてロウソクを立て火を付けた後皆でハッピーバースデーを歌いつぐがロウソクを吹き消すのを確認し俺はつぐにバースデーカードを渡す

「つぐ、これバースデーカード、開けてみて」

「はい!」

つぐみは俺が渡したバースデーカードを開くととても嬉しいそうにしていた

「光さん、なんて書いたんですか?」

「特別な時間が君に訪れますようにって書いたんだよ」

「イキなことしますね」

「まだこれからだよ」

そう言って俺は演奏の準備を始める

「光さん何か歌ってくれるんですか?」

「まぁね」

俺はつぐの両親にも声をかけて集まってもらい話し出す

「こんばんは、で良いのかな?改めまして光です。

今日は1曲だけ、バースデーソングを演奏します聞いてください

Happybirthday」

 

俺はキーボードを弾いて歌っていく

 

『DearHappybirthday To You

70億分の1の君に贈ろう

生まれてきてくれて心から「ありがとう」は神様に感謝

 

DearHappybirthday To You

この世界にまたひとつの花が咲いた

君と出会えた大切な気持ちは大切な君へ届くかな

 

テーブルの上に置かれたケーキロウソクが今日の主役を映す

HappybirthdayToYou 部屋中を優しく幸せが包む

クラッカーがなるその度にいちいち吠えて返す近所の犬も

なんだかお祝い言いたげそう窓あけた星空HelloHello

携帯にはたくさんのメール大好きな人たちから届くLove

一個一個受け取った愛はカタチ変え残るキスマークみたく

どんな贅沢な花束よりもグッとくる言葉がほしいの

明日になれば魔法も解けるなら今夜はもう眠ろう

素敵な気持ちのままで

 

DearHappybirthday To You

70億分の1の君に贈ろう

生まれてきてくれて心から「ありがとう」は神様に感謝

DearHappybirthday To You

この世界にまたひとつの花が咲いた

君と出会えた大切な気持ちは大切な君へ届くかな

 

めちゃくちゃでかい幸せって何?

それに気づけたこと それは奇跡

ありがとうMy Friend それに家族や大切な人たちへ

余計な涙はいらないグラスに映った笑顔それがいい

君のパパママには今日が それはそれは特別な日なのさ

忘れもしない初めて抱いた日 小さな手で握り返してくれた

あの日あの時君が生まれてさこの家に笑顔が増えたんだよ

一年に一度の今日は記念日お金じゃ買えない大切なもの

とびっきりの笑顔でハイチーズDear大切な君へ

ありったけの愛をForyou

 

DearHappybirthday To You

70億分の1の君に贈ろう

生まれてきてくれて心から「ありがとう」は神様に感謝

DearHappybirthday To You

この世界にまたひとつの花が咲いた

君と出会えた大切な気持ちは大切な君へ届くかな

 

LoveからはPeaceしか生まない

今日だけは君が主役ハイチーズ

皆が心踊る気持ちカメラズーム映した笑顔嬉し泣き

神様お願い時間を止めて…

もう少しだけこのままでいさせて

明日になれば魔法も解けるなら今夜ウンと笑おう

喜びは明日を満たすから

 

DearHappybirthday To You

70億分の1の君に贈ろう

生まれてきてくれて心から「ありがとう」は神様に感謝

DearHappybirthday To You

この世界にまたひとつの花が咲いた

君と出会えた大切な気持ちは大切な君へ届くかな』

 

演奏を終えた俺はゆっくりキーボードの鍵盤から手を離し言った

「Happybirthday、大切な仲間の君へこの歌を送ります」

俺がそう告げると皆は拍手とそれぞれコメントをくれた

「さすがですね光さん」

「最高だった〜」

「いつも最高ですよ!」

「光さんには適わねーわ」

「いつも最高の演奏をありがとうございます」

「親としてもこれほど歌われて嬉しいバースデーソングはないと思えるほどだったよ」

「そうね、親目線子目線で歌われていているからこそ皆に

届いたのかもしれないわね」

「俺は純粋に最高の誕生日にしたかっただけですので、さぁ、パーティーを続けましょう」

「ですね!」

そうして俺達は誕生日パーティーを楽しんだ後、後片付けをし少し休憩する

「ちょっと休憩!コーヒー淹れたからどうぞ、1口目はブラックのままでね」

「もしかして光先輩が?」

「うん!許可貰って淹れたんだ」

「なかなか筋が良かったぜ」

「アルバイトさせてもらって覚えましたから」

「じゃあ遠慮なく」

「つぐ大丈夫か?ブラックコーヒー苦手だろ」

「何事も挑戦!」

そう言ってつぐはコーヒーに口をつけた

「どう?」

「やっぱり…苦い…けど…平気かも!」

「ホントか?」

そう言って他のメンバーもコーヒーに口をつける

「ホントだ〜あんまり苦くな〜い」

「ほろ苦いって感じかな?」

「多分それだ」

「悪くないね」

「これどうやったんですか?」

「お湯の温度を少しぬるめにして粗く豆を挽いたんだよ、そうすれば苦味が抑えられて風味が強くなるからね」

「なるほど〜」

「俺も顔負けだこりゃ」

「光先輩を基準にしたらダメだよ!先輩はとてつもなく器用なんだから!」

「それもそっか!」

「褒められてる気がしないのは俺だけなのかな?」

「きっとそうだと思います」

などと話しながら休憩を終えてからまた細かな片付けをして

完全解散となる

俺はつぐに今日最後のプレゼントを渡す

「これは俺からの今日最後のプレゼント、ひまりの時と同じ曲が入ってるから、改めて聞いてみてよ」

「今日は何から何までありがとうございます光先輩!」

「こっちこそ特別な時間をありがとう、またね」

そうして俺は帰路に着いたのだった。

 

Afterglow視点

光さんが見えなくなるまで皆で見送ってから私達はまた店内に戻りつぐの家の方に移動して今日の事を話し合った

「皆はパーティーまでの間何してたの?」

「あたしらは飾り付けとか買い物とかして時間なったからつぐの家に来て後はパーティーしただけだぜ」

「つぐはどうだった?光さんとのデート」

「楽しかったよ!ホラー映画みてすっごいビクビクして光先輩に半分泣きつくみたいになっちゃって、でも、落ち着くまで傍にいてくれてその後、買い物デートで服とかアクセサリーとか色々買って貰ってね、すっごい楽しかった!」

私が今日あった事を話していると皆は何故かにやけ顔だった

「なんで皆そんなにニヤニヤしてるの?」

「なんか、幸せそうだなって」

「楽しそうだな〜って」

「凄く嬉しそうだな〜って」

「いい思い出が出来て良かったな〜って」

「ぜーーーったい嘘だ!だってなんか皆の表情がからかう気満々な感じするし!」

「そんな事ないって!なぁ」

「だねぇー」

「まぁ、いいじゃん!」

「とりあえず光さんがくれたCD聞かない?ひまりの時と同じ曲入ってるんでしょ?でも、込められたメッセージとかは違うだろうしさ」

「それもそうだね」

私はCDをプレイヤーに入れて再生すると光先輩の声が聞こえてきた

(誕生日おめでとうつぐみ!このCDにはAfterglowのいつも通りを大切する気持ちを強く感じられるようにひまりに贈った曲と同じ曲を入れました!順番は少し変えてあるので聞いてください!1曲目はリユニオン)

 

そうしてリユニオンが歌われる

友達の意味や大切さを教えてくれるそんな曲で今のかの関係が違うなら知らないしいらないと言っている歌詞が特徴的な曲だ

そしてそのまま2曲目が始まり2曲目は友達の唄だった

「これは蘭ちゃんが励まされたって言ってた曲だよね」

「あぁ、うん!この曲はあたしにとって忘れられない1曲でもあるけど、Afterglowにとっても大切な曲だと思うよ」

「そう思ったからこのCDに入ってるんだよきっと!」

「かもな!」

「言えてる〜」

「そうだと良いな〜」

なんて話しながら聞いていると曲は3曲目になった

3曲目は大切な人

この曲もひまりちゃんのCDに入ってた曲で

友達、仲間、家族、呼び方は違えど皆が大切な人だと歌っているような曲で曲を聞いてるだけだけど、とても嬉しい気持ちになった

そして4曲目が変わらないもの

サビが特徴的で変わらないものを探して時を越えてく思いがあるって歌詞が印象的で私達全員にとって忘れられない曲の1つだった

そしてラストの曲の前に光先輩がまた話し出した

「ラストの曲は1番の宝物です。皆にとって1番忘れられない曲だと思ってこの曲をラストにしました聞いてください!」

 

 

『顔を合わしたら喧嘩してばかりそれもいい思い出だった

 

君が教えてくれたんだもう恐くない

 

どんな不自由でも幸せは掴めるだから

 

ひとりでもゆくよ例え辛くても

 

きみと見た夢は必ず持ってくよ

 

きみとがよかったほかの誰でもない

 

でも目覚めた朝きみは居ないんだね』

 

Afterglow視点

 

皆が皆光さんの演奏に合わせて曲を口ずさんでいく

 

私達にとって忘れることのできない曲だから皆がそれぞれ声に出して歌ったり、鼻歌だったりで口ずさんでいる

 

 

 

『ずっと遊んでれるそんな気がしてただけ わかってる

 

生まれてきた事もう後悔はしない

 

祭りの後みたい寂しいけどそろそろ行こう

 

どこまでもゆくよここで知ったこと

 

幸せという夢を叶えてみせるよ

 

きみと離れてもどんなに遠くなっても

 

新しい朝にあたしは生きるよ』

 

『ひとりでもゆくよ死にたくなっても

 

声が聞こえるよ死んではいけないと

 

たとえ辛くても寂しさに泣いても

 

心の奥には温もりを感じるよ

 

巡って流れて時は移ろいだもう何があったか思い出せないけど、目を閉じて見れば誰かの笑い声

 

なぜかそれが今1番の宝物』

 

(Happybirthday!君にとって忘れられない時間でありますように)

そうして全部の曲の演奏が終わると私は凄く嬉しい気持ちに満たされていた

「ねぇ、皆、光先輩をAfterglowのメンバーに入れた事間違って無かったね」

「当たり前じゃん!あの人はあたし達のいつも通りの時間に必要な存在だもん!」

「だよね!」

「間違いないな!」

「あったら困る〜」

「そうだな」

そうして私達はもう一度共通の認識を再確認したと同時に

私の中にあの人が強く焼き付いた瞬間だった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




誕生日イベント書き切りました!やっぱり誕生日イベントは書くのとても大変でしたがやりきった感はありますので楽しんで読んで貰えたらいいなとおもいます。次回から三学期編に入ります。
次回「三学期開始とイベント開催」

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