僕等が奏でる歌と音   作:凌介

46 / 85
三学期が始まり最初のイベントに光は全力で取り組んでいく


第46話三学期開始とイベント開催

三学期が始まり俺達の1学年上の3年生の先輩達は受験だ就職だと少しピリピリしていたりと三学期独特な空気感の中で

俺は生徒会室に呼ばれていた

「あのさ、俺、なんかした?」

「これからするんだよ!ひ〜くん!」

「確信犯みたいに言わないでよ!俺まずもって生徒会メンバーでもないし、なんかやらかした訳でもないのに呼ばれた理由は何な訳?」

「私から説明しますよ!」

そう言ってつぐが名乗り出た

「じゃあ、お願い」

「はい、実は、3年生に息抜きと言うかこれからの受験や就活を頑張って貰うためにイベントを開催したいんですよ」

「それで?」

「その時ステージで光さ…先輩から受験や就活の応援として演奏をして貰えないかなと思いまして」

「後ね、一応言っておくとひ〜くん一応生徒会メンバーだよ!」

「立候補した覚えすらないんだけど、いつの間に?」

「光先輩生徒会特別顧問って扱いなんですよ!先生達も納得済みですよ」

「知らなかったの俺だけ?他の生徒会メンバーも知ってるんだよね?」

他のメンバーに問いかけると頷きが返ってきた

「はァ〜まぁいいや、とりあえずイベントの内容は?」

「ステージ演目をいくつか考えてます」

「生徒会劇とか?」

「薫さん主体で演劇部が何かしてくれるみたいですよ!」

「なるほどね、他は?」

「色々候補は上がってますけど、やっぱりマジックショーとかその辺ですかね?後は飛び入り参加を可にして3年生の人達からも何かやってもらって楽しめたらと」

「いっそ体育館貸し切って縁日でもやれば?」

「あたし達が学祭でやったみたいに?」

「あれを体育館規模でやって後はフェス感覚でAfterglowとか他、有志バンドとかでステージ盛り上げてそれに俺も参加する感じで」

「良いかも!」

「3年生には楽器やってる人達も少なからずいるでしょうし後は交渉次第でしょうか?」

「じゃあ、まずは先生達に相談しに行こう!ほら、いくよ!ひ〜くん」

「俺も?」

「言い出しっぺでしょ!」

「その前に書類作戦やらなんやらやることあるでしょ!」

「その辺は大丈夫です!一応手書きにはなりますが内容をまとめてますので、これを持って行ってください」

「じゃあ、決まり!レッツゴー!」

「はいはい」

「先輩本当にされるがままなんですね」

「言っても聞かないからねこうなったら行動あるのみ!って感じだしとりあえず行ってくるよ!」

「わかりました、後で報告下さい」

「了解」

そうして俺と日菜で先生達にイベントの詳細を説明し了解を貰い生徒会室に戻りイベントの了解を得たことを説明した

「ほとんど丸め込む形で納得は貰ったし、後は先生達から説明しておいてくれるって」

「ただね、イベントで丸1日は潰せないんだってだからね金曜日の午後からの時間を丸々くれるって言うから1時間を準備に使おうかなって」

「骨組みと看板くらいなら手っ取り早くできるし食料品は最低限にしてゲーム形式の屋台をメインにすれば楽しめるんじゃない?」

「なるほど、じゃあそれで調整しますね」

「その辺任せきりになるけど、大丈夫そう?」

「何かあれば頼りますのでご心配なく」

そうして話が纏まり俺達は解散し俺はバイトに向かった

そしてcircleに到着するなりRoseliaの皆に練習に付き合うように言われ現在はRoseliaの練習に参加中である

「俺から指摘する所は特にないね、現状は今が1番いいと思うよ」

「そういうのなら間違いはないのでしょうけど、細かい指摘はあるのよね?」

「上げてたらキリないって!ミスが目立つようなら指摘するし必要ならアドバイスだってするけど、今は大丈夫だよ」

「妥協ってわけじゃないんだし、いいんじゃない?」

「そうですね、妥協を許してしまえば別ですが、妥協とは別な意味で割り切る事は大事かと」

「私も氷川さんの意見に賛成です」

「あこも!あこも!」

「皆がそう言うなら、今はいいわ、少しずつまた技術を磨いて行くことにするわ」

「それでさ、話は変わるんだけど、光、呼びだされてたでしょ?アレってなんで?」

「あれ?なんかね3年生の先輩達に受験とかの息抜きって言うか、ピリピリした雰囲気のまま受験や就活するんじゃなくて落ち着いて自分のペースでやれるようにってなんかイベント開催したいみたいでさ、そこで演奏してくれってさ」

「先生達納得したの?」

「したと言うか、させたが正しいかも」

「光が口八丁手八丁で丸め込んだんでしょうけど、良く納得させられたわね」

「まぁ、何とかね」

「また日菜がご迷惑をおかけしたのではありませんか?」

「平気だよ!でも、俺が生徒会メンバーになってた事は驚いたけどね」

「そうなの?」

「なんかね、特別顧問らしいよ!俺も初耳だったんだけどね」

「光がいれば日菜の暴走を止められると思ったんじゃない?光は基本日菜に甘いからされるがままなんだけどね」

「これでも止める時は止めてるよ」

「まぁ、良いわ、とりあえず練習を再開しましょう」

「そうだね」

そうして俺達はそれからまたしばらく練習し解散した

俺は帰宅してすぐに新生活の応援ソングを探す

「どんな曲が良いかな?どうせなら楽しんで欲しいよな」

そう思いながら色々な曲を聞いていく中で1曲ピッタリな曲を見つけた

「あぁ〜これが良いかもな!明日皆に聞いてもらおう

もう1曲どうするかな?」

そう言って俺はキーボードでCDに入れていた曲を弾いて行く中でまた1曲浮かんだ

「曲決めた!明日一応聞いてもらってOKならこれで行こう!」

そう言って俺はキーボードをしまい夕飯等を済ませて就寝した

 

そして次の日

イベント開催の許可が降りたので俺達は朝や昼休み、そして放課後を準備に使うため皆より早く登校しイベントの準備を行い俺は材料を運んだりと力仕事をメインに手伝っていた

「よし!材料はこんなもんかな?」

「さっすが!ひ〜くんがいてくれて助かるよ〜」

「一応生徒会メンバーなんでね、組み立ては昼と放課後使ってやろう!いざとなれば1,2年の手借りよう」

「それしかないよね!」

「それとさ、昼休み時間取れる?曲決めてきた」

「ひ〜くんもう決めたの?」

「決めてきましたとも!」

「じゃあ、昼休みにここに再集合で良いですか?」

「OK!じゃあまた後でね!」

そうして俺達は教室に戻ってホームルームと授業を受けて

迎えたお昼休み

「ひ〜くん!いくよ〜!」

「今行くって!」

「どこか行くの?」

「なんなら着いてくる?曲を確認してもらうだけなんだけどその後ちょっと作業あるかもしれないよ?」

「せっかくだし行こうかしら」

「じゃあ、あたしも!」

「じゃあ、皆でレッツゴー!」

そうして俺達は体育館に向かった

体育館にはAfterglowのメンバーも集まっていた

「皆も来てたんだね」

「光さんの演奏が聞けるみたいなので」

「行くっきゃな〜いと思って来たのだ〜」

「なるほどね、でも、来た以上は少し手伝って貰うけどいいのかな?」

「大丈夫だから来たんすよ!力仕事はアレですけど、ちょっとした飾り作りとかなら任せて欲しいです」

「その辺は日菜に聞いてくれる?俺は手伝いみたいなもんだから」

「ひ〜くんだって生徒会メンバーだよ!」

「特別顧問だもんね俺は、とりあえず曲聞いてくれる?」

「そうだね!そっちが本題だもんね!」

「そう言う事!じゃあ準備するから待ってて」

そうしてステージに行き準備をして音を確かめてから用意してきた曲を演奏し2曲演奏し終えてから話しかける

「どうだった?いけそうかな?」

「いいんじゃない!アタシは結構好きだと思ったけど」

「あたしもすっごくるんってした!」

「本番が楽しみね」

「じゃあ、曲は決まりって事で!準備手伝って貰える?」

「もちろん!その前にお昼ご飯済ませてからね!」

「それもそっか!」

そう言って笑い合いながら体育館でそのまま昼食を済ませてイベントの準備を手伝って貰いチャイムと同時に教室に戻る

「そういえばさ、イベント名どうする?」

「ひ〜くん何か案があったり?」

「そのまま新生活応援イベントってどうかな?」

「どうしてそう思ったの? 」

「受験であれ就活であれ生活の1部である事には変わらないでしょ?だからこそこれから先に待ってる新生活を俺達の演奏で応援してあげたいかなって」

「なるほどね!良いかも!理由聞いてるんって来た!」

「アタシもいいと思う!さっすが光!」

「考え方がいいわね、悪くないと思うわ」

「じゃあ、決まりって事で他メンバーには連絡お願いね日菜」

「まっかせなさい!」

そうして朝、昼、夕方と授業の合間を縫って準備を進めて迎えたイベント当日

それなりの数の出店が並び生徒全員が楽しんでる様子が伝わってくる、俺は屋上でそれを眺めていた

少し1人で集中したかったのだ

「こういう時間もたまには悪くないな」

そう思いながら耳を澄ますと体育館の方からかなりの盛り上がりを見せた時の喧騒が聞こえてくる

そしてその喧騒に耳を澄ませていると

屋上の扉が開きイツメンが顔を見せた

「そろそろ行かないとAfterglowの演奏始まるよ」

「見ていてと言われたのでしょう」

「そうだよ!その後はひ〜くんの番なんだからね!」

「もうそんな時間か…じゃあ行こうかな」

俺は3人と一緒に体育館に行くと思わず耳を塞いだ

「凄い盛り上がりだな」

「そりゃそうだよ!今だけはピリピリした空気感忘れて全力で楽しもうって感じが伝わってくるからね」

「それもそっか!」

そうして俺達は喧騒の間を縫ってステージが1番よく見える位置に移動し俺達はAfterglowの演奏が始まるのを待っているとAfterglowの皆がステージに立った

「Afterglowです!1曲聞いてください!

ツナグ・ソラモヨウ!」

そうして演奏が始まると俺は演奏に耳を澄まれる

「良いな!Afterglowらしさが伝わってくるしイベントにはピッタリだ」

「この辺のセンスは美竹さんね」

「蘭ちゃんのセンスが光ってるね!」

「それだけじゃないよね光」

「あぁ、Afterglowだからこそ出せるいつも通り最高の演奏だからこそさ」

そう話しながら聞いている間に演奏が終わる

「次の曲に行きます!Scarletsky!」

「最高じゃんか!」

「ひ〜くんAfterglowの中じゃ好きだって言ってたもんね!」

「光だけじゃなくて皆が思い出す夕焼けの空を思い浮かぶこの曲が私も好きよ」

「わかるよ!Afterglowらしさが全面に出てる曲だもんね」

そうしてAfterglowの出番が終わり俺の番になったので俺は楽器の準備をしてステージに向かう

「光、行ってらっしゃい」

「見てるからね!ひ〜くん!」

「最高の演奏を期待しているわ」

イツメンからエールを貰いそしてAfterglowのメンバーとも目線でエールを送られたのを確認し俺はステージに立った

「こんにちは、光です!新生活応援イベントのラストの演奏を飾らせてもらいます!まずは1曲聞いてくださいI'll be」

 

俺はギターを弾きながら歌っていく

 

『I'll be君のこと想いだしていたんだ

旅立ちを決めたんだねTogetherいつだって応援してるよ』

 

俺はこれからの先輩達の新しい旅立ちに向けて演奏していく

 

『もしも挫けそうになったらねぇ

部屋にこもってるだけじゃダメさ

街を歩いて今日のようなキモチ取り戻してOh Baby try

何度だってplay you やるしかないんだから

 

I'll beキミ色に塗り替えてゆけばいい

迷うこともそりゃあるけどさ

Togetherいつだって応援してるよ』

 

3年生視点

 

「なんかピリピリしてた空気が澄んでいくみたいだね」

「だよね!応援してるよなんて普通に言われてもわぁ〜ってなるけど曲を通して言われるとやってやろう!って気になるもんね」

いつだって応援してるよなんて言われたら頑張らない訳にはいかない、とても励まされる曲だと感じた

 

 

『もしも孤独に負けそうなら ねぇ

好きな歌を聴いてみてほしい

人ごみに紛れたって

見つけ出せるからOhBaby Try

笑顔ってPlay youチカラになるんだから

 

I'll be君のこと想いだしていたんだ

旅立ちを決めたんだね

Togetherいつだって応援してるよ』

 

イツメン視点

「先輩達だけじゃなくて皆が励まされるよね!」

「わかる!辛い時とか聴くと励まされそう!」

「良いかもしれないわね」

曲に励まされながらも頑張る気力を貰える曲だと感じた

 

『いつか誰かをそっと愛してゆくとき

守れる勇気を君の中に育ててゆくんだ

I'll beささいな失望をくりかえすたびにきっと

優しさに触れ合える

人生は捨てたもんじゃないらしい

I'll beキミ色に塗り替えてゆけばいい

迷うこともそりゃあるけどさ

Togetherいつだって応援してるよ』

 

演奏を終えて俺はギターを置きキーボードを自分の前に設置して話し出す

「1曲目のI'll beに続いて新生活応援イベントに相応しい曲を用意しました2曲目に行きます聞いてください!夢のありか」

俺はキーボードを弾きながら歌っていく

 

『正直者がバカをみるて言う笑いたいやつらには

笑わせときゃいい

世界は巨大な迷路だって言う飛び込んでみたいまだ見ぬ景色

 

ひとりぼっち不器用さが邪魔をして

意地を張って暗がりで唇かんだ

 

強く 強くなりたいから

寂しくしても泪はみせない

明日のことはわからないけど

何かが起こりそうで わくわくしてんだ』

 

3年生視点

「悩んでるのがバカらしくなるね」

「もちろん悩む事だって悪い事ではないけど、歌詞にもある通り正直者ものがバカをみるて言うなら笑わせとけば良いのかもね!」

「明日は何かが起こるかなってわくわくしてるのがいいよね!」

そんな話をしながら曲を聴くことを集中する

 

『自分の居場所も分からなくなって 迷い込んだ路

不安が押し寄せる

光と影を行き来しながら夢のありかを探しだすよ

 

気がついた独りじゃなんにもできないこと

僕らなら未来をひっくり返せるんだって

 

強く 強くなりたいから

向かう未知 気持ちを追い風にする

なんでもできる大人とは違うけど

まちがってたっていいよね ぶつかってくんだ』

 

Afterglow視点

 

「光さんってやっぱり凄いよね」

「今更〜」

「前々から凄い人じゃん!」

「そうじゃなくてさ!直接伝えるんじゃなくてあえて曲を通して伝えるからこそな部分ってあるんじゃないかなってさ」

「確かにね、先輩らしいと言うか先輩にしか出来ないよね」

「まぁ、そりゃそうだ」

ぶつかることを恐れないでと励まされるような気持ちを追い風にして頑張れと言われているような感じが伝わってくる

 

『風が夢をそっとなでた 雲の切れ間から差し込む光

大事なのはいつだって少し見えにくいところに隠れてる

 

僕ら 強く強くなりたくて

一人じゃないともに戦うから

明日のことはわからないけど

何かを起こそうとして探し続けんだ

きっと光が未知を照らすよそこが僕らの夢のありか』

演奏が終わると拍手と共に「最高だったよ」とか「励まされたよ」だとか色んな言葉が聞こえてくる

「ありがとうございました!先輩達もこれから大変な事もあると思いますが今日の事を思い出して頑張って貰えたらと思います!」

そう言うといっそう甲高い拍手が巻き起こった

イベントは大成功と言えるだろう

 

そうしてイベントが終わると今度は後片付けだ

「片付けはあっという間だね」

「まだ終わってないよ!生徒会室で打ち上げしよう!」

「いいですね!」

そうしてAfterglowと俺達イツメンとその他生徒会メンバーで打ち上げをした

「ひ〜くん!乾杯の音頭!」

「俺がやるの?日菜じゃなくて?」

「立役者はあなたよ光」

皆が口々に俺じゃなきゃと言うので俺は乾杯の音頭を取る

「じゃあ、僭越ながら乾杯の音頭を取らせてもらいます!

イベントの成功を祝して、乾杯!」

「「「「「「乾杯!!!!!」」」」」」

 

そうして俺達が企画したイベントは大成功で幕を閉じたのだった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




三学期に突入しました!そして3年生編ももうすぐです!
主人公が卒業までをどう過ごすのか、お楽しみに

次回「3送会と贈り歌」

シーズン3の内容いくか二学期編挟むか

  • 二学期編として何話か入れましょう
  • シーズン3の内容入って大丈夫です!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。