その日いつものようにスマホのアラームで目を覚ました光はその日の予定を確認するため
スマホのスケジュール表を確認すると夕方からバイトの予定が入っていたが午前中は暇である
そう思っているとリサから着信が入る
「朝からなんかあったかな?」
そう呟き電話に出る
「もしもし、リサ?おはよう、朝からなんかあった?」
(おはよう光、朝からごめんね、今日ってなんか用事あったりする?)
「夕方からバイトだから、夕方の15時くらいまでは暇だよ」
(じゃあ申し訳ないんだけど今日だけアタシのバイト先手伝ってくれない?午前中だけでいいんだけど)
「欠員?」
(そうなんだ、体調不良の子が出ちゃって、人足りなくて)
「他のバイトの子は?」
(アタシ含めて3人しかいないの、午前中は店長不在で夕方になれば他の夕方からのシフトの人達と交代できるんだけどね)
「俺はいんだけど、了解とってるの?」
(大丈夫!事情話してヘルプ頼む事は了承してもらってるから)
「そういう事なら了解、リサのバイト先に行けばいんだよね?」
(うん!お願い!)
「じゃあ、後で」
(また後で!)
そうして通話を終了し俺は着替えて一応ギターを持って家を出てリサのバイト先に向かう
そしてリサのバイト先に着くと出迎えたのはモカだった
「あれ?モカじゃん!」
「やっほ〜御出迎えで〜す」
「バイト先一緒だったんだ」
「言ってなかったっけ〜?」
「今知った」
「そっかぁ〜、まぁとりあえずご案な〜い」
そうしてモカに案内されるままにスタッフルームに通された
「リサセンパ〜イひかるん先輩来たよ〜」
「やっと来た!助かったよ光」
「別に暇してたから良いけど、俺は何すればいいの?」
「とりあえず着替えて!」
「了解!」
俺は着替えを受け取り少し奥の更衣室に行き着替えを済ませ一応髪を結んで眼鏡をかけて更衣室を出る
「これでいい?」
「十分十分!てか眼鏡いる?」
「まぁ、なんとなく」
「まぁ、良いけど、光には商品の陳列とレジをお願いする事になるけど良い?」
「リサかモカが教えてくれるなら」
「今のうちに教えられる事は教えるけど、お客さん来たら接客に行くからね」
「OK!」
そうして俺は2人から交互に仕事の流れを教わり俺は現在レジに立っていた
「あのさ、俺がレジ担当しても大丈夫な訳?俺は今日だけのヘルプだよね?」
「そこはほら、普段からcircleでの光見てたら任せても大丈夫かなって」
「今日に限っては信頼が重い」
そうして話していると友希那がやってきた
「いらっしゃいませ、って友希那か」
「光?何故ここにいるの?」
「今日だけのヘルプ、夕方からはcircleだよ」
「今日は夕方から私達の練習に付き合う約束よ、それとも個人練習まで付き合ってくれるのかしら?」
「別にお望みとあらば、でも、買い物しに来たんじゃないの?」
「飲み物を買うのに寄っただけよ、とりあえず買い物を済ませたら帰るから夕方、circleで会いましょう」
「うん、夕方circleで」
そうして友希那は買い物を済ませ帰って行った
「光、友希那なんだって?」
「また後でcircleでだってさ」
「そういえばこの後練習かぁ〜ま〜た光のスパルタ指導が待ってるんだね〜」
「俺が普段からやってる練習量にしたらそうでも無いよ」
「でもさ、光と一緒に演奏した後とかはすっごく手が痛いんだよ」
「でも、上手くなってる自覚はあるでしょ?」
「そりゃね、上達してる感じはすごくするけどさ」
などと話しながらもお客さんが来たら対応し商品の補充をしたりしながらお昼時を迎え少し混み合いながらも何とか捌き切り休憩を迎えたタイミングでちょうど店長さんが帰ってきた
「やぁ、お疲れ様、何とか忙しい時間帯を乗り切ったみたいだね」
「店長遅〜い」
「任せ切りにしてすまなかったね、差し入れ持ってきたから皆で食べてくれ」
そう言ってモカに差し入れの入った箱を渡す
俺は店長が来て人数が足りたのでヘルプはここまでだなと思い店長さんに声をかける
「こんにちは、午前中だけヘルプを頼まれたので来ました宮村光です。」
「よろしく店長の笹川だ、午前中だけとはいえ突然すまなかったね、少ないが取っておいてくれ」
そう言ってバイト代としていくらか貰ったが少し多いような気もしたがあえて言及せずに受け取っておくことにした
「じゃあ、俺はこれで!」
「あぁ、色々とありがとうな」
「いえ、今回は簡単な事しかしてませんから」
「光、また後でね!後、明日は一応離任式があって登校日だから忘れないでね!」
「大丈夫!忘れてないよ!じゃあね2人とも」
「またね〜」
そうして2人のバイト先を後にし帰宅すると俺はバイトの時間前まで仮眠をとることにして眠りについた
夢を見た、おそらく今とは違うあの時の仲間達と共に今の皆に出会う未来が有り得たかもしれない夢物語
そして夢の終わりはスマホのアラームによってもたらされる
「なんか、本当に夢物語って感じだったな…」
そう呟き起き上がりバイトに向かうため準備をして家を出て
バイト先のcircleに向かう
そしてバイト先に着くとRoseliaのメンバーは到着していて
すぐに練習に参加し時間いっぱい練習し解散した
「あぁ〜今日も光はスパルタだったな〜」
「妥協を許すなと言っているもの」
「でも、限度がありますよ」
「あこも腕が痛〜い」
「私も光君と練習した後は指が思うように動きません」
「それじゃあまだ俺は越えられないね!」
「あなたに並ぶ事すらまだ出来そうも無いわ、でも、諦めるつもりは無いわよ」
「分かってるよ」
なんて話をしながら俺達はそれぞれ帰宅した
俺は帰宅し夕飯等を済ませると父さんから譲り受けたギターを手に取りしばらく演奏した後眠りについた
そして次の日
離任式があるため朝から登校準備をしていた
「忘れ物は無いな!さすがに離任式でまで演奏させられる事は無いと思うけど、一応楽器は持っていくか!」
そうして楽器を持って家を出る
そして学校に着くとクラスの皆は8割方揃っていた
そして既にイツメンも揃っていて俺はその輪に加わる
「おはよう、皆」
「おはよう、ひ〜くん」
「おはよう光!」
「もう少しギリギリかと思っていたけど、余裕を持って来たようね」
「そりゃね!今日1日だけだからこそかな?」
「でも、今日が終われば次登校する時には3年生なんだよね」
「だね、1年あっという間だったな〜」
「な〜に言ってんの!あと1年は間違いなく一緒なんだし感傷に浸るの早いって!」
「それもそっか!」
などと話していると先生が教室に入ってきたので俺達はそれぞれの席に戻り着席する
「朝のホームルームを始める!休みなのに登校してもらったのは他校に赴任するための先生達を見送ってもらうためだ、今回は校長先生の長ったらしい話と赴任する先生からの今の思いみたいなのを話してもらう、長々と話しを聞きたくないだろうがこればっかりは仕方ないが、まぁ気楽に構えることだな以上!整列して体育館に移動!」
そう言って先生は 廊下に出るとそれに続き皆が整列し体育館で向かう
そうして体育館に着くと卒業した先輩達も来ていた
「やっぱり先輩達も来てるんだな」
「今の3年生は今日が最後の登校日だね」
「そっか、今度は俺達が最上級生になるんだもんな」
などと話していると式が始まり俺達は離任する先生達の話を聞いている
それぞれやはり思うことろがあり、この学校は離れる事を悲しく思っていると言っている
「新しい赴任先でもいい出会いがあるといいけどな」
「そうだね、先生達にとっても新しい学校って挑戦の場である訳だし」
時々そんな話をしながらも式は続いていき校歌を斉唱し花束を贈呈して式は終了となる
俺達は教室に戻り帰りのホームルームを受けて解散する
「光、今日はなんかあるの?」
「特に予定ないよ!バイトも今日は休みだし」
「なら、ちょうどいいわ、光、提案なのだけど、あなたの家に泊まれたりするかしら?」
「泊まれないことはないけど、なんで?」
「合宿の時のようにあなたと過ごしたいと思ったのよ、2年として過ごすのもあと僅かなのだし」
「もちろんイツメン限定でね!」
「最近ひ〜くんの家にも行ってないし、あたしもそうしたいな〜」
「紗夜と一緒じゃなくていいの?」
「大丈夫だよ!Roseliaの合宿の時はあたし1人になるしなんなら呼ぶ?」
「任せるよ!とりあえず、皆、家帰って泊まりの荷物持ってくればいいよ」
「そうね、そうするわ、そのあとは光の家に集合で良いわよね?」
「良いけど、何する?お昼ご飯食べてからさ」
「映画とかドラマの鑑賞会と光の演奏で良んじゃない?」
「やっても1曲2曲だよ?よっぽどの事がない限り家で長時間演奏したりしないから」
「良んじゃない?LIVEだって控えてるしね」
「まぁね」
「じゃあ各自準備してひ〜くんの家に集合!」
「えぇ、賛成よ」
「アタシもOK!」
「俺は一足先に帰ってお昼の準備しておくよ、リクエストは?」
「アタシガッツリお肉食べたい!」
「麺類が良いわ」
「あたしは、任せるよ」
「じゃあ、オムそばにしよう!肉も野菜もたっぷり使った具だくさんなやつ」
「良いね〜!楽しみにしてるよ!」
「皆来る頃に出来るよう作っておくよ」
「頼んだわね、じゃあ後でね光〜」
そうして俺達は1度解散した。
俺は一足先に帰ってお昼の準備を始める
そして昼食が完成するのとほぼ同時にインターホンが鳴ったので俺は出迎える
「いらっしゃい、早かったね3人とも」
「こんなもんだよ!これでも色々準備大変だったんだから!」
「そうなの?持ち物合宿の時に比べて少ないように見えるけど?」
「必要なものがあれば買いには行けるからね!それか光に頼んでも大丈夫でしょ」
「物によるけどね」
「まぁ、そんなわけだから、荷物は少なくて大丈夫な訳なのよ」
「了解、とりあえず、お昼にしよう!」
「そうだね、アタシ結構お腹空いたし」
「準備出来てるからどうぞ」
そうして3人を招き入れて昼食をとる
「具だくさんで食べ応えがあって美味しいよ!」
「それは良かった」
「私達の要望を上手く満たしてくれたようね」
「うん!箸が進むよ!」
そうして皆が昼食を終えて各自自由時間となり、俺は後片付けを終えて映画を観ている3人に混ざり映画を鑑賞する
そして皆で映画を連続で三本程観たあと4人で買い物に出る
「夕飯は何にする?」
「あたしカレーがいい!友希那ちゃんとりさちー絶賛してたし」
「良いね!アタシも賛成!あのスパイシーなカレーが食べたいな〜」
「て言ってるけど友希那は?」
「デザートに甘いものが出るならそれで良いわ」
「じゃあ、カレーの材料の他にアイスでも買おうか!」
「賛成!」
「異議なし!」
「問題無いわ!」
そうして買い物を終えて家に戻り俺は夕飯の準備を始める
「手伝おっか?」
「じゃあ、具材の加工頼める?俺は火使うから」
「OK!」
そうしてリサにも手伝ってもらいながら調理を進めて後はルーを入れるのみとなる
俺は数種類のルーとスパイスを入れてカレーを煮詰めていく
「スパイシーないい匂い」
「もうすぐできるからね」
そうしてルーとスパイスが混じりあったのを確認し火を止めて完成となる
「出来たよ〜」
俺は全員分のカレーをよそって持っていく
「相変わらず美味しいそう!」
「いただきましょう」
「だね、いただきます! 」
皆がカレーを口に運ぶ
「辛い!でも、後から来る風味って言うかが最高!」
「辛さが後引かないのが良いわね」
「美味しい!」
皆はそれぞれが満足するまで食事を楽しんだ後、食後の休憩
がてらにテレビを観ていた
俺は後片付けを済ませるとカレーを冷蔵庫に入れてから部屋に戻り父さんから譲り受けたもう1人の相棒と呼んでいるのギターを手に取り皆の元へ戻る
「あれ?演奏するの?」
「ギターがいつもと違うようだけど」
「これは父さんから譲り受けたものなんだ、自分のギターを買うまではずっとこいつが俺の相棒だった、だから、こいつでの演奏を聞いて欲しいなって」
「ひ〜くんがそこまで言うなら、是非聞かせて」
「うん、じゃあ、演奏するね!儚く強く」
『生まれた町を遠く離れて あたしは歌っている
弱いココロも揺れる想いもポケットにしまい込んで
手の鳴る方へ 未知なる道へ歩もう 進もう
誰かのためじゃなく 在るがまま誇れるように
夜明けに太陽が昇るようにあたしはメロディーを刻む儚くとも強く あたしは生きていく』
イツメン視点
「なんかひ〜くんの歌みたい」
「歌詞が光の事をまんま歌ってる感じだもんね」
「だからこそのこの曲なんでしょうね」
この曲を選んだ理由をあたし達なりに考えながら曲を聞いていく
『雪解け水は海に流れて季節はめぐっていく
時の流れに 負けないように あたしは歩んでいく
未来の空を 未知のイメージを描こう 創ろう
誰かのマネじゃなく在るがまま飾らぬように
春に花が咲くように あたしはメロディーを刻む
儚くとも強くあたしは生きていく
誰かのためじゃなく在るがまま誇れるように
夜明けに太陽が昇るようにあたしはメロディーを刻む
誰かのマネじゃなく在るがまま飾らぬように
春に花が咲くようにあたしはメロディーを刻む
儚くとも強くあたしは生きていく』
演奏を終えて俺は話し出す
「次の曲に行きます次の曲は自分を誇示するようなそんな曲です。聞いていください、マトリョーシカ」
俺は曲名を告げて演奏し歌っていく
『生き抜くために着込んだ君だけが見える鎧は
見栄とか外聞に怯えた愚かの果ての現実
身体軋むほど抱きしめてよ
いっそ壊してくれよ殻の俺の中にはまた何の痛みもない
さらにちっぽけな俺の殻
ここから出してくれマトリョーシカ
理論武装重ね着してやわな防衛本能さらして
冷めた君の目には俺の何が見える?
ギラつく言葉のナイフ刺せよ
いっそ剥がしてくれよへらへら笑った俺の殻
本性暴いてくれよ君にいま声が聞こえるなら』
イツメン視点
「言ってた通りの曲だね」
「自分自身の醜い部分だったりプライドだったりそういうのを殻と表現して歌っているのかもしれないわね」
「じゃあ、本当の自分を知って欲しいのかな?」
「おそらくそんな自分を知って欲しいと言うよりはこれが自分だと言っているのかもしれないわ」
そんな話をしながら曲を聞いていく
『光さえ届かない心の奥の奥には
いくら壊しても壊れない俺がいる
ぶん殴ってぶっ壊してくれよ
破って裂いて引っ剥がしてくれよ
ありったけ着込んだ鎧をいっそ壊してくれよ
哀れな俺のマトリョーシカ
本性暴いてくれよ君にいま声が聞こえるなら』
自分をさらけ出すように全身全霊でラストを歌い上げる
『逃げも隠れもしないから
ここから出してくれマトリョーシカ』
そして演奏を終えて俺は3人に声をかける
「どうだった?今回の演奏は」
「あなたという人を少し知れた気がしたわ」
「光の考えを肌で感じたって言うか、寄り添えた感じ!」
「とってもるんてしたよ!」
「良かった、このギターで演奏するのは久々だったからね」
「それでも、相棒と呼ぶだけあるのではないかしら?あなたの手にあるからこその音だと感じたわ」
「そうだと良いな」
そう言って楽器を部屋に片付けた
俺達はそれから入浴等を済ませて寝る準備に入った
「皆はここ使って俺の部屋はさすがに全員寝れないからね」
「光もこっちで寝たら?」
「布団が足りないよ、それに俺が近くにいたら寝れないでしょ?」
「そんな事ないと思うけど…」
「まぁ、光なりの気遣いなのだしありがたくその気遣いを受けるわよ」
「だねぇ〜」
そうして俺達はそれぞれ眠りにつく
イツメン視点
「2年として過ごすのもあと少しだね」
「早いような短いような感じだったねこの1年」
「そうね、光と出会ってからは特に」
「だよね!光がいなかったらこうならない可能性だってあったわけだし」
「あたしとお姉ちゃんの関係も歩み寄るのに時間がもっともっとかかったと思うし、何よりパスパレや他の皆も色んな意味で団結するのにもっと遠回りしたんじゃないかな?」
「そうだね、それはそうかもね」
そんな話をしていると光の部屋からピアノの音が聞こえてきた
「また演奏してるよ」
「多分私達をリラックスさせるためかもしれないわね、音色が優しいもの」
音が子守歌のように私達の眠気を誘いそれに身を任せるようにして私達は眠りに落ちた
光視点
寝る前に少しと思い俺はキーボードの音源をピアノ使用に変えて弾いていく、居間からはまだ3人の話し声が聞こえる
俺は3人の話し声を遮らないように、また、リラックスして眠れるようにと優しい音色で室内を満たしていきいつの間にか居間からは話し声は聞こえなくなっていた
俺は演奏をやめてベッドに入り呟く
「おやすみ、皆、また明日」
そうして俺も夢の世界に入り込んで行った…
2週間ぶりくらいになりますかね、昨日のうちに出来てはいたんですが、1度見直しを少し修正を加えての投稿となります。
次回が2年生編ラストとなり、その後3年生編に入り、アンケートの結果モニカも登場させることにしたのでお楽しみに。
次回「最後の休みと2年生最後のLIVE」
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
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二学期編として何話か入れましょう
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シーズン3の内容入って大丈夫です!