僕等が奏でる歌と音   作:凌介

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Roseliaの主催LIVEを終えた光はポピパの皆からLIVEの相談を持ちかけられる


第57話輝く時と宝物

主催LIVEの翌日俺は友希那達からポピパとのやり取りを聞いた

「なるほどねぇ〜高人、どう思う?」

「言ってることは間違っては無いんじゃね?覚悟云々はともかく主催LIVEって何から何まで全部自由なもんだろ?それをやる事の大変さとかそういうのがまだ足りてないんじゃないか」

「仮に私達のようなLIVEをしたとしてそれが彼女たちらしいと言えるのかと問われたら違うと言わざるを得ないもの」

「友希那ちゃんの言い分もわかる気がするよ、やるやらないに限った話なら色んな大変があるんだろうし」

「言い方はともかく伝わったと思うよ!」

「その意見には俺も賛成、あえて厳しい事言わないといけない場合もあるしね」

そんな話をしながら昼休みを過ごし教室に戻った

 

 

ポピパside

「昨日のLIVE凄かったね、大学生の人たちもいたのにその中でRoseliaの皆も光先輩も堂々としてて」

「実力も完成度も圧倒的だった、何より光先輩が上手くRoselia一人一人の力を底上げしてた感じがあったし、それに友希那先輩達が光先輩に是非ってカバー頼んだくらいだし」

「確かにな、先輩達だって生徒会やバイトしながらだろ!光先輩に至ってはRoseliaだけじゃなくてあたしらとか他のバンドの練習見たりしながらその合間に練習してアレだろ!」

「あそこまで持っていくのは相当に大変だと思うしそれを表に出さないってなかなかできることじゃないと思う」

「ちょっと分からなくなっちゃった、でも、足りないものはわかるから、それがもどかしい」

「でも、やってみたい!大変だと思うしその大変さの半分もわかってないだろうけど、やっぱり皆で!」

「じゃあ、まずは経験者に聞くしかねんじゃね?」

「Roseliaの皆?」

「じゃなくて!もちろん紗夜先輩や燐子先輩にも色々聞きたいことはあるけどさ」

「じゃあ、やっぱり光先輩?」

「しかいないよね、Roseliaの主催LIVEでなんだかんだ活躍したのは間違いないわけだし」

「とりあえず、LIVEの事はまた今度考えよう!」

そうして私達は教室に戻り授業を受けるもののいまいち身が入らなかった

そして放課後昇降口

「おたえバイトだって」

「そっか、今日集まれるかな?先輩の都合も確認しないと」

「そうだね、私は後で行くから!」

「塾終わったらすぐ行くね!」

「うん!私はとりあえず先輩に連絡してみる!」

「わかった!じゃあ後でね!」

私は一足先に有咲の家に向かう事にし道中に光先輩に連絡する

 

放課後羽丘side

帰りのホームルームが終わり部活や委員会などに向かう面々や即帰宅という人など様々にいる中で俺達も帰る準備をしていた

「光、今日はバイト?」

「今日は高人のシフトだね」

「昨日今日と連勤なんだ!と言っても俺は光みたいにあれこれできる訳じゃないから最低限なんだけどね」

「光は率先して色々やるからね、circleじゃあバイトリーダーなんじゃない?」

「どうだろうね?」

「光、今日はどうするの?」

「ん〜久々の休みだし、路上LIVE久々やろうかな?」

そう話しているとスマホが着信を報せる

「電話だ、しかも香澄って事は・・・」

「厄介事の予感ね、まぁ、力になってあげなさいな、話を聞くだけでも違うわよ」

「それもそうだね」

俺は友希那と話したあと電話に出る

「もしもし、香澄?どうしたの?」

(先輩!今日予定空いてますか?)

「大丈夫だけど、なんかあった?」

(Roseliaの主催LIVEに出て一緒に演奏したりした先輩の話を聞きたくて)

「俺は構わないよ!話す事できっかけになるならね、有咲の家の蔵にいけばいい?」

(お願いします!有咲には私から伝えておきますから!)

「わかった、じゃあ後でね!」

そうして通話を終えてイツメンのほうに向き直る

「今回は後輩達からの悩み相談かな?」

「そうみたい」

「いってらっしゃい!」

「行ってくるよ!」

そうして昇降口を出て自転車置き場から自転車に乗りしばらく走っていると六花の姿を見掛けたそしてその先には香澄の姿があった

俺はパッと見でなんとなくだが状況を理解したので六花を通り過ぎて香澄に声を掛ける

「おーい香澄!」

名前を呼ぶと香澄は振り向いてこちらに駆け寄ってきたので俺はブレーキを掛けて立ち止まる

「光先輩!奇遇ですね!」

「だね!と言っても、俺より先に声を掛けようとしてた子がいるけどね」

そう言って俺は郵便ポストの影に隠れている六花の方を指さすと香澄は六花のほうに走っていき六花を捕まえる

香澄に捕まってあたふたしている六花の反応は見てて面白かった

そして香澄は六花と一緒に俺の所に戻ってきた

「こんにちは、光先輩」

「こんにちは六花、香澄に声をかけようか迷ってたよね」

「見てたんですか!?」

「見てたというか見えたが正しいかな?」

「じゃあ、私があたふたしてるところも・・・」

「見てたよ、見てて面白かったね」

「うぅ〜わたしのおたんちん」

「なんて?」

「いえ!なんでも!それよりもお2人とも家に来ませんか?」

「あぁ〜どうしよっか?」

「行きましょう!せっかくだし」

俺はとりあえず、香澄に呼ぼれた手前香澄について行くことにした

そして六花に案内されてやってきたのは旭湯だった

「ここ?銭湯だけど?」

「はい!住み込みなんです!」

「なるほどね」

そうして俺達は六花の部屋に案内された

「ちょっと狭いですけど」

俺は部屋どうこうというより目に泊まったのはギターだった

「これ、六花の?」

「はい!私のギターです!」

「弾いてみてよ!」

「今ですか?」

「出来たら、ほんの少しでもいいんだけど、まぁ無理にとは言わないけどさ」

「光先輩の前だと緊張しますね」

そうして六花がギターを手に取った時香澄のスマホが鳴った

「有咲だ、もしもし、有咲?今?旭湯だよ!六花の部屋にお邪魔してたんだ、光先輩もいるよ!」

「香澄、ちょっと代わって」

香澄は頷いてから電話向こうの有咲に代わると言って俺に代わってもらう

「もしもし、いきなりごめんね、皆、もしかして有咲の家にいる」

(はい、おたえのやつもバイトなかったみたいで、全員集まってます)

「じゃあ、香澄だけか、俺に聞きたいことあるんだよね?」

(そうなんですよ、Roseliaの主催LIVEの事でちょっと・・・)

「わかった、香澄と一緒に行くよ!」

(お願いします、待ってるんで)

「じゃあもう1回代わるね」

そうして香澄にスマホを返し六花に事情を説明する

「有咲の家に香澄以外のメンバー集まってるって言ってて俺にも来て欲しいって」

「じゃあ、演奏はまた今度ということで」

「だね、せっかくだし六花も来る?」

「おいでよ!」

「良いんですか!?」

「大丈夫!行こう!」

そうして俺達は旭湯を後にし有咲の家に向かった

そして有咲の家に着くと香澄が来るのを待っていたようで全員で御出迎えだ

そして蔵に集まり皆で話をする

「六花特待生だったんだ、初めて知った」

「先輩とは学年も違いますし、あまり誰かに喋ったりしてませんから無理ないと思います」

「んで住み込みしながらバイトもしてバンドメンバーも探してると」

「まさにロックだね!」

「地元でのあだ名はロックでした!」

「じゃあ、私達もそう呼ぼっか!」

そうして話していると香澄がギターを鳴らし出す

「びっくりさせんな!」

俺はその様子を尻目にロックに質問する

「こっち来たのは3月?それとも4月?」

「3月です!地元ではバンド組んでたんですけど、高校受験で出来なくなって」

「じゃあ、俺ともう1人、高人と出会った時はバイト中だったの?」

「何となくで入ってみたら店長さん一人で大変そうで思わず手伝いますって!」

「その時か…」

「色んなLIVEハウスやスタジオ回っても声掛けられなくてそんな時ポピパさんとその後に先輩にあってまたポピパさんに助けられちゃいましたそれに光先輩にも」

「LIVEの事?」

「それもですけど、去年の夏にSPACEのラストLIVEを見に来たんです!その時ポピパさんの演奏を聞いてその時の先輩達キラキラしてて、光先輩の演奏では、この場所がなくなってもまたあえるよっここで出会えた仲間とはまた会える

その仲間との約束をまた会える日までに忘れずに叶えられるようにそんな思いを込められた演奏を聞いてやっぱりバンドやりたいなって最高の仲間とあんな演奏してみたいなって」

ロックの話を聞いていておたえは曲が浮かんだようでギターを鳴らした

「キラキラだとか夢だとかピッタリの曲あった!」

おたえの言葉を聞いて皆が立ち上がりそれぞれのポジションに着いてから香澄が話し出す

「キラキラだとか夢だとかsingGirls!」

香澄達は曲名を告げ歌っていく

夢途中で出会い胸がはじけそうな予感が膨らみ続ける

世界中に歌を響かせたいと言う願いを誰にも負けない気持ちを集めて動き出す

キラキラした夢や希望ドキドキするほど楽しい事で世界が回っていく

昨日は今日にそして明日になって未来になり永遠になる

その歌詞が印象的だった

そして2番の歌詞は夢を追う途中で不安になる気持ちや諦めそうになる気持ちなどを歌いつつも仲間がいることの大切さを歌っていて音楽という絆の魔法を見つけて手を合わせ肩を寄せ合い大好きな場所で夢を奏でるそんな歌詞だった

そして演奏が終わるとロックは感動のあまり涙を流していた

俺はその様子を見てロックに声を掛ける

「泣くのは早いよ!」

「・・・え?」

そう言って俺は立ち上がりケースからギターを出して音を確認する

「もしかして先輩も演奏するんですか?」

「うん!選手交代!今度は俺の番!曲はファンファーレ!」

 

『 いつも流した夢につたう汗はこの日を待っていた

ありのままにあるがままの僕を信じて踏み出せ』

 

俺はロックの夢をそしてポピパの皆のLIVEをやりたいと思う気持ちを応援するために演奏していく

 

『 Under the clear sky 砂埃舞う地面を踏みしめた数の想いが僕を突き動かしたんだよ

 

相変わらずと笑われて仕方ないなと蔑んで

期待されていない僕だったけどいつか

前代未聞のタイトルをこの手に掴む

 

こうして今でも逃げ出したいくらいの絶望と使命を背負ってる

臆病になってしまう瞬間もきっとあるけど

いつも流した涙につたう汗はこの日を待っていたんだよ

ありのままにあるがままの僕を信じて踏み出せ』

 

ポピパ・ロック視点

それぞれが自分が過ごして来た時間を振り返る

それでもやるって決めてやりたいって思ったから逃げ出したいくらいの絶望と使命を背負ってまた踏み出すんだと背中を押してくれていた

「やっぱり凄いね光先輩!」

「だな、本当に凄いよな」

「私達も頑張らないと!」

「やってみたいしやりたいって気持ちを大事にしないとね」

「やるって決めてやりたいって思ったなら行動あるのみだね」

「私も頑張らんと!」

そう言いながら曲を聞いていく

 

『 Under the rainy sky過去を超えられない日々

水面に映った自分眺め苛立ってしまう時もあったな

あいつは何か掴んでいて僕には何か足りなくて

答えが見えないなそんな夜もきっと

未来を開く自分にとって欠かせないもの

 

どうせ1度きりの人生なんだやるだけやってみせるよ

空回りしてしまう瞬間もきっとあるけど

僕の背中を押した愛のエール期待背負って挑むよ

あなたに届ける揺るぎなき魂の叫びを』

 

 

ポピパ・ロック視点

「下向いてられないね!」

「だな!空回りしても期待してくれる誰かのためにやるだけやってやるか!」

「人生1度きりだしね!」

「やりたいって気持ちだけじゃダメなのかなって思ってたけどそれでいいんだね!」

「心の底からの声を届ければいんだ!」

「私もくよくよなんてしてられん!」

皆の気持ちが前向きになって行くのを感じていた

 

 

『 悔しくて悩みもがいた日々から

聴こえる希望込めたファンファーレ

 

こうして今でも逃げ出したいくらいの絶望と使命を背負ってる

臆病になってしまう瞬間もきっとあるけど

いつも流した夢につたう汗はこの日を待っていたんだよ

ありのままにあるがままの僕を信じて踏み出せ』

俺は最後の最後まで精一杯の演奏を届けた

そして演奏を終えたタイミングで全員から拍手が送られた

「先輩!ありがとうございます!私達、まだLIVEをやるってことしか決まってませんけどやりたいって気持ちは皆一緒なので頑張ろうと思います!」

「この曲聞いたらウジウジしてらんないなって思いました」

「私も!足りないものが多すぎて諦めかけてました!」

「不安だったけど、自分と皆を信じて頑張ろうと思います!」

「私も臆病になってました!でも、やりたいって気持ちをしっかり持って頑張ろうと思います!」

「私も!バンドメンバー探し頑張ります!」

皆が前向きになれたら良かったと思ったので俺はそれをそのまま伝える

「皆が前向きになれたら良かったよ!俺にできるのはこうして演奏する事だけだからさ!」

「それであたしらの気持ちを上向きにしてくれる事って凄い事だと思いますけどね」

「だよね!」

「まぁ、とにかくまずは俺が教えてあげられることは教えるよ!」

そうしてロックも混じえて客席視点とステージ視点からのLIVEの印象や実際の感覚等を話し合いポピパの皆はLIVEの熱量や一人一人の視点での捉え方等を知りまずはLIVEの熱量を知ったのだった

そうして帰り際

「今日はありがとうございます!なんか色々と言葉にできないんですけど、とってもキラキラした宝物のような時間でした」

「そう思えるくらいに充実した日だったって事だね」

「はい!」

「まぁ、ロックに限った話じゃなく私達にとってもそうだったよね!」

「うん!」

「だな!」

「そうだね!」

「私もそう思う!」

そして六花にとってもポピパにとっても輝くような一時になったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




57話目になりますね、なんだかんだで60話近いんですね
とは言え3年生編は始まったばかりなので今後もお楽しみに
次回はもちろんシーズン2の4話目ハロハピの皆がポピパの為に行動を起こす話に主人公の光君も加わりますのでお楽しみに!
次回「とびっきりの笑顔と夜空の怪盗」

シーズン3の内容いくか二学期編挟むか

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