ポピパの皆が主催LIVEについて悩む中で時々相談にのったりしながら俺の方は大きなイベント等も無いため路上LIVEに時間を使いつつ学業やバイトに勤しんでいた
そして現在、俺はイツメンで集まり昼食中だ
「光、ポピパの様子はどう?時々相談とかされてるんでしょ?」
「まぁね、でも、なんか色々と大変みたい」
「彼女たちなら大丈夫よ、きっと自分達らしさを見つけられるわ」
「俺もそう思うよ!だからこそ、ちょっとでも力になれたらなって思ってさ」
「まぁ光はやりたいようにやるといいさ、必要なら影として力貸すしよ!」
「高人、貴方に聞いてみたいことがあったのだけど良いかしら?」
「何?」
「どうして光の影であろうとするの?」
「こいつがいれば俺はもっと上にいけるだろうし、何よりこいつ以外の誰と演奏してもしっくり来ないんだよ!ベース始めたのは多分こいつがギター始めたのと同じくらいだけど、周り誰も楽器やってるやつ居なくてずっと惰性でやってたのがこいつに出会って光がいれば俺のベースが影からこいつを支えてやれる!こいつとならどんな演奏でも楽しいと思えたんだ」
そんな事を高人は嬉々として話している
「俺も高人とだから出来る事があるなとは思うけどね」
「お互いがそう思うならお互いが出会うべくして出会ったのかもしれないわね」
「俺達はそうだと思うけどね」
そんな話をしながらその日の昼休みを終える
ポピパside
私達は光先輩からやりたいって気持ちを大切にしてとエールをもらい皆で色んな案を出し合いながら相談するけど
これってものが浮かばない
そうして皆で唸っていると校舎の方でこころんが手を振ってそのまま窓から降りてこっちに来た
「皆どうしたのかしら?さっきから全然笑顔じゃないわ!」
言われて私とおたえは両手で顔を覆う
「今ね、皆でどんなLIVEをするかを話し合ってたの!」
「私にも見せて!まぁ!ステキ!空を飛ぶのね!」
「わかんの!?」
「これも、これも、ぜんぶ素敵!」
「それ全部没な奴だから!」
「そうなの?素敵なのに〜それに皆がまた笑顔じゃなくなったわ!どうしましょう?」
そうして少し考えた末に私は美咲のところに行きLIVEをする事を伝えた
「美咲!LIVEをやるわよ!」
「……え?」
そうしてポピパの皆の所に連れてこられた
「ハッピー!」
「ラッキー!」
「「スマイル〜YEAH!」」
「うちのこころが絶賛ご迷惑をお掛けしてる最中の用で・・・
ごめんなさい」
「まぁ、香澄もノリノリだし」
「LIVEはイメージが大事・・・行ってくる!」
「アホが増えた・・・」
そんな香澄達の様子を尻目にハロハピはいつもどうやってLIVEをしているのか聞いてみた
「ハロハピって普段どういう風にLIVEしてるの?」
私達の質問に悩みながら美咲ちゃんが教えてくれた
「まず大概こころがわかんない事言い出して、はぐみもわかんない事言って薫さんが''儚い''・・・って言って花音さんかふぇーって言ってそれを落とし込む」
「え?」
「落としどころどこにあったよ!?」
「私は出来ることやってるって感じまぁ出来ないこともあるけどね、光さん辺りなら別なんだろうけどさ」
「あの人と比べちゃダメだよ!」
「あの人は特別、何ができて何ができないかをしっかりわかった上で行動してるからな」
「そうだね、でも、私、あの人から無理って言葉を聞いたことないけどね・・・」
そんな話をしているとこころが会話に混ざってきた
「どうして美咲は出来ないって思うの?私達はハローハッピーワールド!世界を笑顔と嬉し涙で溢れさせるバンドなのよ!」
「そうだけどさ…それで?戸山さん達を笑顔にするLIVEって?」
「そのままの意味よ!出来ないことなんてないんだって分かれば香澄達もきっと笑顔になれるわ!」
「はいはい、詳しい事は後で聞くから撤収ー!
帰りますよー」
「放課後は作戦会議よ!美咲!ミッシェルと後、光も呼んでおいて!」
「光さんも?」
「当然よ!光がいれば香澄達はもっと笑顔になれるわ!」
「そうかもだけど…」
私は光さんの都合もあるしと言いかけてやめた、あの人はきっと来るだろうからと
「香澄〜!みんな〜ライブするから待っててね〜!」
羽丘side
放課後、帰ろうとしていたタイミングで人集りが出来てきた
「薫だな」
予想通り人集りから薫が出てきたので声を掛ける
「お疲れ薫」
「やぁ、光じゃないか!ゆっくり話したい所だがハロハピの招集がかかってね!行かないとなんだ」
「薫もか」
「と言うことは君もかい?」
「こころと美咲と花音から来てくれって連絡もらったけど、簡単な用事を済ませてから行くから少し遅れると思う」
「そうかい、なら先に行って待っているよ」
「あぁ、俺も後で必ず行くから」
「了解したよ!では後で会おう」
そうして俺は薫とは別方向に向かって歩みを進めて知り合いの所に寄って用事を済ませてからこころの家に向かった
途中花音とはぐみとは合流してこころの家に到着する
そして皆で集まり会議が始まる
「香澄達を笑顔にするLIVEをするわよ!」
「かーくんうちのコロッケ大好きだよ!」
「ウサギを連れてくるのはどうだい?たえちゃんはうさぎが好きなんだろ?」
「あのね、おたえモーティンが好きなんだって!」
「それもウサギなの?」
「わかんないけど喜ぶと思う!」
「モーティンはおたえが好きなギタリストだよ!」
俺はそう補足を入れる
「他にも好きなものある?」
「えーっと花園さんだけじゃなくてポピパの皆を笑顔にしないと」
「チョココロネをお土産にしたらどうかな?りみちゃん好きでしょ?」
「もう描いてあるわ!」
「さっすがこころん!」
ホワイトボードに描かれた絵を見て美咲事ミッシェルはこんらしている
そしてそんな中でこころは皆の意見を更にまとめたと言って
絵を描いた
「なんとなく想像は着くけどやっぱり空?」
「香澄は飛びたいって言ってたもの!私たち空を飛ぶの!」
やっぱりか、俺は絵を見てなんとなく確信があったのでそうなるだろうなとは思っていた
「すまないがもう一度言ってくれないかい?」
「私達空を飛ぶの!」
反応から見るに高い所は苦手らしい
「香澄はやりたいのよ!」
「そうだよ!かーくんの笑顔のために飛ぼう!」
美咲と薫があたふたする中で花音は平然と言った
「小さい羽なら演奏の邪魔にならないよね」
「羽っていうか飛ぶだけなら俺、ハンググライダー出来るけど?」
「良いわね!なら光、ハンググライダーを使って皆を少し高い所まで運べるかしら?」
「限度あるけど1人ずつならね」
「決まりね!やれば分かるわ!できないことなんてないのよ!」
「そ、その通りだよこころシェイクスピアいわく何もしなかったら何も起こらない。つまりそういうことさ!」
「じゃあ、決まりね!光のハンググライダーと衣装はこっちで用意するわ!」
「あぁ、ライダースーツみたいなの?」
「違うわよ、貴方には怪盗になってもらうわ!」
「俺が?」
「私もやろうじゃないか!招待状は私と光の名で出しておこう」
「あぁ、決まりなんだね」
そうして薫主導の元招待状が配られた
そしてLIVE当日
俺はこころが用意した怪盗の衣装に身を包んだ
「なんで全身白装束なの?まるで某探偵アニメに出てくる怪盗そのものじゃんか!」
「そうかもね、でも、似合ってるよ!カッコイイ」
「そう言ってくれるのは嬉しいんだけどね、ちゃんと演奏に適した調整はしてあるしね」
「でも、本当に似合ってますよ!本物の怪盗みたいです!」
「じゃあ、これから君の心を頂くよ」
そう言って俺は美咲の頬を撫でると美咲は赤面して声を荒らげる
「からかわないでください!すぐ調子に乗るんですから!」
「ごめんごめん!アッハハハ」
「笑い事じゃあ無いですよ!私、ミッシェルに着替えてきます!」
そう言って部屋を出ていった
「行ってらっしゃい、怒らせちゃったかな?」
「多分照れてるんだと思うよ、私でも照れちゃうな〜」
「そう?悪ノリしすぎたかなって思ったけど、大丈夫なら良いか」
「ん〜そうじゃないんだけど…とりあえず私もいくね!」
「俺も行くよ!出番まだ先だけど挨拶くらいはね!」
俺はこころ達と共にポピパの皆を出迎えた
「レディース&ガールズ!」
「ようこそスマイル号へー!」
「今宵、ハローハッピーワールドと〜もう1人の大怪盗がとっても素敵な世界をお届けするわ!」
「一夜限りの素敵な世界へご案内!こころよろしく!」
「行くわよ〜!ゴーカ!?ごーかいファントムシーフ!」
そうして薫がりみちゃんを攫い消えてそれをポピパのメンバーが追うそしてその途中一瞬のみだったかおたえが尊敬するギタリストのモーティンが姿を見せそして最初の広場に戻ってくると薫は1輪の薔薇を渡し告げる
「よろしければもう一曲お付き合いいただけませんか?」
「はい!」
「では空で!もう1人の大怪盗が君達の心を頂くだろう!」
そしてこころ達は気球を使って空に浮かぶ中俺の出番となる
「さぁ!ここからは俺のステージにお付き合いください!」
そう言ってまずは香澄の所に行き手を差し出し告げる
「お手をどうぞアメジストの瞳のお姫様!」
「連れてってください!」
「喜んで!」
俺はハンググライダーを使い空に舞い上がる
「凄い!飛んでる!」
「これからだよ!こころ!お願い!」
「任されたわ!」
こころがパチンと指を鳴らすとどこからともなく演奏が流れ出し俺は歌い出す
『 じゃあちょっと目を閉じて僕の腕に捕まっておいてよ
君の笑顔盗むやつから君を盗むのさ』
俺は1度降りて香澄を降ろしてさっきまで薫と一緒にいたりみちゃんを乗せて再び舞い上がる
『 物語の名前は伏せたまま始めよう
連れ去ってと合図をくれたら』
曲はサビに入り俺はりみちゃんを降ろし沙綾を乗せて3度舞いあがる
『 ここからは君を奪って夜空を抜けて
宝石みたいな街を飛び越えて
君が想像したことないくらい眩しい世界を見せてあげる』
沙綾を降ろし有咲を乗せて空を飛んで歌っていく
『 そのまま海を渡って春風に乗って
虹を蹴散らして空にばら撒いて
君は今日も明日も君のままでいていんだよ
君がいれば僕に不可能なんかない』
俺は最後におたえを乗せて舞い上がり軽く風に乗り辺りを旋回して戻りこころ達のいる気球に降り立ち続きを歌っていく
『 もう行かなきゃなんてガラスの靴で月にでも帰るの?
君がどう否定したって素敵なままだよ
君と出会えた僕と出会えなかった先の僕を比べて
論文にしたいとこだけど君の細胞全部の尊さは
きっと伝えられやしない
君自身に君を僕が証明するよ
これから君を奪って夜空を抜けて
宝石みたいな街を飛び越えて
君が想像した事ないくらい眩しい世界を見せてあげる
そのまま海を渡って春風に乗って
虹を蹴散らして空にばら撒いて
君は今日も明日も君のままでいていんだよ
君がいれば僕に不可能なんかない 無い』
演奏が終わったタイミングでこころが話し出す
「もう一曲光から送るわよ〜!光!良いわよね!」
「もちろん!じゃあシルエット!」
俺はギターを弾きながら歌っていく
『 いっせーのーせで踏み込むゴーライン
僕らは何も何もまだ知らぬ一線越えて振り返るともうない
僕らは何も何もまだ知らぬ
うだってうだってうだってく煌めく汗がこぼれるのさ
覚えてないこともたくさんあっただろう
だれも彼もシルエット
大事にしてたもの忘れたフリをしたんだよ
なにもないよ、笑えるさ
いっせーのーで思い出す少年僕らは何もかもを欲しがった
わかってるってあぁ気づいてるって
時計の針は日々は止まらない
奪って奪って奪ってく流れる時と記憶
遠く遠く遠くになって
覚えてないこともたくさんあっただろだれも彼もシルエット
恐れてやまぬこと、知らないフリをしたんだよ
なにもないよ、笑えるさ』
ポピパ視点
さっきの空を飛んだ感覚もそうだった、先輩もハロハピの皆も私達の希望を最大限叶えようとしてくれてる
「まだまだ分からないことだらけだけど、きっと出来るよって言って貰えてるみたい」
「だな!ハロハピもだけど1番先輩に驚かされるわ」
「空飛んだのなんて初めてだしね」
「楽しかったけどちょっと怖かったね」
「でも、ワクワクもしたね」
そんな話をしながら曲を聞いていく
『 ひらりとひらりと舞ってる
木の葉の様に憂うことなく焦燥もなく過ごしていたよ
覚えてないこともたくさんあったけど
きっとずっと変わらないものがあることを
教えてくれあなたは消えぬ消えぬシルエット
大事にしたいもの持って大人になるんだ
どんな時も話さずに守り続けよう
そしたらいつの日にか何もかもを笑えるさ
ひらりとひらりと舞ってる木の葉が飛んでゆく』
そして笑顔が終わると気球に乗りつつ俺の妨げにならないよう演奏していたこころが言った
「ミッシェル飛ぶわよ!」
そうしてこころはパラシュートもなしに飛び降りた
「まったく、行くよ!ミッシェル!」
俺はハンググライダーで空を滑空しこころを抱えて旋回しつつ
ミッシェルを待ってこころをミッシェルに預け一足先に着地する
そしてほかのメンバーもパラシュートで降りてきた
「最高でした!」
「楽しんで貰えたなら何より、だよね、こころ!」
「そうね!皆最っ高にいい笑顔だわ!」
そうして喜んでいるこころだがはぐみと花音以外の2人はさすがに参ったのか気絶していた。
「高い所が苦手な薫に無茶をやり通した美咲がある意味今日のMVPかもな」
「確かに…そうだね」
そんな話をしながら皆で笑いあった
俺はその様子を見てこのLIVEをきっかけにみんなか何かを掴んでくれたらいいなと思うのだった。
数日ぶりになります。58話目でハロハピ回を書きました
そろそろ9月が終わりそうなので月イチ更新の方も書き始めるので次回の投稿は少し遅くなるかもしれませんがお楽しみに
次回はパスパレ回になります。
次回「雨の日とアイドルフェス」
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
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二学期編として何話か入れましょう
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シーズン3の内容入って大丈夫です!