僕等が奏でる歌と音   作:凌介

60 / 85
光はLIVEへの招待を受けて動き出す


第60話お祭りとLIVE開催決定

その日、俺は高人と練習するつもりでいたが高人の予定が合わなかったため仕方なく1人で練習するために気分転換も兼ねてGALAXYを訪れていた

「こんにちは」

「光先輩!どうされたんですか?」

「高人と練習するつもりだったんだけど、予定合わなくて、気分転換にGALAXYで練習出来たりしないかなって」

「大丈夫ですよ!今は誰もいないので好きに使ってください!」

「じゃあそうさせてもらうね」

そうしてステージに行くとドラムの影に人が倒れていた

「えぇ!?死んでる!?」

「いやいや!な訳ないっしょ!」

俺達の声が聞こえたのか倒れていたヤンキー風の女子が起き上がってロックを睨むようにして言った

「お前…可愛いな」

「え?」

「は?っておい!」

俺とロックがポカンとしていると起き上がってそのまま去っていく

「なんだったの?」

「さぁ?」

ロックはとりあえず後を追い俺もそのさらに後を追う

「店長!今、中に人が…!」

「え?なに?」

「今、俺達以外にも人がいたんですけど、見ませんでしたか?」

「手が離せなくて見てなかったよ!」

「そうですか」

俺は店長さんの方に目線をやるとすこやかゴーゴー祭りと書かれたポスターが目に入る

「商店街のお祭り?音楽発表会?」

「みたいだね」

そう話しているとスマホが鳴ったつぐから電話で集まりに参加して欲しいと言われとりあえずGALAXYのスタッフとしてロックも行くようだったので一緒に向かった

そうして俺達は羽沢珈琲店に集まった

「それでは始めたいと思います!商店街青年部お祭り委員臨時集会!議長は私、羽沢珈琲店の羽沢つぐみです。それでは出席を取ります」

つぐみは1人ずつ名前を呼ぶ

「やまぶきベーカリーの沙綾ちゃん!」

「はい!」

「北沢精肉店のはぐみちゃん」

「おいひー」

はぐみはケーキにご満悦のようだ

「青年部太鼓リーダーの巴ちゃんとその妹のあこちゃん」

「妾に漆黒の…う〜んと…光兄ぃなんかない?」

「漆黒にして禁忌の飲料とか?」

「それだ!」

「コーラおかわりだね」

あこちゃんは変わらずだ

「っていうかなんでいるんだよ」

「商店街あるところにモカちゃんあり」

「やまぶきベーカリーの常連さんだから、それと今日は新しいメンバーとして旭湯の六花ちゃんも来てくれました」

「今日はギャラクシーのスタッフとして来ました。よろしくお願いします」

「最後に去年の夏祭りLIVEを盛り上げてくれた特別ゲストの光さん!」

「今回も俺は参加なんだね」

「私も店長に頼まれて来たんですけど、イマイチよく分からなくて…」

「うん大丈夫。私たちもまだ探り探りだから。実はね今度商店街でイベントがあるんだけど…」

「はいポスター見ましたすこやかゴーゴー祭り」

「そうゴーフェス」

「この間商店街の長老さんに呼ばれちゃってね」

そう言ってつぐみは詳しい説明を始める

長老さんに商店街活性化の為に若者を呼び込みたいからLIVEをやってくれと頼まれたらしい

「商店街の皆も協力してくれるって」

「そうなんですね」

「ハロハピも?」

「はぐみたちはコロッケライブだよ」

「コロッケライブ?」

「あの、ポピパさんは出ないんですか?」

「ん?」

「あーいいじゃん」

「皆でやった方が楽しいだろ!」

「それには同意するよ、俺もやるなら大勢でやりたいし」

「光さんが参加するならまたパスパレとか呼べないんすか?」

「今回は無理じゃないかな?代わりって訳じゃないけど俺は高人と出るし」

「高人先輩OKしてくれてるんですか?」

「高人は大勢でワイワイガヤガヤするの好きだからノってくるさ!」

「ポピパの皆には1度聞いてみてもらえる?」

「まぁ、大体返事は想像つくけどね…」

「だろうね」

「ところで光さんはもう曲決まってたりします?」

「まだだけど、もう決めちゃう?」

「出来たら光先輩の曲は先に知っておきたいですね」

「1曲はこれやりたいってのあるし、後、何曲決めたら良い?」

「とりあえず2曲お願いします」

「じゃあ光の破片と、りんどう、Prayの3曲で!」

「聞かせてくれますか?」

「もちもん!ちょっとまって!」

俺はポケットからウォークマンを取り出し演奏する曲を選択して再生する

「とりあえず光の破片からね」

そう言って曲を再生する

この曲はAfterglowにピッタリな気がすると思いつつ俺は最後まで曲を聞いてから次を再生してを繰り返して演奏予定の曲を全部再生し終えて話し出す

「一応この3曲使うつもりだけど、どうかな?」

「私は良いと思います。 」

「私も異議なしです!」

皆がOKしたので即決まりとなりその日は解散した

俺は高人に商店街のイベントに出ることを伝えるとすぐにOKの返答が来たので当日までに1・2度合わせれば問題無いだろうと思いながらその日は帰宅した

そして曲順を決めてそれに合わせて軽く練習し夕飯等を済ませて就寝する

 

そして次の日

俺はイツメンで集まり話していた

「光、商店街のイベント出るんだって?」

「情報早いな〜情報源は高人?それともあこちゃん?」

「モカだよ!」

「意外なとこから知られたな」

「だね、昨日の集まり来てたしね」

「今回も演奏するのでしょ?観に行くわ」

「まぁ、楽しみにしてて」

「もちろんあたしもいくね〜!」

「皆で来なよ、高人、近いうちに合わせるぞ」

「あいよ!まぁ、俺達なら問題無いだろうけどな」

「油断大敵&禁物」

「わーってるよ!」

 

 

その頃ポピパ視点

昨日の集まりでイベントに参加しないかと誘われた事を話すと思っていた通りの反応だった

「やる!やりたい!」

「主催LIVEの方は大丈夫?」

「今、会場のリストアップしてるよ」

「私がな」

「毎年やってるよね、お祭り」

「そう。ウチも屋台でパンだし はぐみんちのコロッケとか」

「美味しいやつ!税込み86円!」

「会場は?」

「作るんだって。野外に」

「野外ステージ…あぁいいなぁ!野外ステージ」

「2回言った?」

「大事な事だからな」

「野外ステージ」

「3回!?」

「かなり大事」

「じゃあやるって返事しておくね」

「AfterglowとLIVEかぁ…」

「光先輩も出るよ」

「先輩も?」

「去年の夏祭りの時大盛況だったから今回もって」

「そっかぁ〜、あの人も出んなら尚更やる気出るわ」

「曲とかも決めないと」

「練習しなくちゃ」

「いっぱいやる!みんなで!」

そうして私達は昼休みを過ごした

 

光side放課後

今日は俺と高人のシフトが同じ日で高人に受付を頼みAfterglowの練習に参加中だ

「巴ちょっと走りすぎ」

「ゴーフェスが楽しみすぎてさぁ!」

「お祭り大好きだもんね巴ちゃん」

「太鼓の方はどうするの?」

「そっちも全力でやるに決まってる!」

「頑張れともちんー!」

「光さんも出るんだよね?」

「もちろん!受付でぼーっとしてる高人と一緒にね」

「高人先輩ってベース上手いんですよね?一度教えてもらおうかな?」

「高人の教え方って独特だからなぁー」

「そうなんですか?」

「まぁ、本人に聞いてみなよ!」

「でも、そろそろ行かないとやまぶきベーカリー閉まっちゃうよ?」

「パンが食べられない人生なんて…生きる意味が…」

「早く帰ろ」

「入口まで送る」

「お願いします」

Afterglowを見送り俺は受付に座り一息つく

「お疲れさん、どうだAfterglowは?」

「可もなく不可もなくって感じ、まぁ気持ちが先走り過ぎてる部分はあったけど」

「悪いことでは無いしな」

「今暇してるし練習しないか?」

「賛成!まりなさんに受付代わってもらおうぜ」

「だな」

俺達は受付を代わってもらい2人で練習に勤しんだ

「高人、もう少しベースライン上げていいよ」

「任された!光はガンガン主張してけ!」

「とりあえずほどほどにしとくよ!」

そうして俺達は練習とバイトをこなして解散した

 

次の日、放課後

俺は高人と一緒にAfterglowの皆に呼ばれて屋上に来ていた

「光さん遅い!」

「そんなに遅れたかな?」

「とりあえず、光さんもセトリ確認してくれませんか?」

「俺も?」

「一応、練習見てもらう都合上お願いしたいなって」

俺はセトリの画面を見せてもらった

「大丈夫じゃない?皆が良いならね」

「えっと機材はギャラクシーから借りられることになったから前日にみんなで搬出しに行こって!それからなんだっけ?」

「おぉーつぐってるね〜」

「本当だ」

「何それ?」

「造語です頑張ってるつぐみの略称です」

「なんか違う気もするけど、お祭りの準備もあるし、練習ももっとやりたいし」

「頑張り過ぎてまた倒れたりしたら大変だよ」

「だね、あの時は蘭とひまり険悪になったし」

「言わないでくださいよ!」

「尚更つぐ気にするじゃないですか!」

「逆じゃないかな?だからこそ倒れないようにって思うんじゃない?」

「そうですね、尚更倒れないようにしないとまた光さんに迷惑かけちゃいますよね」

「俺に迷惑かけるなら全然いいけど、皆が楽しめなくなるのは勘弁だからね!」

「まぁ、なんだかんだいつも通りにってことで」

「それがAfterglowだしね!」

「光さんもですよ!」

「俺?」

「光さんもAfterglowのメンバーなんですからね!」

「普段全然皆といる訳じゃないのに?」

「それでも、光さんはここぞって時には必ずいてくれますし、何よりAfterglowのいつも通りの中に光さんにいて欲しいって皆思ってます!」

「ありがとう、俺は6人目のメンバーとして皆に演奏を届けるよ」

「じゃあ、俺はそんな光の影として支えないとな」

「頼りにしてるぜ相棒」

「任せろよ!」

「よーし、じゃあ、LIVE頑張ろう!エイエイオー!」

ひまりが気合いを入れるために叫ぶが俺も含め皆スルーした

「なんで皆にノッてくれないの!」

「どうせ皆スルーだって!」

「まぁ、それもいつも通りだよ」

「言えてる、それに…夕日が綺麗だな」

「覚えてる?中学の文化祭ライブの時に見たあの夕焼け」

「忘れるわけないよ」

「私たちの初ライブだったもんね」

「あれからいっぱいいっぱい夕焼け見たね。5人で」

「俺も見たかったな、みんなと同じ景色」

「これからたくさん見れますよ!」

「だと良いけどね」

そうして俺達明日に備え解散した

 

そして次の日、準備の為GALAXYに向かっていた

途中でポピパの皆と合流して目的地に到着する

「あれ?ロックじゃね?」

「見たいだね」

香澄は近付いて行って後ろから抱きつきながら名前を呼ぶ

「ロックー!」

「わぁぁぁー!」

ロックは驚いて手にしていた紙を有咲に貼り付けた

「おい」

「なんか書いてあるよ」

「あのPoppin’Partyさんも出演決定…」

「剥がせよ」

俺は有咲の額の紙を剥がしてロックに返す

「わざわざ貼ってくれてるんだね」

「光さんのもありますよ」

「どれどれ?」

そこにはミュージックキングこと光さんも出演決定と書いてあった

「なんで俺、ミュージックキングなの?」

「Roseliaの皆さんのLIVEでそう紹介されてましたので」

「いんじゃね?お前にピッタリじゃんか!」

「ん〜まぁいいか、ありがとうロック」

「ありがとーロックー!」

香澄に抱きつかれてロックは嬉しいやら恥ずかしいやらで真っ赤になっていた

店内に入るとリニューアルLIVEの時の写真が貼ってあった

「これうちらじゃん」

「うん、この前の…」

「ロックが作ってくれたんだな」

「またここでやりたいな…」

「うん」

俺は高人と一緒に後ろの方からその様子を見ながら話していた

「決まったな」

「だね、間違いなくここになるだろうね」

「今度もしっかりやれよ!」

「お前は?」

「一緒に出るのはパス!主催LIVEの時はお前がしっかり繋いでやれ」

「わかったよ!」

そうして俺達は機材運びを手伝っていく

「これで最後です」

「じゃあステージまで運ぼう」

「うん。八百屋さんがトラック出してくれるって」

「手で持って行けるものは俺と高人である程度持っていくよ」

「お願いします」

そうして機材を運び終えてステージに集まった

「明日楽しみだね」

「目一杯盛り上がろうな!」

「もちもん!最高の演奏をしようね!」

「オー!」

そうして俺達は何事も無く準備を終えて解散した

 

ゴーフェス当日

長老さん達の開催の挨拶で祭りが始まった

俺達もLIVE会場の最終チェックを終えていよいよAfterglowのLIVEが始まろうとしていた時雨が降り出した

「ギャラクシーまで機材戻すしかないか」

「そうだね」

「高人!俺らも手伝おう!」

「仕方ねーか」

そうして俺達は機材を一度ギャラクシーに戻したタイミングでアナウンスが鳴りライブ一時中断となった

「これ、良かったら使って」

「ありがとー、羽沢珈琲店のだ」

「先輩達も!」

「俺達はいいよ!大丈夫」

「だな、さすがにびしょ濡れの女子達の中に混じる度胸はないからね」

「気にしなくて良いんですけどね、」

「そうはいかないって!俺達2人とも男子!男の目を意識してよ!揃いも揃って!」

「光、諦めろ!多分お前だから平気としか言わないだろさ」

「……」

その返答に対し俺は無言にならざるを得なかった

「やむかな?雨」

「一応夕方にかけて天気は回復するって予報だけど…」

「靴までびしょ濡れテンションだだ下がりだっつーの」

「やりたいなぁ…ライブ…」

「食べるか?あこから差し入れ、先輩らもどうぞ」

「ありがたくいただくよ!」

「あ、うちもこれも差し入れで」

「おぉ!やまぶきベーカリー!」

「一瞬で目の色変わったな」

「モカ好きだもんねやまぶきベーカリーのパン」

「もち〜」

そうして差し入れを食べつつ話をする

「もしかしてつぐ達って野外ステージ慣れてるの?」

「え、そんなことないよ」

「だって落ち着いてる」

「光さん達には適わないって!あの人らあたしらに気使って外にいるけど、かなりうずうずしてるはずだぜ!」

「光さん演奏なると人変わるから」

「何があってもいつも通りにやるだけ」

「Afterglowさんってどんな風にバンド組んだんですか?」

「俺も気になるな、聞かせてくれる?」

「是非とも聞きたいね」

「光さんには前に話しませんでしたっけ?」

「多分、聞いてないってか言ってないと思うよ」

「せっかくだし、聞いてもらおうぜ」

そうして俺達に巴達は話してくれた

「私たちは気付けば一緒にいたっていうか幼馴染でさ」

「小学校から同じクラスだったんだけど…」

「中2のとき蘭だけ別のクラスになっちゃって。そしたらなかなか5人で一緒にいられなくなったんだ」

「そんな時つぐがバンドやろうって言ってくれたんです」

「どうしたら5人で一緒にいられるかって考えた時思いついたのがバンドだったんです。」

「それから皆でバンド名考えてあたし達が練習するのはいつも夕方だからAfterglow皆で決めたんです」

「ずっと一緒なんですね」

「そんな輪の中に俺がいていいのかな?」

「大丈夫ですよ!」

「でっかい目標もあるから力貸してもらわないといけないしね〜」

「その目標って?」

「なになに?」

「目指せ武道館!」

「まぁそんな感じ」

「とにかく私達はいつも通りでいられるのが一番嬉しいんだ」

「なんかいいです。絆があるって感じがします」

「確かにな、俺や光、ポピパの皆とは全然違うけど、確かな絆を感じるよな」

「大げさだな先輩」

そうして話していると雨はほとんどあがっていた

「今からみんなで準備したらギリギリ間に合うんじゃない?」

「でも、ステージが…」

「モップあったよな?」

「うん。商店街の倉庫に」

「じゃあ私たち機材取りに行ってくるね」

「え?もうトラック使えないんだろ?」

「俺達も手伝うし大変だろうけど頑張って運ぼう」

そうして俺と高人がなるべく重くて長いものを2人がかりで運んでいきモップ掛けも終わり準備が完了しライブ再開となる

「光さん達衣装びしょ濡れじゃないんですか?」

「かなりヤバいから俺達も制服になるよ」

「ならよ、久々に地元の高校の制服着ないか?」

「良いね!」

「制服達の地元の制服ですか?」

「うん、羽丘のと違ってかなりシンプルなんだけどね」

「ウチの学校のもかなりシンプルだと思いますけど」

「蘭、準備は?」

「いつでも!」

「晴れたなお守りのおかげかもな」

「わたしも持ってた。お守り!」

「私も!」

「エモーい」

「じゃあいつも通りで!」

「盛り上がってきたねー!皆で楽しんでいこう!せーの!エイエイオー」

盛り上がっていてもスルーするみたいだ

「えぇー!こんないい感じの時もやっぱりやんないのー!?」

「これもいつも通り、光さん!見ててよ!」

「もちもん!」

そうしてAfterglowの皆の演奏を聞いていく

「すげぇよな…」

「5人でどれだけのいつもを過ごしてきたんだろう…」

「その輪の中にお前がいるんだぜ光」

「わかってる、だからこそ、俺達はあの子達にそしてポピパの皆に恥じない演奏をしないとさ、先輩としてのプライドが許さないし何より演奏家としてもさ」

「先輩の意地ってやつか!付き合うぜ!」

「とりあえず、俺らも制服に着替えるか!」

「だね」

俺達はあの頃の制服に身を包む

「光が着るとなんでこうカッコつくかな」

「黒がトレードマークなんだよ!ほら、行くぞ!」

「行きますか!」

俺達はスタンバイする

「光さん達の制服カッコいいですね」

「こいつが着るとなんでかこの黒いだけの制服もカッコつくんだよ!」

「演奏、楽しみにしてますよ!」

「うん、行ってきます!」

俺は高人と共にステージに行き香澄達からバトンタッチを受けてステージに立った

「こんばんは、光です」

「相棒の高人です」

「色々伝えたいことって言うか言いたいことはたくさんあるんですけど、まずは雨が晴れて良かったです!LIVE楽しんで行ってください!」

「結局それに落ち着くのかよ!で、1曲目は」

「Pray」

「ん」

俺達は演奏を始め歌い出す

 

『Let's go out!Openmymind

Let's gosweetdreamotherside

今解き放つ籠の外へ錆び付いた鍵鳴り止まぬ鼓動

気づいてた''もう…戻れない''

失われた日々が(Heydadywhy?)

蒼く繋がってく( Iwant tocry…)

怖がる自分に負けたくないよ

運命から逃げない''ひとりじゃない''

そばにいるたとえどんなに哀しい夢だとしてもかまわない

君の涙に触れたいよ…bady IPlay…''信じて''

冷たい記憶の闇切り裂いて』

 

ついてこい高人!今はそれだけでいい

俺は高人に向かって合図すると高人は笑う

あの野郎〜見てやがれ!

俺達は一つとなって演奏する

 

『傷ついた翼(はね)休ませる泉

飛び込むすべてがわからなくて

退屈な場所苛立ちや不安僕らは今日も悩むけど

暗い空を見上げ(Baby…foryou)

進む顔を上げて(I'mherefor you)

飽くなき想いを鞄に詰めて

踏み出す心の闇を振り払い

責める雨の音 悲しくなるなら

優しい君の盾になる信じることをやめないでalways

IPlay…その瞳(め)に小さな奇跡を映してみせて

ah …ah… ah… ah…

(Hey baby why?…Iwant to cry

Hey baby why?

Hey baby why?…Iwant to cry…

I'mhere for you…yeah…!

Believe yourself)

そばにいるそこがどんなに哀しい夢の中でもかまわない

同じ瞬間(とき)を生きていたいwithU…

IPlay…''答えて''

もし許されるなら君の涙に触れたいよ…baby

IPlay…''信じて''

冷たい記憶の闇切り裂いて』

俺達は1曲目の演奏を終えると話し出す

 

「1曲目はPray、誰かの隣にいる存在の大切さを歌った曲だと思ってます」

「歌詞がそんな感じだからな、そんで、光次の曲は?」

「次の曲は光の破片を歌います。じゃあ、聞いてください」

「行くぜ!光はキーボードとギターを兼任してもらうからな!」

「任された!じゃあ、改めて聞いてください!光の破片」

俺は前奏をキーボードで演奏し高人には後ろでギターを任せつつツインギターで歌っていく

 

『形も色も違うビーズがテーブル上で光ってた

互いが互いを照らし合って色とりどり輝いてた

 

ヒビが割れても少し欠けてもその破片さえ輝いてた

 

寄り添い合いながら時に遠ざけながら

不揃いな欠片と欠片つなぐ

いつかの悲しみも涙した思い出も君の微笑みを彩る光

 

淋しさに負けそうになっても平気なふりして笑ってた

自分の荷物、他の誰かに背負わせてしまわないように

 

気付いていたよ君の強さをその横顔をずっと見てた

 

オレンジ色の空西日に照らされて

不揃いな影法師が揺れてた

何か伝えたいの何も言えなかった流れる時と暮れてゆく光

 

イビツな欠片たち時には擦れ合い

光にかざした万華鏡のように

分かり合えなくても涙が流れても

一人きりでは叶えられない景色』

 

Afterglow視点

 

まるで私達の事を歌っているようだと感じた

「曲を決めた時からわかってたのかな?」

「どういう事?」

「この曲を決めた時にね先輩Afterglowの皆にピッタリかもって言ってたんだ」

「そういえば〜」

「言ってたなそんな事」

「あの人はずるいから、いつだって身近な人の為に曲を届けてるからね」

そんな話をしながら曲を聞いていく

 

『笑い合えたこともぶつかり合った事も僕の大切な宝物

かき集めたビーズで何が作れるだろう?

色あせない光の欠片たち

 

オレンジ色の空西日に照らされて

不揃いな影法師が揺れてた

何か伝えたいのに何にも言えなかった

流れる時と暮れてゆく光

 

寄り添い合いながら時に遠ざけながら

不揃いな欠片と欠片つなぐ

いつかの悲しみも涙した思い出も君の微笑みを彩る光』

2曲目の演奏を終えて俺達は再び話し出す

 

「次がラストの曲になります。ラストの曲はりんどう」

「待ってました」

俺達はラストの曲を演奏していく

 

『流れる時の早さに体を委ね眺めてる変わりのない物語

引き返すことも出来ずに

 

こみ上げる熱い思いも胸にしまう凍りついた夜も

指を咥え繋ぎ合わせ過ぎるのを待っていた

 

底知れない深い谷でぼんやり光ってる

祈りを削り刻んで一つだけあともう少しだけ

弱いままで強くなれ

 

この思いと引き換えに目の前の扉をくぐって

生きて生きて生き抜いてやれ

汚れたのはどっち見上げた星空

 

花は咲く嘘のように風に揺られ雨に打たれて

どこにいても枯れないように願い歌う祈りの歌』

 

Afterglow視点

「光さん、なんで今までこんないい曲隠してたのかな」

「隠してた訳じゃないと思うけどね」

「機会がなかっただけじゃないかな?」

「かもしれな〜い」

「なんにしてもさ、なんかあたしらが過ごしてきた時間の大切さを感じるよな」

巴の言葉に私達は頷きで答え曲を聞いていく

 

『底知れない深い谷でぼんやり光ってる

命を削り刻んで好きなだけ後もう少しだけ

弱いままで強くなれ染まらない終わらない

 

その思いと引き換えに目の前の扉をくぐって

生きて生きて生き抜いてやれ

汚れたのはどっち見上げた青空

 

空を飛ぶ鳥に乗って海を目指す魚になって

「ここにいる」と呼ぶ声がする約束はしてないけど

またいつの日か歌いなぞる命の歌』

 

ポピパ視点

 

「私達が過ごしてきた時間が思い出されるね」

「そんなに長い時間じゃないのにな」

「でも、その時間は私達にとっての宝物だよね!」

「うん、間違いなく!」

「そうだね、多分今回はその気持ちを忘れないでって言ってるのかもね」

きっとそうだろうと私達は思った

 

『トンネル抜けて海を渡って

曲がりくねった細い道を真っ直ぐ

花が咲く頃手紙を書くよ心細い時は喜び数えて

 

流れる時の早さに体を委ね眺めてる

変わりのない物語りんどうの花のように』

演奏が終わると高人は静かに言った

「終わったな…」

「まぁ、また機会はあるさ、文化祭とかさ、来てくれた皆さん、聞いてくれてありがとうございました!」

客席から歓声があがる中でAfterglowとポピパに並んで皆で礼をする

「最後に私達Poppin’Partyからお知らせがあります!

私達Poppin’Partyの主催LIVEをここ商店街のLIVEハウス

ギャラクシーでやります!」

「聞いてませーん!」

「言ってねぇし」

「サプライズ過ぎますー!」

「良かったね!」

「もちろん、光先輩も出演してくださいね」

「言ったろ!」

俺の肩に手を置いて高人が言った

「みたいだね、もちろん!最高の演奏で皆に繋いで見せるよ!」

「約束ですよ!」

「うん!約束だ!」

俺達は新しい約束を交わし空を見上げると空には一番星が輝いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




1ヶ月振りくらいですね。
シーズン2の6話目件60話目になります。
次回はシーズン2の7話目RASメンバーとの出会い等を書いていきますのでお楽しみに。
次回「光の行動と再会のメロディー」

シーズン3の内容いくか二学期編挟むか

  • 二学期編として何話か入れましょう
  • シーズン3の内容入って大丈夫です!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。