羽丘side
4限が終わり昼休みに何気なく1人でアコギを弾いていると日菜が声をかけてきた
「ねぇねぇ、ひ〜くん!この間のLIVE観に行ったよ!すっごくるんってした」
「それは良かったよ」
「もっとたくさんの演奏聞きたいな〜」
「俺の演奏で良ければいつでも演奏するよ」
「そうじゃなくてね、お姉ちゃん達や他の皆の演奏をいっぺんに聞きたいなって...あ!そうだ!ひ〜くんちょっと付き合って!」
「どこか行くの?」
「お姉ちゃんの所!一緒に行こう!」
「今から?」
「うん!」
言っても無駄だろうなと思い俺はギターを片付けて付き合う事にした
「授業始まるでに戻って来れると良いけど、難しいだろうし6限に間に合うように戻ってこよう!先生には生徒会の用事を済ませるために5限は休むって言っておくよ」
「さっすがひ〜くん!あたしの事わかってる〜」
そう言って抱きついてくる
「わかったから落ち着いて、準備して行くよ!」
「はーい!」
そうして俺達は簡単に準備をして日菜を後ろに乗せ自転車を走らせる
羽丘から自転車を走らせて花咲川に向かう
そして花咲川に付くと昼休みという事もあってすぐに人に囲まれた
そしてちょっとした騒ぎになり風紀委員の紗夜がやってきた
「風紀委員です何事ですか?って日菜、それに光君、貴方達ですか」
「あ、お姉ちゃん!」
「どうして2人がここに?」
「日菜が話があるんだって、俺は付き添い」
「お姉ちゃん、燐子ちゃんうちの学校と合同で文化祭しようよ!」
「とりあえず、場所移動しようか、ここじゃあなんだし」
俺達は花咲川の生徒会室に案内されてそこでもう一度合同文化祭の提案をする
「合同文化祭…ですか?」
「羽丘と一緒にするの。この前商店街でひ〜くんとAfterglowとライブしてたでしょ?」
「はい」
「あれ、るん♪っときた」
「それよりもアポイントも取らずにいきなり他校に押しかけるのは非常識よ。それも昼休みに。まだ授業があるでしょ?」
「そっちはひ〜くんが上手くやってくれたよ!生徒会の用事って事で5限は休むって」
「はァ、光君が着いておいて、アポイントを忘れるなんてどうなんでしょうか?」
「そう言われてもな〜まぁ思い立ったが吉日?」
「ごめんね、昼休みならお姉ちゃんに会えると思って」
「日菜、こう言ってるし」
「本当に日菜に甘いんですから!」
「仲良きことは美しきかなだよ紗夜」
「そういう問題では…もういいです。」
「えっと…すみません、一緒に文化祭って具体的には?」
「開催日合わせて合同で出し物したり?お客さんもどっちもビュンって行けたらるるるん♪でしょ?」
「ビュン…るるるん…」
「市ヶ谷さん耳を貸さないでいいわ」
「あ〜つまりさ、合同でやる以上行ったり来たり出来たら来てくれたお客さんも楽しんでくれるんじゃない?」
「そうそう!そういう事!燐子ちゃんはどう思う?賛成?」
「えっと…」
「生徒会長である貴方が決めてください」
「わ、私…?」
「まぁ、いきなり言われても困るよね、今回はあくまでも提案だから、前向きに検討しておいて、日菜、とりあえず戻ろう」
「うん!」
そうして俺達は花咲川を後にし羽丘に戻り6限と帰りのホームルームを受けて解散した
俺はポピパの皆に相談したい事があるからと呼ばれて有咲の家にお邪魔していた
「主催ライブ会議ー!」
「わー!」
「新曲どうするの?」
「その前に日にち決めない?予定組めないしみんなの都合もあるし」
「まずもって俺は何したらいい?」
「先輩の都合は大丈夫ですか?」
「具体的には?」
「夏休みは?」
「こころん旅行だって」
「千聖先輩達6月なら空いてるって言ってた。事務所にも掛け合ってくれるって」
「パスパレ出てくれるの?」
「ってかすごくね?どんな交渉したんだ?」
「秘密」
「とりあえず、夏休みは俺も都合付かないかも、Roseliaの合宿もあるし」
「今年も参加するんですか?」
「強制参加らしいよまずもってギャラクシーの都合は?」
「GALAXYはいつでも空いてるって言ってたよね」
「じゃあ6月最後の土曜日!」
「1ヶ月後か…あんま時間ねぇな」
「でもそれだけ熱いものが出来ると思う」
「その日でいいかみんなにも確認しなくちゃね」
「そろそろ文化祭の準備始まるし今まで以上に頑張らないと」
「皆、忙しいね、俺も人の事言えないけどさ、とりあえず、ライブの予定はその日で大丈夫だよ」
「文化祭準備とか考えたくねぇ…」
「がんばれがんばれ」
「今年の文化祭でポピパ1周年だね!」
「5人で最初にライブしたの去年の文化祭だったな」
「光さんが私達を引っ張ってきてくれたんだよね」
「俺は演奏しただけでそこから踏み出したのは自分達だよ」
「でも、光先輩のおかげもありますよ!」
「だよね、実際私は香澄の言葉と先輩の演奏が励みになって踏み出せたのは間違いないんだし」
「だからこそ!1周年のお祝いしよう皆で!」
「1周年記念ライブ」
「ちょ!待っ…主催ライブは?」
「どっちもやる!」
「かなりハードになるよ」
「それでもやりたい!」
「だとしたらかなり大変だよ、練習もそうだしLIVEの打ち合わせやらなんやらね」
「この前商店街でLIVEしてやっぱりLIVEでしか得られないものっていっぱいあるなって」
「そうかもだけど…」
「確かに、LIVEでしか得られないものってあるよね」
「私もやりたいかな。大変なのは分かってるけど文化祭結構思い入れあるっていうか、今度は初めから参加したいなって」「確かにね、沙綾は去年途中参加だったしね」
「光さんと香澄がいなかったら私は今ここにいないだろうし、せっかくだし最初から最後まで楽しみたい」
「あ〜もう!わかったよ!」
「うん!それじゃあ新曲について!」
「セットリストも考えないと」
「タイムテーブルと衣装も」
「だーもう1つずつ!」
「まずはセトリからだね」
そうして1つずつ課題をクリアしていくためにやることリストを作成してその日は解散した
俺は帰宅するとカレンダーの6月最後の土曜日に予定を刻み
ついでに文化祭の予定も入れておく
「去年みたいに文化祭で出し物とかやるかな?高人と俺と麻弥さんと合同なら燐子に入ってもらってボーカルは俺と友希那かな?高人と俺でツインギターでベースリサに任せても良いんだけどなぁ〜」
俺は明日皆に相談してみる事に決め主催ライブの曲を決めるためにギターを弾いていくがまだこれというものが浮かばすその日は就寝する
そして次の日昼休み
俺は学校でイツメンで集まり出し物について相談してみる
「皆、今年もやる?Starlight」
「アタシはやっても良いけど、合同文化祭なわけだし、いっそアタシ達以外のメンバーと組むのもありかもよ!」
「友希那は?」
「貴方と2人でボーカルするなら考えてもいいわ、去年もツインボーカルでやったわけだし」
「俺はやるなら構わないぜ!」
「だとしたら、花咲川のメンバーから他引っ張るかな〜でも、そうするとかなり難しいよな〜」
「光はメンバーどう考えてるの?」
「友希那が確定で良いなら俺と高人と友希那に麻弥さんとキーボードに燐子に入ってもらおうかなって」
「仮にアタシがやるならどうするの?」
「高人と俺でツインギターかな?日菜はどうする?」
「あたしはいいや!今回は聞く専門で、あたしギターしか弾けないし、ひ〜くんとたかくんいるならどうとでもなるし」
「まぁ全員アコギならまだしもそうもいかないしな」
「アコギ持ってるのひ〜くんだけじゃん!」
「高人持ってないっけ?」
「持ってねーよ、エレキ1本だけ、たまにお前のエレキも使うけどな、それに基本はベースだしな俺」
「アタシ高人のベースってGALAXYでライブした時の1回だけしか聞いたことないんだけど、光が認めるほどだから凄いんでしょ?」
「知らねーよ!俺は光以外と演奏しても楽しくねーってだけ」
「高人、言い過ぎ」
「もちろん、色んなバンドメンバーの演奏を聴いてて楽しいし感動もある、でも、俺は光以外と本格的なバンドをやるつもりはないよ!」
「そこまでの信念があって光と共にいるのね」
「まぁな」
「とりあえず、光メンバーには声掛けてみなさいよ!」
「了解!」
そうして俺達は教室に戻り授業を受けて解散した
高人はバイトの為俺は1人でGALAXYに来ていた
ロックはポピパのメンバーとの打ち合わせの為俺は1人で念入りに楽器を調整した所で1人でギターを弾く
???side
1、2時間程練習しようかと思ってた時ギターの音が聞こえてきた
「誰かいんのか?」
そう言って扉を開けると荒々しいギターの音が聞こえてきた
「すげーギターの音だな荒々しいんだけど、どこまでも迷いがないって言うかさ、あ〜もう我慢できねえ途中参加だけど許せよ!」
堪えきれなくなり扉を開けて目の前でギターを弾いているヤツの後ろに行きドラムの前に座りドラムを叩く
そしてそいつの後ろで共に演奏したからわかるコイツはすげーヤツだ!
チラリとこっちを振り向いて軽く笑ったあと更に1段ギアを上げやがった、どんなに音を割り込ませてもそれを拾って確実にアタシにぶつけてきあがる
こんな奴にはなかなか巡り会えねー!楽しいぜ
光視点
1人で何気なく練習していたらいきなり乱入してきたヤンキー風の女子がドラムを叩き演奏に参加すると後ろから煽るようにドスドスと音が響いてくる俺はチラリと後ろを振り向いて表情を見て軽く笑うと更に1段ギアを上げるが音を割り込ませてきて俺はそれを拾って相手に返すとあっちも楽しそうにしている
俺はもう一度後ろを振り向いてまだいけるかと目で合図すると相手は頷きで返してきたので俺は更にギアを上げる
そして演奏が終わると軽く息を切らしつつ向き合い話をする
「お前かなりやるな!」
「そっちもね!まだ全力でないとはいえここまでついてこれたのは君が初めてだよ」
「あれで全力じゃねーってか!今何割だ?」
「6割って所かな?多分全力は俺の相棒のベーシスト以外は着いて来れないよ」
「おもしれぇ!あんた名前は?」
「光、宮村光だよ!よろしく、そっちは?」
「ますきだ!佐藤ますき!お前、バンドやってんのか?」
「いや、バンドはやってない!」
「でも、そんだけの腕ならスカウトとかされてんじゃねーの?」
「スカウトか…まぁされたんだけど断ったんだよね」
「そんならよ!あたしらに力貸してくれたりしねーか?」
「え?」
「あたしバンドにスカウトされたんだけどよ、ギタリストがいねーんだ、だからよ、サポートでいい!あたしらのバンドに本当に相応しいギタリストが見つかるまでサポートして欲しい!頼む!」
「なら、まずは君達の演奏を聞かせてくれる?話はそこからだよ!」
「なら、全員揃う日に連絡するから来てくれ!それと連絡先交換してくれよな!」
「わかったよ!」
そうして俺達は連絡先を交換し解散した
そして帰り道香澄たちが路上ライブをしているのを見かけて
俺も久々にと思いおたえ達に声をかけて混ぜてもらい
解散した
次の日
合同文化祭の打ち合わせに参加し有志バンドの件は燐子からOKをもらいその後校内の様子を見て回っていたら日菜が彩と
一緒にやってきた
「いた、おーい!ひ〜くん!」
「日菜、それに彩もどうしたの?」
「彩ちゃんね、文化祭でLIVEしたいんだって!でも、パスパレは事務所からダメって言われちゃって、新しくメンバー探してるとこなの!それで、ひ〜くんはどうかなって」
「Starlightあるから俺は無理だよ、メンバー探すのは手伝うけどさ」
「じゃあ、一緒に探そう!」
「お願い出来る光君?」
「もちろん、とりあえずベースからだね日菜がそのままギターやるなら」
「千聖ちゃんに声かけてみようかなって」
「じゃあとりあえず千聖のところに行こうか」
「だね」
そうして俺達は千聖の教室に向かい教室で花音と話していた千聖に声をかける
「千聖、花音、ちょっといい?」
「あら、光、こっちにいるなんて珍しいわね、日菜ちゃんのお供かしら?」
「似たようなものかな?それよりも、彩とバンド組む気ない?」
「パスパレがNGなのだし、日菜ちゃんがやるならちょっと難しいわね、それにどうして私たちなの?」
「友達だから…」
「私はパスパレのメンバーでしょ?あなたも」
「ねぇねぇお姉ちゃんの机どこ?」
「1番前だよ」
「日菜ちゃんはプロデューサーなんだ、光君はメンバー集め手伝ってくれてるの」
「プロデューサー?」
「バンドの方針を決める人よ。ビジネスパートナーとしてバンドを支えたり人を集めるのも仕事ね、光がやればいいのに」
「俺はStarlightとして出るからね、花音はどう?やってみない?」
「カノンちゃん一緒にやらない?彩ちゃんと同じバイトしてるじゃん」
「うん、やろう」
「えぇ!?」
「本当にいいの?実は日菜ちゃんに弱み握られているとか!?
正直に答えて花音!」
「ふぇ〜!?」
「花音!教えて花音!」
「千聖ちゃん…」
「ちょっと落ち着きなよ、花音困ってるよ」
俺は花音の背後から両肩に手を乗せながら言った
そして日菜はそれに構わずに次のメンバー探しに向かうようだ
「どんどん行こー!」
「あ〜ちょい待って日菜!彩、花音、とりあえず行くよ!」
「うっうん!じゃあ千聖ちゃん後でね!」
「また後で!」
そうして次に向かったのはリサのバイト先だった
店内に入るとリサが出迎えてくれた
「いらっしゃいませー」
「リサちー」
「こんにちはリサ、バイトお疲れ様」
「どうしたの?」
「メンバー探し、彩中心のバンドメンバー探してるとこ」
「それにアタシが入ればいいの?」
「頼める?」
「良いね!面白そう!やるよ!」
「じゃあ決まりってことで」
そうして店内を後にするとつぐがやってきた
「日菜先輩やっと会えました!光さんも!」
「つぐちゃんも一緒にやろ!」
「あ、はい!…何を!?」
「とりあえず、学校戻って話そう」
「そうだね」
そうして俺達は羽丘の生徒会室に集まっていた
「というわけでボーカル彩ちゃん!ベースリサちー
ドラム花音ちゃんキーボードつぐちゃんそして私ギター&プロデューサーの生徒会長の氷川日菜、最後にひ〜くん!」
「俺はやらないけどね」
「えぇ〜やろうよ光!」
「Starlightは俺がメンバー集めたんだもん俺が纏めないと」
「でも、光、他のメンバーは?」
「俺達は個別に打ち合わせはしてるよ、今日は日菜の付き添いだったんだけど、なんかメンバーになってるしね」
「ひ〜くんには練習を見てもらう指導役をお願いするね〜」
「まぁ、そういう事なら」
「そういえばもう、メンバー集めちゃったんだよね」
「もしかしてバンドですか?」
「彩ちゃんがやりたいっていうから」
そうして話していると扉が開きAfterglowの皆が入って来た
「失礼します」
「Afterglowでーす」
「日菜さんに話があって来ました」
「これ以上つぐみに負担かけないでくれます?文化祭準備でもあちこち連れ回して。私たちが黙ってると思ったら大間違…」
「蘭ちゃん」
「蘭、少しは信用してくれてもいんじゃない?つぐみに対して過保護な気もするよ」
「光さんは日菜先輩にされるがままだからそんな事が言えるんですよ!」
ごもっともだと思うが今はつぐみも含め役員の頑張りにかかってる部分もあるから仕方ないとは思うが日菜はお構い無しだ
「手伝ってくれるって事!?やったーありがとう!」
蘭は後ずさると巴に助けを求める
「巴いって」
「私!?」
「蘭勝ち目ないって」
「日菜先輩ハンパなーい」
「それじゃあモカちゃんは私とバトンタッチで」
「およ?」
「この5人で合同文化祭記念バンドをやってもらいまーす」
最初から最後まで日菜のペースにのまれた結果巻き添えになった蘭達を俺は笑いながら眺めていた
「よろしくね!」
そうしてメンバーを決めてその日は解散となり俺の方は
Starlightのメンバーと合流した
「光、今回も選曲は任せていいのかしら?」
「もちろん!曲と練習スケジュールはこっちで決めるよ!明日には紙渡すから都合悪ければ言ってくれたら調整する」
「わかったわ、とりあえず曲を決めましょう」
「デュエット1曲、光君と友希那さんが個別に1曲ずつで良いんですか?」
「うん、とりあえずその予定、友希那、Roseliaとしては文化祭出ないよね」
「出ないわ、思い出作りのためにバンドをやってる訳じゃないもの」
「光、とりあえず曲どうすんだ?」
「俺個人はDOESかsumikaのどっちかかな?友希那はASCA辺りを歌ってもらって、デュエットでEveとsuisの平行線かな」
「だとしたらsumikaだろうな、白金がいるんだし」
「私ですか?」
「前回は光がキーボードと両方担当したから曲は色々選べたのよ、でも、今回は燐子にキーボードを託すからその分曲選びも難しいのよ」
「大丈夫だよ!sumikaの曲なら対して手間じゃない」
「曲は決めたんですか?」
「フィクションとRESISTER、平行線でいこうかなって」
「全員分明日には準備出来るかしら?」
「それは任せて」
「とりあえずこの場で1度聞かせてくれるか?」
「OK!」
俺は順番に曲を再生し皆に聞かせて全て再生し終えてから
感想を聞いてみるとみんなの反応は良好で曲はそれで良いと言われたのでそれで決まりとなり今日のところは解散となった
そして帰り道、おたえが1人で路上ライブをしていて声をかけようかと思ったが歌っているおたえの横にならんで1人の女子が歌い始める
俺は少し離れた所からその曲を聞いている
「懐かしさを感じると同時に歌詞にある通りまた会えると言う願いが込められているな」
そうして曲が終わるとおたえ達は走り出した
俺は曲の事もあったが一緒にいた子とも話してみたいと思ったので追いかけることにした
おたえ視点
「久しぶりレイ」
「小5以来だから6年ぶり」
「また…会えた、先輩が言ってた通りだった」
「え?」
「去年ね、''私達''の先輩が歌った曲でね、10年後の8月また出会えるって信じてって歌詞があって、その時言ってくれたんだ、10年先かもっと早いか分からないけど、きっと会えるって言ってくれて、なんかわかんないけど凄く嬉しい気持ちで満たされたんだ」
「そっか、花ちゃんがそこまで言う人なら会ってみたいな」
「先輩に?」
「うん!その花ちゃんの憧れの人に」
「誰の事?」
「え?」
声がした方を振り返ると光先輩がいた
「先輩!」
「この人が?」
「うん!私の先輩!」
「実は歌ってたのを聞いてたんだよね、それで話してみたいと思ったんだ、2人と」
「だってレイ」
「花ちゃん…とりあえず、若菜レイです。花ちゃん…たえちゃんと同い年で17、バンドはずっとサポートだけやってたんですけど、最近スカウトされてベースやってます」
「俺は光、宮村光、担当っていうか、得意楽器は特にないです。バンドで演奏する楽器は全部できるし、あとはバイオリンとハーモニカができるからね」
「一応三味線も弾けますよね先輩」
「まぁ一応ね」
「それに、たくさんの曲をカバーしてて周りからミュージックキングって呼ばれてる」
「その異名は大袈裟な気もするけどね」
「私は良いと思うんですけどね」
「仲良いんですね、2人ってもしかして付き合ってたりするの?」
「「しないよ!?」」
「先輩は皆の先輩だから」
「残念な事にまだ誰とも付き合う気はないんだよね、夢を追いかけてる途中なんだ、その夢を叶えたら自分の隣にいてくれるパートナーを探すつもり」
「そうなんですか、そういえば先輩って言ってましたけどいくつですか?」
「もうすぐ18だよ」
「え?1つしか違わないんですか!?てっきり大学生くらいだと思ってました」
「また間違われたね、先輩」
「だね、俺、そんなに高校生に見えない?」
「初対面だとそう思うんじゃないですか?」
「あ〜確かに、香澄たちにも間違われたしね」
「そうだったね、ところでまだ2人とも時間はある?」
「大丈夫です!」
「私も」
「じゃあ、せっかくだし1曲聞いてくれる?」
「是非」
「私も聞きたいです」
「じゃあ1曲聞いてください、魔法のコトバ」
俺はギターを弾きながら歌っていく
『あふれそうな気持ち無理やりかくして
今日もまた遠くばっかり見ていた
君と語り合った下らないアレコレ
抱きしめてどうにか生きてるけど
魔法のコトバ二人だけにはわかる
夢見るとかそんな暇もないこの頃
思い出しておかしくてうれしくて
また会えるよ約束しなくても
倒れるように寝て泣きながら目覚めて
人混みの中でボソボソ歌う
君は何してる?笑顔が見たいぞ
振りかぶってわがまま空に投げた
魔法のコトバ口にすれば短く
だけど効果は凄いものがあるってことで
誰も知らないバレても色褪せない
その後のストーリー分け合える日まで
花は美しくトゲも美しく根っこも美しいはずさ』
おたえ・レイ視点
「なんか懐かしいんだけど、再会できた喜びとかも歌われてるみたいで良いね」
「先輩はいつだって誰かのために歌うのだからこそたくさんのカバー曲が心に刺さるんだよ」
そう話しながら2人でラストを聞いていく
『魔法のコトバ二人だけにはわかる
夢見るとかそんな暇もないこの頃
思い出しておかしくてうれしくて
また会えるよ約束しなくても
会えるよ会えるよ』
演奏を終えて俺は話し出す
「2人の再会が意味あるものになるように魔法のコトバを演奏しました。聞いてくれてありがとう」
「こちらこそ最高の演奏をありがとうございます。」
「私も、昔を思い出してちょっとうるっと来ちゃいました
花ちゃんとバンドやりたくて帰ってきたんですけど、もっと素敵な出会い見つけました。花ちゃん、光君、バンドやろう!」
そう言って渡してきたのはいつだったかChuChuと名乗った少女が渡してきたものも同じものだった
「これもしかしてChuChuって子の?」
「知ってるの?」
「スカウトされた、断ったけど、でも、レイさんとますきにも誘われたし、やるやらないは別として一緒に演奏してみるのはアリかな」
「私も行きます!」
「ちょっとまって、ますきを知ってるの?それにChuChuも知ってるって事はもしかして声掛けてる凄いギタリストって光君の事?」
「さぁ?わかんないけど、2人に会えばわかるさ」
「じゃあ、今度花ちゃんと一緒にChuChuのスタジオに来てくれる?」
「わかった、俺は良いよ」
「じゃあ約束ね」
そうして俺は2人の再会を祝いつつ再会の約束を交わしたのだった。
お久しぶりです。61話目です!なんだかんだで話数も進んでシーズン2も中盤ですね!今回はかなり内容弄ってますので、原作のアレンジには多分なってないと思いますが楽しんで貰えたらなと思います
それではまた次回
次回「文化祭準備と走り出す音」
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
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二学期編として何話か入れましょう
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シーズン3の内容入って大丈夫です!