僕等が奏でる歌と音   作:凌介

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RASのステージの後、ポピパの皆は距離感に戸惑う中で
光は自分の演奏を届けていく



第65話距離感と本音

ライブ後チュチュからおたえを譲ってくれと頼まれた。

「おたえを頂くって…」

「言葉通りの意味です。

タエ・ハナゾノを我がRAISE ASUILENに正式にスカウトしたいと」

「ちょっと待って。いきなり言われても…」

「プロデューサーってほんとに?」

「Yes。RAISEASUILEN略してRASのボスよ。

楽曲からライブの演出まで全てやっています」

そう言って名刺を出てきた

「あ、ありがとう…」

「私どもの主催ライブはいかがでしたか?」

「すごかった!すごく…」

「言葉を無くすほどだったと」

そう話しているとおたえと光先輩がやってきた

「チュチュ!」

「そろそろ打ち上げだろ?」

「あっ…」

「sorry!打ち上げpartyがあるので。では改めて」

「いくよハナゾノ、それに光も」

「うん」

「あぁ、今行くよ!」

「来てくれてありがとう」

「またね!」

そうして俺たちは打ち上げに参加しその後帰宅した

 

次の日光side

 

「光、昨日のライブすごかったな」

「とは言ってもやっぱり全力とは行かなかったよ!高人だけだよ!全力出せるの!」

「光、あれでどのくらい?」

「半分くらいかな?1人でやるならいくらでも良いんだけど、そうもいかないから」

「まぁ、光の場合そうだよね」

「私達の時は上手く先頭にたってもらう感じではあったけれど、今回はそうも行かないだろうしね」

「でも、皆すごかったんだよね?麻弥ちゃん言ってた」

「まぁ、実力派って言うだけはあるかなって感じ」

「光、今回も本気の機会はなさそうかしら?」

「どうかな?多分ありそうだなとは感じてるけど」

「今回はお前が何とかしてやれよな」

「今回もだね」

そう話しつつ昼休みを終えたのだった

 

ポピパside

 

「千聖さんから正式にOK出たよ」

「え?」

「主催ライブのゲスト、パスパレ」

「あ、本当?やったー!」

「ちゃんと言えよ。一瞬何かとおもっただろ」

「うん。みんな何か変」

「ライブの後チュチュって子に言われたんだ。おたえをくださいって」

「え?」

「おたえちゃんをRASにスカウトしたいって」

「チュチュにみんなに挨拶したいっていう言われた…

5人が揃う日を教えてって」

「断る」

「今日は?学校終わったらうち集まるだろ?そん時来てもらえば?」

「無視したってモヤモヤするし、こんな状態で出演者ライブの準備しなんかできないだろ?」

「一応先輩にも来てもらおうか…あんまり頼っちゃいけないんだろうけど、今回はいて欲しいなって」

「だよな、今回ばっかりはあの人に頼らせてもらうか」

そうして連絡を取り先輩にも来てもらうことにした

 

 

そして放課後

俺は連絡を貰い有咲の家を訪れた

「Amazing!secretstudio!」

「WOW!ビンテージのすごいやつ!」

「なんで!?」

「あぁ…全部じいちゃんの…」

「Grandpa!Excellent!」

「俺の時と反応そっくり…まぁ、気持ちわかるんだけど…」

「まぁ、先輩も本当こんな感じでしたしね」

「チュチュ様!まずご挨拶を」

「わっ、分かってる!」

「本日はお時間いただきありがとうございます」

「皆さん甘い物はお好きですか?」

「パレオはいつも通りだね」

「まぁ私ですから!」

そう話しつつ各自席に着き話し出す

「結論から申し上げますとタエ・ハナゾノにPoppin’Partyを

脱退して頂きたいのです」

「どうして…」

「決まってるじゃないあなたが2つのバンドを兼任するPOWERがないからよ」

「でも、この前のライブでおたえは最後って…」

「Yes、サポートギターは最後。ハナゾノは新たに私のギタリストとしてstartするのです。何事もけじめは大事ですから」

「それさ…勝手に決めてない?おたえの気持ちは?」

「えぇ。でもハナゾノ1人に話しても意味がないと思ったので」

「あのさ、俺からも良いかな?」

「なによ光」

「ポピパの皆だけじゃなくてさ、RASの皆特にレイとますきには言ったの?俺は正直あの二人が引き止めるとは思えないけど」

「1つ頂いても?」

「おう…」

チュチュはお菓子を手に取り話し出す

「Poppin’Partyは友達同士で組んだバンドですよね?」

「う、うん…」

「友達思いのハナゾノはきっと皆さんに遠慮しますよね?」

「だとしても、ある程度遠慮なしに言える仲間って大事だと思わない?少なくとも、友達同士だから言えることもあると思うよ!遠慮なしにね」

「なんでおたえなんだ?」

「なんで?この前のライブ見たでしょ?」

「perfectsound!perfectsong!perfectperformance!

表舞台は私たちのstage!まさにRAISEASUILEN!」

「Unstoppable!」

「Yes!Unstoppable!」

「私はこのガールズバンド時代でトップに…

No!changetheworld!ガールズバンド時代を切り拓く!

そのSoulがハナゾノと光にはある!でもね、光は矢面に立ってしまえば他の皆が霞んでしまう程圧倒的演奏力を持っている、だからこそ!ハナゾノなのよ!」

「RAISEASUILENはチュチュ様の音楽を表現するためのバンドです。全員がオーディションで選ばれた精鋭。集まって間もないですが素晴らしいメンバーです!光さんという例外はいますけどね!」

「それに…これでさよならは寂しいです。ファンの方はもちろんレイヤさんも…」

「…」

「レイは、笑って送り出すって言ってたよ!泣いてる場合じゃないって、また会えたからそれで良いってさ」

「だとしても!7年のブランクはゼロに等しい。2人のグルーヴは本物よ」

「はなさん、パレオたちとのバンド楽しくなかったですか?」

「それは…」

「そちらの主催ライブが終わるまで待ってあげる。いい返事を期待しています。友達思いの皆さん」

「チュチュ様は口はちょっと悪いですが見る目は確かです

暗闇からパレオという私を見つけ出してくれた…」

「だとしても、俺はポピパの絆はレイとの絆にも勝るとも劣らないものだと思うから、俺個人は賛成しかねるよ!」

「…パレオ」

「はいただいまー!それでは皆さんお邪魔しましたー

チュチュ様ー!待ってくださーい!」

「ごめん」

「謝らないで」

「来ればって言ったの私だし…」

「私RASには…」

「今すぐ決めなくてもいいんじゃない?」

「沙綾?」

「ちゃんと考えた方がいいと思う。ほんとはうるせぇって叩き出したかったけどアイツらちゃんとおたえのこと認めてて、

デカイ目標もあって口だけじゃなくて…何も言えなかった…」

「今日は家で弾く」

「おたえ!」

「ごめん先延ばしにしちゃった…。この前ライブ見て…もしかしたらおたえはあっちにいた方がいいのかなって…」

「ベースボーカルのレイヤってさ、そういや昔同じミュージックスクールにいたんだよな」

「和奏レイ。専攻違うから話したことなかったけど

歌がすげぇ上手くて有名でアイツらあの頃から知り合いだったんだな…」

「まぁ、答えを先延ばしにしたのは悪いことじゃないと思うし、よく考えてみてよ!俺はチュチュの所に行ってくるから」

そう言って有咲の家を後にしチュチュの所に向かった

 

RASside

「チュチュ何考えてるの?」

「What?」

「はなちゃんをスカウトするなんて聞いてない」

「レイヤは反対?ハナゾノと続けたくないの?」

「…私はまた会えただけで良かった…一時でも一緒にやれて楽しかったよ、私はねチュチュ、はなちゃんに笑ってみんなの所に帰って欲しいの!もちろんはなちゃんと続けたくない訳じゃないよ!でもね、どんなに離れててもまた会えるし絆は消えないよ」

「光がなにか言ったの?」

「本気の演奏を聴いただけだよ!曲が教えてくれたんだ」

話していると光君がやってきた

「チュチュいる〜?」

「光君!」

「レイ。チュチュは?」

「いるよ、はなちゃんのことで抗議してたとこ」

「じゃあ、俺も参加しようかな」

「あなたまで反対するの?」

「当然だろ、おたえはポピパのギタリストだ!サポートって形で手伝ってこそいたものの本来の居場所はポピパだ」

「だから言ったじゃない!主催ライブが終わるまで待ってあげるって」

「俺の事は良い、俺は自分がやりたくてやってるから、でもな、失ったものを取り戻せるとは限んないんだよ!それだけ言いたかった…またな」

そうして俺は帰宅した。

 

次の日

香澄たちの主催ライブの打ち合わせに同行する形で俺はギャラクシーを訪れていた

「頂いたセットリストを基に仮で演出組んで見たんですけど新曲ってまだ…」

「香澄?」

「あ、ごめん!ボーッとしてた!それで?」

「あれから何かあったんですか?」

「えっへへ〜ロックにはすぐバレちゃうな」

「す、すいません!」

「ううん」

「まぁ、ポピパの1番のファンだからねロックは」

「ねぇロック、ポピパってポピパだよね?」

「え?」

「ロックにとっても皆にとってもポピパはポピパでしょ?」

「は、はい!ポピパさんはポピパさんです!

キラキラしていて楽しそうでステージで演奏する皆さんを見ているとどんどん楽しい!って気持ちがすごく伝わってくるところとかすごく…!

もちろんステージに立ってなくても大好きです」

「身近にこんなファンがいて良かったね」

「ですね!私もポピパ大好き」

 

そして帰り道

「先輩…」

「何?」

「今日はなんで着いてきてくれたんですか?」

「大した理由じゃないよ!おたえのこと、香澄が1番心配なんじゃないかなって」

「そう見えますか?」

「正直皆そう見えるけど…香澄と沙綾、そしておたえ本人がね、ほかの2人も色々葛藤はしてるだろうけどさ」

「優しいですよね、先輩、沙綾が言ってました、光先輩はいて欲しい時に傍にいてくれる人だって、今日、それがわかった気がします。」

「そんな大層なものじゃないけどね」

俺は視線を前に向けると香澄の名を呼んだ

「香澄」

俺は指を指す

「はっ…おたえ…」

「来ちゃった」

「とりあえず移動しようか」

そうして俺達は移動し俺は少し離れた所で見守る

「寒くない?」

「うん…」

「さっき先輩とギャラクシー行ってきたよ。証明の色とかやっぱり実際にステージに立ってリハしながら決めたいって」

「うん…」

「あとね、楽器屋さんにチラシ持っていったら麻弥さんと会ったよ。ステージの機材リスト欲しいって言われたから後で送らなきゃ」

「うん…」

「あとね、蔵行ったよ」

「うん…」

おたえは浮かない表情のまま話だす

「分からなくて…ポピパを辞めるなんて考えたことなかった…。でもちゃんと考えてって…」

「みんなおたえのこと考えてるんだよ。おたえが大事だから」

「大事?」

「うん。RASのライブほんとにすごかった。すごくカッコよくてあんなおたえ見たことなかったらちょっとビックリしちゃった…だからそういう未来もあるんだろうなって」

「でもねポピパはポピパだよ。おたえとりみりん、

沙綾と有咲と私。昼休みだって放課後だって会えるし

いつだって一緒に弾けるおたえはポピパ」

「ギター弾こ、おたえ」

「アンプ持ってきてないよ?」

「えっへへー!光先輩!」

「言うと思った、じゃあおたえ、聴いてくれる?俺達のううん僕等の演奏を」

「先輩!もしかして?」

「ルミナスです。まずは香澄、お願いね」

「はい!」

そうして香澄はSTAR BEATを歌っていく

「変態だ…」

そうしておたえは色々と思い出しているようだった。

香澄たちポピパとの思い出を

そして演奏が終わると香澄はこっちを向いて言った

「先輩!お願いします!演奏を聴かせてください!」

「私からもお願いします」

「じゃあ、俺からも2.3曲演奏します。まず1曲目は本音」

 

僕等はギターを弾いて歌っていく

『「あぁ、辞めちまおうかな」

1人こぶしを握って爪が刺さった

「あぁ、辞めたくないよな」

本音はいつも君と肩を組んだ後

 

誰より泣いてきた君だと近くにいた僕には分かる

きっとこの先もう出会えない

仲間だと奇跡だと分かるから

 

走れ走れ走れ涙より早く走れ走れ後悔より先へ

ありふれた言葉でも「大丈夫大丈夫」共に行こう

 

挑め挑め痛み悩み知る君と

醒めない醒めない夢の続きが未だ見たい

ありふれた言葉だけど

「ありがとうありがとう」本音だから

 

「なぁ好き勝手いいよな」

心ない事を食らって影落とす日も

「好きだけじゃないよな」

本音は君が知って居てくれたらいいさ

 

柄にもなく熱いメールや火花が散る喧嘩もしたね

馴れ合いじゃない面倒でいい

そして僕・君じゃなく・''僕ら''になる

 

巡り巡る出会いと別れの中で

繋ぐ紡ぐ他人同士だった僕ら

ベタベタは苦手だけど

時にはたまには素直になろう

 

明日はどうなって明後日はどうなって

未来はどうなってゆくんだろう

明日が雨でも明後日が嵐でも

探せ繋げ僕らは

 

生きてれば辛い事の方が多いよ

楽しいのは一瞬だけどそれでもいいよ

忘れずに憶えていよう

僕らの一瞬を叫んで行こう

 

走れ走れ走れ涙より早く

走れ走れ君と夢見たその未来(さき)へ

照れるような言葉だけど

「出会えてよかった」

言葉にして

「ありがとうありがとう」

伝えたいよ本音だから』

 

1曲目の演奏を終えて俺は話し出す。

「1曲目に込めたのは本音をさらけ出すことの大切さ、伝えるべきところで伝えられなかったと後悔するよりはさらけ出すことで楽になる場合もあるでしょ、そんな思いを曲にそして演奏に込めました」

 

「そうだろうなとは思いました。歌詞が心に刺さる感じがずっとしてました。」

「じゃあ、そんなおたえに向けて歌う次の曲はボクノート」

 

僕等はキーボードを弾いて歌っていく

 

『耳を澄ますと微かに聞こえる雨の音

思いを綴ろうとここに座って言葉探してる

考えて書いてつまづいて消したら元通り

12時間経って並べたもんは紙クズだった

 

君に伝えたくて巧くははいかなくて

募り積もる感情は膨れてゆくだけ

吐き出すこともできずに

 

今僕の中にある言葉のカケラ

喉の奥、鋭く尖って突き刺さる

キレイじゃなくだって 少しずつだっていいんだ

この痛みをただ形にするんだ』

 

おたえ・香澄視点

「まるで私達だ」

「そうだね、思いを形にって難しいよね」

「うん。それを曲を通して教えてくれたんだよね」

2人で話しながら曲を聴いていく

 

 

『何をしても続かない子供の頃の僕は

「これぞってモノ」って聞かれても答えに困ってた

そんな僕にでも与えられたものがあると言うんなら

迷い立ち止まった自分自身も信じてたいな

 

僕がいるこの場所は少し窮屈だけど

愛に満ちた表情でぬくもり溢れて

そして君の声がする

 

足元に投げ捨てた足掻いた跡も

もがいてる自分も全部僕だから

抱えてる想いをひたすらに叫ぶんだ

その声の先に君がいるんだ』

 

おたえ・香澄視点

「全てが自分…」

「うん、どんなおたえでも、おたえはおたえ、私は私

それが伝わってくる」

見えた光景は皆と笑って涙する私だった…

 

『耳を澄ますと確かに聞こえる僕の音

空が泣き止んで雲が切れてく

 

今僕が紡いでく言葉のカケラ

1つずつ折り重なって詩(うた)になる

キレイじゃなくだって少しずつだっていいんだ

光が差し込む

 

この声が枯れるまで歌い続けて

君に降る悲しみなんか晴らせればいい

ありのままの僕を君に届けたいんだ

探してたものは目の前にあった』

 

「感動です。歌詞が私の心に刺さってます」

「伝わって良かった。そんなおたえに俺から最後の曲は

轍(わだち)」

 

ラストの曲はアコギを使い演奏していく

 

『そんなに遠い目をして 君は何を見ているの

1秒ずつの未来が 今も通りすぎているのに

眠れないほど悩んで 見えた答えがあるなら

君さえ知らない君を 見つける旅に出かけようよ

 

轍さえもない道をただ進め

抱えきれない夢が 不安に変わりそうな日が来たら

 

そんな時は僕のところへおいで歌を唄ってあげよ

涙かれたその後にだけ見える光明日を照らす

 

そんなに遠い目をして 君は何を見ているの

昨日振り返るなら 見えない明日に目を凝らせ

こんなに強い自分が いることに気付いたのは

この道が 誰でもない 自分で選んだ道だから

 

しがらみの中をかき分けて進め

傷だらけの両手が いつの日か輝いて見えるまで

 

開いた扉 通り抜けても それじゃ強くなれやしないよ

閉じた扉 タタキつぶしてゆこう 君の未来のほうへAh〜

 

そんな時は 僕のところへおいで 歌を唄ってあげよ

涙かれた その後にだけ見える光 明日を照らす

どんな時も僕はいつでもここで歌を唄ってるだけ

閉じた扉タタキつぶしてゆこう君の未来のほうへ』

ラストまで演奏し終えるとおたえが言った

 

「こんな素敵な曲ばっかりで先輩隠してたんですか?」

「まさか、この曲を今まで歌う機会がなかったってだけ」

「そうですか…」

そういうとおたえは地面に詩を書いていく

「おたえ…?」

「行こう!その詩をそして曲を皆に聞いてもらおう」

「はい!」

そうして俺達は有咲の家の蔵に集まった

おたえはギターを手に話し出す

「自分の気持ち全部込めました。聴いてください」

そうして演奏が始まる

「まさに今って感じかな」

おたえが自分の気持ちを込めたと言っていた理由がしっかりと俺にも伝わった

そして演奏を終えたおたえが話し出す。

「私…ポピパが好き香澄とりみと有咲と沙綾とそしていて欲しい時にいてくれる光先輩…」

「俺は皆に演奏を届けるだけだから」

そして有咲が立ち上がりもう一度演奏するように頼む

「もう一回」

「え?」

「今の歌って」

有咲はおたえの演奏に合わせキーボードを弾いていく

そして手を止め話し出す。

「私はさポピパが嫌いじゃねぇしバンドも結構楽しい…

将来の事は分からないけど5人で同じもん目指したりして…

いつか武道館とか行くもの悪くなぇなって思ってる」

「でも本当のところおたえがどう思ってるのか分からなくて…もしかしたらウチらとじゃなくてもいいのかもって思って…でも全部分かった」

「でもさそれで1曲作んなよ…!おたえらしいけどさ…!」

有咲は涙を浮かべながら自分の思いを本音をさらけ出す

「有咲…」

「私も言えなかった…向こうに行って欲しくないって。

でもワガママかなって。やっぱり私ダメだね。言いたいこと言えるようになったと思ったんだけどな…おたえ…行かないで」

「行かない。行かないよ沙綾」

「うん…」

「ありがとうりみりん」

「え?」

「今日ポピパ辞めるって言われたら怖いなって迷ってたら一緒に行こうって迎えに来てくれたの」

「おたえちゃんがポピパ大好きなの知ってるもん。ポピパのこといつもいっぱい考えてくれてありがとう。私ももっともっと頑張っておたえちゃんとみんなのこと支えたい

ポピパでいてくれてありがとう」

皆がそれぞれ本音をさらけ出すことの大切さを知れたと思った

「私…私」

「おたえ…」

「おたえちゃん」

「おたえぇぇ…うっく…よかったよぉぉぉ!」

「うわっ!やめろ香澄ー!」

「結局こうなるんだね」

「先輩もありがとうございます。あの演奏のおかげで本音の大切さをさらけ出すことの大切さを知れました」

「また困ったらおいで歌を唄ってあげる」

そうして皆の絆が深まりまた一つ確かな音が生まれた。

 

 

 

 




シーズン2も残すところ2話となります。
本当は昨日のうちに出すつもりでしたがギリギリで間に合いませんでしたので今日投稿しました
シーズン2の執筆も長いような短いようなですね。中々主人公を組み込ませるタイミングって難しいと思いますがそれでも上手く主人公を組み込ませつつとりあえずはシーズン2の内容を書き切りたいと思いますのでお楽しみに。
次回「皆の音と新曲」

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