キャンプしながら天体観測をしようと提案した日から準備を始めて迎えた当日
俺と高人は車の免許を取得して車を用意しこころにも頼み大型バスを用意してもらい移動手段を確保した。
そして皆で羽丘の前に集合した。
「皆、揃ってる?」
「いないやついるかー?」
「Roseliaは揃っているわ」
「AfterglowもOKです!」
「パスパレも全員いるよー!」
「ハロハピも欠員無しよ!」
「ポピパも揃ってます!」
「RASは私達二人だよ」
「モニカは全員います。」
「チュチュとパレオどうするって?」
「遅れて来るとよ、場所は伝えてあるから大丈夫だろ」
「ならいいけどね、とりあえず俺と高人の車に一バンドずつとバス2台に2バンドでレイとますきは好きなとこ選んで」
「俺と高人の車はくじ引きね」
高人は割り箸を皆の前に出す
「赤が光で青が俺な!代表で引きに来てな」
そうして全員が高人の手からくじを引いた
そして俺の車はパスパレ、高人の車はポピパとなり
レイとますきはポピパの皆と車で行くようだ
「じゃあ、荷物積んでね忘れ物無いように、楽器はこっちでバックはバスの方に積んでね」
そうして全員の準備が完了するのを待って出発した。
光side
俺の車にはパスパレの皆が乗っていて助手席には日菜が乗っている
「ひ〜くんいつの間に免許とったの?」
「GWから通って最近取ったんだよ」
「この車はひ〜くんの?」
「まさか、レンタカーだよ!大勢で移動する前提だから借りたの」
「普段の車は?」
「家に置いてる」
「忙しいのによく取れたわね」
「そうだよ!光君私達や他のバンドの子達と活動だってしてたのに」
「予定は調整してたからね」
「車でCD聞ける?」
「聞けるよ!ダッシュボード開けたらCDあるから好きなのかけたらいいよ」
日菜は数あるCDの中からドライブソングを選んでセットした
「やっぱりドライブだしこれでしょ!」
そうしてドライブソングを聴きつつ和気あいあいとしつつ
車は目的地へと進んでいく
高人side
「高人先輩は光先輩と同じタイミングで免許とったんですか?」
「そうだよ、光から誘われて卒業も同時」
「初心者だからこそなのかもですけど、運転上手いですよね」
「俺の運転は光よりは下手だぜ、あいつの運転は寝れるからな」
「帰りは光先輩のに乗れるかな〜」
「光の車は多分人気殺到だからまたくじ引きだろうさ」
「結局そうなんですよね」
「そういえば、話は変わるけど、光君と高人君はどのくらいの付き合いなの?」
「高校から半年は一緒だったけど、それ以降はこっち来てからだから約1年かな」
「それで光君に並んで演奏するんだから相当なんだよね」
「自分じゃわからんけど、光以外の奴らと演奏する時より
光と演奏する方が楽しんだ」
そうして光の話で盛り上がった
その頃バスの中では
「残念だったね、光の車乗れなくて」
「そうですね、どうせなら光先輩の運転する車で行きたかったです」
「帰りがあるよ!」
「まぁ、期待するしかないわね」
「私達は光先輩もですけど、皆さんとももっと話したいのでバスに乗って皆で移動するのは楽しいですよ」
バスの方でもそれなりに盛り上がってはいるようだった。
そして目的地へと到着すると俺達は荷物を下ろして今日泊まる
コテージへと荷物を運ぶ
「俺達は車停めて来るからその間に各自で荷物は運んでおいてね」
そう声をかけ全員から返答が返ってきたのを確認して
俺と高人とバスの運転手さんは車を停めに行った
運転手さんの方は1度帰るらしく明日の昼頃また迎えに来るそうだ
「わざわざありがとうございます」
「いえ、これが仕事ですので、こころ様も大層喜んでいますので問題はありません」
「そうですか、ではまた明日よろしくお願いします」
「かしこまりました。」
そうして運転手さんはバスを運転し帰って行った
俺達も車を停めてコテージに戻ろうとしたタイミングで
チュチュとパレオが合流した
「招待を受けて来てあげたわよ光」
「本日はよろしくお願いします光さん高人さん」
「あなたがタカト・ミヤハラね」
「そうだ、俺が光の相棒だ」
「今日はあなたの演奏も聴けるのかしら?」
「まぁ、期待しててくれ」
そうして俺達はコテージへと戻った
そしてコテージでは皆準備を終えたらしくそれぞれ集まって談笑していた。
俺は時間を確認し皆に声をかけた
「はーい注目!そろそろお昼だから各自準備!お昼はBBQで夜はカレーだからね!各班ごとって言いたいところだけど2バンドで1チームで作ってもらうから覚えておいて」
「チーム分けは?またくじ引き?」
「それがいいかな、俺達も入るから計4チームかな、3チームにしてもいいけど、どうする?」
「3チームでいいんじゃないか?あんまり量作っても後処理つかそれ系やるのお前になるぞ光」
「それなら多少調理方法変えれば問題はないけどね
とりあえずお昼の準備!」
そうして全員が分担してBBQの準備をしていく
そして数分後各自火を起こして食材を焼いていき
BBQを楽しんだ。
そして後片付けまで終えたあとしばらくは各自自由時間だ
俺達も2人でコテージで寛いでいた
「光、この後どうすんだ?」
「夕方まで自由時間で、19時くらいに夕飯、その後天体観測かな」
「そっか、じゃあ俺は軽く寝るぞ!」
「皆多少なりとも仮眠取るだろうし俺も軽く寝るかな」
そうして俺達は夕方近くまで仮眠をとり一足先に食材の準備等をしておいて皆を待った
しばらくして皆が集まりくじ引きで3チームに絞り
それぞれカレーを作る
俺と高人はRoseliaとポピパと一緒のチームで作業する
「アタシ達は食材を切ったり皿用意したりするよ
火を使うのは光、頼んでいいよね?」
「俺が作るの?」
「光のカレー食ったことあるならわかるけど、癖になる辛さだからな」
「そうなんだよね、今年も合宿で食べるだろうと思ってたけど、こんな早く機会があるなんてね」
「楽しみね」
「先輩が作るなら絶対美味しいじゃないですか!」
「癖になる辛さってのが気になりますね」
そう話ながら俺達は作業を進めカレーが完成する
「私たちの方もできたよ!」
「こっちも完成したよ」
「じゃあ、各自準備して食べよう!」
そうして夕飯のカレーを皆で食べる事になった。
皆が皆自分達以外が作ったカレーも食べている中で
1番目に見えて俺達の作ったカレーが好評だった
「言ってた通り癖になる〜」
「なかなか上手いな!」
「やるわね」
そうして全員が満腹になったのを確認し後片付けをして
いよいよメインとなる天体観測イベントだ
「じゃあ、まずは皆月から見ていこう、俺と高人で望遠鏡の調整はするからね、見やすいように調整はするけど、必要に応じて各自調整ね!」
そうして皆各自で月を見ていく
「ひ〜くん、ミカヅキは?」
「ん〜今回は星オンリーで」
「ええ〜聴きたかったのに〜」
「自分でも弾けるじゃん」
「でも、ひ〜くんに歌って欲しいな〜」
「今度ね」
「アポロでもやるか?」
「やらないよ!星オンリー!」
「そうかい」
そうしてしばらく月を見た後それぞれで星座を探し始める
「皆、夏の大三角は見つけられる?」
「大丈夫です」
「問題ないわ」
「私達も」
そしてそれぞれで夏の大三角を見つけたようで皆から見つけたと言う声が上がる
「じゃあ、さそり座を探してご覧、ここなら見つけられるはずだよ南の空の少し低い辺りを見てご覧」
さそり座は見えにくい為皆中々難儀している
そしてさすが天文部と言うべきか日菜とこころはさそり座を見つけたようで皆に教えて周り
さそり座を観測する
「皆、さそり座とオリオンの話は知ってる?」
「あたしは前に聞いたから覚えてるよ」
「わたしもよ」
日菜とこころを筆頭に知ってる人半分知らない人半分と言ったところだ
「じゃあ、知ってる人には確認の意味を込めて知らない人は新たな知識を広げる意味で話すね」
そうして俺は話して聞かせた
古き神と狩人オリオンとサソリの話を
腕のいい狩人オリオンのたった一言の慢心が招いた悲惨な出来事を
「そういう事なんだ…」
「神の傲慢さもさることながらオリオンの慢心が招いた結果とも言えるわね」
そう話しつつ空を見上げると流れ星が煌めいた
「流れ星!」
「願い事しないとね」
「じゃあ、そんな皆に向けて星に願いを」
「いつでもいいぜ光」
「じゃあ、聴いてください」
俺達は演奏し歌っていく
『君がいない日々の意味を今知って
すべて何もかも捨てて駆け出した
星の下で今も心は飲み込んで誰かのために笑ってるの?
君の生まれた町向かい風の歩道橋の上
背中押す懐かしい歌
行かなくちゃ
この目に見えない感情がこんなにこの胸を
熱くする満たしてゆく壊れるくらいに
雨の日も風の日も忘れなかった涙で濡れた笑顔
失くせない何よりも大事なモノ
いつか君と夜空のふたつ星に名前付けて交わした指切り
キミはじっと流れる星を探した
ずっとぼくの願いを祈ってた
幸せにならなきゃいけない人のために
星は空に輝く
逢いたくて
この広い暗い空の下今もしもひとりなら
なにひとつキミを包むモノも無いとしたら
逢いにゆこう
もう二度と眼をそらさない悦びも痛みも
どんな顔も腕のなかで観ていたい
わかったんだ幸せってさ
ふたつでひとつ ひとつずつじゃない
すべてを分け合える2人だけに許された願い』
各メンバー視点
浮かぶのは星空、でも、見ているのは1人で大切な誰かと観たいと歌っているような曲だった。
『行かなくちゃ
桜の花びらが夜に 散ってしまう前に
誰よりも優しすぎる心閉ざす前に
逢いたくて 逢いたくて いま 逢いたくて
今もしもひとりなら
なにひとつキミを照らすモノも無いとしたら
逢いにゆこう
流れ星にかけた願い 叶うのが今なら
この先に新しいふたりがいる
…行かなくちゃ』
演奏を終えたタイミングで一筋の流れ星が空に煌めいた
「流れ星!」
「願い事しなきゃ」
「無理だよ〜、一瞬だもん!」
「まぁ、でも流れ星に願い事ってのは懐かしい気がするな」
「そうだね、今よりももっと子供だった頃とかよくやったよね」
「じゃあ、そんな皆に流れ星の正体」
『誰かの胸の夜の空に伝えたい気持ちが生まれたら
生まれた証の尾を引いて伝えたい誰かの空へ向かう
いつも迷路 終わらないパレード止まったら溺れる
ゴールなんてわからないままで いつまでどこまで
時間と距離を飛び越えて 君のその手からここまで来た
紙に書かれた文字の言葉は 音を立てないで響く声
そうやって呼んでくれただろう 見上げればちゃんと聴こえたよ
僕の上にも届いたように君の空まで届いてほしい
せめて君に見えるくらいには輝いてほしい
流れ星の正体を僕らは知っている
足元をよく見て階段一つずつどれくらいざわついても
ひとり
方を擦るように避けながら世界に何億人いようともひとり
今日は何もない一日と言えばそこまでの毎日
増え続けて溢れそうな唄の欠片たちが早く会いたがって騒ぐんだ
変わらないで変われなくてずっとそれでも続いている
ゴールなんて決められないだけでなんなら今でも
君が未来に零す涙が地球に吸い込まれて消える前に
ひとりにせずに掬えるように 旅立った唄 間に合うように
命の数と同じ量の一秒 君はどこにいる聴こえるかい
君の空まで全ての力で旅立った唄に気付いてほしい
どんな事もこんな熱も街にまぎれる
流れ星の正体を僕らは知っている』
全メンバー視点
流れ星の正体は私達の心や涙なのだろう
そして私達の声でもあるのだろう
私達の中に必ずあるものそれが流れ星の正体なんだろうと 私達の誰もが思うのだった。
『太陽が忘れた路地裏にこころを殺した教室の窓に
逃げ込んだ毛布の内側に全ての力で輝け流れ星
お互いにあの頃と違っていても必ず探し出せる
僕らに関係ない事
飛んでいけ君の空まで生まれた町全ての力で輝け』
演奏が終わると同時に流星群が空に流れた
「流星群の時期と重なったみたいだね」
「だなぁ〜、なんか圧巻だな!」
「そうだな」
「皆、願い事しよう!叶うかもよ!」
「せっかくだし、やってみる?」
皆が皆思い思いの願いを流星群にのせていく
「何を願ったんだお前」
「再会」
「そういことかよ…いいけどさ…」
(あいつらの事を考えてやれよな…)
そして流星群を見終えた後俺達はコテージに戻った
俺はコテージに置かれた椅子に座り空を観ていた
「眠れないの?」
「日菜…」
声をかけて来たのは日菜だった
「さっきまで演奏してたからかな、気持ちが昂ってるのかもしれないね」
「あたしもそうかも!ひ〜くん少し話さない?」
「良いよ、隣においで」
俺は日菜と2人で話をする
「ひ〜くんは流れ星にお願いした?」
「いつかの再会をね」
「そっか…でも、ひ〜くんと出会って1年と少しだけどさ、あっという間だった!」
「俺もそうだよ」
「あと半年でお別れなんだよね…」
「お別れって…別に会えなくなるわけじゃないし」
「でも、こうして星を観たり出来なくなるよね…なかなか会えなくなるだろうし」
「社会人になればそんなもんだよ」
「お別れしたくないな〜」
「日菜も流れ星に願いなよ再会を」
俺はそう言ってキーボードをピアノ音源に変えて演奏し歌っていく
『流れ星ねぇキミは何を想ってみているの?
見つけた星今ボクの中で確かに輝く光
夢に描いてた場所はもう夢じゃないけど
窓に映ってるボクらは似ているのかな?
君はなんて言うだろうな?
願い事ひとつだけで何処までも行ける気がした
伝えたい事も伝えきれない君はもう知っているかな
ねぇ心の深い場所で今キミを探し出したよ
それはまるで一瞬の魔法
YOUSTAYFOREVER
流れ星今キミは何を言おうとしたの?
見上げた空つないだ手同じ未来を見つめていたい
振り出した突然の雨 キミを待つ改札前
小さすぎる傘に肩が濡れてしまうけど
いつもより寄り添えたね
ねえ子供みたいに泣いたりねえまたすぐ笑いあったり
ボクらはもう一人じゃない
YOUSTAYFOREVER
流れ星失くしたもの失くしちゃいけないもの
どんな時も一番近くでキミを感じていたい
流れ星ねえ二人過ごしてく日々の中で
見上げた空つないだ手同じ未来を見つめていたい』
日菜視点
ひ〜くんの思いが伝わってくる。
見つけた星は自分の中で輝く光
「1番近くにいるよってメッセージ…」
呟きが聞こえたのかひ〜くんがこっちを見て笑っていた
『流れ星ねえキミは何を想ってみているの?
見つけた星今ボクの中で輝き出した
流れ星Imake a With upon ashooting star,Iwant tobeWith you
見上げた空つないだ手同じ未来を見つめていたい』
「ひ〜くんありがとう。なんかスッキリした!」
「そりゃよかった、不安が少しでも消えるなら俺はいつだって演奏するからね」
「うん!ひ〜くんありがとう、じゃあ、あたし戻るね!」
「うん!また」
それから少しして俺もコテージ内に戻ると高人が話しかけてきた
「光、眠れないのか?演奏聞こえたからよ」
「悪いな、起こしたか?」
「いや、大丈夫だ」
「そっか、なら良いんだけどさ」
「なんかあったか?」
「まだ先だけど、そろそろ卒業だ就職だ進学だって意識する頃かなって思ってさ」
「あ〜そういえばそうだな、でも、皆それぞれ決まってるだろ」
「多分ね」
高人とそんな話をしつつ俺はこの先の事を考えつつ眠りについた
そして次の日
俺達は泊まったコテージの清掃をして駐車場に集合する
「忘れ物ないね」
「ないよ!」
「大丈夫です!」
「問題ないわ」
「こっちも確認済みよ」
「OKです!」
「No problem.」
「じゃあ、帰るぞ!」
そうして俺と高人の車と昨日も来てくれた運転手さんのバスに分かれる
帰りの車はイツメンが揃った
「このメンバーで帰ることになるのは考えてなかったな」
「これならアタシも友希那も乗れるじゃん!」
「まぁね、今回は助手席が日菜の特等席になったけどね」
「だね〜」
そうして車を走らせつつも色んな話題に花を咲かせ俺達は家路を辿った。
そして皆を送り届けた後俺達は車を返してから帰宅した。
帰宅しスマホを確認すると皆からメッセージが来ていた
どれもこれも楽しかったという内容で俺としても皆で行けて良かったなと思いつつ始まったばかりの夏休みを満喫するのだった。
3年生の夏休み編になります。
ほとんど星について触れてなかったりメンバー同士の会話が少なかったり等あるとは思いますが曲を通して星空の下にいる皆を感じて貰えたらと思います。
次回はRoseliaとの合宿を書いていきますのでお楽しみに
次回「夏合宿とRoseliaの音」
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
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二学期編として何話か入れましょう
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シーズン3の内容入って大丈夫です!