ひと夏の恋を演奏する
今年もRoseliaの夏合宿に誘われた俺、circleの方は高人に任せて俺は俺で合宿の準備をする。
今回も車は借りないといけない、Roseliaのメンバープラス俺の6人が乗り荷物も積むとなるとそれなりに大きな車が必要になるため今回も合宿の当日に合わせて1日前に車を借りておく
そして自分の荷物を先に積んでおき明日に備える
「よし!自分の荷物はOK!後は明日もう少し細かい物は積むけど、こんなもんでしょ!」
その後circleに8月後半のシフト予定表を提出し
明日に備えて帰宅する
帰宅してしばらくは適当に音楽をかけそれに合わせギターを弾いて過ごし適当な時間に夕飯等を済ませ明日に備え早めに就寝した。
そして合宿当日
Roseliaの皆と駅前で合流した。
「おはよう光、今回もよろしく」
「うん!よろしくね!」
「今回もレンタカー?」
「俺の車は4人乗りだから全員乗れないし、荷物積ってなった場合俺はもちろん運転するから空いてるのは助手席しかないしね」
「そっか、ちょっと残念」
「まぁ、仕方ないじゃない。とりあえず荷物を積んじゃいましょう」
「そうですね」
そうして荷物を積み込んで合宿先へ向かった
今回は助手席は友希那が乗ることになった。
「そういえば今回の合宿の目標は?」
「各自の技術向上よ、合宿でさらに自分達の技術に磨きをかけるつもりでいるわ」
「俺はそのための手助けって事だね」
「そうなるわね、それと今回も食事は任せるわよ」
「任されたよ!とは言っても前回と同様夜はカレーにするつもりだけどね」
「ならお昼はさっぱり食べやすい物を頼むわね」
「じゃあ手っ取り早く冷しゃぶにしようか!」
「良いね!あっさりしたタレとガッツリ感のあるタレの2種類あれば絶対美味しいじゃん!」
「肉と魚両方あれば尚いいですね」
「まぁ、準備は簡単だろうし、合宿所着いたらまず荷物の整理からだよ」
「そうね、多分向こうに到着するのはお昼頃になるだろうし、昼食後は2時間練習して15分休憩を繰り返して夕飯後さらに1時間の練習と言ったところかしら?」
「とりあえずはそれでいいと思うよ!1度やってみて調整しながらやれば良いし」
「そうね、そうしましょう」
そうして合宿の予定を話しつつ車を目的地に向かって走らせ
予定通りお昼前に合宿所に到着した。
「各自荷物降ろしちゃって!俺は買い物してくるよ」
「わかったわ」
俺はそのまま買い物に向かう
そして肉と魚の切り身、葉野菜と幾つか調味料を買って合宿所に戻り昼食の準備をする
魚の切り身を少し薄めに切り葉野菜も食べやすい大きさに切って盛り付け肉と一緒にテーブルに運び
タレを準備して皆に声を掛ける
「お昼の準備出来たよ!」
「待ってました!」
「あこお腹空いた」
「私もお腹空きました」
「美味しそうですね」
「ホントね」
そうして全員揃ってお昼を食べる
夏は食欲が落ち気味になるので少し辛みのあるものや生姜などの薬味をふんだんに使うと飽きることなく食べられる
そしてお昼を食べ終えて少し休憩を挟み午後一から練習を
開始する
俺は皆の演奏を聴いて気になる点があればアドバイスをする
とは言っても目立ったミス等はなく多少演奏でつまづく点は
簡単なアドバイスで改善され問題らしい問題はない
「大丈夫だと思うよ!目立ったミスはないし演奏が遅れたりする時はワンテンポ早めに弾くようにしていけばそれに合わせる事が出来るだろうしね」
「そうね、個人じゃ気が付かない部分もあるだろうから引き続き頼むわね」
「了解!」
「光、どうせなら演奏混ざらない?」
「私は賛成です。今の光君の実力をどこまで引き出せるかやってみたいです」
「そういう事なら私も賛成です。」
「あこも良いよ!」
「皆こう言ってるしどうかしら?」
「じゃあ、参加しようかな」
「とりあえずは5割キープで大丈夫そうならギアをあげて構わないわ」
「やってみるよ、曲は?」
「LOUDERでどうかしら?」
「OK!」
俺はRoseliaの練習に参加し演奏する
5割キープと言われたので5割で演奏するがまだイケそうだと思ったので6割まで上げる
そしてそのまま演奏を終えると皆が少しだけくたびれた表情をしていた
「ギリギリだったけど、何とかなったね」
「光君はあれで6割ですかね」
「そうだね、でも7まで上げてもいけたんじゃないかな?」
「多分無理!光兄ぃの7割ってかなり本気でしょ!まだ無理だよ!」
「私もそう思います」
「だそうよ、光の全力を未だに引き出せないのは残念ね」
「ルミナス引き出したいの?」
「できることならね」
「ん〜ルミナスはまた別って言うか確かに全力っちゃ全力だけど、普段の演奏とも違うからまた難しいと思うんだよね」
「でしょうね、なので目標としては光の8割を引き出すことでどうかしら?」
「それなら大丈夫じゃないかな?いけると思うよもちろん俺がなるべく参加して感覚を掴んで貰わないとだけどね」
「なら今回の合宿中はなるべく参加なさいそうすればできる可能性があるのでしょ?」
「皆がそれで良いならね」
「お願い!」
「私からもお願いします」
「私もお願いします」
「あこもあこもお願い!光兄ぃ」
「わかった!良いよ!」
そうして合宿中はなるべく練習に参加する約束をした。
そして夕方、俺は早めに練習を抜けて夕飯の準備を開始する
「今回はスパイスたっぷりのシーフードカレーでいこうかな」
そうして魚介類とスパイスをふんだんに使いカレーを作っていく
そして合宿所内にカレーの匂いが充満する
「めっちゃいい匂い!」
「お腹が空いてきましたね」
「スパイスの香りが凄いですね」
「ちょっと早いけど切り上げて夕飯にしましょうか、この匂いには集中力を乱されるわ」
「あこ、もうお腹空いた〜」
「夕飯にしましょうか」
私達は早めの夕飯を食べることにした。
「光、カレーできてる?」
「出来てるよ」
「じゃあ夕飯にしましょう」
そうして皆で夕飯を食べる
「辛〜い!」
「でも、辛さがあと引きませんね、スパイスの風味が広がります」
「美味しいわね」
「本当に美味しいですね!」
「超美味しい!」
「喜んで貰えて良かったよ!」
「料理の腕も中々よね光は」
「そう言って貰えて光栄だね」
そんな話をしながら夕飯を終えて皆は1時間程練習すると言うので練習に付き合いその後少し遅い時間に入浴等も済ませて俺も就寝した。
次の日
朝からカレーはと思い簡単な和食を準備しておき
皆が起きてきた頃合を見計らってテーブルに運ぶ
「朝は食べやすさ重視なんだね」
「カレーはお昼に回すよ!すぐに火が通る野菜を追加して野菜とシーフードのミックスカレーにしておくから」
「それはそれで美味しそうだね」
「まぁ楽しみにしててよ」
「それでも余ったらどうするんですか?」
「無難にカレーパンにしておやつかな?」
「飽きないように工夫してくれるから色々楽しめるんだよね光がカレー作ると」
「簡単なのは飽きられたら終わりだからね」
そう話しつつ朝食を終えて今日の練習を開始する
そして休憩中
「練習するのも良いけど、遊ばなくていいの?」
「夜に花火するからそれまでは皆練習しようって」
「ならいいけどさ」
「光は遊びたいの?」
「別に、どっちかって言うとこうして演奏してる方が楽しいし」
「夜はあなたに演奏してもらうわよ」
「とは言っても何するの?テーマって言うかそういうのから決めないと」
「じゃあひと夏の恋を2、3曲くらいで!それで、アタシアレ聞きたい!花火!パッと咲いてシュンと散ってって歌詞のやつ!」
「あぁ、あれね!いいよ!夜までに後2曲考えておくよ」
「あこわたがし聞きたい!」
「私は花火の魔法がいいですね」
「ひまわりの約束を希望します」
「私はどちらかと言えば夏の終わりっぽいのがいいわ」
皆から色々とリクエストが来るがさすがに全部を演奏する訳にはいかない
「さすがに全部演奏は出来ないかな〜合宿終わればすぐ商店街の夏祭りもあるし、その時もどうせLIVEやるだろうし
その時は夏の終わりっぽい曲を演奏しようと思ってるから今回はパスだね」
「なら夏祭りを楽しみにしているわ」
「それとわたがしはまさに夏祭りだし、花火の魔法も夏休みの最後だしね今回はやっぱりひと夏の恋を演奏してみようかなって」
「それならそれで私は構いません。ひまわりの約束もお互いの大切さを歌ったものですしね」
「ごめんね、またそのうち演奏してあげるからさ」
「期待しています」
そうしてテーマを決めて午前中の練習は終了した。
昼食は予定通り野菜とシーフードのミックスカレーを食べて少し休憩しまた練習をする
そうして夕方まで過ごし皆少し早めに練習を切り上げた。
「光、今日の夕飯は何かしら?」
「生姜焼き」
「この時期にピッタリよね、カレーは?」
「既にカレーパンにしてあるよ!食べたいなら揚げるけど?」
「でも、光の事だから防腐処理みたいのはしてるんでしょ?」
「油で揚げるだけにして冷凍してあるからね」
「なら今のメニューに文句は無いわよ」
「ならいいんだけどさ」
そうして皆で夕飯を食べたあと俺は後片付けを済ませ
演奏の準備をする
「やっと光の演奏タイムだね」
「その前に花火しようよ!」
「じゃあ、花火して最後線香花火とかそれ系の花火だけになったら演奏するよ」
「良いじゃん!じゃあそうしよう!」
そうして皆で花火を楽しむ事にした。
「光、火こっちにちょうだい」
「はいはい、どうぞ!」
リサの新しい花火に俺の花火から引火させる
「まさに花火の魔法の歌詞だね」
「あぁ、わたしの火はあなたにあげた時に少し弱くなるのところね」
「そうそう!」
「でもあれは、一応女の子目線だよ」
「だから良いんじゃん!」
「まぁ、俺も好きだからこそカバーしたんだけどさ」
「光的にはちょっと違うイメージだったり?」
「この後の演奏でわかるよ」
そうして皆で花火をした後いよいよ俺の演奏となる
「じゃあ、お決まりの挨拶から、光です。まずは1曲聴いてください、リクエストに答えて花火」
俺はキーボード弾いて歌っていく
『パッと咲いてシュンと散って夜に打ち上げられた恋花火
二人照らしながら広がる零れる火の粉は
せつなさへと変わって私の胸熱く染めました』
俺はただ静かに歌っていくひと夏の恋を歌った
ラブバラードを
『誰が悪いわけじゃなくてそれは夏のせいで
あなたを想う気持ち 熱を出しました
一瞬(ひととき)も離れてはいられないほど
会いたい ただひたすら会いたい
初めて繋いだ手のひらに込み上げた愛しさが
逃げてしまわないように
どちらからともなくギュッと手を握ったまんまで
花火見上げてるんです
パッと咲いて空に咲いて
夜を飾る火花は夏花火それとも恋の炎でしょうか?
あなたの心が見てる夜空には
今私が綺麗に咲いてますか?』
Roselia視点
「ヤバい、何度聴いても良いよね!大人の恋って言うかさまさにひと夏の恋って感じで」
「歌詞が印象的よね、サビの部分は私も好きよ」
「私もとても素敵な曲だとす。思わず離れないでと言ってしまいそうなくらい心に染み入ってきます」
「あこもなんか凄くジーンてする」
「私もです、とても素敵だと思います」
光が選ぶ曲は何かしら意味がある今回はリクエストに答えって言ってたけどこの曲もひと夏の恋を曲を通して知って欲しいと思っての事だろう
『どんな幸せなときも少し悲しいのは
私があなた 好きになりすぎたせいです
この夏がこの恋が消えてしまいそう
会いたい ただいつでも会いたい
少しだけ涼しい夜風が 海岸を吹き抜けて
あなた 髪が揺れてます その横顔に映っている
赤・青・黄色の花火 消えずに燃えていて
パッと咲いてシュンと散って夜に打ち上げられた
恋花火二人照らしながら広がる
零れる火の粉はせつなさへと変わって
私の胸熱く染めました』
Roselia視点
「なんていえばいいのかな?ドキドキするって言うのとも違う気がするよね」
「これがひと夏の恋なら終わってしまう切なさとか儚さかもしれないわね」
「言葉にならないほど切ない気持ちになりますね」
「いい曲なんだけど、少し寂しくて切ないんだね」
「あたし、正直ちょっと泣きそうになってます」
切ない気持ちでいっぱいになりながら光の声に耳を澄ましていく
『あなたに会うたびわがままになります
このままずっとこのままで
言葉なんて要らない見つめてください
こんなに溢れてるあなた…好きです…
パッと咲いて空に咲いて夜を飾る火花は夏花火
それとも恋の炎でしょうか?
あなたの心が見ている夜空には
今私が綺麗に咲いてますか?
パッと咲いてシュンと散って夜に打ち上げられた恋花火
二人照らしながら広がる零れる火の粉はせつなさへと変わって私の胸熱く染めました』
「じゃあ次の曲にいきます金魚花火」
俺は引き続きキーボードを使って演奏していく
『心に泳ぐ金魚は恋し想いを募らせて
真っ赤に染まり実らぬ想いを知りながらそれでも
夏の匂い雨の中でぽたぽたおちる金魚花火
光で目がくらんで
一瞬うつるはあなたの優顔
心に泳ぐ金魚は醜さで包まれぬよう
この夏だけの命と決めて少しの時間だけでも
あなたの幸せを願ったの
夏の匂い夜が包んでぽたぽたおちる金魚花火
どんな言葉にもできない
一瞬うつるのあなたの優顔
夏の匂い雨の中で
夏の匂い雨の中で
夏の匂い雨の中で
ぽたぽたおちる金魚花火
光で目がくらんで
一瞬うつるはあなたの優顔
夏の匂い夜が包んでぽたぽたおちる金魚花火
どんな言葉にもできない
一瞬うつるのあなたの優顔』
演奏を終えると今度はアコギを準備し話し出す
「ここまでキーボードで2曲演奏してきたんでラストはアコギで聴いてください。線香花火〜8月の約束〜」
『人で溢れた江ノ島で二人だけのパラソルの中
かき氷で青く染る唇見て 二人笑う
茜色の空見て ギュッと手繋いだ
満点の星空の下 肩を並べて二人寄り添って
線香花火が消える前に 二人灯りを点したなら
来年の8月もこの場所へ
想い出のページをまた一つ描きに来よう
「休みになったら何処に行こうか?」
「一緒だったら何処でもいいよ♪」
些細なやりとりも幸せに感じれた
こんな風に計画立てたり 同じ景色君と出掛けたり
まだまだまだ尽きない想いは君だから
きっと一瞬ですぎる季節 だからこそこの瞬間(とき)
を忘れずに
真剣な横顔を強く焼き付けるよ
橙色の光が照らした夏の日
線香花火が消える前に二人の明日にキスをしたら
来年の8月もこの場所へ
想い出のページをまた一つ描きに来よう
ポトリと落ちた光僕らは一生消さない想い
来年もその先も変わらない君と過ごしたいから
線香花火が消える前に二人の灯りを点したなら
毎年8月はこの場所で
約束しようよ「また一緒に来ようね。」』
ひと夏の恋がテーマの演奏を終えた俺は皆に問いかける
「感じられた?ひと夏の恋」
「すっごく感じたよ!寂しさ儚さ切なさ全部が込められてた」
「終わってしまうのが惜しいくらいには素敵な時間だったわ」
「さすがという他ないくらいに感じました。」
「あこもね、なんかジワーっとなったよ!」
「とっても素敵で、とっても儚くて感動しました。」
「演奏して良かったよ、そこまで喜んでくれるならね」
「あなた元々あまりラブソング歌わないから余計じゃないかしら?」
「あぁ〜それはあるかもね」
「光の見せる世界ってさ、こう恋愛になるとすっごく切なくてさそれでもどこか恋愛独特の甘さっていうかがあって感動移入しちゃうんだよね」
「リサは感受性豊かだからね」
その後も皆で今回の演奏について話した後それぞれの部屋に戻った。
俺は寝る前の日課にしている最新曲のチェックとカバーし演奏するための練習時間を過ごしていると扉がノックされた
「どうぞ」
「光、いいかしら?」
「友希那、どうしたの?」
「少し話したかったのよ、合宿前に言ったこと覚えてるかしら?」
「目標の話?」
「えぇ、私の目標はあなたのようにイメージが形になるように歌う事よ」
「達成はできなそうって顔だね」
「えぇ、その通りよ、難しいのよイメージを形にって
光はどうしているの?」
「俺はただこう伝えたいこうしたいって想いをのせる感じだね、どう伝えるかじゃなくてどう見せるかで変わる」
「どう伝えるかじゃなくてどう見せるか?」
「そう、自分が見てる世界をそのまま見せたいならそれだけの感情を込める、俺がやってるのはそのくらい」
「少しだけわかった気がするわ。ありがとう光」
「別に、大したことしてないから」
「それでもよ、ありがとう」
そうして友希那は満足そうな表情で戻って行った。
それから俺の方も1曲分の時間練習し就寝した。
次の日
朝食を終えたあと2時間程練習する
友希那は昨日俺が言ったことを意識し練習に励んでいる
「光、どうかしら?」
「細かいミスはなかったけど、時々つまづく所がそれぞれあるからあえてミスをカバーしようとしないで切り替えていこう!友希那はサビを意識してサビに向けてイメージ作っていこう」
「わかったわ」
そうして合宿最後の練習に精を出す
そして最後の最後で形となりイメージが完成した。
「イメージが完成したよ!皆が1つになったね」
「目標達成ね!」
「そこから更に皆だけの音を探していかないとね」
「そうね、目標は高く持ってそこに向けて更に練習重ねないといけないものね」
「目指す場所は一つよ!FWFにトップの成績で出場する!
その為に研鑽あるのみよ!光も最大限協力してもらうから覚悟しておきなさい」
「もちろん!俺に出来る事なら最大限協力するよ」
「約束よ!」
そうしてRoseliaの皆は合宿の目標を達成しRoseliaだけの音を一つ見つけたのだった。
71話です。今回はタイトル通り合宿の話になります。
合宿の話やLIVEイベントの話は自分でも書いてて楽だなと思いながら書いてます。
次回は天体観測イベントを書いていきますのでこちらもお楽しみに
次回「星空と花火」
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
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二学期編として何話か入れましょう
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シーズン3の内容入って大丈夫です!