今日は夏休み最後の日でそしてリサの誕生日でもある
「去年もだったけど、やっぱりリサの誕生日が夏休み最終日だからこそちょっとバタバタするよね」
1人そう呟きながら着替えを済ませ家を出る
今日は自分の愛車に乗り車を走らせリサを迎えに行く
自転車よりも早く着くのは当たり前だが迎えに行くと伝えていた時間よりも早く着いてしまったので一応メッセージを入れるとすぐに返信が返ってきた。
「まぁ、早く来すぎたし当たり前か」
内容は後5分待っての連絡だった。
そしてきっかり5分たってリサがやってきた
「お待たせ光」
「全然いいよ。さぁ乗って!」
「助手席失礼!」
リサが乗ってシートベルトをしたのを確認して俺は車を発進させる
「そういえば光、どこ行くの?」
「とりあえず普通に映画、その後はそのままプラネタリウムかな」
「そのままって?」
「あぁ、ごめん説明不足か、プラネタリウムで星をテーマにした映画を上映してちょうど今時期夏の終わりから秋にかけての星をテーマに星の話が観れるんだって」
「何それ超楽しそう!映画観たあとにそのまま星が観れるんでしょ!?退屈してる暇なさそう!」
「それは同意する。その後はゲームセンターかな?」
「光、どこかスポーツ体験出来るとこ知ってたりしない?」
「あぁ〜ゲームセンターにかなり大掛かりで簡単なスポーツ体験出来る施設があるよ」
「じゃあ、そこで!ちょっと長い時間座るだろうしその後はある程度身体動かしたいかなって!」
「了解、遅くなるけどその後昼食で良いかな?」
「異議なし!それで行こう!」
「了解!」
「そういえば光、映画のタイトルって?」
「あぁ、そこのダッシュボード開けてパンフレット入ってるから」
「準備良いね!」
リサはダッシュボードからパンフレットを取り出し軽く目を通す
「面白そうだね、思い出の星空を探す話なんて」
「俺も気になったからパンフレット買って簡単なあらすじ知った時さ、余計に気になるなって思ったよ!」
「光、こういうの好きだもんね」
「めっちゃ好き」
などと話しつつ車を走らせて目的地へと到着した。
プラネタリウム内に入り受付の人にチケットを見せた後
俺達は飲み物を買って席に着いた
席に着いてまもなく映画が始まった。
主人公の女の子は美術品に囲まれて育つが美術商だった両親は出張がちで離婚も秒読み。
優しかった彫刻家の祖父も亡くなり居場所がなくなった少女は
ある日スケッチブックを抱え街を彷徨う不思議な転校生と出逢う
子供と大人の世界の真ん中、心に傷を負った2人は旅に出る。
あの寂しくて眩しい星空を見るために…
子供と大人のちょうど真ん中に位置する年齢の頃に体験するひと夏の思い出儚くも切ない世界観に俺達は引き込まれた。
そして映画が終わると少しの休憩を挟みそのまま夏の終わりから秋の空に観える星をその星に関する神話を交えて紹介され時間を忘れ聞き入っているうちにあっという間に終わりを迎えた。
その後売店でお互いの星座のキーホルダーを購入したあと俺達はプラネタリウムを後にした。
「映画面白かったね、星の話も聞き入っているうちに終わってあっという間だったよ」
「映画は俺達の年齢が近いこともあって感情移入できる部分多かったよね」
「わかる!超良かったよね!」
先程の映画や星の神話に関する話を話題にしつつ次の目的地へと向かっていた。
そして次の目的地であるゲームセンターに到着した。
俺達は時間が許す限り色んなスポーツをゲーム感覚で体験し体を動かして遊んだ。
その後お昼を近場のファミレスで済ませた俺達はショッピングへと興じる
「秋の新作も色々出て来てるし目移りするな〜」
「俺は全然だな〜やっぱり善し悪しは分からないや」
「光は普段から黒系ばっかりだからね、紗夜達に明るい系のコーディネートしてもらったんでしょ?」
「白だ水色だって明るすぎて落ち着かないよ!季節的にはもう着れないよ春先から夏前くらいがちょうどいいし」
「じゃあ、今回はお互いにコーディネートし合うってのは?」
「俺のセンスに期待しすぎじゃない?」
「大丈夫だよ!光はいつもオシャレなんだから」
「まぁ、そこまで言うなら選んでみるけどさ、ホント期待しないでね」
「そう言われると期待したくなるな〜」
俺は肩を竦めてからリサと一緒に店内を見て回り
無難にワンピースとベスト、ジーンズにベルトをチョイスした
「こんな感じ?」
「良いね!可愛いだけじゃなくてしっかり女子が喜びそうなポイント押さえてるよ!」
「なんとなくだよ」
「それでも!アタシは気に入ったよ!」
「じゃあ、プレゼントするよ」
「待って!アタシがまだ光に選んでない!」
「全てお任せします」
俺は降参のポーズを取りながら言った
「安心して光!無難に白のワイシャツとグレーのパーカーと少し装飾派手なネックレスだから」
「そのくらいならまぁ、良いか」
そうして服を購入した俺達は早速着替えた
「リサ可愛いね、似合うじゃん」
「光のセンスが良いからね!光もカッコイイじゃん!」
「そうかな?やっぱり着慣れない感じがあって落ち着かないよ」
「まぁまぁ、とりあえずお昼にしよう!そんでもってカラオケいこう!」
「じゃあ、さっきのゲームセンターにいこうか、カラオケもあるし近くにファミレスもあるから」
「OKそうしよう!」
話が纏まり俺達はさっきまで遊んでいたゲームセンター近くのファミレスまで移動し昼食を済ませた後カラオケをするため店に入った
「さて、今回は何を歌うの?」
「特に決めてないよ!でも、せっかくなら光にキミ記念日歌って欲しいかな」
「あれは俺の演奏で聴かせてあげるよ」
「じゃあ、Lovesong!それも光が本気で好きな相手に気持ちを伝えるために演奏したいって思ってる曲が聴きたいな」
「じゃあ、2曲だけね」
「候補って言うかそれだけで何曲あるの?」
「その季節にも合わせて選んだりするから決めてないよ、
ただ俺の気持ちは全部曲に乗せるだけだから」
俺は曲を選択し歌っていく
『百万回の「愛してる」なんかよりも
ずっとずっと大切にするものがある
俺何も言わずに抱きしめるから
おまえは俺の腕の中で幸せな女になれ
Uh hold me tight. You make me happy shalala la la.
my honeyお前は俺の腕を掴み
ついてこいや俺の行く夢の中に
泣いたり笑ったりもあるだろうが
まじ愛のない歌を俺は歌わない
今すぐに信じろなんて言わない
ただもっとそばにおいで そうStand by me
ラブソングなんてのはちょっと恥ずかしい
しかし歌わずにはいられない
とっておきの言葉を 熱く甘い言葉を
日常の真ん中で口に出来ないんだよ
だからせめてこうして できるだけ等身大で
いつもの喋り言葉で 伝えたかったんだよ
百万回の「愛してる」なんかよりも
一度ギュッと抱きしめた方が早いだろう なぁ
俺みたいな恥ずかしがりは
こんな伝え方しかできないけど
本気で人を好きになった時に
台詞じみた愛の言葉なんていらないさ
俺は何も言わずに抱きしめるから
おまえは俺の腕の中で幸せな女になれ
Uh hold me tight. You make me happy shalala la la.
my sweet sweet honey 俺は今タバコをふかし
空想するんだ幸せな二人を
お前も同じ夢物語 考えてくれてるといいな
Iaughin' Iaughin' on笑ってたい
楽しい暮らし 上がり下がりする未来
ヤなことがありゃいい事もあるはずだし歌いながら歩こうよ
とっておきの言葉を熱く甘い言葉を
おまえがほしがってるんならできるだけ等身大で
いつもの喋り言葉で伝えていきたいんだよ
百万回の「愛してる」なんかよりも
ずっとずっと大切にするものがある
おまえのために何ができるだろう
一人暗い部屋で考えてたけど
本気で人を好きになった時は
頭ひねるより腹くくるしかない
始まりはいつも抱きしめたいっていう気持ち
それを行動に移すこと』
リサ視点
「まさに不器用な男の子のラブソングって感じ」
不器用だからこそ日常でいつものように自分らしい言葉で伝えようとするそんな不器用さが目立つけれど、本気で好きになったら一生懸命相手のことを考えてくれる事が素敵だと思った
『おまえがなにかに傷ついた時に
おまえが自分を責めてしまう時に
俺はギュッと強く抱きしめるだろう
そして耳元でこう言うだろう
「人間ってそんな立派なものかい
人生ってそんなかっこいいものかい」
誇れるものだけじゃないさ人間だろう
全部抱きしめてほら顔上げなよ
百万回の愛してるなんかよりも
そばにいるだけで温もり感じられるから
百万回の愛してるなんかよりも
抱きしめ合うだけで強くなれる気がするから』
歌い終えるとリサが拍手を送ってくれた
「盛大な拍手をありがとう」
「いや〜嬉しいよな〜ってあんな不器用ながらにも自分の言葉で精一杯等身大で伝えようとするって良いな〜って光らしさもあって光がそれを誰かに届けたら相手は間違いなく嬉しいだろうなって」
「そうだといいけどね〜、この曲は好き嫌いあるからさ」
「アタシは好きだよこの曲」
「まぁ、あえてこう言う言い方するけど、もし仮にリサに告白するなら違う曲を選ぶね」
「どんな曲?」
「福山雅治の蛍とか、それこそ魔法の絨毯とかね」
「backnumberは?」
「オールドファッションかな?」
「それがいい!それ聴きたい!」
「じゃあ、歌うね」
俺はデンモクを操作し曲を入れて歌っていく
『よく晴れた空に雪が降るような
あぁ そう 多分そんな感じだ
変な例えだね僕もそう思うよ
だけど君はそんな感じだ
一体どこから話せば君と言う素敵な生き物の素敵さが
今2回出た素敵はわざとだからねどうでもいいか
単純な事なんだ比べるまでもないよ
僕に足りないものを全部
君がもちあわせていたんだ
悲しくなるくらい あぁ それを今数えていた所だよ
不安とか迷いでできている僕の胸の細胞を
出来るなら君と取り換えて欲しかった
花は風を待って月が夜を照らすのと同じように
僕に君なんだ
デコボコしてても並んで歩けばこの道がいいと思った
お祝いしようって君が
なんにも無い日に言い出すのは決まって
僕がバレないように落ち込んだ時だ不甲斐ないね
肝心な所はいつも少し君の真似をして
はずれでも優しい答えが出せるように
鳥は春を歌って
いつだってそれに気付いている君に
僕はなりたかった
君と見た街は夜空はどう映っていたんだろう
君は後悔してないかな
ねぇちょっとそんなのどうだっていいの
ドーナツ買ってきてよって君ならそう言うだろうな
単純な事なんだ誰がなんと言おうと
どれだけの時間が巡ったとしても
風は花を探して
夜と月が呼び合うのと同じように君には僕なんだ』
「やっぱり良いね!光が選ぶ曲って不器用だけど、気持ちはストレートに感じるような曲ばっかりでさ」
「俺は何かを伝えるのってすごく苦手だから、曲を使って演奏で伝えるんだ」
「前にも言ってたもんね!さて、光にばっかり歌わせてないでアタシも歌おっと」
そうして俺とリサは交互に色んな曲を歌い時間5分前となる
「光、最後にbirthdaysong1曲お願い!」
「了解」
俺はbirthdaysongを選択し歌っていく
「タイトルは誕生日」
『誕生日のことは覚えていますか?
ろうそくのにおい胸にためた
あなたのことをお祝いしましょう
あなたである今日と明日のために
生きてきたようで生かされてる
そんな私であってあなたである
おめでとう今日まで辿りついたんだよ
つらいことの方がよくあるけれど
ありがとう理由は何もないんだよ
あなたという人がいることでいいんだよ』
リサ視点
「どうせならこれも本人の演奏で聴きたかったな」
目を閉じて聴こえてくる歌声に耳をすます
『もらったものを覚えていますか?
形ないものもありました
特別ではないものが特別になって
あなたを幸せにしたこともあったでしょう
何もできないなんてことは私にもないしあなたにもない
おめでとう奇跡があなたなんだよ
暗闇に灯ってる火のように』
リサ視点
「誕生日に歌って貰えたら超嬉しいやつじゃん!」
最高のbirthdaysongだと思いながら曲を聴いていく
『ありがとう手のひら合わさられるのは
あなたがこうしてここにいるからなんだよ
おめでとう今日まで辿りついたんだよ
思い出がまたひとつ増えました
ありがとう理由は何もないんだよ
あなたという人がいることでいいんだよ』
birthdaysongを最後の1曲にカラオケの時間は終わりを告げた
「あぁ〜歌った歌った!光の歌うLovesongもbirthdaysongも最高だった」
「気に入って貰えて良かったよ、演奏でしか伝えられないものってあるだろうしね」
「光がLovesongやbirthdaysongを大切にする気持ちがわかった気がする」
「それが伝わってよかったよ、この後どうしたい?」
「今年もプリクラ撮りたい!」
「じゃあ、ゲームセンターに行ってプリクラ撮ってその後俺の家で夕飯とケーキ食べてキミ記念日演奏してって感じかな?」
「それでいいよ!光、夕飯は?」
「ビーフシチューかな」
「超楽しみ!もう仕込んであるの?」
「あとはルーを入れるだけ、ルーも拘って厳選したから楽しみにしてて」
「至れり尽くせりだ」
2人で話しつつゲームセンターに行きプリクラを撮った
今回もラスト1枚はお姫様抱っこで撮影し落書きタイムを終えて2人で写真を共有した。
「お姫様抱っこってやっぱりちょっとこわいよね」
「やる方もやられる方もお互いね」
「でも光はアタシの事軽々持ち上げてくれるよね」
「リサは軽いから」
「アタシ女子の中では平均より身長も体重もある方だよ?」
「女子の平均を知らないからだけど男子と女子で筋肉の付き方とか違うだろうし、俺は楽器色々やる分それなりに力も必要なんだよ」
「あぁ、納得。光はそうだよね」
「俺に限ればね、さぁ行こう!」
「うん!」
そうして俺達は車に乗り俺の家に向かった
しばらく車を走らせて俺の自宅に到着した
車を停めエレベーターで部屋のある階に行き自宅の鍵を開けて家に入る
「くつろいで待っててなるべく早く準備するから」
「なんかDVD観てもいい?」
「デッキに江ノ島プリズム入ってるからそれ観てたら?」
「どんな話だっけ?」
「江ノ島が舞台のタイムリープ系青春映画」
「切ない?」
「ラストはかなり」
「観てみよう!」
そうしてリサが映画を観ている間に俺は鍋を火にかけ沸騰するのを待ちつつ付け合わせの準備をする
そして鍋の中身が沸騰したのを確認してルーを入れていき完成したビーフシチューを皿によそいテーブルへと運ぶ
「出来たよ、付け合わせにパンとサラダね」
「美味しそう!いただきます!」
「召し上がれ」
「美味しい!風味がしっかりしてて後味もくどい感じしないし超美味しいよ!」
「お気に召したようで何よりだよ」
そうして2人で映画を観つつ夕飯を食べた後いよいよケーキタイムとなる
「birthdayケーキの時間だよ」
「待ってました!」
俺はロウソクに火をつける
「さぁ、火を消して」
「うん」
リサがロウソクの火を吹き消す
「これは俺からのプレゼント」
俺はリサにバースデーカードとCD、そして羽の飾りを一つ渡す
「ありがとう!大事にするね!バースデーカードのメッセージ見てもいい?」
「どうぞ」
メッセージには忘れられない年になりますようにと書いてあった
「やっば!感極まって泣きそうなんだけど」
「泣くのは演奏の後ね、じゃあ演奏しますキミ記念日」
『Happybirthday! ずっとずっと一緒に祝ってゆこうこの
キミ記念日1/365主役は大好きな君
生まれて来てくれてアリガトウ!』
リサ視点
「生まれて来てくれてアリガトウって言われたら誰でも嬉しいよね」
誕生日に贈られるBirthdaysongとしては最高だと何度聴いても思う
『宝くじを買って一等が当たるより奇跡的な確率の中
2人は出会えたんだそれなのに
「生まれてこなきゃ良かった。」なんて泣いてたコトも…。
今日は忘れよう何より大切な日
「君が居れば他になにもいらない!」と本気で思ってんだ
って君に伝えようか でも笑うだろう?
Happybirthday!ずっとずっと一緒に祝ってゆこうこのキミ記念日1/365主役は大好きな君
だから何度だってhappybirthday!ずっとずっと
「おめでとう」を贈るよもっと幸せの涙君に訪れるように
生まれて来てくれてアリガトウ』
リサ視点
「幸せの涙君に訪れるように…か、幸せの涙はどんなだろう?」
きっと素敵な仲間に囲まれてこうして祝ってもらえた時に出るものだろうと感じた。
『You&I 逢えない時もあるけれど
いつも君の変化には気付いてるよ
いっぱいいっぱい状態のクセに「平気だって」の一点張り
大丈夫だよ帰る場所はここにあるよ
君が生きていてくれるだけで
変わらないでそこにいるだけで
泣けるくらいに愛しいってことを忘れないでいてよね
Happybirthday!ずっとずっと一緒に祝ってゆこう
このキミ記念日1/365主役は大好きな君
だから何度だってHappybirthday!!!ずっとずっと
「おめでとう」を贈るよもっと幸せの涙君に訪れるように
生まれて来てくれてアリガトウ!
生んでくれたパパママに感謝今日くらいは素直になろうよ
出会えた大好きな人達に乾杯!
辛い時は朝までとなりで分かち合って支えあって来たよね
午前0時1番に笑顔を君に… キャンドルの光消しても
想いは絶対消さない
Happybirthday!ずっとずっと一緒に祝ってゆこう
このキミ記念日1/365主役は大好きな君
だから何度だってHappybirthday!ずっとずっと
「おめでとう」贈るよもっと幸せの涙君に訪れるように
生まれて来てくれてアリガトウ!』
リサ視点
演奏が終わるとアタシは光に向けて盛大に拍手を送った
「光自身の演奏で聴かせてくれてありがとう最高の誕生日だよ!」
「喜んで貰えて良かったよ、年に一度の大切な時間を独占させてもらうわけだからね、最大限楽しんで貰わないとね」
「超楽しかったよ!」
「ならよかった、さぁ、ケーキ食べよう!」
「うん!」
そうしてケーキを食べた後私は光に家まで送ってもらった
「今日は本当にありがとう」
「リサが喜んでくれたならそれが一番だよ」
「うん!本当にありがとうね!」
アタシは今日何度目かになるお礼を言った
「別に気にしなくていいって!じゃあ、またね」
「うん!また明日!学校で!」
光が車に乗って帰っていくのを見送って家に入る
「おかえりなさい」
「友希那!来てたんだ」
「光と出掛けるのは聞いてたから私からも簡単にお祝いするつもりだったのよ」
「ありがとう!一緒にケーキ食べよう!」
「えぇ、そうね」
アタシ達は部屋に行きケーキを食べながら光がくれたCDを聴いている
今回も光は色々考えて頑張れって気持ちと味方だよって想いを込めて曲を選んでくれていた
1曲目がHappiness
サビが特に印象的でどんなに小さなつぼみでも
一つだけのHappinessって歌詞が素敵だなと思った
2曲目が夢ノート
これはまさに夢物語って言うかタイトルのまんまだなと思った。
最後は夢で埋めた1ページを紙飛行機で飛ばすシーンが浮かんできた。
3曲目はかけがえのない詩
そばにいてや泣かないでと何度も告げるそれが全て自分に向けられてるようでそれがすごく嬉しかった
そして同時に懐かしい気持ちにしてくれる曲だと思った。
4曲目は蒼く優しく
時には立ち止まっても良いよ、それでも夢を追う事を諦めないでって言われているようなそんな曲だった。
「ここまでの4曲は考えられてるわね、1曲目は前向きに頑張れと応援しているような感じがあって2曲は積み重ねの大切さや夢を持つ事の大切さ、3曲目で味方がいることの大切さと後ろ向きな気持ちとの向き合い方、4曲目でその全てを思い返しつつ立ち止まって考える事、諦めない事を歌っているのね」
「光なりに考えてくれてたんだよね、友希那が言った通りの意味が込められてるならさ」
「ラストの曲が教えてくれるわよきっと」
そしてCDから光の声が聞こえてきた
『ラストの曲はなんにしようか本当に悩みました。
そしてこの曲に決めました。聴いてください、RAM WIREで歩み』
『言葉を探しては諦めて自分の無力さをまた思い知るよ
僕らは思うよな大人になれなくて
新たな段差につまづいては擦り傷をつくってる
とっくに折れてたものをなにくわぬ顔で隠し続けてたね
もういいよ立ち止まってもいいよ
少し休もう
上手く歩かなくていいから
一歩ずつ君らしくあれ
僕らはしゃがみ込む度にそう
そこに咲く花を知る
ここはあの日見てた陽炎の向こう
どうしようもない事があるのを知ったよ
知らぬ間に僕ら遠くへきたんだね
時間に諭されながら引き返せない道を
西陽が落とす影が誰かに踏まれて何故か痛みが走る
大丈夫間違っててもいいよ信じてゆこう
ためらいながら一歩踏み出す
君の歩みよ強くあれ
長雨でぬかるんだ道に足跡を刻みゆこう
Hey you時に立ち止まり深く深呼吸季節の調べに
耳すませ身休ませ風まかせの明日へ
Ah生きてると実感湧く瞬間
浴びるsunshineと日々に感謝
降り注ぐこの街にも燦々
泥濘の中にパッと咲いた
On like a soul flower
僕らはそれぞれ違うから鮮やかなカラーで
新たな日を染め泣き笑うMy life
分かち合える喜び思わず綻び
その心に添える彩り手を取り
どこまでも共にさぁ、行こう
雨雲が過ぎ去って次第に辺りは晴れわたって
青く澄んだ空に重ね合うシンフォニー
うすむらさきの夜明け君を
撫でる風よ優しくあれ
消えゆく星に別れを告げ遥
な道をゆこう
上手く歩かなくていいから一歩ずつ君らしくあれ
僕らはしゃがみ込む度にそうそこに咲く花を知る』
「誕生日おめでとう。これからも前を向いて夢に向かって頑張ってね!俺はいつでも味方だよ!」
「このメッセージずるすぎでしょ!めっちゃ最高じゃん!」
「そうね、光らしいけれど、誰かに寄り添える演奏家であろうとする光という人間の一個性のような思いが詰まった曲ばかりだったわ」
「あぁ〜早く光に会いたいな〜会ってまた声が聞きたいな」
「明日が楽しみね」
2人で笑い合いまだ見ぬ明日へと思いを馳せるのだった。
74話誕生日イベントです。書くの大変でした。使った曲も誕生日イベントにしてはかなり多かったです
次回以降も主人公が色々関わっていくのでお楽しみに
次回「モニカと新たな挑戦」
シーズン3の内容いくか二学期編挟むか
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二学期編として何話か入れましょう
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シーズン3の内容入って大丈夫です!