僕等が奏でる歌と音   作:凌介

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光と高人はひと夏の始まりから終わりまでの時間を曲により再現する。


第77話季節の終わりとLIVE

夏が終わり本格的に秋を感じる気候になりつつある今日

俺達はイツメンプラス麻弥さんの6人で昼食をとっていた

「すっかり涼しくなってきたね!秋って感じする」

「そうね、あの暑さが嘘のようだわ」

「あの暑さも鬱陶しいと思いながらも終わるとしみじみするね」

「俺はむしろ今くらいの方が過ごしやすくてすきなんだけどな」

「多分みんなそうだと思いますよ?」

「あたしは夏も好きだけどな~お祭り行ったり、海やプールではしゃいだり、後LIVE!」

「LIVEか~光、高人、LIVEしてくれたりしない?」

「「は?」」

唐突に話題を振られポカンとする俺達

「いきなり言われても困るよ」

「場所やらLIVEのテーマやら曲やら日時やら決めないといけねんだぞ!」

「場所はcircleでいいじゃん!それかGALAXY」

「光が頼めばそれなりの値段で貸してくれるんじゃない?」「circleなら従業員割引と学割があるしGALAXYにはますきってコネがあるだろ!」

「簡単に言うけど頼むの俺だからね!」

「ひ〜くんLIVEするの?ならテーマは夏にしよう!ちょうどいいじゃん!季節の始まりから終わりまでを演奏するの!」

「良いかもですね!」

「日菜それいいじゃん!」

「やるのは確定なの?俺まだうんって言ってないけど…」

「諦めなさい、それだけあなたの演奏を望まれてるのよ」

そこまで言われて悪い気はしないが俺は項垂れながら両手を上げて降参のポーズを取った

「わかった!俺と高人で細かいところは詰めるとして会場はせっかくだから俺らのバイト先でやろう」

「って事はcircleか?」

「高人は反対?circleで良くない?」

「キャパ考えると招待するのはRoselia筆頭にいつものバンドの子達だろ?ならそんなにキャパなくても良くね?」

「circleなら従業員割引と学割があるし常連割もつくんじゃない?」

「場所からなにから後で決めよう!今ここで話しても話が前に進む気がしないよ!それにやるにしても高人と俺はさっきも言ったけど曲も決めないとなんだから!」

俺はそう言って強制的に話題を終了させた。

 

その後午後の授業を終え俺と高人はcircleでのバイト中だ。

と言っても今日はまだRoselia含め俺達が関わりのある人達は来ていないので俺と高人は受付でLIVEでやる曲について話してた

「やるにしても曲だけは決めておかないと」

「だな、光候補は結構あるんだろ?」

「そりゃあねとりあえずは夏の始まり、七夕、夏祭り&花火、夏の終わりって感じで演奏していこうと思ってる」

「夏の始まりは曲だけならすぐ決まりそうだな」

「夏色、Invitation、SummerNUDE13かな、高人、やりたい曲ある?」

「なんでもいいなら遊助のひまわりか米津玄師と菅田将暉の灰と青かな」

「灰と青は採用!夏の終わりの曲に入れようひまわりはまた別の機会があったらその時に」

「あいよ」

「2人で何話してんの?」

声をかけて来たのはまりなさんだ

「えっと、LIVEやって欲しいって言われてやるなら曲は決めとかないとって」

「ここでやる?」

「まぁ、ここかGALAXYかしかないんですけど」

「なんならここでやる?学割、常連割、従業員割引を2人分でこのくらいの値段でいいよ」

そう言ってまりなさんが電卓を見せてくる

「このくらいのなら俺達2人で余裕でなんとかなるな」

「確かに、じゃあここにするか?」

「逆にここの方が広々しててやりやすいかも」

「ポピパの主催LIVEにあやかってと思ったけどここが良いか!」

「だな」

「となったら曲決めちまおうぜ」

「花火と夏祭りか〜Whiteberryの夏祭りだろ?わたがしにDAOKOと米津玄師の打上花火に、あ〜3代目の花火も捨て難いよな〜」

「なぁ、まふまふの曲、演(や)りたくね」

「鏡花水月とか夢花火とか?」

「なんならHOTLIMITやるか?」

「俺にあの格好しろと?」

「面白いだろ!」

「面白がるな!」

「夏色、Invitation、SummerNUDE13

わたがし、花火の魔法、夏祭り、3代目の花火に

まふまふの鏡花水月、夢花火、

あぁ〜七夕入れなきゃな〜」

「実際何曲できそう?」

「2時間として、MC入れながらだと15曲が限度かな、3時間としても18曲」

「じゃあ18で行こう!」

「お前、着いてこれる?」

「任せろ!」

「言ったからには全力な!曲はこっちで全部決める!文句言うなよ!まふまふは入れてやる!」

「よっしゃ!ZONEの3曲も頼むな!」

「あいよ、入れて欲しい曲あるか?灰と青以外で」

「シャッターと夏音」

「わかった!」

「テーマは夏なの?」

「まぁ、皆たっての希望で夏を思い出したいというか振り返りたいって事で」

「いいと思うよ!わたしも近くで聴かせてもらうからね」

「まぁ、音響やらなんやら任せますからね特等席でどうぞ」

「じゃあ、チケットとかどうするの?」

「手書きで簡単に招待状みたいなの送って終わりですよ、別に観客呼び込もうってわけじゃなくて仲間内だけですから」

「光君、1度普通にLIVEしてみたら?」

「お客さんあんまり来ないですって!路上ライブしてるとはいえまだまだですよ」

「そうかな〜?」

「とりあえず日取りは曲決めてからなんで諸々の事は決まったら教えますからその時はお願いします。」

「了解、決まったら教えてね!」

そう言ってまりなさんはまたスタッフルームに引っ込んで行った。

俺はLIVEで演奏する曲を考えることに没頭する

「夏色、Invitation、SummerNUDE13は確定として

七夕祭りに夜空のクレヨンに君の知らない物語を使うとして〜」

俺はシャープペンで額をコツコツと叩きながら曲を書き出していく夏祭りと花火は思い付く曲がそれなりにあるので候補を少し絞る必要があるので悩みどころだ

「Whiteberryの夏祭りは確定としてわたがし、花火の魔法、シャッター、これでとりあえず10曲として〜ZONE3曲、灰と青で15、後3曲どうしようかな?君がくれた夏と中島美嘉の流れ星に…風に薫る夏の記憶かな?とりあえずあとは高人と相談して確定させよう」

そうしてしばらく受付でボーッとしていると掃除を終えた高人が戻ってきた。

「曲決まったか?」

「こんな感じ」

俺は紙に書き出した曲リストを見せる

高人は一通り目を通してから言った

「ラストの3曲は順番変えないとだよな」

「どこに組み込むか相談しようと思ってさ」

高人は紙を見ながら考える

「流れ星は七夕の辺りでいいと思うぜ君の知らない物語の後にでも演奏すればいいんじゃねぇか?」

「君がくれた夏はシャッターの後が良いかな?」

「だな、それでいいと思うぜ」

「じゃあ風に薫る夏の記憶はどうする?」

「最後の方で良いだろ!」

「ん〜どうせなら夏祭り曲の後にやりたいけどねぇ」

「じゃあ夏音でスタートしてZONE3曲の後にこの曲入れてラスト灰と青でどうよ?」

「乗った!その順番にしよう!」

「じゃあ曲順確認するぞ!」

俺達は演奏する曲を確認し合う

 

1曲目 夏色 2曲目Invitation 3曲目Summernude13

 

4曲七夕祭り 5曲目夜空のクレヨン 6曲目君の知らない物語

 

7曲目流れ星 8曲目夏祭り 9曲目わたがし 10曲目花火の魔法

 

11曲目君がくれた夏 12曲目シャッター 13曲目夏音

 

14曲目 HANABI君がいた夏

 

15曲目Secretbase君がくれたもの

 

16曲目約束〜August,10yearslater〜

 

17曲目風に薫る夏の記憶

 

18曲目灰と青

 

「こんな感じかな」

「だなぁ〜2曲くらいアンコール曲考えてた方がいい気もするがな俺は」

「こんだけあってまだなんか演奏させられんの!?」

「有り得なくはない」

「マジかぁー」

「まぁ、やっても2曲までそれ以上はやらないって」

「ちなみに可能性高そうな曲は?」

「さユりのミカヅキか3代目の花火かDAOKO×米津玄師の打ち上げ花火かな?金魚花火と線香花火も有り得そう」

「そうなると去年出たばっかのソナポケの花火も有り得そうだな」

「あぁ〜有り得るね〜そうなると一通り練習した方が良いかな?」

「だな、何が来てもいいようにある程度はな〜」

「仕方ない!候補にない曲も色々練習するか!」

「だな!LIVEの予定を日曜としても後5日しかないぞ!」

「高人、しばらく俺の家泊まれる?」

「……って事は…」

「お前の想像通りだよ!」

「やっぱり…そうなるよな…わかった!とことん付き合うぜ!」

こうして俺と高人のLIVEに向けた強化合宿が決定した。

それからはかなり忙しい日々が続いた。

俺達は暇を見つけては音合わせをして夜も完全防音で長い時間練習に勤しみ予定している18曲以上の曲を完璧にした。

 

 

 

-そしてLIVE当日-

 

 

俺と高人はLIVEの準備をし皆を出迎える

一番最初に来たのはRASの4人だった。

「お招きに応じてあげたわよ光!」

「来たぜ!」

「今日は楽しみにしてる」

「お招きありがとうございます!」

「ようこそ!」

「今回のLIVEの趣旨は夏を振り返ろうって感じなんだよそれなりに曲は用意してるから楽しんで行ってね!」

「楽しませてもらうわ!」

「一足先に始まるの待たせてもらうわ!」

RASの皆はチュチュを筆頭に店内に入って行った。

そして2番手はRoseliaとAfterglowが同時到着した。

「やっほー光!今日は楽しみにしてるね!」

「しっかり夏を感じさせてください!」

「楽しみにしているわ」

そうしてRoseliaとAfterglowの皆も店内に入っていき

その後も続々と招待したメンバーが集まり最後にパスパレメンバーがやって来た

「ひ〜くん!やっほ〜」

「こんばんは日菜!」

俺は日菜とハイタッチを交わす

「こんばんは光君!ちょっと遅かったかな?」

「いや時間大丈夫だよ!」

「今日は楽しみにしてるわね!」

「もう皆揃ってるから入って待っててよ」

「ではでは音楽を通しての夏を楽しみにしてますね」

「ひ〜くん!あとでね〜」

そうして招待したメンバーが全員集まったのを確認し俺達は衣装に着替えてステージに立った。

スポットライトに照らされて俺達のLIVEが始まった。

 

「皆さんこんばんは、カバーアーティストルミナスです。

今回は夏の振り返りLIVEと言うことで夏の始まりから終わりまでを演奏を通して感じでください。さっそく曲に行きます

1曲目は夏色」

俺達ははアコギを演奏しながら歌っていく

 

『駐車場のネコはアクビをしながら

今日も1日を過ごしてゆく

何も変わらない穏やかな街並

 

みんな夏が来たって浮かれ気分なのに

君は1人さえない顔をしているね

そうだ君に見せたいものがあるんだ

 

大きな5時半の夕やけ子供の頃と同じように

海も空も雲も僕等でさえも染めてゆくから

 

この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せて

ブレーキいっぱい握りしめてゆっくりゆっくり下ってく

 

風鈴の音でウトウトしながら夢見ごごちでヨダレをたらしてる

いつもと同じ網戸ごしの風の匂い

休日でみんなもゴロゴロしてるのに

君はずいぶん忙しい顔をしてるね

そうだいつかのあの場所へ行こう

 

真夏の夜の波の音は不思議な程心静かになる

少しだけ全て忘れて波の音の中包み込まれていく

 

この細い細い裏道を抜けて誰もいない大きな夜の海見ながら

線香花火に二人でゆっくりゆっくり火をつける

 

いつかの泪がこぼれおちそうになったら

何もしてあげられないけど少しでもそばにいるよ

 

この長い長い下り坂を君を自転車の後ろに乗せ

ブレーキいっぱい握りしめて

 

ゆっくりゆっくり下ってくゆっくりゆっくり下ってく

ゆっくりゆっくり下ってく』

 

一曲目の夏色の演奏を終えた俺はアコギをスタンドに立てかけキーボードの前に立ち高人は自分のギターを手に取り音を確認した後こちらを向いて頷いたので

俺は2曲目のInvitationを演奏し歌っていく

 

『うだるような地も静まりほの暗い日の出まえ

いつもの通り道で待ち合わせみんなでしよう

 

夏だからボーダーか焼けた肌かワンピース

個性はないけれど可愛くてうらやましい

みんな前見てるすきにぎゅっと手を引いてほしいんだ

 

路面電車に乗りどこまで走り抜けよう?

どうせ海岸かそこらあたり

花火でもしましょう手に持ってはいけないのに

振りまわし気を引くよくある構図(けしき)がアツイ

 

去年の誕生日には黒いTシャツをくれた

わざと穴があいている袖をとおしてみようか

今年は何がいい?したたか応えられず

見つめてくれていることに満足している

どこから恋になったのか…

痩せた身体抱きしめて

懐かしのラムネは「?(はてな)」味でも美味しい

甘いくせに潔(いさぎよ)くて好き

口の中であばれ弾(はじ)けとぶカプセルたち

なんにも出来ない僕の気持ちの表れ

-またみんなでこよう

-きみなしでもへいき

たまに不健康に朝まで忘れるのもいいね

たまに健康的に朝思い出すのもいいよ

 

きっと電車に乗り君だって来てくれるでしょう?

書き途中のCOOLなInvitation

最高の音と生まれたこの日利用する

歌い足りないだからまだ帰らない-

路面電車に乗りひたすら揺られてみたら

「過ぎた夏の記憶」に収まる

もしかしたら僕ら最後かもしれないけど

頭の中ではずっと続いてゆくoneTime』

2曲目を終えた俺達はそのまま3曲目を演奏していく

 

『何か企んでる顔最後の花火が消えた瞬間

浜には二人だけだからって波打ち際に走る

Tシャツのままで泳ぎ出す5秒に一度だけ照らす灯台の

ピンスポットライト 小さな肩 神様にもバレないよ地球裏側で

僕ら今はしゃぎすぎてる夏の子供さ胸と胸絡まる指

ウソだろ誰か思い出すなんてさ』

 

 

 

Roselia視点

 

「前にも歌ってたよね確か去年の夏だよね?確かひと夏の淡い恋愛」

 

「そうね、初めて光が私達の合宿に来た時よ」

 

「やっぱり素敵ですよねこの曲」

 

「イメージとしては大人の恋愛って感じするよねやっぱり」

 

「ひと夏の淡い恋愛、儚くて素敵だよね」

 

ひと夏の経験が人を大人にするという事を伝えたかったのかもしれないとこの曲を聞くとそう思うからなんだか不思議だ

 

 

 

『響くサラウンドの波時が溶けていく真夏の夜

 

夜風は冬からの贈り物止まらない冗談を諭すように

 

着いてくるお月様走る車の窓に広げはためくTシャツよ

 

誇らしげ神様さえ油断する宇宙の入口で目を伏せて

 

その髪の毛でその唇でいつかの誰かの感触を

 

君は思い出してる僕はただ君と二人で通り過ぎる

 

その全てを見届けようこの目のフィルムに焼こう』

 

 

 

ポピパ視点

 

「光先輩に見えてる世界ってどんなのだろう?いつも違うからこそ気になるって言うか」

 

「多分今は、ひと夏の経験なんじゃね?それが人を大人にするって言うかさ」

 

「やっぱり優しくてカッコイイよねこの曲」

 

「そうだね、それにとっても綺麗な歌詞」

 

「なんか、光先輩がこの曲を選んだのって特別な意味があるんだろうね」

 

いつだって光さんは誰かのため皆のためだきっとこの曲も誰かのためなんだろうなと改めて思うのだった。

 

 『そうさ僕ら今はしゃぎすぎてる夏の子供さ

 

胸と胸絡まる指ごらんよこの白い朝

 

今はただ僕ら二人で通りすぎるその全てを見届けよう

 

心のすれ違う時でさえも包むように』

 

3曲目を終えた俺は再びアコギを手に取り話し出す

「ここまで3曲、夏音、Invitation、Summernude13と聴いたもらいました、まずは夏の始まりを感じて貰えたらと思います」

「次は七夕から夏祭りと花火って感じに夏のイベントを演奏を通して感じてくれよな!」

「それじゃあ、いきます!七夕祭り」

 

『東京の空には星がないんだってね

 

君からの手紙にはそう書いてあったけど

 

こっちは相変わらずさ何も変わりない

 

この時期になると祭りの準備さ

 

 

 

駅前の商店街の笹かざり君も知ってる景色さ

 

子供たちは はしゃいで走り回るあの頃と変わらないよ

 

 

 

七夕祭りが近づく夜は並んで歩いたこと思い出す

 

覚えているかなふたりで眺めた

 

満天の星空に会いにおいでよ

 

 

 

蛙の鳴くわだちを歩いて笹を取りに行ったね覚えている?

 

君はいつも青色の短冊選んだこと覚えている?

 

 

 

七夕祭りが近づく夜は並んで歩いたこと思い出す

 

覚えているかなふたりで眺めた

 

満天の星空に会いにおいでよ

 

 

 

がんばりすぎるのが君だけどさ

 

たまには立ち止まってみたら

 

昔短冊に書いた''願い''を一緒思い出そうよ

 

 

 

七夕祭りが近づく夜は

 

並んで歩いたこと思い出す

 

覚えているかなふたりで眺めた

 

満天の星空に会いにおいでよ

 

満天の星空に会いにおいでよ

 

満天の星空に会いにおいでよ』

 

僕達は七夕祭りの演奏を終えそのまま夜空のクレヨンを演奏していく

『世界中のクレヨンを振りまいた夜の上

 

君に聞こえぬように夜空へ呟いた

 

ねえ 御大層なストーリーや

 

誇れるような未来じゃなくたって

 

君との明日を 探してた星空』

 

 

 

俺達は演奏を通してイメージの翼を広げていく

 

君との明日を探してた星空を音に乗せて

 

 

 

 

 

『晴天の空も寝静まるような静寂と今日は 七夕の夜

 

火照る頬を気づかれぬように君の前を歩いている

 

 

 

夏風 月影 慣れない下駄の音夜空に響く

 

 

 

世界中のクレヨンを振りまいた夜の上

 

そんな恋に気づくのは 少し先だった

 

ねえ 御大層なストーリーや

 

誇れるような未来じゃなくたって

 

君との明日を 探してた星空』

 

 イツメン視点

 

 「この曲は1曲目2曲目共にGOフェスの時のじゃない」

 

「そうだね、やっぱり七夕って感じするもん」

 

「高くんとも息ピッタリでイメージがどんどん伝わってきてとってもるんってするし!」

 

七夕の日にピッタリな曲だからこそのイメージの中で私たちは一人一人が曲の世界を自分に重ねて聴いていく

 

 

 

 

 

『巡り合いはいつかの奇跡

 

待ち合わせはボクらの軌跡

 

どの未来もわかっていることは

 

どの未来もボクらの前にあるってこと

 

長髪 かき分け 振り向く仕草に胸は高鳴った

 

星河に寝そべって語らって

 

笑いそうな君の夢

 

時の箱舟の中彼方で佇んだ

 

恋い慕う今日日 後悔

 

幾度待つ宵 どんな感情も

 

君の隣で気づけたらよかったなあ

 

初めて感じた気持ちに行く宛てはないよ

 

どんな理由で どんな言葉で どんな顔して

 

君の手を取ればいいんだろう』

 

 

 

Afterglow視点

 

「やっぱりずるいよね光さんこんないい曲を当然のようにすぐ演奏できる辺りがさ」

 

「ひかるん先輩相変わらずパな〜い」

 

「季節感とか時期とかそういうのであえて歌わなかった曲だけどやっぱり七夕のイメージにはピッタリだもんね」

 

「そうだよね、光さん季節にあってたり私達やほかの皆にピッタリな曲を必ず見つけてくるもんね」

 

「だな!やっぱりあの人最高だよ!」

 

私達はイメージの世界で七夕の夜の星空を見上げながら曲を聴いていく

 

『世界中のクレヨンを振りまいた夜の上

 

君に聞こえぬように夜空に呟いた

 

ねえ御大層なストーリーや

 

誇れるような未来じゃなくたって

 

夢の続きを探していた

 

それは最後の君と見た星空

 

 

 

天体の星祭を 君と歩いた満天を 憧憬を

 

もう後悔はひとつだってしないように

 

星屑の降る夜に 君に伝えるために

 

会いに行くよ 約束しよう』

 

2曲続けての演奏を終えた俺は再びキーボードの前に達話し出す。

「七夕は次が最後です。聞いて下さい。君の知らない物語」

 

 

俺はキーボードを弾きながら歌っていく

 

『いつもどおりのある日の事 君は突然立ち上がり言った

 

「今夜星を見に行こう」』

 

七夕、星のテーマで真っ先浮かんだのが隣に誰かがいて一緒に星を観る光景をそのまま歌にしたら多分こんなだろうと思いながら歌っていく

 

 

 

『「たまには良いこと言うんだね」

 

なんてみんなして言って笑った明かりもない道を

 

バカみたいにはしゃいで歩いた抱え込んだ孤独や不安に

 

押しつぶされないように真っ暗な世界から見上げた

 

夜空は星が降るようでいつからだろ

 

君の事を追いかける私がいたどうかお願い

 

驚かないで聞いてよ私のこの想いを

 

「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」

 

君は指さす夏の大三角 覚えて空を見る

 

やっと見つけた織姫様だけどどこだろう彦星様

 

これじゃひとりぼっち 楽しげなひとつ隣の君

 

私は何も言えなくて本当はずっと君の事を

 

どこかでわかっていた見つかったて届きはしない

 

だめだよ泣かないでそう言い聞かせた

 

強がる私は臆病で興味が無いような振りをしてた だけど

 

胸を刺す痛みは増してくあぁそうか好きになるって

 

こういう事なんだね』

 

 

 

パスパレ視点

 

「ひ〜くんと初めて一緒に星を観た時に聴いた曲だ!」

「日菜ちゃんには思い出の曲なんだね!」

「曲は誰かと一緒に星を観るそんな曲だものね」

「幾つもの星が綺麗に空を彩ってます」

「曲を通じてイメージが溢れてますからね」

そう話しつつ曲を聴いていく

 

 『どうしたい?言ってごらん心の声がする君の隣がいい

 

真実は残酷だ言わなかった言えなかった二度と戻れない

 

あの夏の日きらめく星今でも思い出せるよ

 

笑った顔も怒った顔も大好きでしたおかしいよね

 

わかってたのに君の知らない私だけの秘密

 

夜を越えて遠い思い出の君が指を指す無邪気な声で』

 

僕等は7曲目の流れ星を演奏していく

 

 

『流れ星ねぇキミは何を想ってみているの?

 

見つけた星今ボクの中で確かに輝く光

 

夢に描いてた場所はもう夢じゃないけど

 

窓に映ってるボクらは似ているのかな?

 

君はなんて言うだろうな?

 

願い事ひとつだけで何処までも行ける気がした

 

伝えたい事も伝えきれない君はもう知っているかな

 

ねぇ心の深い場所で今キミを探し出したよ

 

それはまるで一瞬の魔法

 

YOUSTAYFOREVER

 

流れ星今キミは何を言おうとしたの?

 

見上げた空つないだ手同じ未来を見つめていたい

 

振り出した突然の雨 キミを待つ改札前

 

小さすぎる傘に肩が濡れてしまうけど

 

いつもより寄り添えたね

 

ねえ子供みたいに泣いたりねえまたすぐ笑いあったり

 

ボクらはもう一人じゃない

 

YOUSTAYFOREVER

 

ふ流れ星失くしたもの失くしちゃいけないもの

 

どんな時も一番近くでキミを感じていたい

 

流れ星ねえ二人過ごしてく日々の中で

 

見上げた空つないだ手同じ未来を見つめていたい』

 

 

 

ポピパ視点

 

「1番近くにいるよってメッセージ…」

「だよな、あたしもそう感じたわ」

「2人だけの時間かな」

「たった1人の人に近くにいるよって伝えるメッセージなんだね」

「きっとそうだよ」

皆でそう話しながら曲を聴いていく

 

『流れ星ねえキミは何を想ってみているの?

 

見つけた星今ボクの中で輝き出した

 

流れ星Imake a With upon ashooting star,Iwant tobeWith you

 

 見上げた空つないだ手同じ未来を見つめていたい』

 

 

「次は花火がテーマの曲を演奏します。去年の夏祭りでも演奏した曲なので皆楽しんでくださいじゃあ曲にいきます。

一曲目は夏祭り」

 

 

『君がいた夏は遠い夢の中空に消えてった打ち上げ花火』

 

俺は歌っていくただ今この瞬間をただ楽しむために

 

『君の髪の香りはじけた浴衣姿がまぶしすぎてお祭りの夜は胸が騒いだよはぐれそうな人ごみの中

 

「はなれないで」出しかけた手をポケットに入れて握りしめていた

 

君がいた夏は遠い夢の中空に消えてった打ち上げ花火』

 

 

 

Roselia視点

 

「光~!最高だよ~!」

 

「落ち着きなさいよ、確かに盛り上がる曲ではあるけど」

 

「やはりこの曲には恋人と言うよりはまだ好きと伝えられないもどかしさがありますよね」

 

「夏祭りの思い出って感じかな?」

 

「そうかもだね」

 

光はいつもその場にあった曲を選ぶ今回もそうだ、今この瞬間をただ光は曲に込めている

 

 

 

『子供みたい金魚すくいに夢中になって袖がぬれてる無邪気な横顔がとても可愛いくて君は好きな綿菓子買ってご機嫌だけど少し向こうに友だち見つけて離れて歩いた

 

君がいた夏は遠い夢の中 空に消えてった打ち上げ花火』

 

 

 

Afterglow視点

 

「この曲の時のさ間奏のギターヤバくない?あそこまで、できる?あたし、無理だよ!それなりに難しいフレーズとか弾いてるつもりだけどさ」

 

「多分無理~指動かな~い」

 

「光さんはこのくらいなら無問題って言って笑ってたよねこの曲やるってなった時」

 

「そういえばそうだったな言ってわそんなこと」

 

「なんでか光さん達だからで納得できる私がこわい」

 

そのくらい間奏の間の2人のギターは凄かった

 

 

 

『神社の中石段に座り ボヤーッとした闇の中で

 

ざわめきが少し遠く聞こえた線香花火マッチをつけて

 

色んな事話したけれど好きだって事が言えなかった

 

君がいた夏は遠い夢の中 空に消えてった打ち上げ花火

 

君がいた夏は遠い夢の中 空に消えてった打ち上げ花火

 

空に消えてった打ち上げ花火』

 

俺達はそのまま2曲目の演奏に入る

 

『水色にはなびらの浴衣がこの世で1番似合うのは

 

たぶん君だと思う よく誘えた泣きそうだ

 

夏祭りの最後の日わたがしを口で溶かす君は

 

わたがしになりたい僕に言う 楽しいねって

 

僕は頷くだけで気の利いた言葉も出てきやしない

 

君の隣歩く事に慣れてない自分が恥ずかしくて

 

想いが溢れたらどうやってどんなきっかけタイミングで

 

手を繋いだらいいんだろう どう見ても柔らかい君の手を

 

どんな強さでつかんで どんな顔で見つめればいいの

 

 

 

君がさっき口ずさんだ歌にもたまに目が合う事も

 

深い意味なんてないのだろう 悲しいけど

 

君が笑ってくれるただそれだけの事で僕はついに

 

心の場所を見つけたよ うるさくて痛くてもどかしくて

 

想いが溢れたらどうやってどんなきっかけタイミングで

 

手を繋いだらいいんだろう どう見ても柔らかい君の手を

 

どんな強さでつかんで どんな顔で見つめればいいの

 

 

 

もうすぐ花火が上がるね君の横顔を今焼き付けるように

 

じっと見つめる』

 

 

 

ハロハピ視点

 

「聴くのは今回で2度目だけど素敵な曲ね、光が歌うからこそなのかしら?」

 

「そうかも!ひかるんって言葉より曲で伝える方が得意って前に言ってたことあったし」

 

「確かにね!彼はその方がしょうに合ってるいるのだろうさ」

 

「でも、本当に素敵な曲だよね、光君にもそういう経験があるから、ここまで綺麗に見えるのかな?」

 

「どうなんだろうね?光さんに聞いてみたら?」

 

「きっと答えてくれてないよ笑ってはぐらかすんだ」

 

他のメンバーに今のこの曲のイメージがどう映ってるのかわからないけど、少なくとも私と花音さんには何日かにわたって開催される夏祭りで初デートする恋人になりたての2人が映っていた。

 

『この胸の痛みはどうやって君にうつしたらいいんだろう

 

横にいるだけじゃ駄目なんだ もう君の気を引ける話題なんてとっくに底をついて 残されてる言葉はもうわかってるけど

 

想いが溢れたらどうやってどんなきっかけタイミングで

 

手を繋いだらいいんだろうどう見ても柔らかい君の手を

 

どんな強さでつかんでどんな顔で見つめればいいの

 

 

 

夏祭りの最後の日わたがしを口で溶かす君に

 

わたがしなりたい僕は言う楽しいねって』

 

 

俺達はそのまま夏祭りと花火をテーマにした3曲目の演奏に入る

 

『花火の魔法にかかってしまえ

 

あなたの心を燃やしてしまえ あぁ花火消える前に』

 

 

 

俺はイメージを膨らませていく、心地いい高揚感が体を包む中、俺は観客席にいる皆を、舞台袖から見ている皆をイメージの世界へ引き込んでいく

 

『夏休みの最後の日に来た電話

 

「みんなで花火しようぜ」あなたの声

 

友達のひとりだと思われてても

 

ふたりきりの会話がうれしかった

 

橋の下でカラフルな火花が咲くあなたも赤 青 ピンク

 

わたしの火をあなたにあげたときに本気で願ったの

 

花火の魔法にかかってしまえわたしの病を患ってしまえ

 

夏の暑さがわたしを狂暴にする

 

花火の魔法にかかってしまえあなたの心を燃やしてしまえ

 

あぁ花火消える前にあなたのこと火傷させたいです』

 

 

 

ポピパ視点

 

「光先輩やっぱり凄いね!キラキラしてカッコイイ!」

 

「いや、まぁ確かに演奏してる姿はカッコイイかもしれないけど、まずもってあの人、どんな声帯してんだよ!」

 

「まぁ確かに、普通あそこまでの声出ないよね」

 

「どれだけ練習したらあそこまでの引き込まれるような演奏が出来るのかな?」

 

「どうだろう?光さんに聞いてみたら?」

 

「教えてくれるかな?」

 

「大丈夫じゃない?」

 

そんな会話をしながら私達は光さんが見せるイメージの世界に引き込まれる

 

 

 

『白く煙った橋の下あなたの手を引き

 

抜け駆けしたいなんて思ってても

 

どんな顔でなんて言えばいいかわからないまま

 

花火も夏も終わりに近づいてく

 

はっきりしてるはずの気持ちも

 

あなたの前ではオレンジみどり

 

あたしの火はあなたにあげる時に少し弱くなる

 

花火の魔法にかかってしまえあなたの心を燃やしてしまえ

 

あぁ花火消える前に もう夏が終わるまだ終われないよ

 

さあ いま 火を付けて

 

あなたの心目指して夢中で走り出したの

 

花火の魔法にかかってしまえわたしの病を患ってしまえ

 

夏の暑さがわたしを狂暴にする

 

花火の魔法にかかってしまえあなたの心を燃やしてしまえ

 

あぁ花火消える前にあなたのこと火傷させたいです

 

あなたのことがずっと好きでした』

 

3曲連続での演奏を終えた僕等は軽く深呼吸してから話し出す

 

「ここまで3曲連続で演奏してきました。この3曲は去年聴いたメンバーもいるかと思います。次の曲も誰かと過ごす夏を歌った曲です。聴いてください君がくれた夏」

俺はアコギを高人がそれに重ねるようにエレキを鳴らし音が1つとなった瞬間に歌い出す

 

『君の描いた未来の中に僕はいないその時代もない

 

まだ少しだけ傷を抱えたふたりは夢の続き探していた

 

思うままに色付いてくと思ってた

 

答えなんか見つけられずにそれでもこの世界廻り続けて

 

君がくれた夏その奇跡僕は忘れないoh溢れそうな想い

 

あの夕日に隠してsowhy…気づいていたtrueLovetrueLove』

 

 

 

モニカ視点

 

優しい音色が耳に心地いい夢の続きを探して思うままに色付いてくそんな未来があったらいいなと思うけど、多分歌詞にもあるように答えなんか見つからないだろうな、なんて思いながら歌を聞いていく

「凄く…綺麗な曲」

その呟きは誰の耳にも届かない

 

 

 

『時の隙間に流れ込む風教室のその片隅で揺れる前髪

 

ただ見とれていた僕は君に恋をしたんだよ

 

まるで空を歩いてるみたいな日々

 

当たり前にそばにいたこと

 

未来なんていつもそう疑いもせず

 

君がいた夏にこの気持ちうまく言えなくて

 

Ohふたつの心は何故に離れていくの?

 

Sowhy届かなくて 愛情の罠だって気づいた時は遅すぎて

 

捻れた感情は光求め彷徨う

 

叶わない願い置き去りのままで君がくれた夏

 

その奇跡僕は忘れない

 

Oh溢れそうな想いあの夕日に隠してsowhy…

 

気づいていたtrueLovetrueLove』

 

君がくれた夏を演奏し終えた僕は呟くように言った

「そろそろ、夏が終わりに近付きます。その前に誰かと一緒に過ごす時間や見た景色を振り返って見てください。それじゃあ次の曲シャッター」

 

僕等は曲名を告げると歌っていく

 

 

『君と見るはずだった花火が夜の隙間を埋めてく

感傷にひたっちまうからTwitterは閉じた

 

棚の上に置いたカメラも今距離を置きたいくらい

僕は今日全て失って1日中泣いていた

 

本当の気持ちはやっぱりわからないけど

君のアルバムにいる僕を全部消したんでしょう

 

シャッターが落ちるみたいに君を切り取って恋に落ちて

心のアルバムに全部そっとため込んでた

だからさだからさ仕草も匂いも覚えている

シャッターを切る時間も君に触れていれば良かった

全ての時間を君だけに使えばよかった

 

お決まりのデートコーストお決まりの愛の言葉

見栄えの良いものばかりがインスタに残った

棚の上に置いたカメラじゃ映せないものが

君と僕との間にあってそれに気づけなかった

 

今でも気持ちはやっぱりわからないけど

君のアルバムにいる僕は全部いらないんでしょう

 

シャッターが落ちるみたいに君を切り取って恋に落ちて

壊したくなくて無難にきっとやり過ごしてた

だからさだからさ映りの悪い僕だったろう

シャッターを切る時間も君に触れていれば良かった

全ての時間を君だけに使えばよかった

 

どんなに綺麗で美しい宝石みたいな思い出も

そこに僕がいなきゃ 君がいなきゃ

なんの意味もないのに

 

シャッターが落ちるみたいに君を切り取って恋に落ちて

壊したくなくて無難にきっとやり過ごしてた

だからさだから映りの悪い僕だったろう

シャッターを切る時間も君に触れていれば良かった

 

シャッターが落ちるみたいに君を切り取って恋に落ちて

心のアルバムに全部そっとため込んでた

だからさだからさ仕草も匂いも覚えてる

シャッターを切る時間も君に触れていれば良かった

全ての時間を君だけに使えばよかった』

シャッターを演奏し終え本格的に夏の終わりに向かうために僕達は話し出す

「そろそろ本格的に夏の終わりに向かいます」

「一曲目は今年の夏祭りで演奏したアンコール曲からのスタートだ!ラストまでノンストップでいくから楽しんでくれよな!」

「じゃあ曲にいきます。夏音」

 

『夏が終わる音がするずっと傍に居たいと思った

 

遠く打ちあがった花火気持ちが重なって弾けたんだ

 

 

 

ダンボールがまだ散らかるこの部屋

 

君と今日から歩いていく

 

趣味が違ったり好き嫌いがあったり

 

知るほどにさ嬉しくなるんだ

 

 

 

退屈を持て余してくすぐったり背中を寄せたり

 

何もなくても構わないさただ君がそこに居るなら

 

 

 

夏が終わる音がするずっと傍に居たいと思った

 

遠く打ちあがった花火気持ちに重なって弾けたんだ』

 

 

 

RAS視点

 

「夏の終わりと2人だけの空間かな?」

 

「かもな、ずっと傍にいたいって感じてるっぽいしよ」

 

「夏の終わりって感じがするわね」

 

「まさに夏の終わりの音ですね!」

 

皆でそう話しつつ曲を聴いていく

 

 

 

『ひとつひとつと覚えていくよ何を笑い何を怒るのか

 

色とりどりの花束隠していたプレゼントは何故

 

バレていたのらしいねってさこんな時間が続いたら

 

夏が終わる音がするずっと傍に居たいと思った

 

遠く打ちあがった花火気持ちに重なって弾けたんだ

 

花火の音に掻き消されてしまわぬように

 

抱き寄せてお互いの心音を聞こう

 

息を吐いて君の眼を見つめながらキスをした

 

もう何もいらない

 

夏が僕らを駆けてくずっと傍に居たいと思った

 

遠く感じた恋花火

 

二人のこの部屋で始まってく』

 

夏音の演奏を終え俺達はそのまま今年の夏祭りで演奏したZONE3曲の演奏に入る

 

 

 

『君がいた夏

 

夜空に咲く向日葵見て儚く散り孤独な星だけが

 

涙ぐんだ目に映る姿今頬をつたわった

 

あの夏を忘れない…

 

 

 

待ち合わせした神社の石段早くつきすぎて

 

「カタカタ」合図ですぐにわかるよ君が来たことを

 

 

 

久しぶりに会う またあの笑顔見せよう

 

明日になればたぶん そう夢の中に…

 

 

 

君がいた夏

 

夜空の下 手をつないで砂利道走り抜ける僕等に

 

遠く聞こえてるHANABI達の声セツナク響いた

 

永遠の夏

 

「もういやだよ」こんな気持ち君の後姿見る僕に

 

流れ星の様につたう雫には全てが映った

 

 

 

あの夏を忘れない…

 

 

 

あれから何度もフッとあの場所に誘われ目を閉じ

 

耳を澄ました聞こえないはずの合図

 

僕の胸にだけ確かに届いた

 

 

 

君がいた夏

 

夜空の下 手を繋いつないで砂利道走り抜ける僕等に

 

遠く聞こえてるHANABI達の声セツナク響いた

 

永遠の夏

 

「もういやだよ」こんな気持ち君の後姿見る僕に

 

流れ星の様につたう雫には全てが映った

 

あの夏を忘れない…』

 

 

 

モニカ視点

 

「忘れる事ができない夏…」

 

「誰かと一緒に見た景色」

 

「凄く切ないな、なんか」

 

「うんせつないね〜」

 

「それにとっても儚いわ」

君がいて君といた夏で忘れられない夏がそこにはあった

 

 

『君がいた夏

 

君といた夏…

 

夜空に咲く向日葵見て儚く散り孤独な星だけが

 

涙ぐんだ目に映る姿今頬をつたわった

 

 君がいた夏

 

夜空の下 手を繋いつないで砂利道走り抜ける僕等に

 

遠く聞こえてるHANABI達の声セツナク響いた

 

永遠の夏

 

「もういやだよ」こんな気持ち君の後ろ姿見る僕に

 

流れ星の様につたう雫には全てが映った

 

あの夏を忘れない…

 

あの夏をもう一度…

 

君がいた夏

 

永遠の夏

 

君がいた夏

 

永遠の夏』

 

俺達は軽く深呼吸して再び演奏しながら歌っていく

 

『君と夏の終わり将来の夢大きな希望忘れない

 

10年後の8月また出会えるの信じて最高の思い出を…』

 

 

俺達は観客皆をイメージの世界へ引き込んでいく今度は夏の終わりに再会を約束した友人と作った最高の思い出の世界へ

 

 

『出会いはふとした瞬間帰り道の交差点で

 

声をかけてくれたね「一緒に帰ろう」僕は照れくさそうに

 

カバンで顔を隠しながら本当はとてもとても嬉しかったよ

 

あぁ花火が夜空きれいに咲いてちょっとセツナク

 

あぁ風が時間とともに流れる嬉しくて楽しくて

 

冒険もいろいろしたね2人の秘密の基地の中

 

君と夏の終わり将来の夢大きな希望忘れない

 

10年後の8月また出会えるの信じて君が最後まで心から

 

「ありがとう」叫んでたこと知ってたよ涙をこらえて笑顔で

 

さよならせつないよね最高の思い出を…

 

あぁ夏休みもあと少しで終わっちゃうから

 

あぁ太陽と月仲良くして悲しくて寂しくて喧嘩もいろいろしたね2人の秘密の基地の中

 

君が最後まで心から「ありがとう」叫んでたこと知ってたよ

 

涙をこらえて笑顔でさよならせつないよね

 

最高の思い出を…

 

突然の転校でどうしようもなく手紙書くよ電話もするよ

 

忘れないでね僕のことをいつまでも二人の基地の中

 

君と夏の終わりずっと話して夕日を見てから星を眺め

 

君の頬を流れた涙はずっと忘れない

 

君が最後まで大きく手を振ってくれたこときっと忘れない

 

だからこうして夢の中でずっと永遠に…

 

君と夏の終わり将来の夢大きな希望忘れない

 

10年後の8月また出会えるの信じて君が最後まで心から

 

「ありがとう」叫んでたこと知ってたよ涙をこらえて笑顔でさよならせつないよね最高の思い出を…最高の思い出を…』

 

 

約束〜August,10yearslater〜

僕達はZONEのラスト曲を歌っていく

 

 

 

『風のはじまる場所語った夢ノカケラ

 

君はどこで今この空見てるの?

 

「さよなら」は言わないと笑って見せた君が今も…

 

 夏の星願い掛けた言葉に出来なかった思い

 

夕立に消えていった後姿忘れはしない

 

今もまだボクの側に君がいるから

 

夜空舞う白い花をそっと手にのせて

 

嬉しそうな君の横顔

 

にじむ文字涙のあと僕の手紙がここに今も…

 

 巡る風季節は過ぎ僕達の約束色あせない

 

君と見たあのH・A・N・A・B・Iが今はこの空に咲いてるよ

 

「綺麗だね」今年こそは君にみせたい

 

 一緒にいたかった1人で泣かないで僕にできることはないの?今もこの胸には君がくれたものが10年たってもかわらずに

気付いた瞬間そっと一雫 涙頬を伝う

 

遠い夏駆け抜けてく最後の言葉を忘れない

 

僕達はきっといつか約束の場所でまた会える

 

巡る風季節は過ぎ僕達の約束色あせない

 

君とみたあのH・A・N・A・B・Iが今はこの空に咲いてるよ

 

「綺麗だね」今年こそは君にみせたい

 

 描いてたその未来を君にみせたい』

 

「残すところあと2曲になりました。そろそろ夏が終わります。じゃあ、2曲続けていきます。風に薫る夏の記憶、灰と青」

 

高人がギターを演奏して僕がキーボードを演奏しながら歌っていく

 

『風に薫る夏の記憶想い出は遠きSummerDays

永久を誓う淡い気持ちはじまりはそんなSummerNight

 

恋は偶然と必然との狭間でまるで突然に目覚めるもので

瞳を奪って僕を夢中にさせた髪を束ねた浴衣姿の君に

 

夕闇の空に踊る夏祭りの灯火の群

また次の夏も君と二人で来たいな

 

十年後の夏の記憶刻みたい君とSummerDays

一夜一夜 一つ一つ

永遠はそんなSummerNight

もう二度とこの夏は巡ることはないから

ただ君の手を強く握るしかできなくて

 

風に揺れ頼り無く懐かしい香りが…

(Youknow I...)

あの日からひとひらの祈りが

優しく心を満たす

(Now and Forever...)

君といる今

 

愛は漠然と抱くものではなくて

まるで運命がみちびくように

海が見たいって淋しげな君の声

守りたくなってハンドルを切った

 

砂浜に寄り添いながら細く伸びた足跡のように

また次の夏も君の隣にいたいな

 

風に薫る夏の記憶想い出は遠きSummerDays

永久を誓う淡い気持ちはじまりはそんなSummerNight

どんな未来にも迷うことはないから

ただ僕の手を強く握るだけでいいから

 

手の平を伝う様に紡ぐストーリー

この夏がもうすぐ終わりでも

何度目かの初めてを始めよう

君がくれた過去を彩って

明日へ渡そう

 

十年後の夏の記憶刻みたい君とSummerDays

一夜一夜一つ一つ永遠はそんなSummerNight

 

風に薫る夏の記憶想い出は遠きSummerDays

永久を誓う淡い気持ちはじまりはそんなSummerNight

もう一度あの夏にめぐり逢えたとしても

また君の手を強く握りしめていいよね』

 

「ラストの曲です」

それだけ言って僕等は演奏し歌っていく

 

 

『袖丈が覚束ない夏の終わり

 

明け方の電車に揺られて思い出した懐かしいあの風景

 

たくさんの遠回りを繰り返して

 

同じような街並みが通り過ぎた窓に僕が映ってる

 

 

 

君は今もあの頃みたいにいるのだろうか

 

ひしゃげて曲がったあの自転車で走り回った

 

馬鹿ばかしい綱渡り膝に滲んだ血

 

今はなんだかひどく虚しい

 

 

 

どれだけ背丈が変わろうとも

 

変わらない何かがありますように

 

くだらない面影に励まされ

 

今も歌う今も歌う今も歌う

 

 

 

 

 

忙しなく街を走るタクシーに

 

ぼんやりと背負われたままくしゃみをした窓の外を眺める

 

心から震えたあの瞬間に

 

もう一度出会えたらいいと強く思う

 

忘れることは無いんだ

 

 

 

君は今もあの頃みたいにいるのだろうか

 

靴を片方茂みに落として探し回った

 

「何があろうと僕らはきっと上手くいく」と

 

無邪気に笑えた日々を覚えている

 

 

 

どれだけ無様に傷つこうとも

 

終わらない毎日に花束を

 

くだらない面影を追いかけて

 

今も歌う今も歌う今も歌う

 

 

 

 

 

朝日が昇る前の欠けた月を

 

君もどこかで見ているかな

 

何故か訳もないのに胸が痛くて

 

滲む顔 霞む色

 

 

 

今更悲しいと叫ぶにはあまりに全てが遅すぎたかな

 

もう一度初めから歩けるなら

 

すれ違うように君に会いたい

 

 

 

どれだけ背丈が変わろうとも

 

変わらない何かがありますように

 

くだらない面影に励まされ

 

今も歌う今も歌う今も歌う

 

 

 

朝日が昇る前の欠けた月を

 

君もどこかで見ているかな

 

何も無いと笑える朝日がきて

 

始まりは青い色』

 

全ての演奏を終えた俺達は軽く礼をしてから話し出す

 

「聴いてくれてありがとうございました。本当はアンコール貰ってもう少し演奏したいんですけど皆いい感じに満足そうなんでこのまま終わろうと思います。本当にありがとうございました。」

 

「聴いてくれてサンキューな!次は冬にやるかもしれないからその時はよろしく〜」

 

そして皆からの拍手喝采でLIVEは幕を閉じた。

 

 

 

 




77話です過去最大の文字数かもです。
読者のみなさんも曲を通して夏をもう一度体感してください
次回からSEASON3の内容に入っていきますのでお楽しみに

次回「新たなチャレンジと最高の夢」

シーズン3の内容いくか二学期編挟むか

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  • シーズン3の内容入って大丈夫です!
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