僕等が奏でる歌と音   作:凌介

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RASのMVに感銘を受けたポピパは自分達もやろうと意気込むがやり方がわからず手探りでやっていく


第82話ポピパとMV作成

俺はポピパの皆に呼ばれたので有咲の家の蔵に来ていた。

そして今はRASのMVを鑑賞している

「おお…」

「かっこいい!」

「再生数も凄いよ」

「光先輩は出てないんですか?」

「公式のやつはね、チュチュが俺も出てるやつを個別に撮ってくれたけど、見たいならチュチュに頼んでみたら?」

「じゃあ、今度レイ経由で頼んでみよう」

「にしても…再生数1万か…」

「コメントもすごいいっぱい」

「すごすぎるだろ。ライブだけでもすごいのにこんな宣伝までしてさ」

「次のライブめっちゃ人来そう」

「ってかそのためのMVだよな。会場に来てくれる人が増えれば…」

「RAS2位だよ。もう4921票だって」

「1位Roseliaだ!」

「ライブだけでっていうのが凄すぎるよね」

「Roseliaは元々プロの人達も注目してるからねチュチュ達と同じかそれ以上に集客は凄いと思うよ」

「ポピパは?」

「下の方だと思うけど…」

「うちらまだ2回しかライブできてないし…」

「ポピパが出てこないー」

「高くてもランキング100位台だろうね」

「あ、あった」

どうやら見つけたらしい

「231位…」

「私達も作ろう!ポピパのMV!」

落ち込みかけた空気が一気に明るくなる

「ポピパのMV、ポピブイ!」

「ポピブイめっちゃいい!」

「おう?」

「うちのカメラは古いかぁ」

「お、おぅ…」

「Galaxyの借りられるかな?」

「ロックちゃんに聞いてみよう!」

「マジか!」

「よーし!ポピブイ作るぞー!」

『ポピパ!ピポパ!ポピパパピポパー!』

「お前らMV作ったことあんの?」

「あっ…」

そしてギギギと軋む音がしそうな程ぎこちない動きで香澄達がこちらを見る

「…何?」

「先輩…助けて……」

俺は苦笑しながら告げる

「MVかぁ〜カバー曲で何度かやった事あるけど、俺は1人だし、参考になるかなぁ〜?」

俺は少しの間思考を巡らせてから千聖に連絡を入れた

「先輩?」

「ちょっと待ってて」

数回のコール音の後に 千聖に繋がった

(もしもし光?どうしたの?)

「前にさ、2人でドラマだったか映画だったかに出た事あったでしょ?あの時の映像ってあるかな?」

(もう、DVDになってるはずよ?光の家にも送ったって聞いてるけど?)

「俺の確認不足かな?ちょっと必要だったから確認したんだよ!」

(そう、さっきも言ったようにあなたの家にあると思うわ)

「わかったありがとう」

(このくらい何でもないわまた何かあれば遠慮なく言ってね)

「うん、その時はよろしく」

俺は通話を終了すると皆に話しかける

「ちょっと参考資料になりそうなのがあるから今すぐはちょっとアレだけど、明日で良いなら用意出来るんだけど、どうかな?」

「お願いします!」

「わかった、じゃあ今日は解散ね。まずはMV作りに集中だよ!」

『はい!』

そうしてその日は解散した。

 

俺は帰宅するとさっそく目的のものを探し始めた

「どこに置いたかな?」

リビング、部屋の机、クローゼットと探すが見当たらない

「ん〜どこだ?……あ!」

俺はもう一度部屋に戻り本棚を漁る

「あった!本棚の奥に入れるとか俺らしいよ全く」

俺は目的のものを鞄に入れてから明日の準備と食事等を済ませ眠りについた

 

 

 

-次の日-

 

学校に行くと1年の教室の辺りが騒がしかった

「なんの騒ぎ?」

俺は近くにいた後輩に声を掛けて聞いてみる

「これですコレ!」

見せられたのは最早見飽きたRASのMVだった

「あぁ〜そういう事、ちょっと声掛けていくか」

俺はロックの所に向かう

「はよ〜ロックいる〜?」

「あ!光先輩!」

「おはよう3人とも、なんか困ってそうだったから声掛けたけど余計なお世話だったかな?」

「そんな事ないですよ!」

「先輩は知ってたんですか?ロックの事!」

明日香ちゃんに詰め寄られる俺はロックの側に移動しつつ答える

「知ってたも何もね〜ある意味RASに引っ張り込んだの俺とポピパの皆だしね、スカウト以降色々あったけど(仮)で合格したんだよ、そこから色々あって正式にメンバー入りしたんだよ」

「そうなの?」

「うん…この前のMV…ミュージックビデオ撮った時にようやく認めてもらえて…光先輩も色々フォローしてくれて色々頑張れたんだ」

「そうなんだ!」

「怖い人たちなのかなって思ってたけど皆さんと一緒に弾いてたら凄く…なんて言うか…」

「このメンバーじゃなきゃって人達だった?」

「え?」

「前に言ってたでしょ。お姉ちゃんたちみたいにそういうメンバーと出会いたいって」

「うん。そうだったらいいな!」

「きっとそうなるさ!じゃあ、俺教室行くね!」

「はい!また!」

俺はロックの教室を出て自分の教室に向かった

「はよ〜」

「おはよう光!最近はあっち行ったりこっち行ったり忙しいそうだね」

「実際忙しいよ!RASにも顔出ししないといけないし、circle疎かに出来ないし、その上ポピパからもヘルプコール来てるからね」

「あの子たち今度は何をするの?」

「さぁ?なんかRASのMVに感化されたみたいだけど、今の所は企画段階かな?」

「そう、多忙のは仕方ないけれど何事もしっかりしないとダメよ光」

「適当にやるところはやってるよ」

その後も色々と話をしつつホームルーム前の時間を過ごし

授業を受けて迎えた放課後

俺はスマホを確認すると有咲からのメッセージでGalaxyの方に向かってくれと連絡が来ていたので俺はGalaxyに向かった

 

Galaxyに着くとロックと香澄とおたえがRASのMVの事を話していた

「えっと…箱に入ったり指鉄砲撃ったりで…」

「箱って言うよりショーケースとかガラスケースの中だね、そこから指鉄砲でバリンってガラス割るの」

「箱…指鉄砲…」

「MVは1箇所だけがいい感じでもダメだって。全体がいい感じになって完成する。バンドと同じだって」

「なるほど」

「な、なるほどー」

「多分わかってないよね?」

その後有咲の家に集まり参考までに動画を撮影してみる事になった。

そして目の前に準備されたのはダンボールとGalaxyから借りたカメラ

「何が始まるのやら…」

おれはとりあえず行く先を見守る事にした

有咲の指示で撮影は進むが正直俺にも何をしているのかわからないのが現状と言わざるを得ない

「はいカーット!」

「おおー!」

「イェーイバッチリじゃない!?」

「先輩、どうすか?」

「うん、よくわかんないけど大丈夫!」

「それ大丈夫じゃないやつ!」

「再生してみなよ!多分よくわかんないから」

皆は集まって動画を再生するが即止める

「待て待て待て待て!なんだこれ!?怖い怖い!」

「シュール過ぎない?大丈夫?」

「ちょっと曲と合わないかも」

結局保留となり解散した。

 

ポピパ視点

 

「何がいけないんだろう?」

「何から何までだろ!」

「有咲の表情硬かったからな」

「私か?香澄だって硬いだろ?」

「もっと笑顔が必要」

「笑顔かぁ…」

「笑顔!?」

こころんのお出ましのようだ

「とっても素敵だわ!」

「こころん!」

それから放課後に光先輩も巻き込んで幼稚園のお遊戯会に参加した。

光先輩は戦隊ヒーローや仮面ライダーの曲で男の子達と仲良くなっていた。

「今日はとっても楽しかったわ!またライブしましょ!」

「またねー!」

「儚い」

「大丈夫…?」

「お、お疲れ〜…」

「またね〜!」

「ハァ…ハァ…」

「有咲、大丈夫?」

「ちょっと休めば…大丈夫です」

「なら少し休もうか」

近くの公園のベンチに座って休憩する

「楽しかったねー!」

「幼稚園のお遊戯会きっちぃ」

「子ども強い!」

「子供達は元気いっぱいだからね、何事にも全力っていうか」

「先輩は男の子達にめっちゃ懐かれてましたね」

「同じ男の子だし、小さい子は仮面ライダーとかスーパー戦隊とか好きだろうからと思ってさ」

「なるほど…」

「あんなに歌ったり踊ったりするんだね」

「アイツらいつもあんなことやってるのか」

「何度か誘われた事あるけどあんな感じだね」

「BANGDream!出る暇ないね」

「「イェーイ!」」

香澄とおたえは滑り台の上で決めポーズを取っている

「おっ!良いですねぇ!」

沙綾がカメラを構えて撮影している

「''みんなで武道館行けたらいいなぁ''なんて思ってたけど」

「もっとキリッとして!」

「「イェイ!」」

「これじゃあ夢のまた夢だな」

「有咲ちゃん」

〈ピロン〉

「何撮ってんだよ!」

「綺麗だったから」

「えっ!?」

「あ、あぁ、綺麗な夕日だな」

「アハハ、有咲照れてる」

「先輩!」

〈ピロン〉

「ん?」

「先輩の笑った顔撮っちゃいました」

「良いけど、ご利益とかないからね」

「あったら驚きですけどね…」

「ふふっ」

「ん?」

有咲がりみちゃんのスマホを覗き込む

「へぇーいっぱい撮ってんな」

「一緒に見よ」

「俺も見て良い?」

「どうぞ」

「懐かしいな」

「最初はお姉ちゃんへのビデオレターみたいなつもりだったけど撮ってるうちに楽しくなってきて」

「俺は両親に毎回送ってるな〜ビデオレター」

「マメですね」

「帰ってくるなって言う割に元気な姿見せろってさ」

そう話していると香澄達が戻ってきた

「ただいまー。何見てるの?」

「春の香澄だー」

「夏のおたえもいるよ!」

「私、秋の有咲持ってる!」

「なにっ!?」

「私も!」

「お前もか!」

「僭越ながら」

「お、お前も!?」

おたえが見せたのはウサギだった

「ウサギじゃねぇか!」

有咲は俺の方を向いて問いかける

「も…もしかして…先輩も?」

「俺は持ってないよ!皆と一緒に写ってるやつならたくさんあるけど、誰か個人のは…ってあったわ!イツメン達のは」

「あたしのでなければ良いですよ別に…」

「オっちゃんまた大きくなったね」

「団十郎も最近ご機嫌」

「またおたえの家で合宿したいよー」

「この間お邪魔したばっかだろ」

「あっ!お母さんがまたみんなで泊まりに来てねって言ってた!今度は先輩も!」

「え?俺も?」

「お母さんがゆっくり話したいって」

「そう言えば香澄と有咲の家くらい?行ったことあるの?」

「家はしょっちゅう来てますよね、呼んでるのあたしらですけど、それに家って言っても蔵ですし」

「家の時は〜主催LIVEの時に打ち合わせで着いてきて貰いましたよね!」

「そうだったね」

そう話しているとりみちゃんが手を叩いた

「あっ!いい事思い付いちゃった!」

「ん?」

その後俺は香澄達と別れ帰宅した後ビデオ通話で香澄達の取り組みに協力していた

「有咲ちゃんそっちのデータ貰えるかな?」

「それ使うのか」

「私すっごい変顔してるんだけど…」

「もっと面白いのあるぞ?」

「えぇ!?」

「オッちゃんも入れたい」

「いいんじゃない?色々入れた方が面白いよきっと」

「面白さは求めてないんですけど…」

「私も入れて欲しい映像があるんだ」

「ぽぴぱパピポぱーてぃの映像なんだけど」

「おぉ!入れよう入れよう!」

「あ!俺もぽぴぱパピポぱーてぃの奴なら写真あるし入れて良いかな?」

「大丈夫です!その代わり調整等はお願いしますね」

「任された」

「ゴッホも」

「本当にウサギ入れるのか?」

「大事なもの全部いっぱい入れよ!」

「じゃあ天竜川も入れていいのか?」

「うん!」

「クリスとココア」

「分かった分かった」

「りみりんチョココロネ?」

「もう入ってる!」

「さすが!」

「光先輩、先輩の演奏シーンも入れますね!」

「撮ってたの?」

「路上LIVEのやつを!」

「わかった、入れたらこっちでチェックしておくよ!」

「お願いします」

「ランダムスターとあっちゃん!」

「純と紗南も!」

「花園ランド」

「なんか収集つかなくなってきたな…」

「でも、そいうの全部含めて私達な気がする」

「それには賛成かな、ポピパは常に全力でなにかに取り組んでてでも、楽しそうでさ好きなものがそれぞれあってそれが上手くあわさってる感じとかさ」

「だったらみんな出てもらおう!」

「じゃあ、羽丘の方はこっちで頼んでおくよ!後で俺からも話聞いてると思うけどお願いってしとけば大丈夫だと思うから」

「わかりました。そっちはお願いします。」

そうしてその日は終了した。

 

次の日

俺はまずイツメンと麻弥さんと薫に声をかける

「皆、ちょっと良いかな?」

「何?」

「俺、今ポピパ手伝っててさ、ポピパの皆がね他のみんなにもMV出て欲しいんだって、頼めないかな?」

「アタシは良いよ!楽しそうだし」

「あたしも良いよ!」

「もちろん私も大丈夫です」

「任されたよ」

「友希那も良い?」

「わかったわよ、その代わり見返りは貰うわよ!光」

「俺に出来ることならいくらでも」

「その言葉忘れるんじゃないわよ」

「約束!」

「ひ〜くん、他にも頼みに行くの?」

「蘭たちと、ロック達にも声かけようかなって」

「着いてって良い?」

「構わないよ行こうか!」

「うん!」

そして日菜が着いてきたことで話が上手く進み蘭たちAfterglowとロック達1年生組の協力は得られた。

「日菜手伝ってくれてありがとうね」

「別に良いよ!その代わり今度お姉ちゃんと2人でまたひ〜くんの演奏聴かせて!」

「お易い御用」

そうして放課後に来たポピパの皆に協力OKを伝えて俺も作業を手伝う

「こんなに協力してもらえるなんて。頑張らないと」

「私も手伝う!」

「オッ…」

「分かった分かった」

「編集は私とりみバグ等がないかの最終確認は光先輩にやってもらうから解散解散」

「頑張ってね!先輩もお願いします」

「うん」

「任せとけ!」

「OK!任されたよ!」

そうして作業を進めていく中で2人とも寝てしまったので

俺の方でチェックし進められる所は進めておきあとは2人が起きたタイミングで確認してもらい編集して作業を終える

そして完成報告をして全員が集まった。

「できました」

「やったー!」

「りみりんチョココロネだよー!」

「ありがとう沙綾ちゃん!」

「有咲と先輩にも軽く食べられるようなの持ってきました。」

「ありがとうね沙綾」

「助かるわ!サンキューな」

そうしてパソコンの前に集まる

「やべぇ、ドキドキしてきた」

「皆でカウントダウンしようよ」

「ごー」

「はやっ!よん!」

「さ、さん!」

「にぃー!」

「いち!」

「じゃあ、ゼロ!」

そうしてポピVが再生される

他のバンドの皆も参加した最高傑作に仕上がっている

ポピパの皆に始まり身近な家族や友人ウサギや盆栽とたくさんの人や物が集まり作られた

そして所々にしっかりと俺も写っていて

最後は『THANKYOU☆』文字で締めくくられた。

「どうかな?」

「すごくいいよ!」

「すごい!ちゃんとMVだった!」

「好きなものがいっぱい!」

「全部入れて正解だったな」

「2人ともすごいよ!」

「りみりん頑張った!」

「みんなが手伝ってくれたから」

「先輩も細かいとことか手伝ってくれたしな」

「先輩もありがとうございました」

「俺は出来ることをしただけだし」

「じゃあ、ホームページに載せるね」

「ちょっと待って!」

「何?香澄ちゃん」

「先輩、演奏してくれません?」

「今?」

「お願いします!」

「なんかこの先も頑張ろうってなれるような曲を演奏して貰えたらなと」

「そういう事ならOK!有咲、コードって庭まで届く?」

「キーボードのですよね?大丈夫です。」

「じゃあ俺、車から持ってくるからセッテイング頼んでいい?」

「わかりました。」

そうして有咲達に手伝って貰いキーボードとギターをセッテイングすると軽く髪を束ねて腕を捲りキーボードとギターの音を確かめると話し出す

「えっと…ポピパの皆、こんにちは、いや、まだおはようございますかな?光です。皆の頑張りとこの先も頑張ってという思いを込めて2曲演奏します。1曲目はNewstory」

 

俺はスマホから音源をとばしてキーボードを弾きながら歌っていく

『指でなぞった言葉たちが奏でるストーリー

まだ誰も知らない世界へ飛び立とう』

 

新たなストーリの始まりを感じさせる歌い出しと共に

曲が始まりを告げる

『孤独と反対の言葉探していたきっとそれは

記憶の中にあるささやかだけど

繰り返す毎日に君がいること

 

街を彩る花束とハミング

振り返れば気づけたんだ

1人じゃない

 

指でなぞった物語より新しい自分になる

RideOh aNewstory見たことのない

鮮やかな色彩で染めて遠く離れても君に届けたい』

 

ポピパ視点

繰り返す毎日に君がいることが1人じゃない証なんだ

「新しい自分になるストーリーが始まるんだね!」

「見たことないくらいの鮮やかな色彩ってどんなだろうね」

「遠く離れても君に届けたいってなんかいいよな!」

「めっちゃいい!」

「絶対その景色は綺麗だよね」

皆でその景色を想像しながら曲を聴いていく

 

『背伸びばかりしてた日々の

ページめくる風をあつめ

期待と不安つめた風船たちを

空に浮かべて未来に重ねた

 

これから出会ういとおしい瞬間が

句読点をつけない速度で色づく

 

あらすじだけじゃ予測不可能な痛み知って強さになる

Ride on a Newstory

例え迷っても君へのコンパスは違わず

私の「前」になる2つの孤独を繋いだストーリー』

 

ポピパ視点

自分達の物語を人を通して聞いてるような不思議な気持ちになる曲だと感じた。

「私達のこと歌ってるみたい」

「わかる!」

「期待とか不安とかあるけど風船に詰めて未来に重ねるとか素敵だよね」

「私は例え迷っても君へのコンパスは違わずの部分が共感出来るかな」

「私は最後歌詞だな」

それぞれが共感出来る部分を見つけ共感する

 

『指でなぞった物語より新しい自分になる

Ride on a Newstory

あとがきはきっとわからないままが

ちょうどいい

まだ誰も知らない世界へ飛び立とう

どんなに遠く離れても君に届けたい』

演奏を終えるとポピパの皆が拍手してくれた

「いい曲ですね先輩!」

「もう一曲あるからね、感想はそれが終わってからね」

「もう一曲のタイトルはなんですか?」

「夢のあかし」

俺はタイトルを告げギターを弾きながら歌っていく

 

『その苦しい程にひたむきな情熱を知ってる

凍える手に息を吹きかけた夢追うまなざしを

汗も涙も染み込んだこの場所が知ってる

捧げ続けた日々それこそが明日を信じさせてくれる

託された想いを背負うじゃなく羽根にして

現実と夢を繋ぐ瞬間に僕ら出逢うために

 

あと一歩あと一歩前へ君と見たい景色がある

共に嘆き何度も願った日々を超え今ここにいるんだ

あと一歩あと一歩前へ無数の笑顔が待っている

夢が夢じゃないことをきっと

身体中で証す為にいくんだ

 

失敗からしか何ひとつ

気付けぬ僕らは転ぶ度起き上がる強さを支えの中で

手にしたんだ

いつか自分と交わした約束を果たしにゆこう

もう1人分じゃない喜びに僕ら出逢うために

 

あと一歩あと一歩前へ君と見たい景色がある

共に嘆き何度も願った日々を越え今ここにいるんだ

あと一歩あと一歩前へ無数の笑顔が待っている

夢が夢じゃないことをきっと

身体中で証す為にいくんだ

 

やりきれなさに何度も涙拭って

それでも明日へとその目を凝らして

Don'tlookback信じたその先に

Don'tlookback駆け抜けていくのさ

Don'tlookbackI've gotta go my own way Don't look back

 

あと一歩あと一歩前へ君と見たい景色がある

共に嘆き何度も願った日々越え今ここにいるんだ

あと一歩あと一歩前へ無数の笑顔が待っている

夢が夢じゃないことをきっと身体中で証す為にいくんだ

 

あと一歩あと一歩前へ…』

 

演奏が終わるとなんだか皆、体の無駄な力が抜けたような落ち着いた表情をしていた

「なんか緊張してたのがどっか行っちゃいました。」

「それなら良かった」

「じゃあ、動画アップするよ!」

「よし!やるぞ!」

「うん!せーのっ!」

その掛け声と共に動画がアップされた。

「アップしちまった!」

「全世界の目に…」

「ちょっとドキドキするんだけど」

「もし誰も見てくれなかったら…」

「私1晩中見るよ」

「俺、絶賛見てるけど?」

「えっ!?」

「アップされたらもう1回見ようって決めてたし」

そう話しているうちに良いねは俺のも含め7つ付いた

「いいねって…!いいねが7つもいいね…!」

「良かったね」

「はい!」

「りみ!」

声をかけるとりみちゃんは寝ていた。

「頑張ってたからね、今は寝かせてあげよう」

「ねーむれー♪ねーむれー♪有咲もねーむれー♪」

「やめろー!」

「寝てる!?」

おたえも寝てしまったようだ

「あーもう!全員泊まってけー!」

「俺は帰るよ、またなんかあったら言って!」

「何から何までありがとうございました。」

「手伝えて良かったよ!またね!」

俺は少しの肌寒さを感じながら有咲の家を後にしたのだった。

 

その時はまだRASとRoseliaの板挟みに合うことになるとは思いもせずに…

 

 

 




82話目です。2ヶ月空いちゃってすいません。忙しくて中々時間が取れませんでしたが何とか今日中に出せて良かったです。
次回はシーズン3の6話目に当る話を書いていきますのでお楽しみに


次回「RASとRoseliaと光」

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