僕等が奏でる歌と音   作:凌介

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その日光は新しい音に出会った


第9話笑顔と挫折

風邪もすっかり完治した俺は大事を取ってもう一日休むように言われたので、久々に路上ライブをするために駅前に来ていた、いつものように準備を始めると聞きなれた悲鳴?叫び声?が聞こえてきた

「ふぇぇぇ〜待ってよこころちゃ~ん」

「花音の声だよね?」

俺は呟き声のした方を見ると花音がドラムセットを持って何かの衣装を着たまま走っている花音の数歩先には金髪金目の女の子がスキップしながらこちらに向かって来てる

俺はどうしようかと思ったがとりあえずギターのチューニングに集中する事にした、久しぶりなのでいつもより念入りにチューニング作業をしているとこころと呼ぼれた女の子に声を掛けられた

「あら?先客がいたのね!ねぇそこのあなた!これから演奏するの?」

「うん、そのつもりだけど君達も?」

「えぇそうよ!今日はとりあえずこの辺にいる人を笑顔にするのよ!でも、あなたの歌も聞いてみたいわ!よかったら聞かせてくれるかしら?」

俺自身今日は元々大勢の人に聞いてもらうつもりでいた為

断る理由も無いので頷き答える

「もちろん良いよ、今日は誰かに聞いてもらうためにここに来たんだからね」

「そうなのね!なら私達もあなたの歌を聞かせもらうわね!ところで、あなたの名前は何かしら?」

「俺は光(ひかる)宮村光だよ、よろしくねこころちゃん」

「どうして私の名を知っているのかしら?」

「向こうから走って来ているあの子、花音が君の名前を呼んでいたのが聞こえたから」

「そうだったのね!なら改めて名乗るわ!私の名前は弦巻こころよ!覚えておいてね光!それとこころでいいわ」

「わかった、よろしくね、こころ」

俺達がお互いの自己紹介が済んだタイミングで花音が息を切らしながらやって来た

「ハァハァッこころちゃん早いよ〜それに誰と話して…って光君!?」

俺の姿を見て驚く花音に俺は苦笑しながら声をかける

「やぁこんにちは花音、今日は何かのイベントなのかな?その姿を見る限り」

「違うわよ光!これが私達のバンドの衣装なのよ!」

花音の変わりにこころが答えてくれた

「でも2人だけなの?他のメンバーは?」

「もうすぐ来るわ!」

こころがそう言うので待っていると少し遅れて3人?いや、2人と1匹?がやってきた

「あれがバンドメンバー?」

「そうよ!あの3人と私達はでハローハッピーワールドよ!」

「3人?って事はあのクマも?」

「そうよ!ミッシェルって言うの!」

「ミッシェルねぇ~あれって着ぐるみじゃないの?」

「何を言ってるの?ミッシェルはふわふわもふもふのクマよ」

「いや、ピンクのクマは実在しないよあれは着ぐるみだよ中に人が入ってるんだよ」

「ミッシェルはミッシェルよ光も面白いことを言うのね」

俺は思わず額を押さえる、正直話が通じる気がしないと思っていると花音が話しかけて来た

「あの、光君、こころちゃんはミッシェルを本当のクマだと思ってて着ぐるみだと思ってないから説得は無理だと思うよ」

「それは…それで良いのかな?」

正直なところどうすれば良いのか全く持って俺自身もわかっていないのが現状なので俺はとりあえず他のメンバーの認識も確認する事にしチューニングを終えたギターを1度近くに置いてからこころに話しかける

「とりあえず、全員揃ったら俺も演奏始めるけどこころはそれでいい?」

「わかったわならすぐに連れてくるわ」

そう言ってこころが駆け出しまだ数メートル先にいる3人?の所へ行き何かを話して戻ってきた。

「もう来るわ!」

「何を根拠に!?」

「光君見てればわかるよ」

驚く俺に花音が苦笑いしながら答えてくれた

俺はとりあえずその後の様子が見守っていると黒服の女性達が各々の楽器を預かると他のメンバーごと大きな台車に乗せて猛スピードでその台車を走らせてすぐさま俺たちのいる場所に到着する、その光景に俺は再び額を押さえながら呟く

「俺の常識が間違ってるのかって疑いたくなる光景だよ」

俺がそう言うと花音は苦笑する

そうしていると台車から降りた3人が各々こころの元に集まる

「こころんおまたせ!」

「待たせたねこころ!」

「待たせてごめんね〜」

「大丈夫よ!全員揃ったなら良いじゃない!それに今は先客がいたの!彼の歌を聞いてみたいわ!」

こころがそう言って俺の方に向き直る

「おや?誰かと思えば転校生君じゃないか」

「その呼び方やめてくれる?一応転校してきたの1ヶ月も前だよ」

「しかしながら転校生なのは事実なら必然じゃないか」

「せめて名前で呼んでくれない?いつまでも転校生君じゃさ〜」

「ならば宮村君と呼ぼうじゃないか!」

「まあいいけど…」

俺としては光と普段から呼ばれているので複雑だと思っていると横からオレンジ色の髪の女の子が話しかけてきた

「宮村君?宮村何君?私はね、はぐみ!北沢はぐみだよ!」

「光(ひかる)だよ宮村光よろしくね、はぐみでいいかな?」

「もちろん良いよこっちはひ〜くんでいい?」

「お願いだからそれだけはやめて、子供っぽいし普通に光でお願い出来ないかな?」

「じゃあせめてひかるんじゃダメ?」

「まぁそれくらいなら良いけどさ」

俺がそう言うと瀬田薫が爆弾を投下した

「おや?おかしいね、日菜ちゃんにはひ〜くんと呼ばれても何も言っていなかったじゃないか!日菜ちゃんだから特別なのかい?」

俺は3度額を押さえる

「違うって!日菜に限った話をするなら、いくら言っても無駄だから諦めたんだよ」

「それはとても儚いね」

「…何言ってんの?」

俺は困惑するが瀬田薫の行動は深く考えないようにした

そして俺は一応ミッシェルと呼ばれたクマの着ぐるみにも声を掛ける

「よろしくねミッシェル!俺は光って言うんだ」

「私はミッシェルだよ~」

「今はそれでいいや、よろしくね」

俺はそう言って着ぐるみとも挨拶を交わすとギターを手に取りもう一度簡単にチューニングしてからこころに声を掛ける

「こころ、そろそろ演奏始めるけど良いかな?」

「もっちろん!素敵な演奏を聞かせてちょうだい」

「ひかるん演奏するの?楽しみ〜」

「そうだね、本当にすごいから見てて」

「儚い」

「楽しみだね~」

今回俺はマイクを持参していたのでマイクの位置を調整してからスイッチを入れ声を出す

「こんにちは光です路上ライブはちょっと久しぶりになります。それにここまで人が集まったのも初めてでちょっと緊張してますまずは1曲聞いてください。やさしくなりたい」

俺は演奏を始め少しの前奏を後に歌い出す

『地球儀を回して世界100周旅行

キミがはしゃいでいる眩しい瞳で

光のうしろ側忍び寄る影法師

なつかしの昨日はいま雨の中に

やさしくなりたいやさしくなりたい

自分ばかりじゃ虚しさばかりじゃ

愛なき時代に生まれたわけじゃない

キミと生きたいキミを笑わせたい

愛なき時代に生まれたわけじゃない

強くなりたいやさしくなりたい』

 

歌っていて思った声の伸びがイマイチだ演奏も少し曇っている

でも、思っていたよりそんなに悪くはないみたいだ、俺はそう思いながら演奏を続け曲は2番に入る

『サイコロ転がして1の目が出たけれど双六の文字には「ふりだしに戻る」キミはきっと言うだろう「あなたらしいわね」と「1つ進めたのならよかったじゃないの」

強くなりたい強くなりたい

我慢ばかりじゃ誤魔化しばかりじゃ

愛なき時代に生まれたわけじゃない

キミに会いたいキミに会いたい

愛なき時代に生まれたわけじゃない

強くなりたいやさしくなりたい』

 

俺はようやく感覚が戻ってきた感じがした演奏の方も自分としてはようやく感覚が戻ってきつつあると言った感じで歌の方もやっと調子が戻ってきたので俺的にはもう少しだと思いながら

ラストに向け一気に歌い上げる

 

『地球儀を回して世界100周ボクらで回そう待ってておくれ

愛なき時代に生まれたわけじゃない

キミと会いたいキミを笑わせたい

愛なき時代に生まれたわけじゃない

強くなりたいやさしくなりたい

愛なき時代に生きてるたわけじゃない

手を繋ぎたいやさしくなりたい』

 

1曲目を終えて軽く深呼吸してからマイク越しに話し出す

「1曲目どうでしたか?久しぶりだったので、どことなくイマイチな感じはあったんですけど、ちょっとでもいい演奏だと思って貰えたら嬉しいですじゃあ2曲目にいきます聞いてくださいイコール!」

俺は2曲目の演奏を開始し数秒の前奏の後に歌い出す

『描いた理想の自分とはかけ離れた現在(いま)と

にらめっこして笑っているごまかし隠す春の日に

南風で髪がなびくあの子の横顔に苦笑いやめ誓ってやる

今年の夏日は音より(hahyeah)光より(hahyeah)真っ直ぐに(hahyeah)早く届けと願う

気持ちが(hahyeah)あるなら(hahyeah)笑ってごまかしていないで

自分の心に手当ててみるんだ

Stand By Meそばにいて今タッチしよう止まらない鼓動

抱いていた感情ごと抱きしめよう(トゥラルトゥーラル)

StandBy Meそばにいて

今ミックスしよう素直と理想を

抱いていた感情ごとキスをして(トゥラルトゥーラル)』

 

「なんだか楽しくなってきたわ!」

俺が続けて2番に入ろうとした時こころが飛び出してきた踊り出した、俺はチラッとこころを横目に見てから2番を歌い出す

 

『痛い痛いのは飛んでゆかない幼きまやかしさ

痛い痛いがちゃんと解ってからまた1つ始まるね

傷つき(hahyeah)悲しみ(hahyeah)真っ当に(hahyeah)泣いて喜んでみたい

その時(hahyeah)傍らで(hahyeah)なびかせた髪の香り纏った笑顔に

ふさわしく在りたい

Stand By Meそばにいて

ディスプレイ越しの温度じゃ足りないよ

抱いていた感情ごとマッチして

StandByMeそばにいて

スクロールしよう

僕らの一瞬を

抱いていた感情全部持っていこう

夏の大空に』

こころが踊り出したのに続き花音が後ろでドラムをはぐみが横でベースそして瀬田薫ギターさらに手拍子をするミッシェルとハロハピメンバーが俺の演奏に合わせて楽しそうにしている俺もそれに乗っかり音を高めていく

『降り出した雨と強い風傘を守るように身を丸めていた

守るべきものは傘ではないから

捨ててその芽を開けばいい雨を飲め風に乗れ

StandByMeそばにいて雨のち晴れのち雨だって

OhOh抱いていた感情バレたっていいよ(トゥラルトゥーラル)欲張って言うよ(トゥラルトゥーラル)

描いた理想と現在(いま)を繋ぐよイコールで(トゥラルトゥーラル)

(トゥラルトゥーラル)』

俺は2曲目も最後まで演奏すると周りから拍手が湧き上がる

「2曲目まで聞いてくれてありがとうございました」

俺がそう言うとこころが声を掛けてきた

「光、さぁまだもう一曲いくわよ!まだいけるんでしょ?」

「あぁもちろん!今日ラストの曲は手をたたけ!」

俺は演奏を始める

『手をたたけ手をたたけ願う日は来ないけど

愛を歌え君を歌えこの空が晴れるまで

失った夢を取り戻すために泣きっ面にマヨネイズ

酸っぱいのぶちかまそう

恥をかけ恥をかけ好きなだけ好きなように

愛を歌え君を歌え願う日は来ないけど

空の黒さが胸を覆う時は楽をしてみれば案外歓迎されたwelcome new days

この魂が尽きるまでレール曲げるくらいの覚悟だぜ

朝靄の奥に見えるだろう?丸くて大きな太陽が』

「良いわね乗ってきたわ!」

「はぐみも!」

「私もさ!」

「私も楽しくなってきたよ!」

「私もだよ〜!」

『手をたたけ手をたたけ願う日は来ないけど

今日を歌えそして明日を唸らせんだ

去った僕の音楽よ戻れ

子供見たいとか言うやつぁいつから大人になったんだ?

案外父ちゃん母ちゃん兄ちゃん姉ちゃんじいちゃんばぁちゃんみんながみんななんかが足んねぇ

この魂が尽きるまでレール曲げるくらいの覚悟だぜ

風向きはいつも変わるだろう 今この瞬間を鳴らすんだ

重なるリズムが弾けりゃso very high

理屈や約束(きまり)にゃこの際手を触れ

Good bey Adios Ciao 再見

それじゃそのままsayハロー

この魂が尽きるまでもう全部この手が掴んでいくんだぜ

朝靄の奥に見えるだろう?

丸くて大きなあのもはや無敵の太陽が』

「ありがとうございました」

俺がそう言うと拍手が巻き起こる

「今日はこれで終わりになりますまた近いうちにお会いしましょう」俺がそう言うと再び拍手がおこりその後見物客達は散り散りになっていった、俺は機材を片付けたのを確認してこころが話しかけて来た

「すごく素敵な演奏だったわ光」

「ありがとう。こころがアクロバティックなダンスで盛り上げてくれたおかげだよ」

「私だけじゃないわ!皆がいたからよ!」

「うん、そうかもしれないね」

「この後光はどうするの?」

「俺はどこかで昼食を取ってから自宅に戻るよ」

俺がそう言うとはぐみが手をあげて発言する

「はい!はい!は〜い!ならひかるんをはぐみの家にご招待!美味しいコロッケあるからたくさん持って帰っていいよ!」

「いや、はぐみそれは悪いよ、ちゃんとお金払うって」

「ん〜なら今日はお近付きの印ってことでサービスするから今度改めて買いに来てよ!」

「まぁはぐみがそれでいいなら」

「なら今日はここで解散ね!薫とはぐみはこの後部活があるようだし、花音はアルバイト、ミッシェルもこの後は都合が悪いんでしょ?」

「そうなんだ、ごめんねこころちゃん」

「気にしなくていいわ!用事があるなら仕方ないもの今度改めてまた集まりましょう!」

そう言ってこころは帰っていった

「私も今日おらさらばするとしようか」

こころに続き瀬田薫も帰っていき残すは俺達4人となる

「花音はこの後バイトだろ?機材あるから乗せてあげられないけど、バイト先まで送ろうか?」

「良いの?機材あるし早く帰ってその機材片付けた方が良いんじゃない?」

「大丈夫だよそんなに大きな荷物じゃないし送るくらいなんて事ないから気にしなくていいよ」

「なら、お願いしようかな?」

「わかった2人はどうするの?」

俺は2人に問いかける

「私はミッシェルから着替えないとだからまた後で」

そう言って着ぐるみのままどこかへ向かっていった

「この辺に着替えられる所あるの?」

「う~んどうだろう?多分こころちゃんのお付きの人が何かしらしてくれるんだと思うけど、詳しい事は私もわかんないやごめんね光君」

「謝る事ないよ、分からないなら今度聞いてみればいいしね」

「そうだね」

「じゃあはぐみは先に帰って準備して待ってるよ」

「花音送ったらすぐ行くからお願いね」

「わかったまた後でね~」

はぐみも帰っていき2人になったところで俺は再び花音に声を掛ける

「行こっか?」

「うん」

そう言って俺達は歩き出す

お互い無言だが特に気まずさ等は感じないがこのままと言うのもなんなので俺は花音に声を掛ける

「花音、今日はどうだった?花音は楽しかった?」

「うん!もちろんだよ光君と演奏出来て楽しかったよ!」

「ならよかったよ!俺は結構久しぶりだったしいきなり花音達が演奏に入ってきたから加減するの大変だったよ!」

「あの演奏本気じゃなかったの?」

「まさか!本気だよ!って言っても全力って意味じゃない」

「どういう事?」

「誰かとやる時も本気の演奏はするんだけどやっぱり加減しないと周りが着いて来れなくなるから全力は出せないんだ」

「そうなんだ…だから光君いつもソロなの?」

「そういう訳じゃないよ、俺の夢はねカバーアーティストなんだ、でもただのカバーアーティストじゃない、色んなアーティストから自分達の歌も是非カバーしてくださいって言って貰えるようなすごいカバーアーティストになりたいから幅広く曲を歌ってるんだ」

「すごい夢だね、叶えられると良いね」

「叶えるよ!じゃなきゃたくさんの音に触れる意味がないからね。」

俺はそう言って前を見つめていると花音が話しかけて来た

「あのさ光君、アタシからも聞いていい?学校は羽丘だけど、花咲川に来る可能性もあったの?」

「まぁもう少し自宅が花咲川寄りだったら有り得たかもね花咲川は今の自宅から30分はかかるんだでも羽丘は半分の時間だから」

「そうなんだ、でも光君って以外と面倒臭がりなの?」

「音楽以外の事は意外とものぐさだよ」

「でも面倒臭がりだけどお節介というか…」

「あはは まぁ確かに友達が困ってたらそれはほっとけないよね、だから必要なら俺は力を貸すしきっかけだって与えるでもそこから頑張るのは他でもないその人達だから」

「光君はそういう人だよね」

「まぁこれが俺だから」

そんな話をしている間に俺達は花音のバイト先に到着する。

「もう着いちゃったじゃあ私はここで送ってくれてありがとう光君」

「どういたしましてじゃあまたね」

俺は自転車に跨ると軽く手を振ってその場を後にし商店街へ向かう目的地まで12、3分くらいか俺はそんな事を考えながら自転車を走らせる、道が混んでいなかったので10分で商店街の入口にたどり着いた自転車を降りて押して商店街に入っていくと北沢精肉店と看板があった

「こんにちは~はぐみいる?」

「いるよ!もう少し待ってて」

どうやらお取り込み中なようだったので自転車に跨って少し待っているとはぐみがコロッケのパックを持ってやってきた

「はいこれ!ひかるんにお近付きの印」

「ありがとう遠慮なく貰うね、はぐみはこれから部活?」

「そう!ソフトボール部はぐみキャプテンなんだ!」

「へぇ、頑張ってるんだね」

「うん!バンドもソフトも頑張ってるよ!じゃあはぐみそろそろ行くね」

「うんまたね」

「バイバイ」

手を振りながらはぐみは走っていった、俺はそれを見送ると自転車を走らせ自宅に向かう途中コーヒーやパンのいい匂いがしたがまた後日と自分に言い聞かせ自宅に向かった

自宅に着き機材を持って自宅に入ると郵便受けに手紙が入っていた、俺はそれをテーブルの上に置き今日使用した機材を軽く片付けてから昼食の準備をしてからテーブルに着き手紙を開くと、こころが許可を得てとある病院の小児科でミニライブをするので来て欲しいと書かれていた、俺は返事をどうしようかと思いながら昼食を食べ終えて食器の片付けをしているとスマホがなった、花音からだ、俺は手を止めて電話に出る

「もしもし花音?どうしたの?何かあった?」

(ううん、そう言うわけじゃないよ、実はバイトに行ったんだけど私の勘違いで明日だったの、それで良かったら楽器屋さんに付き合って貰えないかなって)

「構わないよ15分くらい待たせることになるけど平気?」

(大丈夫お昼まだだし、食べて待ってるよ)

「わかったじゃあ少し待ってて」

(うん、待ってるね)

俺は電話を切ると食器を片付けスマホと財布、家と自転車の鍵を持って家を出て自転車の鍵を開け跨りそれなりのスピードで目的地を目指す予定通り15分程で到着し店内に入る

「光君こっちだよ!」花音が手をあげて自分がいる場所を示す、俺は花音の元へ行きテーブルを挟んで目の前に座り声を掛ける

「おまたせ花音」

「ううん平気だよ、もう少しで食べ終わるから待っててね」

「急がなくていいからゆっくりで良いよ」

俺は片耳にイヤホンをして音楽を聴きながら花音を待つ事にする

「光君、今は何を聴いてるの?」

花音が聞いてきたので俺はもう片方のイヤホンを花音に差し出す

「良かったら聴く?」

「うん!」花音は頷きイヤホンを受け取ると俺は曲を最初から再生するさっきまで聴いていた【#302】だ

 

花音視点

光君が音楽を聴いていたので気になり声を掛けたら片方のイヤホンを貸してくれたので私も聴いてみる

最初の感想はすごく透き通るような声だと思った、サビにかけては相手に訴えかけるような曲だったそしてどこか寂しさを感じさせる曲だった

「光君はこういう曲が好きなの?」

私は問いかける

「ん〜この曲も好きなんだけど、俺はこの曲が主題歌として使われてるドラマが好きなんだ」

そう言って笑った光君の笑顔は静かな笑顔だった

私はその笑顔に心臓が僅かに跳ねるのを感じた

 

花音が昼食を終えたので花音を自転車の後に乗せて移動を開始する

「そういえば花音、楽器屋で何見るの?」

「ドラムのスティックをみたいなって今使ってるやつは少しくたびれてきちゃってて」

「演奏中に折れたりしたら大変だもんね」

「そうなんだよね、だから新しいスティックが欲しいなって思って、でも私人見知りだから店員さんと話すのとか苦手でだから誰かと一緒ならと思って」

俺は花音と初めて会った時を思い出し納得した

「そっか、でもさ他の人じゃダメだったの?俺はもちろん構わないんだけど、花音の頼み断る人いなくない?」

「本当は美咲ちゃん、ミッシェルの中の子なんだけど、その子にお願いしたら楽器とか詳しくないから無理だって言われちゃってどうしようって思って」

「あぁなるほど、それで楽器に詳しそうな俺って訳ね」

「そうなんだ、なんかごめんね」

「謝らなくて良いって、この後どうしようかと思ってたくらいだからさ気にしないで」

俺がそう言うと花音は笑顔を浮かべてくれたので良かったと思った、その後は花音の声が聞こえるくらいに少しゆっくりと自転車を走らせながら音楽の話をしていると目的地の楽器屋に到着し自転車を止めて店に入ると店員さんが「いらっしゃいませ」とお決まりの挨拶が聞こえてきて店員さんが顔を見せると花音が驚いた表情を見せたので俺は「知り合い?」

と聞いてみると先輩だと教えてくれたので、俺はとりあえず挨拶をする

「こんにちは、花音と同じ花咲川の先輩なんですよね?俺は宮村光(ひかる)って言います。学校は羽丘なので初対面ですよね、よろしくお願いします」

「よろしく花咲川の3年生で鵜沢りぃだよりぃちゃん先輩って気軽に呼んでね」

「りぃ先輩じゃあダメなんですか?」

「できればりぃちゃん先輩って読んで欲しいかな、ねぇデビ子もそう思うよねー?」

(おうともさ〜りぃちゃん先輩と呼ぶべきだ〜)

突然腹話術のようなことを始めたので俺は困惑するがとりあえず目的があってきたのでとりあえずそれを伝える

「りぃちゃん先輩、ドラム用のスティックが欲しいんですけど、直接手に取って見れたりします?」

「ん~どうだろ?ちょっと待ってて」

そう言ってりぃちゃん先輩が店の奥に入っていき2、3分程度で戻ってきて

「陳列されている1番前のやつはサンプル品だから開けて手に取って大丈夫だってさ」

「だって花音せっかくだし色々見てみようか?」

「うん、それが良いかも」

「話は決まったみたいだねじゃあ後はごゆっくりどうぞ」

そう言ってりぃちゃん先輩はレジの方に戻って行ったので俺達は店内を見て回りながら花音が使うスティックを買うためドラム関係を扱うスペースに足を運ぶ

「どう?パッと見いいのあった?」

「う~んパッと見じゃあやっぱり軽くて使いやすいってなってるのに目がいっちゃうな~」

「だよね、俺もそうなるよ手前のはサンプル品だって言ってたし実際手に取ってみないとね」

「そうだね、光君はどんなのが使いやすいの?」

そう花音に質問されたので俺は考えてみる。ギターやベースそしてキーボードはともかくドラムは普段から練習程度でしか触らないため具体的に聞かれると考えてしまう

「そうだな〜俺は少し重さがあるくらいの方が良いかな、使ってるうちに馴染んでくるから最初から手に馴染んだ感触よりは個人的にいいと思うんだ」

「そうなんだ、私はどうだろう?」

そう言っていくつか手に取って見るがこれと言えるものはなかなか無いようだった

「決まらない?」

「うん、使い慣れたやつに比べるとどうしてもね」

俺はどうしたもんかと考えて提案する

「なら、あえて1番近いものか逆にこれじゃないっての選んでみたら?」

「近いものか、逆のもの?」

「そう、手に取ってみて近いけどなんか違うっていうのやこれは全然だなってのはやっぱりあったと思うんだけど、その中から選んで実際使っていくんだよ、そうすればいいのが見つかったりするんだよ」

「そうなんだ、じゃあこれにしてみようかな?」

そう言って選んだのは青い箱のスティックだった

「これが一番近いから」

「花音がいいなら良いんじゃない?」

「うん、これにするよ」

そう言って花音はレジにスティックを持っていき会計を済ませ戻ってきた

「おまたせ」

「この後はどうするの?」

「光君が良かったらもう少し街を歩かない?」

「構わないよ、じゃあショッピングモールにでも行こうか」

俺がそう言うとりぃちゃん先輩がデビ子と呼んでいる人形を使って話しかけて来た

(なぁりぃちゃんこいつらデキてんじゃないかい?)

「どうだろうね、実際どうなの?」

俺は内心今のやり取りは必要あったのかと突っ込みたくなったが、とりあえず返答する

「残念ながら違いますよ、光栄な話だと思いますけど、まだ友達から先の進展はないですね」

「そうだよ!りぃちゃん先輩!私たち知り合って間もないんだからね!」

「ありゃ、そうなの?」

「まだ知り合って1ヶ月たってないんです。なので、とりあえずは友人ですよ俺達は」

そう言って俺は花音の手を引いて店を出る

「いきなり手を引っ張ってごめんね」

「ううん、ちょっと強引だったけどああでもしないとまた変な追求されそうだったしね」

「そう言って貰えて何よりかな」

俺は苦笑すると花音は軽く笑う

(こうしていると穏やかな気持ちになるから不思議だよ)

俺は内心でそう思いながら花音の隣を歩くその間俺達は色んな会話をした、主に俺の事を色々聞かれたが悪い気にはならなかった。

目的地に着いた俺たちはあちこち見て回るなか俺個人が最近よく利用するアクセサリーショップを覗いていた

「光君、このお店よく来るの?」

「ショッピングモールに来た時はね、ピアスとかの品揃えが結構俺好みなんだ」

「そうなんだ、確かに光君が好きそうだなって思うよ」

「俺だけじゃなくて花音が好きそうなのもあるんじゃない?ヘアアクセとかもたくさん売ってるから」

「確かにそうかも」

そう言ってあれこれと花音もアクセサリーを見ている

俺自身もあれこれと目移りしてしまうほど自分好みのものはたくさんあったが、ふと目に止まったのはヘアピンだった

「花音に似合いそうだな…」

花音のあの綺麗な水色の髪に合うのは極端なほどの青か白だ

そして俺が今手に持っているのは真っ青なピンに白、水色、ピンクの丸飾りが着いているまさに花音にピッタリだと思ったので、今日の記念に買っておき花音に声を掛ける

「花音、良いの見つけた?」

「うん!買ってくるから待ってて」

「了解」

そう言って俺は店の外で待っていると会計を終え花音が戻ってきた

「じゃあ近くのカフェでお茶しようか」

「そうだね、少しだけゆっくりしたいかも」

「じゃあ決まりって事で」

そう言って俺達はフードコートの方に足を向ける。

途中で俺は足を止めイベントスペースを眺める今日は何かのイベントが催されていた

「ここで歌いたいな〜」

そう呟いたのを花音は聞いていたのだろう

「光君、ここで歌うの?」と聞いてきた

「いつかね、今はまだ無理だよ、イベントスペースの貸出申請やら何やら手続きが大変だろうしね」

「そっかなんか残念だな〜」

残念そうにする花音に笑いながら俺は言った

「アハハ、残念がってもらえるのは嬉しいけど正直この目標は簡単に叶うと思うよ」

「どうして?」

「考えてみてよ、例えばこころに大くて広い場所で歌いたいってお願いしたら叶いそうじゃない?」

俺の言葉に花音が笑う

「そうかもしれないね、こころちゃんならその辺任せてって言って簡単に叶えてくれそうだよね」

「そうでしょ、さぁ行こう早くしないとカフェが混み出すからね」

「うん」

俺達は今度こそカフェに向かうカフェに到着し席に着くと

それぞれ飲み物と軽食を注文してから雑談に興じる

そうしていると注文していたものが運ばれてくる

俺がコーヒーに口をつけたのとほぼ同時に花音が話しかけて来た

「光君!あの実は相談があって」

「相談?一応聞くけど、俺に相談して大丈夫な事だよね?」

「それは大丈夫、秘密とかじゃないから」

花音がそう言うので俺はそれならと思い答える

「どんな相談事?」

「実はね最近私達ハロハピは病院とか老人ホームとか、薫さんのファン限定とかあちこちでライブしてるの」

花音が言葉を切ったので俺は質問する

「俺への相談はゲリラライブの相談かな?」

そう言ってまた1口コーヒーを飲み返答を待っていると花音は首を横に振った

「ううん、そうじゃなくてね」

花音はそう言ってまた言葉を区切ってしまう

「花音、ゆっくりで良いから聞かせてくれる? 」

「うっうん、実はね少し前に病院ライブをしたの大人から子供まですごく喜んでくれたんだけど…」

俺はそこまで聞いてなんとなくだが想像ができた

「もしかして全員が全員笑顔にはならなかった?」

花音が頷いたので俺はやっぱりかと思った

それと同時に頭を搔くそしてどうしようもない気分になった

(まただ、またこの感情だ)

俺は背もたれに身体を預け深く息を吐き出した後反らせていた身体を起こし問いかける

「あくまでも現時点での花音の意見を聞かせてくれる?」

花音は頷きゆっくり口を開いた

「私は、やっぱりその子達にも笑顔でいて欲しい」

俺はその答えを聞いてあえて厳しい言葉を返す

「その子達の事情は俺には分からないけどさ、笑顔でいるのは本当に大切な事?喜怒哀楽の中で喜や楽の感情は確かに大事だし大切なものだと思うよ。でも、怒りや哀しみの感情だって必要だと思う」

「でもそれは!」

「言いたいことはわかるよでも、俺が言いたいのはどの感情だって必要だと思うってこと哀しみを乗り越えた先に見える喜びや楽しみだってあるよね?」

「うん、それはわかるよ」

「怒りだって大切だよ、怒って喧嘩する事でお互いを分かり合うこともあるよね?俺は男子だし不良漫画とかだとよくある事だし分かる!ってなることもあるんだ」

「それはちょっと私もわかるかな、そういう漫画は見た事ないけどドラマとかで見た事あるから」

「ならさ、個人的な意見だけど、今その子に必要なのは怒りや哀しみの感情なんじゃないかな? 」

俺はそう言ってまた1口コーヒーを飲む花音も半分ほど残ったカップを手の中で回しながら考えている、そして花音が出した答えは

「なら、私たちは怒りや哀しみの先にある喜び楽しみの感情を教えてあげたい!」

「答え出たね」

俺はそう言って優しく微笑む

その後俺達は会計を済ませて店を出てから駅前まで戻り解散する

「今日はありがとう、色々相談にのってもらって」

「こちらこそ、楽しかったし誰かの力になれたなら良かったよ、俺の目標というか目的の1つだから」

「本当にいつもありがとう、これは私から光君に」

そう言って差し出された小さな箱にはピアスが入っていたシンプルなリング型だったが 細工が細かくて確かに俺好みだ

「さっそく付けてみてもいいかな?」

「もちろん」

俺は両耳に1つずつ付けて花音に見せる

「似合うよ光君カッコイイ」

「ありがとう、じゃあ今度は俺の番、花音、目を閉じて」

「こう?」

花音は目を閉じるとなんと言うべきかあえて言葉にするなら彼女の整った顔が可愛いではなく綺麗だと思わさせる

俺は頬に、髪にそっと触れヘアピンを付けてあげ、スマホをカメラモードにして花音に見せる

「これが私?」

「そうだよ、思った通りそれは花音に似合うよ」

花音は自分が自分じゃないと言いたげにカメラモードのスマホを見つめている

「私が私じゃないみたいだよ」

「なら、その姿はもう1人の可愛くてオシャレが大好きな花音なんじゃないかな?」

「もう…1人の…私?…そう…なのかな?」

「自分がそう思うんならそうなんじゃない?」

「そうかもしれないね、本当にありがとう光君!大事にするね!」

「気に入って貰えてよかったよ」

「うん、本当に何から何までありがとう光君!またね!」

「うん、じゃあまた!」

お互いに挨拶を交わしお互いが帰路に着く、俺は自転車を飛ばして自宅に帰るとテーブルの上に置いていたこころからの手紙にもう一度目を通し下の方に書いてあった連絡先に電話をかける

少しして通話に切り替わるとこころの声がスマホ越しに聞こえてきた

(もしもし、あなたは誰かしら?)

「俺だよ、こころ、光だ」

(光!電話してきたってことは病院でのライブに来てくれるの?今度こそ全員を笑顔にするために私達は歌い続けるのよ!)

「それなんだけどさ、花音も含めた他のメンバーとも話をさせて欲しいんだ」

(つまり私達ハロハピともっとたくさんお話がしたいのね!)

「そういう事、だから病院ライブの前に皆と話す時間を作って貰えないかな?」

(わかったわ明日は残念なことに皆が都合が悪いみたいなのだから明後日ならいかがかしら?)

「わかった時間は合わせるよ」

(なら時間は改めて電話で伝えるわ)

「わかったよろしく」

そう言って通話を終了すると俺は一息つく

「本気の苦悩はこれからってとこか」

俺はそう言って頭を搔く

1度考えを整理するため湯船にお湯をはり浸かる

「当面は花音以外のメンバーか」

そう呟き考える、俺に何ができる?

まずは話を聞くこと、それが出来ないとこの先も何も出来ないと思う

「とりあえず出来ることをやるしか無いな」

俺は湯船から出て着替えた後部屋に戻りギターを弾き軽く2、3曲奏でてから就寝した

次の日は朝からcircleでバイトだいつも通りRoseliaやAfterglowの練習を見てその後夕方まで掃除や楽器の調整を行いバイトを終え帰宅するとこころのお付の黒服さんと思わしき人が待っていた

「お待ちしておりました、こころ様のお家にて皆様お待ちでございます」

「予定は明日と聞いていましたが」

「皆様この後の予定がないとお伺いしたので早めに集まっております」

「わかりました、案内をお願い出来ますか?」

「かしこまりました」

俺は案内のもと黒服さん達とこころの家に向かう、家に着くと家と言うより城だと思った、とりあえず案内されて行くと既に全員揃っていた

「来たわね!光!」

「ひかるんじゃん!」

「おや、待ち人来るとはこの事だね」

「こんばんは光君」

「どうもです光さん」

「皆こんばんは、今日は話をさせてもらいに来た」

「光は皆とたくさんお話したいそうよ!」

「ただし、1人ずつね」

「どういう事?」

「そのままの意味1人ずつ話をして結論を出す」

「よく分からないけどわかったは1体1で話をしたいのよね」

「うん、だからお願い」

俺は頭を下げるそうしないと始まらない

「頭をあげたまえ宮村光君君は話をしに来たんだろう?」

瀬田薫が仰々しい話し方で俺に言う

「もう一度言うよ頭をあげたまえ」

俺は頭をあげると瀬田薫と他のメンバーが笑っていた

「さぁ話をしようじゃないか!」

俺は頷き話し出す

「まずは共通認識の確認君達ハローハッピーワールドは世界を笑顔にしたい、そうだよね?」

「ええそうよ!」

「君たちはその目的の中で今小さな苦悩と戦っているそうじゃない?」

全員が顔を伏せる中こころだけは違った

「その通りよ!でもだから何?小さな苦悩だって付き物よ!だって私達の目標は世界を幸せな笑顔で満たすことよ!なら全てが順調なわけないわ!」

「その通りだと思うよ!こころの考えは間違ってない!だからこそ全員に同じ気持ちを持ってもらうためにまずは1人1人の考えを聞かせてもらいたい」

俺はそう言って全員の顔を見ると全員が頷いていた

こころに頼み別な部屋を貸してもらい全員と話をした後

俺はひとつの事を決意した、全員が集まる部屋に行き全員に話しかける

「皆、俺ひとつ決めたよ!次の病院で行われるライブにゲストとして参加させてもらう、そこで俺の音楽で俺なりのやり方で皆に笑顔と同じくらい大切な物を教えようと思う」

言葉にするとはっきりわかるとわかったり、整理できたりってあると思う、俺が今まさにそうだと感じていた。

 

 

 




前編終了です。小さな苦悩と人の心の挫折感を描いたつもりですが、上手く伝わってればいいなと思います
次回でハロハピ編は完結させます
次回「小さな希望と幸せな笑顔」

シーズン3の内容いくか二学期編挟むか

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