エリミネーター   作:たまうさぎ

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同人ゲームとソシャゲのクロスとかいうゲテモノに興味を持ってくれた君
安心したまえなんとさらに初投稿だ

全体的に説明過多になってるごめんね
頑張って読んで

多分そのうち出すと思うけどG41が好き。フィギュアも買った。


少女と少女たち

 石川県の山奥、巨大なダムの上に立つ町があった。

 山奥の町といっても建物は皆近代的で、32階建てのビルや地下鉄駅、高速道路など、山奥という立地から考えると少々以外な発展をしている。

 ダム湖の上を飛ぶ赤い風船たち、建設現場の仮囲いの上からのぞくひげ面の石像、中指を突き立てる人の手をかたどった銅像、町の至る所にある張り紙や広告掲示板に描かれた少女たちは二次性徴を迎える町の少年たちに並々ならぬ影響を与えた事だろう。

 そんな不思議な町押野町に住民の姿や喧騒はなく、代わりに途切れない銃声と爆発音が鳴り響いていた。

 

 

 

 

 

 それは酷く不格好で不気味ではあったが、一目でヒトに近しい何かであることは見て取れる。

 腕のみが異様に発達したもの、腕がなく口が大きく発達したもの、全体が鋼のように硬いもの、様々な違いはあれどそれらすべてが同じ場所を目指していた。

 そして行きついた先で、それらすべては例外なく終わりを迎える。

 

 冒涜的なヒト型が向かう先、町に響く破裂音の発生源でもあるヘリポートのそば、そこには少女がいた。

 日の光を浴びて白金に輝く髪は、戦闘の邪魔にならないようにか少し高めの位置で一つにまとめられている。

 機能性を突き詰めた黒い戦闘服は手と首から上以外の露出が無いものの、芸術品のように美しく魅力的に発達した少女の健康的な肢体を見せつけるかの様にぴったりと張り付いて、芸術的に整った体が浮き彫りにしていた。

 手に握られているのは自動小銃。

 この手のものに明るい者が見れば、スイス製だの弾の口径が精度が信頼性が実績がと得意げに語ってくれるのかもしれないが、少女にとって重要なのは波のように押し寄せるヒト型の足を吹き飛ばせるのかどうか。

 緑の瞳から発する冷徹な視線が向けられたヒト型が、破裂音とともに例外なく地に伏せそのまま消滅してゆくのを見るに、小銃は少女の期待に十全に応えられているようだ。

 それどころか、銃身下部にある筒からコルク栓を抜くような音とともに40㎜径の榴弾が放たれると、群れていたヒト型の中心に吸い込まれて行きそのまままとめて吹き飛ばした。

 

 

 

 通常型、強化型は懐に入られる前に足を撃ち抜く。

 銃持ちも変わらない。遠隔攻撃ではあるものの遠くにいる内はそうそう当たらないので近づかれる前に処理。

 装甲型は移動し続けていれば追いつかれることは無いので、余裕のあるとき以外は無視。

爆発などに巻き込めそうなら狙うが基本的には他を優先して処理し、落ち着いた時に足が吹き飛ぶまで弾を打ち込む。

 上半身が黒い岩のようになっている自爆型は、そこそこの速さで走ってきて自爆をしようとする。一発弾が当たっただけで爆散し、周りを巻き込めば高スコアが得られるが、爆発の威力は侮れないので常に位置を把握しておく必要がある。ピンチになる時はいつもこいつのせい。

 腕がなくて頭でっかちなのは嘔吐型。こいつは倒すのに弾倉の半分ほどの弾を消費する上に酸を飛ばしてくる。この酸はその場にしばらく残り、迂闊に踏み入ればダメージを負ってしまう。うざいし見た目も声も気持ち悪いので見つけたら即刻処理する。

 透過型なんてのもいる。慣れない内は何度も驚かされたが、よく見るとオレンジ色の光が見えるのでしっかりと警戒してればすぐに気づける。見失う前にこれもまた足を撃つ。

 たまに出てくるでかいのは簡単だ。投石をしてくるので距離を離して動きつつ、動かなくなるまで弾を打ち込む。そうすると中から虫みたいなのがたくさん出てくるのであとはそれを処理する。

 

 ウェーブはとっくに2桁代。ここまでくると1度のミスで大きく形勢を崩されてしまうので、レーダーを確認しつつ確実に対処しウェーブの間には自身の弾の補給と、数回に一回ダムの上の細道に置いたタレットたちの補給をして負担を減らしてもらう。

 そんなどこか作業的な行為を地下の射撃場で目覚め、ドジ踏んで力尽きるまで続けている。

 

 もともとこの街には任務で来ていた。

 内容は敵性生物の排除。

 軍が研究していた攻撃的な実験動物が脱走したので、その後始末とついでに関係者も処刑する。

 関係者は排除できたが、実験動物は際限なく湧いて出てくる。今この瞬間も。そう、先ほどから私が足を吹き飛ばしているこいつらのことだ。

 ついでにこいつらが、私の失敗例だということもここに来てから知った。

 だが幸いなことにその事実を知っても、こいつらの足を撃つのを躊躇うようなことは無かった。

 狂ってしまったのだろうか?いや見た目が似てなかったからか。声も男っぽいし。

 欠片でも面影があれば違う結果になっていた可能性はある。

 

 定期連絡を兼ね状況は報告したものの別名あるまで待機との事だったので、町中のにある人形や落書き、資料を探したり、個人的な嗜好を満たしたり、途中から合流した空軍の娘とにゃんにゃんしたりしていると、射撃場にスコアランキングなるものが表示されていることを知った。

 どうやら、実験動物を倒しているとスコアが加算され、一度で稼げたスコア上位10位までが表示されるらしい。見ると皆偽名で登録していたので、自分も偽名で登録してみた。

 一度目のチャレンジを終えるとランキングの下に自分のスコアが表示されたが、同時にランキングにある情報の異常さに気づく。

 自分が数万体殺してランクインすらしていないのに対し、1位は殺害数1体でスコアは1E+09(10億)と表示されている。ちなみに2位に至ってはスコアこそ同じだが殺害数は0。

 一気に気持ちが冷めてしまったが、せめてランクインだけでもと思いかれこれ1か月は奮走している。

 

 などと誰に向けたものでもなく独り言のように考えていると、至近距離で発生した爆発に巻き込まれてしまった。

 気が逸れていたせいで自爆型の近づいてくる音を聞き逃してしまったらしい。

 大幅に体力を減らされた。一度体勢を立て直さないと。

 とりあえずその場を誤魔化すために走って距離を開け、追いかけて来ようと後ろに固まってついてくる奴らに榴弾をお見舞いする。

 拳銃持ちが複数体視界に入る。動いていればまず当たらないとは言え今は爆発を受けたばかりだ、万が一被弾した場合に耐えられるだけの体力は無い。

 感覚で弾倉の中身が残り少ないことはわかっている。この状況を乗り越えるには些か心もとない。が、残弾確認や再装填を行う余裕も無い。

 途中で弾切れになるよりはと、被弾しないよう動きつつ9㎜の自動拳銃に持ち替え、脅威度の高い銃持ちと自爆型を処理する。

 

 再び走って距離を稼ぎながら小銃の残弾を確認すると、弾倉内にある数発で打ちきりのようだ。榴弾も無い。拳銃と手榴弾だけでは強化型程度ならまだしも、嘔吐型や装甲型などの硬い奴ら相手に無事とは行かない。

 落ち着け。窮地は脱した、今は余裕がある。距離を稼いでから補給をして立て直すべきだ。

 あらかじめ設置しておいた、自分は飛び越えられるが奴らは迂回するしかない木製のバリケードや標的を自動で認識し銃弾を連射するタレットTypeAを利用して大きく距離を離し、補給ポイントに到達するとしゃがんで水回復をしつつ弾薬を補給を始める。

 

 突然、後から強い衝撃を受けた。

 バランスを崩され倒れつつも視線を向けると、どうやら透過型から攻撃を受けたらしい。

 レーダーに気を配っていれば気づけていただろうに、今日は随分と気が抜けている。そういえば昨晩はいつもより張り切ってしまった。疲労がたまっているのかな。

 水回復は時間がかかる。しゃがんだ直後だったので先の爆発で9割方削られていた体力は全く回復していなかっただろう。そして今残りの一割も持っていかれた。

 つまり今回はこれでゲームオーバーだ。スコアは更新できず、自分の不注意さが浮き彫りになっただけだった。

 次は弾切れを起こさないように軽機関銃を持ってこようなどと、呑気に目を覚ました後の事を考えつつ、そのまま意識を手放した。

 

 

 

 

 

 とある地区、針葉樹の立ち並ぶ雪山。

 

 一筋の光が木々の隙間をかいくぐり、ブロンドの髪を三つ編みにした少女の頭部をはじき飛ばした。

 

「ああっ!!私のチョコバー!!」

 

「ちょっとFNC、お菓子なんてあなたのためにカリーナが在庫を絶やさないようにしてくれてるじゃない!それより今ので合計ダミー4体も消費した情報を優先してくれないかしら!」

 

 FNCと呼ばれたのはたった今はじけ飛んだ物と寸分違わぬ姿形をした、悲痛な声を挙げる少女、手には少女と同じ名を冠する自動小銃FNハースタル製FNCが握られている。

 少し離れた場所で隠しきれない苛立ちと共に叫んだのは、全体的に白と黒を基調としつつところどころに赤を仕込んだ、兎の耳のような髪飾りが特徴的な少女。装備しているFN製の拳銃から、こちらの呼び名は5-7(Five-seven)だろうか。

 

「5-7でも―――」

「馬鹿、頭を下げて!!」

 

 焦った声とともに強引に押し下げられたFNCの頭のあった場所を、先ほどと同じ光が通過する。

 どうやら狙撃で身動きが取れないでいるようだ。

 

「5-7さん!今のでJagerの位置を特定できました!3時の方向200m程の斜面で2箇所、木の瘤になってるのが見えます!」

 

「よくやったわFN49! FAL、今の聞こえてたでしょ。私の位置から3時の方向200m先の斜面、たのんだわよ」

 

「わかってるわ、任せなさい」

 

 そう、自信に満ちた返事が返ってきた数秒後、三度の爆発音。ダミーが頭を出しても反応は無い。どうやらうまいこと排除できたようだ。

 

「せっかくの待ち伏せなのに、非常用に1体も潜伏させないなんてこいつらやる気あるのかな」

 

「おかげで長引かずにすんだけどね、とりあえず増援が来る前にセーフハウスにはいるわよ」

 

5-7が愚痴るがFN FAL を 担ぐ少女の指示に従い小隊は森に入っていった。

 




カエデさんゲーム内資料見ると「JSDF海兵隊所属の軍人」って書いてあるんだけどこれどっちだ

ちなみにカエデさんは髪だけ弄っててポニーテール1にしてる
色も普段は銀髪っぽいけど光を反射するといい感じに白金に輝いてくれます
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