次回1~2話雄英体育際に入りますが……
その前に芽衣について詳細をまとめた番外編を制作する為少し遅れます =)
7話 "個性把握訓練終了!"
個性把握訓練も終わりに差し掛かり、それぞれの生徒の成果を評価し披露する時間となった。
ある程度自身の個性の幅を知り使い方を模索している生徒もいれば、しっかりと個性の使い方を広げ様々な使い方を覚えた生徒もいれば……まだ迷走している生徒もいる。
芽衣「さて……皆、自分の個性について学べた?」
「「「はい!」」」
芽衣「いい返事ね、これからも自身の個性の幅を考えながら鍛えるように。今日はここまで!」
「「「ありがとうございました‼」」」
生徒達の元気のいい挨拶を後にそれぞれ解散した。
だが
芽衣「さて、あとは資料作成だけね。このまま作業するわよ」
ゼーラ「はいはい、分かったわ」
セシリア「こっちの二人は映像取っといたから後で見ましょ♪」
メビウス「こっちも良いラットだったわ……細かい観察結果までしっかり残しておくわ~」
ワタリガラス「……。」
芽衣「……どうかした、
ワタリガラス「いや、なんでもない。少しこの場を離れる、後で資料はこちらでまとめて置く」
ワタリガラスはそう言うと芽衣の返事を待たず黒い煙となってこの場を去る。彼女が黒煙となって向かう先の林には樹々の隙間からこちらを覗いている一人の人影、ワタリガラスは警戒しつつ近づくとその人物は自分がよく知る人物だった。彼女はその人物に声を掛ける。
ワタリガラス「……何をしてるんだ」
「ウオッ‼ビックリしたー……き、君か芽衣君、いや今の
その人影はかなりやせ細った体系をしている金髪の男性、顔はかなりゲッソリしておりまるで骸骨の様な状態の男性だった。
彼はオールマイト本人、世間体ではムキムキの姿で知られているがあれは個性発動時のフォーム、本来の姿であるトゥルーフォームはこのようにまるで別人なのだ。
ワタリガラス「授業中なんか視線を感じるとおもったら……何故此処に?」
「いやー……そのー……君の授業の仕方を学ぼうと思ってね」
ワタリガラス「……は?」
「実はー……私も教師として教えるのは初めてなんだ。だから金の卵達にどう教えようか殆どわからなくてね……少しでも勉強させてもらおうと見に来たのさ」
ワタリガラス「……オールマイト程の人に教えられるような特別な事はしてないさ、それに私も新人教師なの忘れてないか」
「ハハハ、そうだったね」
「そうだ、少し聞きたい事があるんだ。ワタリガラス君、君から見てA組生徒らはどう思う?」
ワタリガラス「……個性の使い方・機転・行動力、まだまだ未熟ですがいいモノを持っている、将来有望株ではあるな」
「……少し含んだ言い方だね」
ワタリガラス「……数名の心理的な障害が気になる、あれは
「……轟少年の事か?」
ワタリガラス「確かに轟、爆豪なんかもそうだが、一番は緑谷だ……あの少年の性格と心、私達のような大人がしっかり導かないと……確実に近い将来
「……っ‼」
ワタリガラス「オールマイト、貴方は彼に個人的に教えてるんだろう?なら……彼の性格しっかり指導してあげた方が良い」
「……緑谷少年の、性格……か」
ワタリガラス「……私はこの後用がある、何かあれば
「あっちょっと――」
ワタリガラスはそう言うと黒い煙と羽をその場に残し去ってしまった。
オールマイトはワタリガラスから言われた事を心の中で振り返り、考える――
「(彼の性格について……どう導くべきなんだ……)」
オールマイトはこの数分の会話、彼女から聞いた言葉が後に自身の彼の将来に大きく関わってくるとはこの時は思いもしなかった。
その後、私達は事務所の自室にて集合しそれぞれ担当した生徒の個性に関する特徴・癖・課題・改善点などを報告しあい資料にまとめた。
正直それは辛くなかったが、その後の複製した精神を一つにまとめる時が一番辛かった。それもそのはず、複数の律者の分体だけでなく人形にも意識を裂いていた。その情報量の多さは計り知れず集約した際に10人以上分の情報量を一気に本体にいれたせいでとんでもない痛みと不快感が襲ってきたのだ。
例えるなら「狭い空間にいる一人の人間に辞典並のデカい本が豪雨の如く降ってくる感覚」――
「やり方……ミスした……かも……(ガクッ」
それほどの情報量を一気にいれたせいで資料作成初日は気絶、その後さらに2日寝込んだ。
自身のポカで寝込んでから3日目、本調子ではないが一応資料は完了したので病院に居るイレイザーヘッドに合い資料を見てもらう為都内の病院にやってきた。私だとばれない為に一応余り世間には見せた事の無い"ワタリガラス"で私服で向かう。
病院の看護師にイレイザーヘッドのいる病室を教えてもらい向かうと、部屋の中には全身を包帯で撒かれたカイコの様な状態の何かがベットに一人と、その包帯の繭をみて呆れた表情を見せるリカバリーガールが近くで座っていた。
ワタリガラス「リカバリーガール?何故此処に」
「おや、あんたは……あぁ芽衣か。その姿だったから分からなかったよ」
ワタリガラス「失礼、この姿でないと周りにばれてしまうので……それで、その簀巻きの患者が」
「……俺だ」
簀巻きの繭から低い声が聞こえて来た、やっぱりイレイザーヘッドだったようだ。
「こうでもしないと病院でようとするんだよ。アンタ一番怪我酷かったんだからね!明日退院なんだから今日まではそのままでいなさいな!」
「ハァ……面倒だ」
ワタリガラス「……そういう事か。おっと忘れるところだった、イレイザーヘッド」
「この前の授業の資料だな、見せてくれ」
そういいイレイザーヘッドに資料を纏めたパッドを渡す、イレイザーはパットを動かしつつしっかり記録された授業時の映像や私達が感じた問題点などに目を通す。
「……しっかり生徒の弱点などを記載している、流石オールマイトと同じ№1ですね」
ワタリガラス「流石はイレイザーの生徒、各々の癖が強いけどいいモノは持ってるな」
「未熟ではあるが将来性はある。あいつらが貴方の授業で気づいた事、それを雄英体育祭で見せてもらうとしますよ」
雄英体育際、ありとあらゆる分野の仕事関係者から見られる雄英の中で一番と言っても過言では無いイベント。
これでヒーロー科の就職先が決まる事のある人生に直結する重要な行事だ。
ワタリガラス「私はその日警備で見れないけどな」
「あら、お前さんは警備なのかい?」
ワタリガラス「ああ。地上ではなくて上空をメインに警備任された」
「それは安心だねぇ、以前上空から見たいからって侵入しようとした事もあったからねぇ」
「そうでしたね。ですが今回はオールマイト観戦でしたよね」
ワタリガラス「私が勧めたんだ、以前の怪我は治ったとはいえまだ病み上がりだからな。今回は警備に気を遣わず見てもらう」
「じゃあ観戦はしないのかい?」
「いや、ホールの屋根からチョコチョコ覗いて観る余裕はあると思うから上で観てるさ。それに
そういい自身の着ていたフードの中から赤い体の小さい龍の様なモノが顔をのぞかせた。
これは倶利伽羅《くりから》、"雷の律者"での相棒であるブローニャと共に開発した機械だ。"雷の律者"の本気は100%の出力を出した状態の私+倶利伽羅のタッグで本当の意味で100%の本気になるのだが、
この小さい姿は能力を完全に出していないから小さいちびキャラ並の大きさと愛くるしさを持ったロボットの様になっている
「成程、確かにアンタとその龍が警戒するんならあんしんだねぇ」
ワタリガラス「ああ、警備はお任せを。それじゃあ渡すモンも渡したしこれで失礼するぞ」
少し雑談をし過ぎてしまった、このあとテレサに用事があったのは思い出し少し速足で病院を後にした。
ワタリガラス「体育祭、中継すらされるこのイベント……ヴィラン達に悪用されなきゃいいけども」
この不安が後に現実になってしまうとはこの時の芽衣はまだ知る由もなかった……。
巨悪との対峙は、近い――
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