新年も難しい日本語を学びながら投稿していきますのでよろしくお願いします XD
体育祭の振り替え休日が終わり、A組はこれから始まるヒーローの職場体験の為にヒーロー名を考えていた。が、その前に来たヒーローからの指名、体育祭での模様を見て是非ウチにと指名が誰に来たのか発表される。今年は一部の目立った学生が多かった為指名された生徒は例年のばらけ具合とは打って変わり一部の生徒に集中したようで轟や爆豪、そのほか数人の生徒の名前が表示される――
――だがその中に轟と熾烈な戦いを繰り広げた緑谷の名前は無かった。
「緑谷、お前指名来てねぇじゃん!きっと体育祭であんな無茶な戦い方したからヒーローがビビッて指名入れなかったんだよ……!」
「うん……」
「いや……緑谷、お前にも一件だけ指名来てたぞ。ただその指名が今日届いていたからグラフには入ってないだけだ」
「えっ本当ですか⁉」
「良かったじゃん緑谷!」
「その指名って誰からなんだ?」
「それは後で自分で確認しろ、まずヒーロー名さっさと決めろ」
『はい!』
ヒーロー名を決める授業?が終わり、相澤先生から職場体験の志望を届いた志望を見て考え提出するよう言われそれぞれ配布された記入用紙と指名をもらったヒーロー事務所一覧を見る。
「……えっ!?嘘!?」
「デク君?」
「ん?どした緑谷?」
「こ、こ、こここここ、ここコレ!?」
「ちょ、ちょっと大丈夫デク君!?すっごい震えてるよ!?」
「おいおい落ち着けって、一体何が――」
緑谷は表情が固まり壊れた洗濯機の如くガタガタと震え上鳴の言葉に反応しない。震える緑谷の手から先程見ていた紙が震えで落ちる。麗日は緑谷が落とした紙を拾い、集まってきた生徒と共に覗いた。その紙は自身を指名したヒーロー事務所の名前が一つ書かれていた紙の様で真ん中辺りに書かれた事務所を見る――
[ヒーロー事務所『ハイペリオン』本部 :東京都○○区]と書かれていた。
「ヒーロー事務所ハイペリオン……?何処だそりゃ」
「えっと、今調べるね……ぅえぇえ!?」
「どした麗日!?」
「こ、この事務所……"律者先生"の所だよ……」
「……はああああああ!?!?」
数日後……
「あれ~?」
「どうしました?芽衣姉様」
「緑谷君うち来ないってさ」
「……それが?」
「いやね、緑谷君ってヒーローに対して怖いほど憧れ持ってるんだよね。特にオールマイトや私に……」
「よくいる熱烈なファンというやつでしょう。ファンだからこそ逆に行くのが恐れ多いとかなんじゃないですか?」
「そんな事考える子かなぁ……」
修行させたいって理由でわざわざ指名を入れてみたけどまさかの向こうから別のヒーローの所に行くとは思わなかった。
旧知の知り合いのヒーローとかが指名いれたからそっちに行った……とかなのか?
「そのオールマイトとはどうゆう接点か師弟関係みたいだし……なんかあるのか――」
「――考えすぎです」
言い切る前にブローニャに遮られてしまった。
確かに考えすぎかもしれない、他人が考えていることなんて分かるわけが……いや待てよ?
「(識の律者で精神から思考を断片的に見れた筈……あいやでもそんな事したプライバシーの侵害に……!いやいやでも思考を覗くだけだしバレなきゃ……イヤイヤイヤ何考えてるんだ私⁉)」
「ウゴゴゴゴゴゴゴ……」
「何故に苦悶し始めたんですか……(-_-;)」
脳内で天使と悪魔が争い合うのを知らぬブローニャに白い目で見られる芽衣だった。
結局自分の天使(善性)が勝利の旗を上げ思考を覗く事は何とか抑えられたが……やっぱり不自然に思う。
気になってしょうがないのでオールマイト本人に話を聞こうと思った。それなら真正面から聞くし特に問題はない……ハズ
「(他者とのプライベート聞こうとしてる時点で問題有だよねぇ……でも気になってしょうがないから聞こう!)」
こうも自分の事務所に来なかったのを気にするなんて、意外にも自分には№1としてのプライドと言うのがまあまああったらしい。
そんなこんな意外な一面をしった律者が雄英の職員室に入ると、部屋の奥でオールマイトが誰かと電話で話していた。それもペコペコと頭を下げながら……
「イレイザー、あれどうしたんです?」
「なんか師匠とか言ってたんで昔の知り合いじゃあないですか……」
「オールマイトの師匠……?」
あのオールマイトを作り上げた"師匠"……一周回ってどんなのか想像できない。やっぱ筋骨隆々な男性何だろうか、それとも意外と女性?
気になりつつ自分の席に座り書類を整理する律者、その左後ろには電話で会話しているオールマイトが要る
「……緑谷少年……申し訳……!」
「(師匠に緑谷君の事話してるの?)」
此処に来るまでずっと二人の関係を知りたがっていたせいが失礼にも無意識に電話の内容を盗み聞きしてしまう律者。
耳を澄まし聞こえる会話に集中しつつ手元では全く書類を意識せず正確に書類を捌いていた。
「凄い集中力だな律者先生……!(汗)」
右斜め前の席に座っているスナイプが驚きながら感激するのを一切視ず、盗み聞きに集中する律者。他者から見たらどのような顔になっているのだろうか……。
『はい、はい……申し訳ありません師匠!私の教育が成っていない為師匠のお手を煩わせてしまい……!』
『まったく、お前の弟子なだけあってホント昔のお前とそっくりじゃな……まったく!』
師匠と言うのは男性、喋り方とかから察すると結構なお歳の方の様だ。聞い続けるうちもっと師匠の事がきになり耳に集中し……作業する手が分身して見える程高速になる
「せ……千手観音……」
「な……何かあったんすか、律者さん……(汗)」
回りの先生の変人を見るかのような目など気にせず会話を聞き続ける――
『まったく……
『ちょ師匠……大声で……!』
突然律者の手が止まる、聞いたことが無い単語がズドンと頭に飛んできた。
「(ワンフォーオールの個性……託す……!?一体何を言って……‼)」
急ぎオールマイトの方に顔を向けたがそこにはおらず、電話しながら職員室の外へ向かってしまっていた。
明らかに緑谷君に係わる単語が二つでてきた。「ワンフォーオールの個性」、「託した」……!律者は彼の為にも聞きださなければと急ぎ彼の後を追いかける
「ちょっと飲み物買ってきます!」
職員室の中なので静かに立ち上がり、早歩きでスタスタと職員室の扉に向かい外に出る。
周辺の先生は先程から変な律者の事を目で追いながら、高速で作業していた書類に目を通す――
「な、何だったんだ……?」
「書類……ちゃんと出来てはいるんですね……」
急ぎ足でオールマイトの向かった方角に歩き追いかけると、階段裏の人が寄らないスペースで会話を終え汗を拭っていたオールマイトを発見する。
すぐにでも聞きたい一心でズイズイと近寄りオールマイトに話しかける。
「オールマイトせんせ~」
「うわぁ!!ってな、なんだ……律者君じゃないか、どうしたんだい?」
「先程の会話……"緑谷君に個性託した"ってどういうことですか?」
「ギクギクッ‼……さ、さぁ?ナンノコトカナー(棒)HA,HAHAHAHAHAHA……!」
「……話してくださいね?(ニッコリ)」
「HAHAHAHAHA…………はい」
隠そうとしても無駄だと理解し諦めて事情を話すと伝えるオールマイト、多数の人がいる場所じゃ話せない様な事らしいので無人の会議室に向かい二人で話す事になった。
どうやらあの話はこういう事らしい――
①彼に自身を継ぐヒーローの素質を見出し個性を授ける事を決意
②元々この個性は何代も引き継がれてきた"特殊な個性"であり、下手に使うと自身の身を滅ぼしかねない危険なモノ
③それを使いこなす為、師匠として緑谷君を鍛えたが、それに見かねて事情を知る師匠が彼を鍛える為に指名を入れそちらに向かった
とまあざっくりとこんな感じらしい。私はその話を聞き頭を抱えた……そんな大層危険な個性を元無個性で個性を鍛え始めてから数か月の少年に託したというのは……あまりに酷な話に感じた。
「……はぁ。そんなモノなんで彼に……」
「彼が……この個性を引き継ぐに値する心を持って居た。彼のヒーローになりたいという気持ち、そして自身をかえりみず他者を助けようとする正義感……彼に渡しヒーローの夢を実現させてやりたい……その一心だったんだ」
「それがこの現状ですか……」
「……教師として失格だな、私は」
あの小さい少年にそんな重荷を与えてしまってはあれほどの焦りを生ませるのも分かる。
はやくオールマイトの様に、受け継いだ個性で自分もオールマイトの様に……元々の憧れが重なり自身の心と肉体に重度の重荷を与えていれば何れ待っているのは……今のオールマイトの様な悲しい現実だけだ。
「それで、それだけなんですか?」
「……というと」
「そんな大層な力、天性のモノってわけじゃないんでしょう」
「凄いな君は……そこまでわかってしまうのか」
「(「自分も神様に貰った個性だから」……とは言えないな、どんな過去があっても神様に貰ったとか信じる人間いないだろうし……)」
「私は天性の歪な個性ではあるが、個性そのものが未知……そうホイホイとそれほどの個性が産まれるとは思えないのでね」
「……君もいつか対峙するだろうし隠す事はしないさ」
オールマイトは先程までのふがいない先生ムードとは全く違う、ヒーロー時のオールマイトの風格で真剣な眼差しで語り出した。
「オールフォーワン」、日本を牛耳った悪の親玉……最大の敵について知る事全てを――
「――『オール・フォー・ワン』、他者の個性を奪い自在に扱う"個性"……そんな個性が」
「ああ、そしてあの男は奪った個性を
「他者に……まさかそれって!」
「そうさ。ワンフォーオールは、元々オールフォーワンの個性だ」
「……頭痛くなってきますね」
「君のその強力な個性を狙い襲ってくる可能性もある、十分注意してくれよ」
「はい――」
自身の想像の3~4倍超えた話を聞く事になってしまった。
あの後は他者へ過言無用と言われオールマイトは去った、これから彼に教える時……いつも通り気にせず教えることは出来るのだろうか、不安を抱え帰路に着く。
衝撃の事情を聴いて3日後、職場体験の日取り的には6日目といった所――
とある場所でのヴィラン退治の要請が届き急ぎ向かっている、本来なら依頼に集中すべきなのだろうがここ数日はオールマイトの話が頭から離れない。
『君のその強力な個性を狙い襲ってくる可能性もある、十分注意してくれよ』
「あのオールマイトがあれほど警戒する敵……一体どんな奴なのか」
オールマイトのヒーロー活動を一気に追い詰めた傷、それを与えたヴィラン「オールフォーワン」……。
そんな存在が未だにこの日本にいて着々と再起する為に力を蓄えているかもしれない、すこしでもその男を見つけ捕えなければこの日本がどうなってしまうのか、想像し焦りが襲う。
まだ本人が出ても居ないのにまた自分は一人で考え込み一人で自分を追い詰めている……
「……転生する前も目の前で傷ついた人を見ると「助けられたんじゃ」、「もっと早く」って勝手に責任もって心傷つけてたっけ……直す方法探さないとな」
自身のなんでも自分に背負い込む癖について改善案を考えながら依頼があった現場に急ぐ、すると――
「あれ、もう終わってますね」
すでに現場には警官とヒーローが到着し事件を解決していた。
周囲の道路に規制テープを張り、横転しひっくり返っている焼け焦げたトラックと縄で縛られ拘束されている気絶したヴィラン。そしてその隣にはヴィラン達を鋭い目で監視する炎揺らぐ大きなガタイのヒーローが立って居た。私は宙から現場前に降り立ち状況を確認する。
「……あ、律者さん!お疲れ様です」
「お疲れ様です、状況は?」
「はい、先程エンデヴァーが駆けつけヴィラン一味を捕縛。どうやら銃器を扱う武器商人の様です」
「成程、ちょっとエンデヴァーと話してきますね」
「はい、こちらはお任せを」
「……エンデヴァー、お疲れ様です」
「……貴様か、律者」
「(う、私がランキング一位になってから向けられる視線が怖い……私何かしたかなぁ……)ちょ、ちょっと状況を聞こうと思いまして。ヴィランはこれで全員ですか」
「ああ、運転席の2人に荷台の上で応戦したヴィラン二体だ」
「そうですか、じゃあ逃走したヴィランは居ないんですね」
「遅れて来た貴様とは違う、そのようなヘマなどするか……!」
「(な、何でそこでキレるんですかねぇ~ホントこの人苦手‼)そ、それは失礼な事を聞きました。では自分はこれで――」
とりあえずこの場は大丈夫そうだと判断(あとエンデヴァーから離れたい)し、この場を去ろうとしたその瞬間、横転したトラックの荷台が大きな爆発音が響く。
何事かとすぐに目を向ける、そこには荷台の奥からゆっくりと歩いて外に出てくる一人のヴィランが居た。
「ヴィラン!荷台の中にも居たのか‼」
「てめぇ……よくもやってくれたなエンデヴァアアアアアア‼‼」
かなり頭に血が上っているヴィランはエンデヴァーを見つけると個性を発動し荷台に積みこんでいた重火器を自身の腕に纏わせ大きな腕を形成する。
そして、形成された腕のパーツである銃が一斉に私達が居る方向に銃口を向け狙いを済ませた。
「マズイ‼‼」
「皆さん退避――」
「死ぃいいいいねぇええぇぇぇえぇ‼‼」
血走った眼で仲間の存在など気にせず、50は超えるだろう自動小銃で一斉射撃を始める。
エンデヴァーは自身の炎のブーストでその場を離脱するが、私は拘束したヴィラン達が後ろに居た為即座に離脱できなかった。
「律者‼‼」
「(この弾幕の中後ろのヴィランを守る方法は……虚数!)」
芽衣は左手だけを"空の律者"に換装し、弾幕が来る方向に手を勢いよくかざす。自身も目の前にいくつもの大きな虚数空間が展開され銃弾の雨は勢いよく中に吸い込まれていく。
自身の攻撃が不発なのにも気づかずヴィランは見境なく周囲に弾丸を撃ちこんでくる。よく見ると首筋から右頬に掛けて桃色の不気味な筋が浮き出ている、あれはおそらくブースト剤だ。
「エンデヴァー!ブースト剤による暴走状態だ、周囲の避難誘導急いで!」
「もうやってる!全員この場から離れろ!建物内の奴も窓に近づかず伏せていろ‼」
「流石№2、仕事が早い!」
流石に虚数空間をこれ以上広げると精密な防衛が出来なくなる、仕方なく"理の律者"による創造でヴィランを囲う様に砲座を構築、40台の砲座が360度ヴィランを囲み込み一斉掃射を開始する。
「――射角調整、
40の砲座が一斉に射撃開始、青い閃光と共にエネルギー弾が連続掃射される。それに気づいているヴィランもすぐさま銃を四方八方に向け対抗するように射撃、エネルギー弾と銃弾がぶつかり合い青い閃光が無数に飛び散る……まるで花火の様な光景だ。
「このクソガァあぁぁぁあぁ‼‼俺様に効くわけねえぇえぇんだよぉおおおお‼‼」
「作戦通り――」
「(自分が囲われて撃たれると感じれば、攻撃の手を止め反撃の為に銃口を創造した銃座に向ける!その隙を突けば――)」
「本体が手薄になるよね!」
「ガアァアアアアアア‼‼」
自分を狙っているの知り急ぎ2~3本の自動小銃をこちらに向け対応しようとするが、3本程度の連射であれば"雷の律者"での斬撃で容易に斬り払える。
こちらに飛んでくる銃弾を一つ一つ斬り捨てヴィランに接近する、回転する銃弾は雷光を纏った一刀により捻じれた奇怪な斬り痕を作り次々と地面に落とされていく。
「くるな、来るんじゃねぇえええええええ‼‼」
全て弾かれた事をしったヴィランはどこから出したのか1本の対戦車ミサイルを取り出し躊躇なく発射した。此処は銃所持違法の日本だというのにどこからこれ程の銃器を調達したのだろうか、それに――
「(このヒーロー社会でどこでそんな物騒なモン使うんですかねぇ……)ソォオイ‼‼」
ロケット砲は斬ろうが撃とうが爆発しこの現場に甚大な被害が出る、こういった場合は掴んで遠くへ飛ばすか、爆発を抑え被害を最小限にするかの二択となる。
律者は雷の速さで移動できる為その際は周囲の動きが遅く見える、その性質を利用しこちらに飛んでくるロケット砲を片足でゆっくりと蹴り上げる様に動かす、衝撃で爆発しない様優しく触れ、撫でる様にゆっくりと弾頭を上空に向け……空に向かい飛んで行くように向きを変えた。
他者から見れば突如律者に向かい飛んで行ったロケット砲が突如上空に向かい飛んで行くという奇妙な光景に見えているだろう。
「ナァあ⁉」
ヴィランも自分の意志でロケット砲が上空に逃げる様に軌道を変えた事に驚きを隠せない、そしてロケット砲の後を引く白い煙の向こうから紫電が迸る。
ヴィランに向け峰打ちの居合一閃、ヴィランは腹に雷速の居合がぶつかり白目をむき3~4m程吹き飛び気絶した。
ヴィランの周囲に漂っていた無数の銃は個性の効果が斬れたのかフッと当然浮力を失いガシャガシャと音を立てて地面に落下していった。
「ふぅ、これでお終い」
しっかり逃げられない様亜空の帯で簀巻きにし確保されたヴィランがフヨフヨと帯の持つ浮力でこちらに向かってくる。周囲の警察や隠れていた民間人は一連の騒動が収まった事に気付くと歓喜の声が一斉に上げる。
一人、隠せない苛立ちを揺らめく炎と共に見せているのを他所に――
「……何故俺は――」
つい最近〇話の部分漢字にしていたんですが、これから二桁になると自分の頭がパンクするだろうと結論が出て数字に戻しました……。
作品の投稿日時、いつぐらいに上がってると嬉しいですか?
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朝方
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正午・昼休み時
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午後
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夜間・深夜帯
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とくに気にしてない!