来年も、自分のペースで更新していくのでよろしくお願いします!
あ、あと「崩壊3rd&ありふれ」の作品見ていただけたでしょうか?
今公開している「崩壊3rd&ありふれ」作品は、試作のαバージョンでさらに設定部分を深く掘り下げ、リメイクした本編をいづれ公開しようと思います。
試作は崩壊3rdの作品設定を深堀しすぎて細かい設定を書きすぎてしまい、新規さんが理解しずらい内容になってしまいました……ですので、完成作はそのあたりをスッキリさせた作品にしていきますのでお楽しみに! XD
※崩壊3rdにした理由は宣伝兼好きだからです……♪未プレイの人はやってみてください!ストーリー的にも今がはじめ時かもですよ?
空に浮かぶ一人の仙人。それを下から絶望の表情で震え見上げる生徒2人。これから地獄絵図が繰り出されれる予感を、ひしひしと感じていた。
「に……」「に?」
「「逃げろぉぉぉぉぉぉぉ!!」」
踵を返し全速力で距離を話そうと走り逃げ出す二人。全速力で敵に背中を向けて全力ダッシュ。これが試験だからよかったが、本番なら――
「敵に背を向けて逃げるのは頂けないなぁ」
また片腕で印を結ぶ。律者の周りに黒い墨が何もない空間に出現し、形を変えていく。空間に浮かぶ墨の渦は徐々にその容姿を整え、無数の剣へとその身を転身させる。そして、再度印を結び作り上げた無数の剣に指示を出す。
「行きなさい、剣群戦軌」
無数の剣閃が流星の如く台地に降り注ぐ。爆裂音と破壊音を騒がせ、周囲の地形に突き刺さっていく。全速力で後ろを振り返らずに逃げていく二人の表情は――
「「うわぁぁぁぁあははぁあぁぁぁぁぁ!?!?!?」」
――涙目だった。
それもそうだろう、うしろから絶えず破壊音と衝撃が聞こえ、それが追いかけてくるのだから。
「ほらほら、頑張って条件達成させて見せなさい」
「んなむちゃなぁぁぁぁあ!?」
「どうすんのよこれぇぇぇぇぇぇ!?」
その光景をモニター越しに眺めている緑谷達。律者による新しい力の披露に困惑しつつ試験を応援している。
「剣がいっぱい……!」
「あの数を自在に操っているのか……なんという集中力!」
「ケロ……雨をよけようとするなんて、無理な話ね……緑谷sちゃん?」
「デクくん?どうしたの?あ、もしかして何か分かったとか!」
「……多分、あの剣は個性使用時のエネルギーで作り上げているんだと思う。"理の律者"での創造は、エネルギーを無機物に変質させているけど、多分あれは全部エネルギーを固めたものだと思う」
「そうなの!?でもなんでそう思うの?」
「あれ見てよ」
そういい緑谷は画面の一部に指をさす。それは先ほど無数に剣が降ってきた場所。そこには地面に突き刺さる剣が映っているはずだが、何故か剣がほとんど映っておらず、ぽつぽつと突き刺さっているだけさった。
「剣が消えてる!?」
「うん。多分、あの剣を雨のように出しても形を保てる数が限られてるのかも。それか作った剣は時間で消えちゃう……とか」
「ケロォ、さすが緑谷ちゃん。私たちとは見ている所が違うわ」
そんな中、生徒たちの会話が聞こえないほど見入っている人物がもう一人、リカバリーガールだ。ヒーローを治癒するという立場において、大抵のヒーローの情報は頭に入っているはずだが、彼女だけは他とは違う。個性が異質なのか、力の底がわからないのだ。
炎やエネルギーを放出、具現する個性は自身の個性因子が作り出すエネルギーと、それをコントロールする精神力が必要になる。それにはもちろんエネルギーの残量というものがあり、限界が当然存在する。
律者の場合、その限界値が測定できない。あれほどのエネルギーを一斉に具現させ、操作するとなると並大抵の者じゃない。それもあんな若い少女がそれをこなしている現状。
「(№1ヒーローと呼ばれる逸材ではある。だけど、なにかが引っ掛かる個性でもあるねぇ)」
「(おそらくあれでも完全じゃあない。一度だけ100%状態と言っていた形態を見せてもらったけど、あれでもおそらく不完全……律者、あんたは一体何をしたらそれほどの力を身に着けたんだい?)」
一方試験会場では――
「はぁはぁ……!」
上鳴達が建物内に避難し律者を巻こうとしていた。思惑は偶然にも成功し、律者も二人を見つけ出せないでいた。自身が放った剣による攻撃で、砂埃が舞い生徒を見失ったのだ。
正直雷の律者を使えば、見つけられるが……倒す気持ちで行くとは決めていても多少はハンデが無ければ試験にならない。なので、今回は探知・捜査系の能力は使用禁止という事にしている。とはいっても、この"剣の律者"はエネルギーの消費を極限まで抑え、剣を創り出し操作するのが基本の形態。他にも仙術なども使えるが、正直そっちは原作でもあまり出てこなかったので能力としては弱体化している。
「こう隠れられると見つけるのも大変だね。てか土煙で良く見えないや」
「ん~……仕方ない、こうなったら作戦を変えよう」
「攻撃音が収まった?」
「今のうちだ!?隠れながらゲート向かうしかねぇ!」
「見つからないように、建物の壁溶かしながら少しずつ進もう……」
酸で壁を溶かし、遮蔽物に隠れながらゲートまで向かう作戦。律者は上空に停滞しているため何処にいるか見やすい状態。隙を見て遮蔽に飛び込み、少しずつだが着実にゲートに迎えている。時間もまだある、これなら何とか行けると思った矢先、律者の行動が変わった。
「じゃあ、こうするよねっ」
剣を創り出し、再度射出させる律者。だが今度の剣は雨の様な広範囲ではなく、特定の箇所に集中して攻撃していた。突如変わった行動に困惑する上鳴だが、その行動の意味を、この後響く轟音で理解する。
ゴールへと続く道が、倒壊した瓦礫でふさがれたのだ。その原因はもちろん剣によるモノ、二人は理解した。これは出口を塞ごうとしているのだと。
「うそ塞がれた!?」
「やべぇぞ!溶かせるか!?」
「ムリィ‼‼厚すぎるし、なんなら溶かしてもまた崩れて埋まるかもしれない!」
「しゃあねぇ、別の道を……!」
すぐさま引き返そうとしたが、後方の建物も倒壊を始めた。律者は意図して二人の後方を壊しているわけではない。ゲートまでの道を塞ぎつつ、乱雑に攻撃して動揺させようとしているのだ。派手な攻撃が前からも後ろからも来たとなれば、うまく判断しずらくなると、そう考えたのだ。
「(ちゃーんと逃げる道は一つだけ残してるからテンパらずに探せるかなぁ?)」
ゲート付近は意図的に壊し、反対側は適当に壊す。大規模な戦闘でこれがどのような目的での破壊なのかを理解し行動できるのがプロに近づく一歩と言える。
そんな中土煙が一瞬途切れ、上鳴達2人を見つける。完全にビビってしまい、動きに無駄が多くできている。これは厳しいか?でもこれも生徒を良い教師に育て上げる為、心を鬼にして指導しなくては……
「お二人さん?」
「「ヒィ⁉⁉⁉」」
後ろから声をかけると、まるでお化け屋敷にでも入ったのかと思うような驚きぶり。仕方ないが、こういった隙をあえて見逃すわけにもいかない。私は剣を使い、虫の標本の如く二人の周囲に突き刺して身動きを止めた。とはいっても一部あえて脆くしているので、抜け出そうと思えば抜け出せるが……完全に戦意喪失してしまっている。
「あらら……教育とはいえ大変だなぁ。ハイ、時間切れです」
ビィーーーーーーーーー‼『芦戸・上鳴チーム。タイムアップによりリタイア』
無慈悲にも、試験終了のブザーが鳴り響いた。
「くっそ~……‼‼」
「あんあの無理だよ~……」
「一応、ゲートまでの出口は一つだけ残してたんだけどね」
「「ウェ⁉マジで!?!?」」
「マージ♪二人共、何がいけなかったのか、後でじっくり考えてね」
「「はぁ~い……(´・ω・`)」」
しょぼくれた顔をしながら返事を返す二人。疲れと悲しみと混乱で真っ白になってしまっている。後で飲み物でもプレゼントしてあげよう。
「まさに一方的だったな…!」
「相性が悪すぎるね……」
「ケロ…相性以前に実力差がありすぎたのだわ…」
さて、私にはまだやるべき仕事が残っている……そう、このステージの修繕作業だ。
いくら敷地があり、資金があり、技術力があっても、壊した敷地を直す時間までは無いのだ。なので私やセメントスさんなんかが、空いた時間で修繕や補強をして回っている。今回は自身で破壊した建築物の修繕、数時間前にエリアを見回って構造は記憶済み。あとは"理の律者"の力で直すだけだ。
「腕の部分を理の律者に換装してっと……よし、始めようか」
手をかざして、周辺の建造物を構築し直していく。いつも通り、なにも変わらない作業のはずだったが、修繕している途中、謎の違和感が一瞬個性を乱した。
「ん?」
突如個性が乱れ、手甲が一瞬だが姿が変わった。青と黒を基調としたデザインが、一瞬だけだが白と青の装飾に切り替わると、構築が一瞬加速し修繕スピードが速くなった。違和感を覚え、再度手甲を見ると、何事もなく元の形になっている。
「今のは……?」
「あのデザイン、どっかで……まあいいか?」
一瞬乱れた個性も、今は特になにも感じない。きっと初めて使った律者の能力を慣れないながらに使い続けた反動だろうと思い、この日はなにも考えなかった。だが、律者はこの力、個性「律者」と呼んでいたこの個性が、実は別名義であり、更なる真価を秘めていることを。
そして、その真価をめぐって、この世界を揺るがす大きな事件の中心点となり始めていることになることも――
今年はこれで最後です!それではよいお年を!
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