深夜、閉店したゲームセンターの清掃をしている店員2名がいた。
「いやー、昼間のウマ娘のお嬢さん達は凄かったなー」
「そうだな、あの手のゲームで同点とか初めて見た、しかも2人ともノーダメージだったし」
「見ていた俺らを注意しに来た店長も見入ってたしな」
話題に上がっているのは昼間の2人のウマ娘の事である。
「あーでもよ、ノーダメージとかいかなくてもノーコンティニューでクリアしてたウマ娘コンビもいたなぁ」
「ノーコンティニューくらいなら練習すれば出来るし珍しくないだろ」
「そうなんだけどさ、なんつーか気迫が凄くて見ていたこっちまで撃ち抜かれるかと思ってたくらいなんだわ、えっと確かー…」
スペ達が訪れる2週間前のゲームセンター
「ライスちゃん!この大っきいゲーム何だろ?ゆーま?」
「ウララちゃん、それはウマ娘メインアーミーズって読むんじゃないかな…」
「ねえねえ、これってどうやって遊ぶの?」
「多分、ここにある銃で敵さんを撃つんじゃないかな…」
「ええ‼︎撃っちゃうの⁉︎」
「でも撃たないとこっちが撃たれちゃうから…」
「ウララ痛いのは嫌だなぁー」
「だ、大丈夫!これはおもちゃの銃だし、ゲームだからウララちゃんも敵さんも痛くないはず!」
「そっかぁ、じゃあライスちゃん一緒にやってみよ!」
「ええと…上手く出来るかなぁ」
始める2人、当然ながらこういったアクションゲームは2人は得意わけではなく早々にピンチを迎えてしまう。
「あうっ!また撃たれちゃった…」
実際に弾が当たったわけではないがウララは辛そうに言う。
この時、どう言う訳か画面内の敵はウララの方ばかり攻撃していてライスはほぼ無傷といった状態だった。
「どうしよう…どうしよう…」
ライスはウララのピンチに焦り、それが撃ち漏らしを起こし、さらにピンチをもたらしてしまう。
またもウララの操作キャラにダメージが入る。
ライフはもはや赤点滅が入り瀕死の状態だ。
「どうしよーやられちゃうよー!」
「ライスのせいでウララちゃんが撃たれちゃう…
ライスのせいでウララちゃんがやられちゃう…」
ウララの一言に反応したライス、その時ライスの目付きが変わった。
「ウララちゃんに…ウララちゃんに手を出すなぁ!」
突如覚醒したライスは次々と敵を倒していく。敵がこちらを狙っている表示、いわゆるロックオンサイトが出るとそれの敵を優先に撃つ、これ以上ウララを傷つけさせないそんな確固たる意思が鬼神の如き動きを見せる。
気づけば画面にはクリアを表す「THE・END」と表示されていた。
その後はウララが
「ライスちゃんすっごーい!1人でいーぱいやっつけちゃった!」
ゲームが無事エンディングを迎えた事でライスは正気に戻ったのかこれ迄の気迫が嘘のようにクリアした事を喜び合い、その後は仲良くUFOキャッチャーをし始めました。
予約投稿というのを使ってみたかった、それだけ。