ダンガンロンパ4/1〜絶望少年少女たちと絶望世界〜 作:ダンガンロンパ4作者
1 ここは一体どこ?
ゴオオオオ…
寒空の下。みんなの服装を見る。8:00。鐘がなる。
私、烏岳紫苑はここ、天蘭女学院高等学校の風紀委員をしている。まぁ、そんなに厳しくはしないけど。
今日も、退屈な一日を送る。あーあ…何か起こんないかな…
ガシャン…
紫苑「さようならー。」
自転車を漕ぐ。早く帰って、塾に…その時だった。
紫苑「…あれ、こんなところにトンネルなんて…あったっけ?」
それはなんの変哲もないトンネル。ゴオオオオと風の音がする。真っ暗闇で少し気味が悪い。
紫苑「…近道かも、いってみよう。」
ゴオオオオ…
紫苑「それにしても、不気味よね、こんな真っ暗闇のトンネル…」
幽霊でも出てきそうな感じだが。
その時、光が見えた。そして、私は漕ぎ始め…
紫苑「よし、近道っ…あれ?」
そこは全く知らない街。夕焼けが綺麗に見えている。その反対側には工事の跡。
紫苑「どこよ…もう一回戻って…あれ?!」
トンネルがまさかの消えていた。凄く不気味だ。
紫苑「いわゆる、きさらぎ駅的なやつ?最悪…」
ー街ー
紫苑「…なんか商店街とか電気屋とか…古いのよね、街全体が。」
カラカラカラ…
紫苑「…ん?学校?」
その学校は…『生死学園』。物騒な名前の学校なこと…
紫苑「…自転車止めれるとこあるから誰かいるか聞いてみよう。」
ガチャン、カチャ…
紫苑「…なーんか怖いなぁ…」
ぎぃぃぃ…
紫苑「…すみませーん、誰かいますかー?」
パタパタパタ…トントントン…
???「は、はい…」
紫苑「えっと…ここの住人ですか?」
???「え、いえ…違います。」
紫苑「…え?!」
左右田「すみません、迷惑ですよね…」
紫苑「いえ、同じ人がいるから安心できます。」
左右田「あ、僕左右田和一っていいます。…えっと…」
紫苑「私は烏岳紫苑。天蘭女学院高等学校から来たの。」
左右田「…え、天蘭女学院高等学校ってお嬢様学校の…!」
紫苑「って言うけどそれほどお嬢様って居ないのよね。」
左右田「そうなんですか…意外ですね。」
紫苑「うん…てかこの街気持ち悪いよね、なんか古いし。」
左右田「あー…わかります。僕、徒歩で来たんですけど電気屋とか…古いんですよね、僕そういうの好きなので。」
紫苑「へぇ…好きなんだ…」
左右田「あ、つきましたね、開けますね…」
ガラララ…
石丸「…君たちは誰だ?」
紫苑「あ…」(どう見てもエリート、うん、エリート。)
石丸「僕の名前は石丸清多夏だ。よろしく頼む。」
紫苑「はぁ…私は烏岳紫苑です。天蘭女学院高等学校から来ました。」
石丸「…」
紫苑(無視っ?!)
でも、待って?ここに集まっているのは…
全員、違う学校?しかも、男子のほうが多い…
今から何が始まるの…?!
ー第0章 第1話 終ー