1 藤堂 センター (右)
2 玉森 ライト (右)
3 柳 レフト (左)
4 東 サード (右)
5 西 ショート (左)
6 伊藤 ファースト (右)
7 角田 セカンド (右)
8 蜂須賀 キャッチャー (左)
9 川口 ピッチャー (左、左サイドスロー)
後攻 仙泉学園オーダー
1 江島 センター (左)
2 高田 セカンド (左)
3 三宅 ファースト (右)
4 二階堂 キャッチャー (右)
5 平山 レフト (右)
6 渡辺 ライト (右)
7 寺田 ショート (右)
8 石垣 サード (右)
9 今井 ピッチャー (右、右オーバースロー)
1回表 0-0
1アウトランナー2塁
打者:柳
[1回表、1アウトランナー2塁の場面、3番の柳が左打席に入ります。初回から苦しい展開となっています、マウンド上の今井!ここはどうでしょうか?鮫島さん]
〈3番から6番まで、おそらく秋のU-18日本代表に選ばれるであろう選手が、4人も続きますから、なかなか厳しいですね。しかし、今井くんも召集候補ですから、他国代表を相手にするような、そんな気持ちで抑えていってほしいですね!〉
[ありがとうございます。さぁ注目の初球をっ!引っ張って!‥‥ファール‥‥ライトポールの右側を通過して、スタンドまで伸びていきました。]
〈しっかりとボールを見て、コンパクトに振りきっていますね。1年生の頃はパワーはそこまでというイメージでしたが、しっかりと鍛えてきてますね〉
2球目、3球目と見逃し、2ストライク1ボールとなる。
[さぁ、追い込まれました、バッターの柳!]
〈追い込まれてから、かなり粘ってくるバッターですからね。今井、二階堂バッテリーは油断なく抑えてほしいですね〉
[おっと!玉森が走った!柳はなんとか当ててセカンド方向に転がす!セカンド高田がボールを捕って、1塁へ送って2アウト!3塁に到達した玉森はホームには戻れません!]
〈青道は仕掛けてきましたねぇ、内野を抜けたら先制点、そんな場面でした。セカンドの高田が落ち着いて、投げる前にランナーを牽制したのが良かったですね〉
[さぁ!ここで4番の東が右打席に入ります!世代トップの長打力は、もう既にプロが注目するほど!エースと4番の1回目の対戦です!]
〈4番の東は長打力に目が行きがちですが、チャンスでの打率が高く、勝負強さが魅力的ですね。パワーだけでなく技術もありますからね〉
[なるほど、東のバッティング、期待して見ていきましょう!初球!今井が選んだのはアウトコース、外に外れるストレート]
〈んー、様子を見るときに、アウトコースのストレートを投げる決まりがあるのでしょうか、先程打たれているので少し修正しておきたいですね〉
[鮫島さんでしたら何を投げさせますか?]
〈色々場面によっては変わってくると思いますが、先程は同じ場面でストレートを打たれていますから、球速のほとんど変わらない、カットボールやツーシームでゴロを打たせようとしますね〉
[少し変化をさせて打ち取るんですね。2球目は、フロントドアとなる、インコース低めに高速スライダー!これが決まります。東は全く反応しません]
〈外を見せた後でしたから、普段より余計に、向かってくるように見えたんじゃないでしょうか。この高速スライダーはいいですね。しかし東は反応を見せないですから、狙い球がわかりませんね〉
[3球目はアウトコース低め!ギリギリ一杯に決まる縦スライダー!これで1ボール2ストライク!]
〈あのボールを低めに決められたら、そうそう打てませんね。〉
東は深呼吸し、バットを握り直す。そして、インコース、甘めにきたストレートを強振した。
[ここは今井に軍配が上がった!最後のボールはカットボールでしょうか?]
〈カットボールですね、インコース甘めにいきましたが、ストレートの失投と思った東くんは、芯を外して詰まらされましたね〉
[4番、東はレフトフライに倒れました。攻守交代しますが、鮫島さん、仙泉学園としてはピンチの後、チャンスがきそうな場面ですが、青道のピッチャー、川口をどう攻略していけばいいでしょうか?]
〈川口は最速140キロ前半の直球に、スライダー、シンカーを織り混ぜてくるピッチャーです。コントロールもいいので、かなり有望とは思うのですが、時折乱調で制球定まらない時があります。そこで自滅を誘うような戦いができれば、一気に崩れるかもしれませんね〉
[さぁ、仙泉学園の攻撃が始まります。1回裏、1番の江島が左打席に入ります。]
〈これぞ1番、というような打者ですね、出塁率もチーム内では高めで、足も速いですよ〉
[初球、インコース高めに、スライダーが決まって1ストライク。変化球から入ってきました。2球目のアウトコースの‥‥これは‥‥ツーシームでしょうか?引っ掻けてサードゴロとなりました]
〈僅かにシンカー気味に沈みますね。球威がありますから、ストレートとツーシームの投げ分けだけでも驚異となりますね。この調子でテンポ良くいってほしいですね〉
川口は、2番打者にもストレート、ツーシームの2球のみで2アウトをとり、2アウトランナーなしで、仙泉学園グリーンナップを迎える。
[ここまで簡単に、2アウトになってしまった仙泉学園。3番の三宅が、1回、2回と素振りをして、何か声を出して、右打席にはいりました]
〈気合いが入っていますね。4番の二階堂は2年生ながら、高校通算15本の本塁打を打っている強打者ですから、その前にランナーを貯めたいですよね〉
[3番、三宅に対する初球!インコースにズバッと決まる!クロスファイヤー!これには三宅もビックリか!]
〈左の、しかもサイドスローですから、かなり角度がついて迫ってくるように見えるでしょうね〉
[2球目も高めにクロスファイヤー!ピッチャーの川口、かなり強気できてます!]
〈見ていて気持ちのいい投球ですね〉
[3球目のアウトコースへのシンカーを、三宅は上手くカットしました]
〈腰が引けて空振りしてしまうことが多いボールを、上手くファールゾーンに飛ばしましたね〉
[川口、ここでファーストの伊藤と声を交わします。ロージンに手をつけ深く息を吐きます。ストライクー!空振り三振!最後はインコース低めにストレート!アウトコースと思って踏み込んだ、三宅の膝元をボールが抉り抜いていきました!]
ここから、お互いにランナーを許すものの、4回までは点の入らない、緊迫した投手戦が展開されていく。
5回表、青道の攻撃は7番角田から始まる。
実況、解説、地の文の3つを混ぜての構成を試していますが、果たしてこれが読みやすいのかどうか。
野球の試合を通して書いているものが少なく、参考資料が漫画メインなのは痛いですね。ダイジェスト形式なのは多いのですが。