至高の一打   作:もぐもぐファンタ爺

90 / 148
青道 紅白戦 8回表時点

先攻 紅チーム(1,2年生)

1 倉持 ショート (両)
2 小湊 セカンド (左)
3 西 影次 センター (右)
4 結城 ファースト (右)
5 御幸 キャッチャー (左) 7回裏から
6 増子 サード (右)
7 坂井 レフト (右)
8 門田 ライト (右)
9 伊佐敷 ピッチャー (右、右オーバースロー)



後攻 白チーム(3年生)

1 石橋 センター (左)
2 山崎 ショート (右)
3 城之内 レフト (左)
4 道川 サード (右)
5 会田 ファースト (右)
6 岸谷 キャッチャー (右) 7回表から
7 坂本 セカンド (左)
8 木村 ライト (右)
9 遊佐 ピッチャー (右、右オーバースロー)


紅白戦(1年生&2年生vs3年生) part3

片岡監督は回が進むと、ポジション毎に構想を練っていく。

 

 

 

ファースト、サード

 

増子はまだ、1軍に上げるのは早すぎるとして除外するが、サードの道川、ファーストの結城、会田の3人のうちの2人を1軍にと最初は考えていた。しかし、3人全員が好パフォーマンスを見せつけている。

 

道川 3年生

右投げ右打ち

 

冬の合宿で急激に成長し、ランナーの有無に関わらず、少ない打席数でも結果を残す強打者。代打の切り札という位置付けになっているが、例年であれば、4番を任せることのできる信頼感がある。

 

 

 

結城 2年生

右投げ右打ち

 

ホームランを打つ力はあるが、確実性を重視したバッティングをする。身体が成長して、更に力がつけば不動の4番として、秋以降の打線を牽引してくれるであろう期待感がある。

 

 

 

会田 3年生

右投げ右打ち

 

生粋の長距離バッターで、率は他2人と比べて低いが、それを補うパワーの持ち主。2軍では常に4番に座り続け、公式戦ではないが二桁本塁打を記録している。

 

 

 

片岡監督は、正直なところ、この3人を全員1軍で使えたらと、この紅白戦を通して考えを変えていた。

 

(御幸をあえて2軍で、試合を多く経験させるのもいいかもしれない。野手陣は1軍で使ってみたい、そう思わさせる選手が多いのだが、その一方で、投手陣はなかなかに厳しいな)

 

 

 

投手陣

 

7回終了時点で

 

紅チーム

先発 丹波 4回7失点

2番手 伊佐敷 3回2失点

 

白チーム

先発 後藤 4回4失点

2番手 遊佐 3回1失点

 

(投球回以上に失点している丹波、後藤は2軍行きが濃厚か。伊佐敷は比較的良いが、稲城実業、市大三高などの打線に対しては、3回で四球3つは少し不安がありそうか?)

 

遊佐が8回表を、ランナーを出しながらも無失点で切り抜け、4回1失点となった。

 

(元々1軍経験のある遊佐が、1,2年生チーム相手ではあるが4回1失点。課題を克服し、十分計算できる投手に成長してきているな)

 

ここで遊佐に関する評価を上げる。投手陣に関しては、変則的に4回ずつ投げてもらって、紅白戦は12回まで。コールドなしで投げきるようにしているため、紅チームの真木、白チームの井手の投球を見てからでも判断は遅くはない。武藤、井手は確定として、遊佐、伊佐敷、真木の3人のうち、どの2人を1軍に加えるべきか、これから見定める必要がある。

 

(しかし、1,2年生チームは井手を打てるだろうか?)

 

4回とはいえ、1点のみに抑えられたことに、遊佐の成長を喜ぶ反面、1,2年生の野手陣に少し物足りなさを感じる。伊佐敷は8回裏を1失点しながら、なんとか4回を3失点で投げきった。

 

他のポジションに関しては、1軍と2軍の入れ換えはなさそうだと判断する。そして9回の表、1アウトで9番に打順が回ってきたため、打撃においても期待のできる真木を代打に送った。

 

 

 

 

 

 

(青道に来てよかった)

 

真木は、シニアで結果をある程度は残していたものの、夏の大会中には、仙泉学園などの高校からスカウトが来ていたが、本命の青道スカウトは声をかけてこなかった。

 

ずっと待つつもりだったが、意外にも7月中に声がかかり、しかも世代のエース候補として、特待生での待遇を約束するスカウトであった。思わず飛び付いたのは言うまでもないだろう。

 

入部してからは即2軍に昇格して、経験豊富な落合コーチの指導のもと、自分の投手としての力が、どんどん磨かれていくのがわかり、野球が更に楽しくなっていた。そしてこの紅白戦。

 

(憧れの1軍が相手で、ピッチャーは甲子園でも活躍していた井手さん、夢みたいだ)

 

一瞬浮わつくが、気をすぐに引き締める。そして打席に入ると、独特な緊張感を感じる。

 

(‥‥これが1軍のプレッシャーか‥‥)

 

初球、アウトコース低めギリギリに、ストレートが決まって1ストライク。次にインコース高めにシュートが決まって2ストライクになる。

 

(球速は140いくかどうかだが、伸びのあるストレートに、抜群のコントロール、やっぱりさすがだ)

 

3球目の外のチェンジアップにかろうじて当てるが、セカンドゴロになってしまった。

 

(すごい!自分にはない武器を持っている!早く同じ立場になって、野球のことを話してみたい!)

 

アウトにはなったが、青道のこれぞエース格という投手のピッチングを間近に見て、1軍への意欲は増していくばかりであった。

ふと、今後どこまで書くかなと思ったのでアンケートを1つ。よろしくお願いします。

  • 東世代の卒業まで
  • 結城世代の卒業まで
  • 御幸世代の卒業まで
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