ラブライブ!~Kizuna Chronicle~   作:孤独のWolf

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今回から、「ヒーローズクロニクル〜Forever Love〜」の主人公である須賀三吉が、各スクールアイドルとの絆を紡ぎあげるストーリーをお届け致します!(※要は「スクスタ」のキズナエピソードです。)

まずはμ'sのリーダー 穂乃果ちゃんとのストーリーを御覧あれッ!!

今回も、最後まで読んで頂けたら嬉しいです!


Episode1「三吉と穂乃果」

俺の名は須賀三吉。

 

虹ヶ咲学園の副校長にして、スクールアイドル同好会の顧問、そしてμ's及びAqoursの特別講師だ。

 

俺は「幸せ」を掴む為に、一人一人のスクールアイドル達と心を通わせ、「絆」を深めなきゃならねえ。

 

ここでは、そんな絆を深める日常をお届けしようと思うぜ。

 

 

ー音ノ木坂学院 アイドル研究部ー

 

三吉「ふーむ…。」

 

俺は今、μ'sの新たなライブに向けて資料をまとめていた。

 

タッタッタッタッ!!

ガチャッ!!

 

穂乃果「三吉先生!!高坂穂乃果、部室へ到着しましたァァァッ!!」

 

三吉「おい高坂、うるせぇよ!!お前はな、少しは「加減」ってヤツを覚えやがれ。」

 

穂乃果「えぇ?そうですか?元気ある挨拶だと思ったんだけどなぁ。」

 

こいつは高坂穂乃果。

音ノ木坂学院の2年生にして、μ'sのリーダーである。

 

こいつの魅力は俺も一目置いてるんだが、俺は正直、せつ菜ちゃん以外でこいつほど煩い女は見たことねぇよ。

 

三吉「お前の頭には…脳みそどれくらい詰まってんだ?」

 

穂乃果「ちょっと、それ失礼じゃないですか!?」

 

三吉「事実だろうが。お前は矢澤や星空と同じように成績が悪いのは知ってるだろ?しかも前の小テストでまぁ〜た赤点取ったらしいな。」

 

穂乃果「え、えっとぉ…。」

 

三吉「どうやら図星のようだな?」

 

穂乃果「はい…。きちんと勉強に励みます。」

 

三吉「まぁいい、別に説教の為に呼んだ訳じゃねえからな。お前とはソロライブについての内容を決めなきゃいけねぇ。」

 

穂乃果「そうでした!実はですね、こんなライブを考えてみたんですよ!一度この資料を見てください。」

 

三吉「うしっ。なになにぃ…ふむふむ…。ふんっ、良いだろう。実にリーダーらしいライブになりそうだぜ。」

 

穂乃果「本当ですか!?やったぁ!先生、ありがとうございますッ!!」

 

三吉「だが高坂、これからが大変なんだからな?林子との個別レッスンを忘れるなよ?」

 

穂乃果「はい!穂乃果、μ'sのリーダーとして、せいいっぱい頑張ります!」

 

 

ー音ノ木坂学院 屋上ー

 

林子「ワン!ツー!スリー!フォー!ファイブ!シックス!セブン!エイト!」

 

穂乃果「はっ!それっ!よっと!」

 

林子「穂乃果ちゃん、もう少し左足を前に出してみましょう!それと両手はビシッと揃えて下さい!」

 

穂乃果「は、はい!」

 

林子「でも笑顔は満点です!!」

 

穂乃果「ありがとうございます!森木先生、もう一度お願いします!」

 

林子「分かりました!それではいきますよぉ〜?」

 

 

凛「穂乃果ちゃん、森木先生と1対1でレッスンしてるにゃ!」

 

絵里「そうね。穂乃果がソロライブを成功させれば、μ'sの可能性も広がるはずよ。」

 

ことり「ファイト、穂乃果ちゃん!」

 

三吉「…。」

 

 

ー音ノ木坂学院 廊下ー

 

穂乃果「はぁ…。」

 

にこ「どうしたのよ穂乃果?ため息ついちゃって。」

 

絵里「何か悩み事があるの?」

 

穂乃果「あのね、森木先生は穂乃果の事を「穂乃果ちゃん」って呼ぶけど、三吉先生からは「高坂」って苗字でしか呼ばれたこと無いんだ。千歌ちゃんは「千歌ちゃん」って呼ばれたみたいだけどね…。」

 

花陽「そ、そんな悩み…?」

 

穂乃果「「そんな」…どころじゃないよ!?重要な事だよぉ〜!!」

 

ことり「ことり、穂乃果ちゃんの言ってる事、何か分かるかも…。三吉先生はまだ、仕事上のみで私たちと接してる感じがする。」

 

真姫「確かにあの人、私たちの前で笑ったところ見たことないわね。」

 

海未「三吉先生に私たちスクールアイドルの良さを知って貰うためには、私たち自身が証明するしかありませんね。」

 

穂乃果「よぉーし!!こうなったら絶対にソロライブを成功させて、三吉先生を穂乃果で夢中にさせてやるぞおおおォォォッ!!」

 

希「おっ?穂乃果ちゃん、凄い気合いやね。」

 

凛「穂乃果ちゃん頑張るにゃーッ!!」

 

 

ー宇宙海賊船 ドラグニオン 司令室ー

 

その夜、俺はスクールアイドルについて勉強していた。

 

三吉「なるほどなぁ…。」

 

タツキ「三吉、何を見てるんだい??」

 

三吉「あっ、いや…。何でもねぇ。」

 

勝弥「なになに?スクールアイドルの雑誌やCD、それにBlu-rayばかりだな。お前、まさかハマったな?」

 

三吉「お前さ、適当に言うな。スクールアイドルの教師としてにわかでいられねぇ。それだけだ。」

 

林子「そんなこと言うのかい?アタイはハマっちまったよ!!特に今日なんか、穂乃果ちゃんが可愛かったさ!!」

 

三吉「マジかい…。歩夢ちゃんは確かに俺をときめかせてくれたが、それはあくまで「1人の美少女」としてだ。だから好きじゃねえよ。」

 

タツキ「いやいや、ハマってなかったらこんなに沢山買ってないって!」

 

勝弥「お前は昔から嘘が下手くそだからな。」

 

三吉「ほうほう?お前ら、またぶっ潰されてぇーか?んんんんん?」ゴゴゴゴゴ…!!

 

タツキ・勝弥「ギクッ!?」

 

タツキ「そ、そう言えば、君と喧嘩で勝ったことなんか1度も無かったねぇ…。あはは…。」

 

勝弥「お前は根っからのガキ大将だったなぁ…。小学時代なんか、高校のヤンキー数人を病院送りにしてたし…。」

 

三吉「しかも俺、成績は良かったからな。とにかく、俺はスクールアイドルなんて好きじゃねえ!アイツらの教師になったのも、俺だけの「幸せ」を求める為だ!」

 

鮫吉「要するにハーレムに溺れたかったのか?」

 

熊吉「うわぁ…船長ったらやらしい。」

 

三吉「お、お前らも黙れ!研究室にあるネビュラガスを、今度は脳内に直接ぶち込んでやんぞッ!?」

 

5人「「「「「あはははははははッ!!」」」」」

 

すると、夕飯を作り終えたジジィが俺たちを呼んだ。

 

十真「おーい!!おめぇら、飯できたぜぇ〜!!」

 

三吉「だそうだ。お前ら、行くぜ?」

 

5人「「「「「おーッ!!」」」」」

 

 

ー音ノ木坂学院 アイドル研究部 部室ー

 

翌日、俺は高坂と2人で、1週間後に行われるソロライブの打ち合わせをしていた。

 

三吉「…以上が、お前が当日行うソロライブの流れだ。何か質問はあるか?」

 

穂乃果「三吉先生。」

 

三吉「ん?」

 

高坂が珍しく真剣な眼差しを俺に向けている。

すると高坂は、俺にこう言った。

 

穂乃果「当日、穂乃果のライブをしっかりと観て下さい!」

 

三吉「当然だ。俺はお前らの教師だからな。」

 

穂乃果「いえ、教師ではなく「1人の観客」として観て下さい!」

 

三吉「観客…?」

 

穂乃果「三吉先生は、穂乃果たちスクールアイドルの事をどう思ってますか?そして1度でもライブを観に行った事がありますか?」

 

三吉「生徒としか思わねぇな。そして観たことねぇな。」

 

穂乃果「もし穂乃果が今度のソロライブを成功させたら、三吉先生には、本格的にスクールアイドルの事を好きになって貰いたいんです!三吉先生が夢中になれるように、特等席で観て貰います!!」

 

三吉「ほう、おもしれぇ。ならその日までレッスン怠るんじゃねえぞ?」

 

穂乃果「はい!!」

 

こうして高坂は1週間、いつも以上にレッスンに励んだ。

全ては俺に「スクールアイドル」の良さを知ってもらうために。

 

そして1週間後、遂にこの時が来た。

 

 

ーソロライブ 会場ー

 

ライブ会場には、多くの観客で賑わっている。

俺は1番観やすい特等席で観ることにした。

 

三吉「おぉ…マジで観やすいじゃねえか!」

 

そして高坂がステージに走って現れる。

 

穂乃果「みんなァァァッ!!こんにちはあああァァァッ!!」

 

観客達「こんにちはあああァァァッ!!」

 

穂乃果「μ'sのリーダー 高坂穂乃果です!今日は、穂乃果のライブを観に来てくれてありがとうッ!!」

 

穂乃果「普段はグループで活動しているけど、今日はソロで歌う事になりました!穂乃果のライブを通して、みんながスクールアイドルを大好きになってくれたら嬉しいです!!それでは聴いてください!!」

 

高坂は観客の前で思いっきり歌った。

思いっきり踊った。

 

その光景を見た俺は思わず感動し、目から涙が零れ落ちた。

 

 

 

ーステージ 裏側ー

 

三吉「良くやったよ、お前は。」ナデナデ

 

穂乃果「ありがとう、先生!スクールアイドルは大好きになってくれた?」

 

三吉「お前はすげぇよ。他のスクールアイドルにはない魅力を持ってやがる。これから俺は、高…いや、穂乃果ちゃんと共に、スクールアイドルの良さを改めて知っていきたいぜ。」

 

穂乃果「穂乃果ちゃん…かぁ…!わーい!!」ムギュッ!

 

三吉「はっ!?///」

 

穂乃果ちゃんは、俺に勢いよく抱きついた。

その可愛さに俺は照れてしまった。

 

ことり「穂乃果ちゃん、三吉先生に「穂乃果ちゃん」って呼んで貰いたかったんだって。」

 

希「おやおや?三吉先生、顔が真っ赤やん?」

 

三吉「ほ、穂乃果ちゃん…?///ちょ、ちょっと離れてくれねぇか?///」

 

穂乃果「えぇ〜?何で何で?」

 

三吉「「何で?」って…そりゃあ…。///(もう、俺には本命がいるのに…。)」

 

穂乃果「えへへッ、もう少し抱きついてるね!」

 

こうして穂乃果ちゃんのソロライブは成功に終わった。

 

 

ー音ノ木坂学院 アイドル研究部ー

 

ソロライブを終えて数日後、いつも通り部活動を終えた穂乃果ちゃんは、俺にこう言った。

 

穂乃果「先生、この後時間ある?」

 

三吉「今日はもう帰るだけだが?」

 

穂乃果「穂乃果、三吉先生とデートがしたいなぁって考えちゃって。」

 

三吉「ッ!?///お前ら、な、何か企んでんのか?///」

 

穂乃果「別に企んでなんかないよ!この前のソロライブで、三吉先生がスクールアイドルを大好きになってくれたから、そのお礼だよ!」

 

三吉「お、お礼なんて良いのによぉ…。///」

 

穂乃果「三吉くん、行こっ?」

 

穂乃果ちゃんは、俺に向けて笑顔で問う。

 

三吉「さ、三吉くん…なぁ…?///じゃ、じゃあ何かしら奢ってやるから、エスコートは任せたぜ?///」

 

穂乃果「わーい!だったら、穂乃果のお気に入りの場所へ連れてってあげる!よろしくね、三吉くん!」

 

三吉「よろしく頼むぜ…?///穂乃果ちゃん!///」

 

これが、俺と穂乃果ちゃんの「絆」が深まった瞬間である。

 

End




今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

三吉と穂乃果ちゃんのが築き上げた「絆」。
単純だけど、「幸せ」がつまっていましたね!

次回からは各アイドルとのキズナエピソードをランダムで投稿していくので、誰の話になるのかを楽しみにしておいて下さい!

次回も乞うご期待ッ!!
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