ラブライブ!~Kizuna Chronicle~ 作:孤独のWolf
母性溢れるエマたん、三吉はどう接していくのか?
今回も最後まで読んで頂けたら嬉しいです!
俺の名は須賀三吉。
虹ヶ咲学園の副校長にして、スクールアイドル同好会の顧問、そしてμ's及びAqoursの特別講師だ。
俺は「幸せ」を掴む為に、一人一人のスクールアイドル達と心を通わせ、「絆」を深めなきゃならねえ。
ここでは、そんな絆を深める日常をお届けしようと思うぜ。
ー虹ヶ咲学園 食堂ー
ズルズルズルズル!!
三吉「くぅ…!!うんめぇ…!!やっぱこれだよなぁ…。」
エマ「あぁー!三吉先生ったら、またカップ焼きそばとエナジードリンクなんか摂って!」
こいつはエマ・ヴェルデ。
虹ヶ咲学園の3年生にして、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーである。
幼少期からスクールアイドルに憧れており、「スクールアイドルが大好き」と言う理由でスイスから日本に来たそうだ。
こいつの歌声は、周囲を楽しませてくれる魅力がある。
三吉「ちっ…。なぁヴェルデ。お前なぁ、飯ぐらい1人にさせろよぉ…。コイツはなぁ、「働く男の強い味方」ってヤツだ。」
エマ「でも毎日そんなのばっか食べてたら、不健康になっちゃうよ!私、それはほっとけないよ…。」
三吉「お前は俺の親か?悪いが、「食事」は俺にとって「神聖な時間」だ。ほら、さっさと行け。」
エマ「もう…せっかく気遣ってあげたのに…。」
ー虹ヶ咲学園 スクールアイドル同好会ー
その放課後、俺たちは部活動後の余り時間を過ごしていた。
因みに今日と明日の2日間、A・ZU・NA及びDiverDivaの奴らはそれぞれの会場でイベントライブを行っている。
ランジュ「ミア!栞子!ランジュと狩猟ゲームでもしない?」
栞子「ランジュ、校内にゲーム機なんか持ってきてはいけませんよ!!」
十真「あっははははははァ!!悪いなぁ〜栞子ちゃん、校長の俺が許可しちゃったから、その辺は許してくれよなぁ〜!」
ミア「げ、ゲームを許可するなんて…。色んな意味で凄いね、校長先生は。」
栞子「そ、そうですね…。ではランジュ、やる時には音を小さくして下さいね。」
ランジュ「OKラ!では、始めましょッ!!」
三吉「…良し、上等だ。この企画書は俺が預かろう。向こうのスタッフの奴らとも打ち合わせしなくちゃいけねえからな。」
璃奈「ありがとう、先生。璃奈ちゃんボード「わーい!」」
かすみ「やったね、りな子!QU4RTZのイベントライブに向けて、今からレッスン頑張ろうね!」
璃奈「そうだね、かすみちゃん!」
彼方「よぉ〜し、彼方ちゃんも寝てはいられないぜぇ〜!」
三吉「やれやれ…ライブが決まった途端にはしゃぐとは、「スクールアイドル」という存在は単純…ッ!」
エマ「先生?胸を抑えてどうしたの?」
三吉「いや、何でもねぇ。お前もライブに向けて気合い入れておけよ?」
エマ「は、はい。」
三吉「さて、次は…いてて…!」
エマ「やっぱりどこか悪いよね!?」
十真「三吉ぃ、どうした?」
三吉「な…なんでもねぇよ!!」
ガチャ!!
ダンッ!!
俺は、そのまま外のベンチへ身体を休めた。
ー虹ヶ咲学園 中庭ー
三吉「だあああぁぁぁ…。どうなってやがる…?」
エマ「やっぱり、毎日あんなのばっかり食べてるからだよ。」
三吉「ちっ…。だからついてくんじゃねえよ…。」
エマ「ほら、膝枕してあげるからおいで?」
三吉「は、はぁっ!?///お、お前、何言ってんだよ!!///」
エマ「三吉くん、おいで?」
ヴェルデはそう言いながら、笑顔でこっちを向く。
三吉「ったく…。」
俺は、ヴェルデの言われるがまま、こいつの膝の上で休んだ。
エマ「どうかな?少しは楽になった?」ナデナデ
三吉「ヴェルデ…。///お前、どうして俺にそんなに構うんだ?///」
エマ「それはね、私も歩夢ちゃんと同じだからだよ。」
三吉「は?」
エマ「歩夢ちゃんと同じで、私も素直な三吉くんの事が大好きだからだよ。」
三吉「なっ!?///ヴェルデ、お前なぁ!!///」
エマ「私、いつも見てるんだ。三吉くんが歩夢ちゃんと2人でいる時、三吉くんが楽しそうに笑ってるところをね。三吉くんと歩夢ちゃんはそういう関係だもんね。」
三吉「ま、まさか…し、知ってたのか…?」
エマ「まぁ、何となくだけどね。でも、私の言う「大好き」は、異性関係とかじゃなくてね、スイスの兄弟たちと同じような感じなの。ニジガクのみんなは、私にとってもう一つの家族みたいなものだから。」
三吉「なら俺は…お前の兄貴みてぇなもんか?」
エマ「そうだね、お兄ちゃん。」
三吉「え、え、エマたんッ!!///…はっ。///」
エマ「あはは!「エマちゃん」って呼ばれると思ったんだけど、「エマたん」って呼ばれちゃったね!でも、三吉くんが素直になってくれて良かった。」
三吉「そ、そんなことよりお前、俺と歩夢ちゃんの関係を他の奴らに言うんじゃねえぞ?」
エマ「もちろんだよ。」
かすみ「おーい!エマせんぱーい!三吉せんせーい!」
ランジュ「三吉ィィィ!体調が優れないってェェェッ!?」
三吉「エマたん、そろそろ戻るか?」
エマ「はい、先生!」
ー三吉の家ー
その夜、俺は胃を休めるべく、胃に優しい飯を食わされた。
十真「おめぇがあんなもん毎日食ってるから身体が変質したんだろうがよぉ〜?まぁ他にも理由はありそうだけどなぁ〜。今日はもうそれ食ってさっさと寝な。」
三吉「さ、流石に今日はジジィの意見を聞き入れねぇとな…。」
十真「所で三吉。じいちゃん見ちゃったんだけどさ、エマちゃんと何か話してたのかぁ?」
三吉「あ、あいつに心配されたぐらいだってーの!!///」
十真「あっははははははぁ〜!!まぁ良いけどな。」
三吉「ったくぅ…。」モグモグ
ー三吉の部屋ー
三吉「だあああぁぁぁ…やっと楽になったあああぁぁぁ…。そう言えばこの頃あいつらの面倒を見る事と悪党共と戦う事の両立が続いてたからなぁ…。」
すると、俺のスマホから着信音が流れた。
ピッ!
三吉「おう、エマたん?」
エマ「三吉くん、体調はどう?」
三吉「あぁ、ジジィの料理を食ったらほぼ完治したぜ。」
エマ「良かった!すっかり良くなったみたいだね!」
三吉「お前には迷惑かけちまったな。」
エマ「気にしなくて良いよ。私たちの顧問である三吉くんが倒れちゃったら、私だけじゃなく、歩夢ちゃん、それにみんなが悲しむよ。だから、これからは自分のことも守れるようになろうね。」
三吉「おいおい…。まさか、生徒に教えられちまうとはなぁ…。まぁ、「学ぶ」って事に立場は関係ねえけどな。」
エマ「あはは!それじゃ、また学校でね。」
三吉「おうよ、おやすみっ!」
ピッ!
三吉「「自分を守る」…かぁ。」
ー虹ヶ咲学園 食堂ー
彼方「あれぇ〜?三吉先生とエマちゃんはぁ〜?」
かすみ「あの人達、屋上で食べるんだそうです。」
ランジュ「もう!三吉とエマってば水臭いわねぇ!」
ミア「まぁたまにはこう言う事もあるだろうさ。それに、エマなら三吉先生の体調を良くしてくれるだろうし。」
栞子「そうですね。エマさんを信じましょう。」
璃奈「栞子ちゃんの言う通り。」
ー虹ヶ咲学園 屋上ー
エマ「三吉先生、今日は私の手料理を食べてくれるなんてありがとう!」
三吉「た、但し今日だけな?お前に迷惑はかけられねぇし、それにカップ焼きそばとエナジードリンクは「漢の飯」だからや。」
エマ「もう。素直だったり素直じゃなかったりだね…。でも、それが三吉先生らしいもんね。でも、無理しないようにね。はい、召し上がれ。」
三吉「いただきます。あむっ…。」モグモグ
三吉「まっ、悪くねぇーな。味的には俺好みだぜ。」
エマ「良かった!もっと沢山食べてね!」
三吉「おいおい…。それならエマたん、とことん食わせて貰うぜッ!!」
これが、俺とエマたんの「絆」が深まった瞬間である。
End
今回も、最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
エマたんは歩夢ちゃんと同じで「素直な三吉が好き」という思いを抱きつつも、三吉とは「恋人」としてではなく「兄妹」のように仲良くできましたね!
次回も乞うご期待!