ラブライブ!~Kizuna Chronicle~ 作:孤独のWolf
「可愛い」を求めるかすみちゃんに、三吉は何を感じるのか?
今回も最後まで読んで頂けたら嬉しいです!
俺の名は須賀三吉。
虹ヶ咲学園の副校長にして、スクールアイドル同好会の顧問、そしてμ's及びAqoursの特別講師だ。
俺は「幸せ」を掴む為に、一人一人のスクールアイドル達と心を通わせ、「絆」を深めなきゃならねえ。
ここでは、そんな絆を深める日常をお届けしようと思うぜ。
ー虹ヶ咲学園 普通科 教室ー
三吉「だぁーかぁーらぁー、中須ッ!!お前、何回間違えてんだッ!?その式じゃ答えは出てこねぇぞ!!」
かすみ「ご、ごめんなさぁ〜い!」
こいつは中須かすみ。
虹ヶ咲学園の1年生にして、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーである。
こいつは歌い方も踊り方も、「可愛い」という一つのパフォーマンスをひたすら磨き続ける。
そういった姿勢は顧問の俺としてはありがてぇのだが…。
三吉「お前、俺が同好会の活動を欠席してまでお前の勉強を個別指導してんの、忘れてねえよな?」
かすみ「そ、それは分かってます。教え方も普通科の教師より上手いのも非常に助かってますし…。」
三吉「その発言、普通科の先公を侮辱してるの気づいてるか?」
かすみ「ギクッ!?そ、それを言うなら三吉先生だって、如何に副校長と言えど、かすみん達と年齢がそんなに変わらないのに「先公」って呼び方はどうかと思いますよッ!?」
三吉「俺は19でお前は1年共はどうせ15か16くらいだろ!?そこそこ違うじゃねえかよッ!!」
かすみ「いえ、そんなに違くありませんッ!!」
三吉「全然ちがわいッ!!」
かすみ「いいえ、そんなに違くありませんッ!!」
ガラガラ
歩夢「あ、あのぉ…大丈夫?」
栞子「どうしました?お二人共、また喧嘩しているようですが…。」
かすみ「ちょっとちょっと、しお子ってば聞いてよ!三吉先生、かすみんの事を虐めるんだよッ!?」
三吉「はったり抜かしてんじゃねえよ、お前が勉強できてねぇからだろうがよッ!!」
かすみ「ほら、そうやってまたかすみんの事をバカにしましたねッ!?」
三吉「してねぇーよッ!!ちゃんと勉強できてねぇから一から丁寧に教えてやってんだろうがッ!!」
歩夢「もう!2人共落ち着いて!」
ー虹ヶ咲学園 屋上ー
俺たちの喧嘩はジジィが仲介に入り、そしてまとめられた。
十真「えっとぉ〜、つまりだぁ。かすみちゃんは「三吉の勉強の教え方が上手いからって、三吉が年齢とかどうとかの問題からバカにしてきた」…と言いたいんだなぁ〜?」
かすみ「はい!」
十真「そして三吉はぁ、「勉強ができてないかすみちゃんを丁寧に教えたのに、年齢がどうとかの問題から言うことを聞かない」…と言いてえんだなぁ〜?」
三吉「そうだ。」
歩夢・栞子「…。」
十真「うん、こりゃ両者とも悪いなぁ。互いに謝れよぉ〜?」
三吉・かすみ「ごめんなさい…。」
ーかすみの家ー
かすみ「はぁ…なんであんな人がかすみん達の顧問やってるんだろ?「革命を起こす 」って言うのも未だに気になるし、本当に謎だらけだよぉ…。」
ピロロロロン!
ピッ!
かすみ「もしもし、しず子?」
しずく「かすみさん、栞子さんから聞いたよ。三吉先生とまた喧嘩しちゃったんだって?」
かすみ「げっ!もう聞いちゃったの!?はわわぁ…。」
しずく「確かに三吉先生は、あまり笑顔を見せないし、そのせいで接しにくい人かも知れないけど、侑先輩以上に私たちスクールアイドルの事を大切に思ってくれているの、知ってるよね?」
かすみ「うん…。放課後も同好会の活動を欠席してまでかすみんに勉強を教えてくれたし、決して悪い人じゃないのも知ってるよ。けど、あの人ちょっと子供っぽいって言うか、なんて言うか…。」
しずく「そうだね。そういうとこ、何かかすみさんにそっくりだね。」
かすみ「えっ?」
ー三吉の家ー
十真「三吉ぃ、おめぇ教師だからと言って、何でも偉そうにして良い訳じゃねえんだぞぉ〜?」ナデナデ
三吉「うるせぇーなぁ…!」
十真「おめぇの言ってる事自体は正しい。後は、「正しさをどう伝えるか」…だなぁ!」
三吉「…。」
ー虹ヶ咲学園 スクールアイドル同好会ー
三吉「…。」カキカキ…
かすみ「…。」
しずく「かすみさん。」
かすみ「う、うん…。」
三吉「…。」カキカキ…
かすみ「あ、あの、三吉先生…!」
三吉「…ん?」
かすみ「き、昨日は、生意気な態度をとってしまってすいませんでした…!きょ、今日こそ勉強をできるようになりますから…!」
三吉「俺の方こそ、ごめんなさいだぜ。副校長だからって、その立場を悪用してしまった。厳しくするのは変えねぇが、責めて怒鳴らずに勉強教えてやんよ。」ナデナデ
かすみ「えっ…?///」
三吉「勉強頑張ったら、コッペパンくらい奢ってやるぜ、中須。」
かすみ「…!///は、はい!かすみんの頑張り、見てて下さいねぇ〜♪」
栞子「かすみさん、調子に乗らないように。」
三吉「おいおい…。」
歩夢「うふふっ。」ナデナデ
三吉「はっ…!?///う、上原、学校にいる間は止めれ…!///」
歩夢「はい、そうでしたね。(三吉くん、やっぱり素直で可愛いなぁ。謝れて偉いね!)」
ー虹ヶ咲学園 普通科 教室ー
かすみ「先生、お願いしますッ!!」
三吉「おう。」
かすみ「ごくり…。」
三吉「…おうよ、ウルトラ上出来だッ!!」
俺は、中須のノートに花丸をつけた。
やればできるじゃねえか。
かすみ「はあああああぁぁぁぁぁ…ッ!!」
三吉「これからは勉強、怠るなよ?」
かすみ「はい!先生、御指導ありがとうございます!ささっ!先生、かすみんは頑張ったんですから、ゴチになります!」
三吉「あぁ、そうだったな。」
ーお台場 某パン屋ー
かすみ「あぁ〜むっ!もぐもぐ…。はぁ〜!美味しいです!限定コッペパンは違いますねぇ〜!」
三吉「お前はそれだけ頑張ったって事だな。ズズっ…。」
かすみ「あれっ?三吉先生はコッペパンとかはいらないんですか?」
三吉「俺は気にしなくていいから、全部食え。」
かすみ「うーん…。よいしょっ。」
中須は、コッペパンを半分こにして、俺にあげた。
かすみ「三吉くん、今日は本当にありがとうございます。これはかすみんからのお礼です!」
三吉「そ、そんな…かすみちゃん!///れ、礼なんて…。///」
かすみ「あれれぇ〜?三吉くん、かすみんが可愛いからって照れてるんですかぁ〜?」
三吉「んなわけ…ねぇだろ!///」
俺は照れ隠しとして、かすみちゃんが半分こにしたコッペパンを勢いよく食べた。
三吉「かすみちゃん、明日からお前のレッスンは厳しくなるからな?遅れた分を取り戻すどころか、最低でも一年組の中では一番上手くならねぇと。」
かすみ「そうですね!かすみん、また鍛えちゃいますよぉ〜!ねぇ、三吉くん?」ムギュッ!
三吉「ななな、何んだよ?///」
かすみ「違うコッペパンを1個買って、また半分こして食べましょうよぉ〜?」
三吉「ただし、特訓メニュー倍にするからな?」
かすみ「えぇ〜!?かすみん死んじゃいますぅ〜!」
三吉「ひひひっ!嘘に決まってんだろ。今度は俺が選んでも良いな?」
かすみ「はい!」
これが、俺とかすみちゃんの「絆」が深まった瞬間である。
End
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
言い忘れていたが、この作品はスピンオフなので、ヒーローズクロニクルに関する時系列とかは一切気にしなくて良いですよ。笑笑笑
取り敢えず、次回を乞うご期待!