蓬莱の鬼の物語   作:星蘭

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十八鬼月最強の一角童磨…
今宵も捕食に出かけるがそこで拾ったものは…


第1部 メインストーリー
1話 蓬莱の鬼


今日も美しい夜だ

 

童磨はいつものように遊郭に捕食に来て、夜空を見上げながら笑った。3日ぶりということもありかなり腹が空いている童磨はすぐに思考を切りかえ遊郭の町を歩き始める。

 

その刹那…

 

童磨は気配を感じた。何が来る。攻撃か?

いや…どこだ上か!

 

童磨「いてっ…全くだれだよ~!」

 

童磨が落ちてきたものを確認すると何やら瓶のようなものだった。でも不思議だなあ、なんで上からこんなものが、と童磨は思考を張り巡らすがとりあえず中身を確かめることにした。

 

【蓬莱の薬試作品強化版】

 

無断使用厳禁と大きく書いてある。そんなこと言われたら飲みたくなっちゃうじゃんか。童磨は得体の知れない何かに大きな興味を抱き意気揚々と口に流し込んだ。

その瞬間体が壊れる音がした。細胞、血、頭。全てが壊れる音がした。鬼の細胞が強く拒否している。

 

 

あ、俺死ぬんだ。

 

 

童磨はそう悟った。そのまま激痛に耐えかね童磨の意識は闇に沈んだ。

 

 

数時間が経っただろうか…童磨は意識が戻り…立ち上がろうとする。

 

まだ俺死んでないじゃん。いや、そりゃそっかぁ~。ん…?待てよこの光ってさぁ、太陽じゃん!

まずい死………あれ。なんで生きてんの?

もしかしてあの薬かなぁ?それになんか俺超強くなった気がする。こんなのバレたらあの方に怒られるだろうなぁ。

 

と思いつつ童磨は颯爽と屋敷に戻る。あの方にバレては命が危ういからだ。持ち前の高速移動ですぐに帰ると普段通り教祖を演じた。

 

 

その頃 無限城で昼寝をしていた無惨はなにか異様な違和感を覚えていた。

 

童磨の気配が変わった…?場所も読みずらい。何が起きているんだ。

 

無惨「鳴女よ、猗窩座を今すぐ呼べ」

 

鳴女「仰せのままに」

 

ババン!

 

無限城全体に琵琶の音が鳴り響くと同時に空間が出現し猗窩座が出てきた。

 

 

無惨様から呼び出し、いつ以来だ。報告ではあるまい。

なんなんだ…?

 

猗窩座「いかなる要件でございますか、無惨様」

 

無惨「猗窩座よ。童磨がおかしい。様子を見てこい」

 

猗窩座「……かしこまりました。」

 

よりによってなぜ俺なのだ。とはいえ俺に拒否権はない。行くしか…クソっ!

 

無惨「鳴女よ」

 

ババン!

 

琵琶の音色とともに猗窩座は万世極楽教の館に飛ばされた。

 

 

一方童磨は信者達の相談話をあくびをしながら聞いていた。

 

ふぁー暇だなぁ。ん…猗窩座殿?まさか勘づかれたか。あの方は仕事がお早い。少し相手をしてくるしかないか

 

 

そう思い童磨は足早に信者達に少し出かけると言い自室に戻ると案の定猗窩座が居た。

 

童磨「おやおや、猗窩座殿いつ以来だっけ~!ひっさしぶり~!」

 

猗窩座「黙れ。無惨様の命令だ。きたくてきたわけじゃない。」

 

ほんっと釣れないなぁ猗窩座殿は…全く。

 

童磨「そんなこと言わずにさぁ~!」

 

いつものようにダル絡みする童磨に猗窩座は拳撃を放つが猗窩座は驚いた。

 

猗窩座「な、何っ。お前…」

 

それもそのはず。鬼とて再生には1秒前後はかかる。猗窩座ですら0.1秒かかるというのに童磨は猗窩座の目にすら見えない速度で再生した。猗窩座は攻撃が当たったか疑うが下には童磨の腕がころがっていた。

 

ま、まさかそんな馬鹿な!

 

猗窩座「貴様一体…」

 

破壊殺!【脚式】龍閃群光!

 

 

童磨 血鬼術!【氷】蓮葉氷!

 

 

再生が追いつかぬ体が…

くそっ!あいついつの間に!

 

猗窩座「鳴女!早く出せ」

 

童磨「ちょっと待ちなよ猗窩座殿~!」

 

いや~いっつもそうだ猗窩座殿は。

すぐ帰るしもう。

 

猗窩座「うるさい黙れ」

 

ババン!

 

 

釣れないなぁ…

つか無惨様にバレてしまうなぁ

 

どうしよ。

 

続く

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