この紫という女…正直怪しいが、今はついて行き情報を手に入れた方がいいだろう。
童磨「紫殿~!どこ向かってるの~?」
屈託のない笑顔で童磨は無邪気に聞く
八雲紫「神社とでも言っておこうかしら」
神社…幻想郷にも宗教があるのか
つまり博麗神社が幻想郷のものである可能性もあながち否定は出来ないな。 探りを入れよう。
童磨「もしかしてさ!博麗神社?なわけないか」
八雲紫「なぜ知ってるのかしら?」
八雲紫「まぁいいわ、少し歩くから話でもしましょう」
童磨「君達は人間なの?」
八雲紫「正確に言えば違うわ…」
八雲紫「あなた達鬼は一体なんなの?」
童磨「ん~?鬼は鬼舞辻無惨って言う人から生み出される生き物だね~!再生力もあるし、まず人間に勝ち目なんかないさ!」
童磨「それなのに、人間は俺達鬼に勝てると思って、挑んでくる。頭が悪いって可哀想で仕方がないよ…」
八雲紫「あなたもなかなか悪そうだけどね」
童磨「え~!初対面なのに随分刺々しいなぁ…」
童磨「なにか辛いことがあったんだね…話してごらん?」
八雲紫「辛くもなんともないわよ」
あれ?おかしいなぁ…いや、まぁ信者とは違うか
八雲紫「あなたも何か神主でもしてるの?」
童磨「よくわかったね~!俺は万世極楽教の教祖、信者達と幸せになるのが俺の役目さ!」
童磨「紫殿だって死ぬのは怖いだろう?」
笑いながらそんなことを言う童磨に紫は薄気味悪いと感じた。
八雲紫「別に、怖くはないわよ。」
童磨「え~!珍しいねぇ~」
童磨「俺の信者は苦しみや恐怖に怯えてやって来るものも沢山いる。そんな彼らを救済に導いてあげるのが俺の役目さ」
八雲紫「あなたの言う、救済ってなんなのよ」
童磨「信者の血と肉、思いを全て受け止めてあげることさ!そして俺と永遠の時を歩む。苦しくも辛くもない~!最高だよね」
八雲紫「いや、最低よ」
童磨「え~!悲しいこと言うなぁ…紫殿とは親友になれると思ったのに…」
八雲紫「会ってから数時間で親友なんて早すぎよ」
八雲紫「あなた、友達が欲しいの?」
童磨「ふっ、なんてね~!別に俺は友達なんかいらないさ。」
八雲紫「一体何なのよあなた。」
童磨「え~?なんだろなぁ。鬼といえば鬼だけど」
八雲紫「あなた友達いないでしょ」
童磨「居るよ~!俺には猗窩座殿って言う親友が居るのさ~!いっつも肩組んだりすると殴って遊んでくれる大親友さ!」
八雲紫「信者よりあなたの方がよっぽど可哀想だわ」
童磨「え~?」
八雲紫「まぁ今のあなたにはわからないわよ」
童磨「何それ~!」
八雲紫「そろそろ着くわよ、静かにしなさい」
童磨「はぁーい」
なんだこの女、まるで読めない。
だが、それがいい。情報を更に引き出して今後に備えよう