割と大きな鳥居と仏閣……神社か?
童磨「紫殿、ここは?」
紫「ここが、あなたが言ってた博麗神社」
なるほど…俺が数年間探し求めた神社は人里にはなく異世界の話…となるとあの薬も異世界…いや幻想郷の物かもしれん
童磨「紫殿、ここに神主はいるのかい~?」
紫「神主……ん~、巫女なら居るわよ」
童磨「巫女?」
紫「ええ、博麗神社の巫女、博麗霊夢が」
その女ならもしや何か知ってるかもしれんな。
聞き出したいことは山ほどあるが俺は振る舞う必要がある。要点を絞るのが良さそうだね~!
童磨「その…博麗霊夢はどこにいるの~!」
紫「神社の裏の境内にでもいるんじゃかいかしら」
境内か、、。裏?ん~まぁとりあえず行ってみるか
随分と普通の神社だな、、。特に珍しいものはない
ん、、。あの子が、、。博麗霊夢?
博麗霊夢「はぁ~最悪、なんでこんなに掃除が増えるの全く」
童磨「君が博麗霊夢かい?」
博麗霊夢「、、。あんた誰よ。てか私の名前よくわかったわね。」
童磨「やぁやぁはじめまして、俺は童磨。君の事は紫殿から聞いてるんだ」
博麗霊夢「紫に?全くなんでこんな怪しいヤツ連れてくるんだか、、。(ため息)」
童磨「怪しいとは酷いなぁ~、、。こう見えて万世極楽教の教祖なのに~!」
屈託のない笑顔で童磨はそう答えた。
博麗霊夢「教祖?さらに怪しいわ、、。」
童磨「巫女なんだから少しくらい信じてくれよ~!まぁでも俺も神や仏なんて信じてないけどね」
博麗霊夢「、、。神は居るわよ。良い神様かは、、。知らないけど」
童磨は驚いた。人間の空想のおとぎ話だとしか思っていなかったからだ
童磨「えっ?神がいるのこの世界には?うわーっ!面白そう会ってみたい!」
博麗霊夢「、、。会ってみたいって私に言われてもどうにもなんないわよ」
童磨「そうかなぁ~悲しい、、。グスッ、、。」
お得意の嘘泣きである
博麗霊夢「ちょっと、子供じゃないんだから、、。あ、、でも道くらいなら知ってるわよ」
童磨「ほんと!やった~ありがとう!」
いきなり泣き止んでにこやかに答える童磨に薄気味悪さを少し霊夢は感じた
博麗霊夢「あの森みたいなとこ通って、、。そこから東に進めば会えると思う」
童磨「なるほど~!ありがとねっ~!あ、そうだ霊夢殿、人間ってこの世界には少ないのかい?」
博麗霊夢「少なくもないけど、、。沢山もいないわね」
童磨「え~!そんなぁ~!女の子いっぱい食べれないんだ、、。」
博麗霊夢「は?あなた何を、、。」
童磨「俺は鬼だから人間を食べるんだ~」
博麗霊夢「、、。それ、人里でするならあなたは退治しなきゃならなくなるわ」
童磨「おいおい~こんな世界でも鬼は狙われるのかい?」
博麗霊夢「一応幻想郷にもルールはあるのよ」
童磨「そっか~わかったわかった」
まぁバレないように食べればいいだろう
博麗霊夢「怪しいわねほんと、、。とにかく道はあっちよ。私は忙しいからさよなら」
童磨「はいはい、またね~霊夢殿!」
続く