「あの何で部室で書くことに?」
一昨日、私が書き記そうとした事が大体却下された。別にお二人の事を書くのはいいのでは……
「余計なことを書かないように見張るのと、折角だからみんなに協力してもらった方がいいだろう」
「と言うかそれで私たちを巻き込んだのね」
「まぁお二人の事は……後世に残されると恥ずかしいですね」
「と言うか風は普通にいることは気にしない方がいいのね……まぁいいけど」
「かいちゃん、そう言うのは私に相談しないと~」
「それで次はどんな話を?」
「もしかして灯華ちゃんたちの事?」
「はい、この本にはお二人の事も…………」
「あの海様……」
書き始めようとしたら、一緒に来ていた灯華さんが止めに入った
「なんでしょうか?」
「非常に申し訳ありませんが、あまり詳しく書かれない方が……大赦であの事件はあまり表に出さないように言われてるので」
そう言えばそうだった。あの事件はあまりいい話ではない。まぁあくまで大赦からしてみればだが…………
魔王事件…………大赦のある研究者が独断に作り上げたシステム『魔王システム』だがそれはお役目に決して合わないシステム。研究者は勇者になれなかった子を利用して、事件を起こしたが……勇者によって解決に導かれた。
黒幕には変異種のバーテックスが糸を引いていたが…………天の神に与えられた神器『天神刀』のお陰で何とか出来たらしい
結果的には良かったが下手をすれば再び戦いが起きそうだった。
「こんな感じで…………後は桔梗さんが経験したあの戦いですね」
「あーある世界に呼ばれたときか」
桔梗side
あの戦いは言うなればいくつもの花が結び、集まった世界
西暦時代からの勇者たち、美森が須美と呼ばれていた時間軸からの勇者たち、そして別世界の勇者部……そして異例として呼ばれたのは僕と別世界の勇者たち…………
その一人は…………ここで話すことではないけど……あいつも勇者部のために自分を犠牲にして、勇者の力を得た
そして戦いの元凶である造反神。奴の目的は…………いずれ起きる戦いのために勇者たちを鍛えることだった。
そういずれ起きる戦いは……僕らにとって苦しく辛いものだった…………
「桔梗くんはそれがあったから……」
「戦えた訳じゃないよ…………」
一番辛かったのは友奈だ。友奈は…………
「あの戦いを書く前に……あの方について書きましょうか」
海がいう勇者……それは別世界に住む……勇者部のみんなが散華に苦しんでいたとき、あいつはみんなを救うために自分を犠牲にした…………その勇者は………………上里海。ここにいる海の平行世界の人間だ。
「お前、あいつが何をして来たのか分かるのか?」
「はい、お会いしたときに話してくれましたから」
短めでしたが、今回はここまで!次回は彼の話になります