勇者の花、桔梗の花 大満開の章   作:水甲

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徐々に改編していきます!


20 防人としての役目、友奈の想い

名草side

 

私たちは千景殿に集められ、次のお役目について聞いていた。それは神婚が成就するまでの間、敵の進行をくい止めるもの…………

 

神婚………もしかして兄さんたちが直面している問題に関係してるのか…………

 

「この神婚が成功すれば全てが終わります」

 

終わる…………もう手を取り合えるのに……どうして戦いが起きようとしているのか…………

そこまでして大人たちは……自分達の平穏を手に入れたいのか…………

 

「…………」

 

芽吹ちゃんも今回の作戦について納得がいっていない…………

今の私たちはただ従うだけなのか…………

 

そんなとき一人の神官が何かの連絡を受けていた

 

「はい、はい、何ですって!?」

 

「どうかしましたか?」

 

「…………神婚の場に乱入者が…………」

 

「そんな!?神婚は!?」

 

「狙いは勇者様の模様で……はぁ?下着を奪われた?何を言って…………」

 

兄さんたち?でも下着って……いったい何が起きてるの?

 

「……防人に命じます。今すぐ…………」

 

「我々がやるべき事は敵の進行を食い止めるものです。乱入者が人である以上傷つけることはできません」

 

「それは我々に対して反抗すると言うことですか?」

 

反抗か……そうなるかもしれないけど……だけど!

 

「私たちは………人です。ただ命じられるだけの人形ではありません!」

 

「名草……彼女の言う通りです!あなた方が何をするつもりか分かりませんが…………私たちは防人……量産型勇者!勇者は守るべきもののために戦います!」

 

芽吹ちゃんがそう告げた瞬間、千景殿が大きく揺れ、壁の方に巨大な何かが現れていた

 

「あれが敵と言うなら……我々も迎え撃ちます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

友奈SIDE

 

空が暗くなり、無数の穴が空いた。あれって大赦の人が言っていた古のシステム……

 

「友奈様、急いで神婚の儀に取り掛かります。システムは勇者たちが……」

 

「分かりました……」

 

急がないと皆が……世界が……

 

「ちょっと待ったァァァァァ---!!」

 

誰かの声が聞こえた。周りにいる大赦の人たちもその声の方を見るとそこには変わった格好をした男の子、黒い格好をした女の子、鎧を着た金髪の女の人、そして巫女装束の人と大赦の人と同じ格好をした人がいた。

 

「誰ですか!?ここは神聖な……」

 

「悪いけど仲間に頼まれて、そいつを誘拐しに来た」

 

「なんと無礼な……」

 

大赦の人がその人達を捕まえようとしたが、金髪の女の人が大赦の人たちの前に出て、大赦の人たちを押さえ込んでいた。

 

「神との結婚……生贄と変わらないじゃないか。こんな物エリス様はしないぞ」

 

「神樹様が教えたことですから……でも私達は他の方法を考えます。どうして今の時代の人は思いつかないんでしょうか……」

 

「な、あぁ、貴方は……まさか……」

 

大赦の人が巫女装束の人を見て、驚きを隠せないでいた。この人、何だか海くんに似ている気がする……

 

「神樹様が認めたことでも、この私、初代巫女である上里ひなたが許しません!!カズマさん!!」

 

「おう、ここにいる仮面つけている奴らは女性だな。だったらスティール!!」

 

カズマって言う人が手をかざした瞬間、何故か下着を握っていた。もしかしてあれって……

 

「下着の次は身ぐるみを剥ぐ」

 

「カズマ……ゲスですね。所でひなた、このような場所……破壊してもいいですか?」

 

「めぐみんちゃん。貴方は大事な役割があるんだから……」

 

この人達はもしかして海くんの……どうして……

ただ呆然としている私に大赦の格好をした人が私に近づきあることを告げた。

 

「ねぇ、これで本当にいいの?」

 

「えっ?」

 

「自分を犠牲にして……皆を救うことが本当に勇者なの?」

 

「そ、それは……」

 

「それにね。どんなに辛くても、犠牲になったら駄目だよ。貴方が行くべき場所は分かるよね」

 

この人、一体何を……それにその声、どこかで……

 

「今、あそこでは皆があの巨大なものと戦ってる。世界の……人類のために、でも貴方はここにいていいの?」

 

「わ、私は……私が神婚すれば世界は……」

 

「それは本当に貴方が思っていることなの?」

 

「えっ?」

 

「死んじゃうのは怖いよね。みんなとお別れするのは嫌だよね。貴方はその気持を必死に抑えて世界のために死のうとしている……本当のことを言って……」

 

この人、どうして私の気持ちがわかるの?本当は死ぬのは怖い、皆とお別れするのは嫌だ。でも、私は世界のためだからと自分に言い聞かせてきたのに……

 

「私は……怖い……呪いで死ぬのも、神婚で死ぬのも……皆とお別れするのも……もっと生きたい。生きたいよ……」

 

この人に私の本当の思いを告げると、大赦の人は私の端末を取り出し、渡してきた。

 

「それじゃ生きるために今、あそこにいる皆と一緒に戦おう」

 

「あ。貴方は……それにその声……どこかで……」

 

大赦の人は仮面と着ていた服を脱ぎ捨てるとそこには私がいた。この人……もしかして……

 

「行こう。友奈ちゃん」

 

「……はい」

 

私は私の手を握り、同時に変身した。今からならまだ間に合うよね。

 

「流石は海くん、言ったとおりですね」

 

「うん、自分たちの言葉が通じないからって……私に頼んできたもんね」

 

「全く夫婦して手のかかる人ですね」

 

「えっ、夫婦って?」

 

「あっ、友奈ちゃんに言わなかったけど、私と海くん、結婚してるんだよ」

 

そ、それはそれで結構驚きなんだけど……というより年は大丈夫なのかな?

 

「ユウナ、お前たち二人はめぐみんを連れて、先にいけ。ここは私とカズマとひなたでどうにかする」

 

「まぁ、どうにかしちゃって終わってるんですけどね」

 

「お~い、この奪った下着どうするんだ?」

 

カズマって言う人は、女の人の下着を握りしめながらそんなこと言っているけど、本当に海くんのお友達なのかな?

 

「とりあえず燃やしましょうか」

 

「「「「まっ、待ってください。ひなた様!?」」」」

 

「ここは二人に任せていこう」

 

「う、うん」

 

「ふっ、今回は神様みたいなものですか。いい的になりますね」

 

三人で向かおうとするが、多くの神官の人たちが立ち塞がった

 

「なりません!」

 

「あなたがここからいなくなれば世界は滅びます」

 

「神婚を!」

 

「神婚を!」

 

「神婚を!」「神婚を!」「神婚を!」「神婚を!」「神婚を!」「神婚を!」

 

多くの神官が口を揃えて同じことを…………

 

「むぅぶっ飛ばしたいですが……」

 

「何とか傷つけないように…………」

 

黒い衣装の子ともう一人の私は躊躇していると、上から誰かが降ってきた。それは褐色の私?

 

「やっほ~手伝いに来たよ~」

 

「赤嶺ちゃん……」

 

「なるほどこちらに援軍として来たのですか」

 

「そうだよ。それに結城ちゃんは……と言うより勇者は対人戦には慣れてないからね。こういうのは慣れた人の方がいいから!」

 

立ち塞がる神官たちを一気に凪ぎ払っていく。この子……強い…………

 

「借りは言った通りにね」

 

「う、うん」

 

何だか嫌そうにしてる私だけど……どうしたんだろう?




最終回は本当に良かった……本当にこれから先の事を考えているのは誰なのかと言うね
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