勇者の花、桔梗の花 大満開の章   作:水甲

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久しぶりの更新だー


21 防人たちの戦い

桔梗SIDE

 

古のシステムが現れ、僕らは勇者に変身した。あんな巨大なものとどう戦えばいいのかわからないけど……今は考える必要はないな。

 

「皆、私も一緒に戦うよ。この世界のために……」

 

「ミノさん……うん」

 

「一緒に……戦おう」

 

「おう」

 

「それじゃ皆、アレを倒して、すべてを終わらせましょう。勇者部出撃!!」

 

全員で動き出すが、何百体もの星屑が僕らがいる場所とは違う場所へと向かう。あの先には…………まさか

 

「桔梗くん?」

 

「……別の方に向かってるバーテックス……もしかしたら…………」

 

防人たちも出撃してるなら……もしかしたら…………

 

「桔梗、あの子達なら……」

 

「そうだけど……」

 

こんなときに迷うなんてな…………くそ

 

「…………友海、牡丹、悪いけど二人は誘導を頼む」

 

「え?誘導……あ、もしかして」

 

「来ているのですか?」

 

「うん、来るって話してたから……それと」

 

海は僕の大鎌を取り出し、牡丹に渡した。もしかして……

 

「これを桔梗さんが心配してる人に渡してあげてほしい」

 

「分かりました。お父様、その人は……」

 

「名草……名前を呼べばきっと答えてくれる。海、この武器は……」

 

「僕が解除しない限り消えないですから大丈夫です」

 

「そうか……ありがとう」

 

頼む……二人が来るまでの間、持ちこたえてくれ…………

 

 

 

 

 

 

 

名草side

 

神官たちの制止を振り切り、私たちは敵の数を減らすために動いていた。一部でもこちらに注意が向けば……勇者たちの……兄さんたちの戦いが楽になるはず

 

「ふええええ!?物凄い数がこっちに来てるよ~」

 

「雀!防御に専念しろ!シズク!弥勒さんは私と共に数を減らすぞ!」

 

「芽吹ちゃん、神官たちが話していた千景砲は…………」

 

「…………戦いが始まる前、神婚をする勇者が連れ拐われた話を聞き、もう何人かの神官たちは…………」

 

絶望してるってこと……だよね?亜耶ちゃんは一人でなんとかしようとしてるみたいだけど………………

 

「名草……諦めるな」

 

え?私……諦めかけてた?

 

「お前は誰よりも生き残ろうとする思いが強かった。だから…………」

 

「……うん!」

 

私たちは迫りくる星屑を凪ぎ払っていく。だけど数が減らない……

 

「ハアアア!」

 

でもここで挫けるわけにはいかない!私は迫りくる敵を次々と蹴散らしていくが

 

「名草!横!」

 

芽吹ちゃんの声が聞こえ、横を振り向くが既に星屑が口を開いて私を…………あぁここで私は……終わるのか……ごめんね……みんな、後は任せたよ……兄さん…………会えただけでも…………

 

「ハアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

 

突然叫び声が聞こえたと同時に、私に迫ってきていた星屑が真っ二つに切り裂かれていた。

 

「え?」

 

すると船の上に五人の少女たちが立っていた。

 

「若葉さん!」

 

「パパたちは向こうですが……」

 

「分かってる……ある程度ここに敵を倒してからみんなのところへ行くぞ!」

 

若葉と呼ばれる少女がそう告げて、迫りくる星屑を一気に倒していく。この人たちは……

 

「あの……名草さんはどちらですか?」

 

「名草はあそこに……君たちは?」

 

「私は上里友海」

 

「私は東郷牡丹と言います。そしてあそこにいるのは……えっと色々と事情があって、別世界の初代勇者です」

 

「初代勇者!?どう言うことだ?いや、後で話は三好さんから聞くとして……」

 

「あの、私に何か?」

 

「これを海おじ様が渡してほしいと」

 

「牡丹のパパ……桔梗おじちゃんが使ってる武器だよ。私のパパは勇者全員の武器を使えるからね」

 

この子……どや顔してるけど……もう何がなんだが…………

 

「私たちもある程度敵を減らしたら、みんなのところに行きますので」

 

「生き残りましょうね!」

 

二人はそう言って、星屑の群の中に突っ込んでいく

 

「立てるか?名草」

 

「うん……」

 

私は銃剣と大鎌を構え…………

 

「私たちも勇者だからね……頑張るよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

初代勇者たちの手を借りてら敵を蹴散らしたあと、勇者たちは元凶の所へと向かうのを見送ると、暫くしてから双子みたいな子と黒い衣装の子がやって来た

 

「あれ?この船なに?」

 

「目についたから来たけど……」

 

「君たちは……彼処で戦ってる勇者たちの仲間か?」

 

「はい!」

 

「その……」

 

「早くいってやれ……こちらは大丈夫だ」

 

「わかった!友奈ちゃん、行こう!」

 

「うん!えっと……」

 

「この船はまだ動かせますね。ギリギリの所まで乗せてもらいます。きっとウミはそれを望んでますから」

 

黒い衣装の子が笑みを浮かべてるけど……この子は本当に何者なんだろうか?




次回!古のシステム決着!
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