勇者の花、桔梗の花 大満開の章   作:水甲

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今回で最終回です!


27 未来のために

あの戦いから四年が経った。世界は少しずつではあるが変わっていっている。これも神樹様の代わりにこの世界を守っていてくれる女神様のお陰なのかな?

この四年間はいろんな出来事があった。その中で桔梗くんが天の神から聞いたある話……それは平行世界の数だけ天の神が存在すること…………

海君の世界の天の神は小さな女の子らしいけど、他には魔法が入り交じった世界での天の神。その神様は比較的に話が分かる人らしい…………

 

とは言えやはり世界は一度滅ぼしているのは天の神は人に罰を与えなければいけない理由があったかららしい。それが何なのか分からないけど……今、この世界罰を与えたりはないみたいだ

 

そして今私たちはこれから先の未来のために頑張っていた。

 

「友奈ちゃん、どうしたの?ボーとして」

 

「ううん、ただ色々と考えてて……」

 

「色々……そうね。あれから4年だものね……」

 

今は壁の外で私たちは旅をしていた。色々と調査をする必要があるからだ。そのためにこうしているけど…………

 

「桔梗くん……元気かしら」

 

東郷さんはそう呟いていた。桔梗くん…………

 

「大丈夫だよ……きっと……」

 

「そうね……大丈夫よね……私を置いていくなんて……」

 

桔梗くんもあの日から色々とあったから…………仕方ないと言うしかないけど…………

 

「あのさ、僕が行方不明みたいな扱いはやめて欲しいのだけど」

 

茂みからスケッチブックを持って戻ってきた。

調査には私、東郷さん、桔梗くんの三人で来ていた。とは言え桔梗くんは大赦の服を着てだけど……

 

「ふふ、一度やってみたかったのよ」

 

「全く……」

 

「桔梗くん、その服、動きづらくないの?」

 

「ん?まぁ動きづらくはないけど……バイクに乗る分には特には」

 

私と東郷さんのバイクと桔梗くんの黒いバイク。大赦が用意してくれたものだ

 

「景色が良いところを見つけると直ぐに描きに行っちゃうんだから」

 

「仕方ないだろ。趣味なんだから……」

 

あの日から桔梗くんはずっと絵を描いてるもんね。それにしても……

 

「二人は結婚しないの?」

 

「何でその話になる?」

 

「私たちにはまだ早いわよ。まだ十代なんだし」

 

「そうだけど~ほら、そのちゃんが『早く結婚式あげてくれたら~沢山お祝いすんよ~』って言ってたし」

 

きっとそのちゃんの事だから凄いお祝いをしてくれるんだろうな~

 

「とりあえずは今の調査が落ち着いたらね」

 

「お互いちゃんと話し合って決めたからな」

 

とは言え更に話し合って、お互いに二十歳になってからと言うのは二人だけの秘密だったりするけど…………

 

「まぁ結婚式の時は樹に歌でも歌ってもらうか」

 

「あ、良いわね。未来のために樹ちゃんには予約しておかないとね」

 

樹も今は歌を歌い続けてる。風先輩は研究者として頑張ってる。

夏凛も大赦の関係者として、今は僕らのサポートをしている。園子は園子で大赦のトップとして頑張ってるけど……

 

「絶対に凄いことになりそうだな」

 

「大赦の関係者が多く参加しているのが目に浮かぶわ……」

 

その時が来たら覚悟しておかないとな

 

「東郷さんと桔梗くんの未来のために、調査頑張ろう」

 

「そうね……これから先の事を考えていくためにね」

 

「だな」

 

僕らはこれから先の未来のために……僕らの世代で終わるとは思えないけど、それでも未来のために……頑張っていくか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこともいえない世界。そこには一人の少女が現れた。それは桔梗たちの世界の天の神。

 

「より良く……ね。まぁ今の勇者たちになら何も心配はないわね」

 

一人そう呟くと……まばゆい光が現れ、みるみる内に姿を変えた。ポニーテールの少女……彼女もまた天の神

 

「久しぶりね」

 

「久しぶり。あなたの世界はどう?」

 

「始まりつつあるわ。一人の少年が勇者の力とは違う力を手にしてね」

 

「へぇ、何の力を?」

 

「人は魔法と呼ぶわ。そして彼は一人の魔法少女と出会い、数奇な運命を……ね」

 

「それは楽しみだわ。その子も神に認められた存在になることを……そうね……彼は……『魔導の勇者』そう呼ばれるべきね」




無事完結!
大満開の章は勇者の章の裏話をやりつつ、未来のための話をやっていったため、少々書くのが難しかったですが、何とか完結できました!

個人的に樹ちゃんの成長が一番良かった……

因みに最後に神同士の会話に出てきたのは、ゆゆゆとなのはのクロス小説です。そちらも興味があれば!
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