勇者の花、桔梗の花 大満開の章   作:水甲

5 / 27
ついに大満開スタート!


05 勇者の章 ②

「このあとの話ですが…………あの人がいないとダメですね」

 

ある程度書き終えたが、僕と友奈が呪われた後の事は……海自身がいないと深く書くことはできない

 

「思ったんだけど、あいつはいつからあんたらが呪われていたことを知っていたの?」

 

「確かにあの子だけ早い段階で動いていた気がするわね」

 

海がいつから気がついていたか……もしかしたらだけど…………

 

「多分最初から違和感を感じていたかもしれない…………」

 

「最初から…………」

 

思い返せば……あいつは最初から違和感を覚えていた。多分大赦に何かしら話をしていたのかもしれない

 

そんな中で海は悩んでいた。

自分はこのまま関わっていていいのか…………別世界の人間が…………解決していいのかと…………

 

そして僕と友奈も呪いがどんなものなのか理解していた

 

自身に特別何かあるかと言うわけではないが、この事を誰かに話そうとすると、僕らの体に刻まれた呪いの刻印がその誰かに刻まれていく所を…………

そして刻まれた人間は何かしら不幸なことが起きる

その現状を目の当たりにして、どうすることも出来ないでいた。友奈は気のせいだと思うようにして、風先輩に話そうとしたが……また刻印が濃く出たため話せないでいた。僕は嫌な予感がして樹に気を付けるように伝えた。そしてその日の夜に電話が来て、先輩が車に退かれたこと。そして樹も軽い怪我をしたこと……それが余計に友奈を苦しめることになった。

 

「天の神のシステムの呪い…………後々聞いた感じだとカイくんには通じなかったみたいなんだね~」

 

「あいつは自分を守る聖霊の影響が深く出てるからな」

 

幸福の女神を聖霊にしているからこそ、呪いにたいして無効化していた。

そして海は悩みに悩み抜いた結果、自分がするべきことを決めた。それは…………

 

「あの時……辛くて苦しくて……道端で転んだまま……私泣いていたんだよね」

 

「友奈ちゃん……」

 

「だけど海くんが手を差し伸べてくれたの…………そして言ってくれたんだ。どんな世界の私でも助けるって……」

 

嬉しそうに言う友奈だけど…………美森がちょっと怖いんだけど……気のせいかな?

 

「それがきっかけで海は僕らの呪いの事を知り、助けようとしてくれた」

 

呪いを解呪のために古い文献を調べたりしたけど、何も成果はなかった。あったとしても僕が天の神からもらった天神刀を使って、天の炎を全て使いきるくらいしか…………それをすれば僕は犠牲になるが…………

 

「みんな、友奈さんの様子について、おかしいと気づき始めましたよね」

 

「あの時は……夏凜ちゃんにひどいことをしてごめんね」

 

「気にしなくていいよ。私の方が友奈にひどいことしたんだし」

 

呪いの事を伝えられないことが、友奈を苦しめていたからな…………本当にどうすることも…………

園子はずっと気になって独自で調べて、みんなを集めて呪いの事を話した。みんなが悲しみ、どうしたらいいのか悩む中、二人の少女が僕らの前に現れた。

それは海の世界の海と友奈の子供、友海。僕と美森の子供、牡丹。二人が来たことで新たな一手を打てることになったが…………

 

「さて、後は私の方で書けます。みなさん、ご協力ありがとうございます」

 

「いいのか?」

 

「はい、みなさんはこの平和な日常を……私も書き終えたら合流します」

 

海は笑顔でそう言い、部室から出ていくのであった。そうだよな。ちょっと日常を楽しまないとな

 




次回からは本編になります!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。