「このあとの話ですが…………あの人がいないとダメですね」
ある程度書き終えたが、僕と友奈が呪われた後の事は……海自身がいないと深く書くことはできない
「思ったんだけど、あいつはいつからあんたらが呪われていたことを知っていたの?」
「確かにあの子だけ早い段階で動いていた気がするわね」
海がいつから気がついていたか……もしかしたらだけど…………
「多分最初から違和感を感じていたかもしれない…………」
「最初から…………」
思い返せば……あいつは最初から違和感を覚えていた。多分大赦に何かしら話をしていたのかもしれない
そんな中で海は悩んでいた。
自分はこのまま関わっていていいのか…………別世界の人間が…………解決していいのかと…………
そして僕と友奈も呪いがどんなものなのか理解していた
自身に特別何かあるかと言うわけではないが、この事を誰かに話そうとすると、僕らの体に刻まれた呪いの刻印がその誰かに刻まれていく所を…………
そして刻まれた人間は何かしら不幸なことが起きる
その現状を目の当たりにして、どうすることも出来ないでいた。友奈は気のせいだと思うようにして、風先輩に話そうとしたが……また刻印が濃く出たため話せないでいた。僕は嫌な予感がして樹に気を付けるように伝えた。そしてその日の夜に電話が来て、先輩が車に退かれたこと。そして樹も軽い怪我をしたこと……それが余計に友奈を苦しめることになった。
「天の神のシステムの呪い…………後々聞いた感じだとカイくんには通じなかったみたいなんだね~」
「あいつは自分を守る聖霊の影響が深く出てるからな」
幸福の女神を聖霊にしているからこそ、呪いにたいして無効化していた。
そして海は悩みに悩み抜いた結果、自分がするべきことを決めた。それは…………
「あの時……辛くて苦しくて……道端で転んだまま……私泣いていたんだよね」
「友奈ちゃん……」
「だけど海くんが手を差し伸べてくれたの…………そして言ってくれたんだ。どんな世界の私でも助けるって……」
嬉しそうに言う友奈だけど…………美森がちょっと怖いんだけど……気のせいかな?
「それがきっかけで海は僕らの呪いの事を知り、助けようとしてくれた」
呪いを解呪のために古い文献を調べたりしたけど、何も成果はなかった。あったとしても僕が天の神からもらった天神刀を使って、天の炎を全て使いきるくらいしか…………それをすれば僕は犠牲になるが…………
「みんな、友奈さんの様子について、おかしいと気づき始めましたよね」
「あの時は……夏凜ちゃんにひどいことをしてごめんね」
「気にしなくていいよ。私の方が友奈にひどいことしたんだし」
呪いの事を伝えられないことが、友奈を苦しめていたからな…………本当にどうすることも…………
園子はずっと気になって独自で調べて、みんなを集めて呪いの事を話した。みんなが悲しみ、どうしたらいいのか悩む中、二人の少女が僕らの前に現れた。
それは海の世界の海と友奈の子供、友海。僕と美森の子供、牡丹。二人が来たことで新たな一手を打てることになったが…………
「さて、後は私の方で書けます。みなさん、ご協力ありがとうございます」
「いいのか?」
「はい、みなさんはこの平和な日常を……私も書き終えたら合流します」
海は笑顔でそう言い、部室から出ていくのであった。そうだよな。ちょっと日常を楽しまないとな
次回からは本編になります!