仮面ライダーセイバー Eternal Promise   作:かなん

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絶体絶命、集う剣士達。

《神山飛羽真》

 

俺はハデスのまるで破壊光線のような攻撃をする直前、刃王星烈斬を発動していた。そのおかげでかろうじて全員生きていた。俺以外は意識を失っているみたいだ。まぁ俺も動けないくらいのダメージを負ってしまったけど。

 

「・・・まだだ」

 

俺はまだここで終われない。ルナとこの世界を救うまでは。

 

「ソフィア様が待っているんです。ここで死ぬわけにはいきません!」

 

「俺は・・・父さんの思いを貫く!」

 

倫太郎も賢人も意識を取り戻したみたいだ。残った力を振り絞って立ち上がった。

 

「飛羽真!待たせたな!」

 

絶好のタイミングでユーリ達が駆けつけてくれた。この状況に驚いているみたいだけど。

 

「一体どうなってんだよ。ここら辺一帯更地になってんじゃねぇか」

 

「落ち着け尾上。恐らくハデスによる最大火力の攻撃だ」

 

「マジ強・・・でも俺の方が強い!」

 

「もう一度使われたら世界は終わる。その前に止めるぞ」

 

「ハデス、あなたを粛清します」

 

「ウチもいるよ~!」

 

「芽依さん!危ないですから逃げてください!」

 

「倫太郎。芽依ちゃんなら大丈夫。芽依ちゃん!神彗ちゃん達を頼んだ!」

 

「オッケー!任せて!」

 

みんな、剣を交えて繋がってきた仲間達だ。火炎剣と出会ってなかったらきっとこんな光景見られなかった。ありがとう。火炎剣烈火。俺は火炎剣に感謝の思いを伝えた。すると、火炎剣が激しい炎を発した。それはみるみる人の型になっていく。隣にいた賢人が持っていた闇黒剣も同様に黒いオーラを漂わせている。

 

「神山飛羽真。お前の思い、確かに受け取った」

 

「賢人。最後にもう一度だけ、共に戦おう」

 

オーラの正体は上條さんと隼人さんだった。これで十一人の剣士が揃った。

 

『エターナルフェニックス!』

 

そこにもう一人。炎に包まれた剣士、ファルシオンが現れた。誰が変身しているんだ?

 

「バハトか?」

 

問いには答えない。バハトじゃないなら一体誰が?まぁそんなことより今はハデスだ。

 

「みんな、いこう!」

 

「変身!」

 

『クロスセイバー!』

『ドラゴニックナイト!』

『氷獣戦記!』

『ゴールデンアランジーナ!』

『土豪剣激土!』

『風双剣翠風!』

『音銃剣錫音!』

『オーシャンヒストリー!』

『昆虫CHU大百科!』

『ジャオウドラゴン!』

『エックスソードマン!』

 

ハデスは巨大な本を出現させた。ページが開き中からストリウス、レジエル、ズオス、カリブュディス、ソロモンが現れた。

 

「奴らはハデスの能力で産み出された偽物だ。とはいえ侮れば斬られるぞ」

 

「わかってます、上條さん。一緒に戦いましょう!」

 

ハデスに召還された偽物は確かに弱い。いや、偽物が弱いんじゃない。俺達が強くなったんだ。

 

「水勢剣流水に誓う!僕が必ず世界を守る!ブリザード・ブレイズ!」

 

『必冊凍結!流水抜刀!タテガミ氷牙斬り!』

 

倫太郎は最初に出会った剣士だ。ライオンに乗ってやってきたときは驚いたよ。今まで戦ってきた仲間と組織、どちらを信じるか迷っていたときもあったな。でもその壁を乗り越えて強くなった。

 

「俺は俺の思いを貫く!トルエノ・デル・ソル!」

 

『必殺読破!黄雷抜刀!ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊斬り!サ・サ・サ・サンダー!』

 

賢人はカリバーを止める為に一度犠牲になった。そして自らがカリバーとなって闇黒剣が見せた未来を変える為に俺達と敵対したこともあった。

 

「早く終わらせてそらを迎えに行くぜ!大!断!断!」

 

『玄武神話!ジャッ君と土豆の木!キングオブアーサー!ドゴ!ドゴドゴーン!!会心の激土乱読撃!ドゴ!ドゴドゴーン!』

 

尾上さん。あなたは最初俺のことを認めてなかった。でも共に戦う内に絆が生まれて今では俺のことを大切な仲間と思ってくれてる。ありがとう。

 

「これが聖剣の声だ!たっぷり聞きやがれェェ!スナック・音・ザ・チョッパー!」

 

『ヘンゼルナッツとグレーテル !ブレーメンのロックバンド!ピーターファンタジスタ!!イェイイェイイェーイ!錫音音読撃!イェイイェイイェーイ!』

 

大秦寺さんはちょっぴり人見知りだけど聖剣の声を聞いてしっかりとメンテナンスをしてくれる最高の刀鍛冶だ。

 

「本当の強さを見せてやる!疾風剣舞・回転!」

 

『猿飛忍者伝!こぶた3兄弟!西遊ジャーニー!ニンニンニニーン!翠風速読撃!ニンニンニニーン!』

 

今蓮は迷ってるんだと思う。強さとか仲間とか・・・でも信じてる。いつかノーザンベースに戻ってくるって。

 

「ひれ伏しなさい!」

 

『超狼煙霧虫!昆虫煙舞一閃!』

 

玲花さんは俺達ノーザンベースをバラバラにした。マスターロゴスの意思だったから玲花さんは悪くない。普段あまり喋らないけど心の中にある正義は確かに見えてるよ。

 

「この世界を脅かす悪魔め、これ以上俺を怒らせるな!」

 

『必殺時刻!オーシャン三刻突き!』

 

凌牙さんはとにかく強い。そして倫太郎以上に真面目な人だ。仲間となった今はすごく頼もしいな。

 

「この時代でできた最高な仲間とこの世界を守る!それが俺の剣士としての務めだ!」

 

『フィニッシュリーディング!サイコーカラフル!』

 

倫太郎達と対立した時に助けてくれたのはユーリだったな。剣に変身したのは驚いたよ。最初は考えていた正義が違ったけど、俺達と一緒に戦って現代の人間の可能性を知ったんだと思う。

 

「15年前の悲劇を繰り返してはならない!私が賢人達次の世代にバトンを渡す!」

 

『必殺リード!ジャオウドラゴン!月闇必殺撃!習得一閃!』

 

隼人さんはマスターロゴスに騙された被害者の一人。尾上さんや大秦寺さんの話からも良い人だってわかる。賢人の父親としても、剣士としても。

 

「火炎剣烈火。お前は神山飛羽真と共に大きな成長を遂げたのか。面白い。私も負けられん!」

 

『ドラゴニック必殺読破!烈火抜刀!ドラゴニック必殺斬り!』

 

上條さんとは何度も戦った。方法は強引とはいえ世界を救おうとしていた。いつか同じ炎の剣士としてゆっくり話したいな。

 

「まだこの世界を終わらせるわけにはいかねぇんだよ!カラミティストライク!」

 

『必殺黙読!抜刀!不死鳥無双斬り!』

 

あの技はデザストの・・・今は蓮と一緒にいるみたいだな。一体何の目的で蓮と絡んでいるのかな?でも俺達と敵対してないってことはストリウス達とは決別したってことか。

 

俺は嬉しいよ。こんなにたくさんの仲間がいて。これが本と剣の力なんだ。

 

『刃王必殺読破!聖刃抜刀!刃王一冊斬り!セイバー!』

 

「刃王創星斬!」

 

強力な剣士の技があっという間に偽物達を消滅させた。今度こそハデスを倒す!

 

「コレガ、オマエタチノチカラカ」

 

ハデスは全知全能の書の力を宿している。言語能力も発達してきているんだ。

 

「ダガ、ヒトリデハナニモデキナイ」

 

一人・・・?どういうことだ?

ハデスは一冊のブックを取り出した。表紙が真っ白で何も書かれていない。その本を開くと、俺達の持っている聖剣とブックがその本へ吸収されてしまった。さらに俺以外の仲間も吸い込まれた。

 

「飛羽真!必ず世界を救ってください!」

 

倫太郎の言葉を最後にページは閉じ真っ黒なブックが完成した。

 

『ワールド・オブ・エンド!聖剣が集まりし時、究極の力が生まれる!』

 

あのブックはいわばブック版刃王剣十聖刃か。でも今の俺に火炎剣も刃王剣もブックもない。どうすれば・・・

 

『照暁玲瓏!撃ち抜け、紫電の矢!切り裂け、刃!必中射撃姫!大和撫子が舞い踊る!』

『怒愚魔抜刀!バイオレンスオロチ!怒愚魔!勇士が魔界の剣で全てを喰らう!』

『Come to an END!Bite and Destroy!Kamen Rider Bullinger!』

 

「ここは私達がやります、神山さん」

 

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