GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! FINAL   作:混沌の魔法使い

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その2

リポート5 鍛錬/その頃の横島君 その2

 

~陰念視点~

 

深く深く息を吸い、長く長く息を吐く……体内の霊力を吐き出し、外の霊力を取り込む……霊力循環をより深く、より長く、己の体内の霊力を全て吐き出すような気持ちで霊力を放出し続ける。

 

【陰念呼吸が浅いわ、もっと深く】

 

「はい」

 

お師匠様の言葉に頷き、より深く瞑想を深めていく……自分の中にある霊力と外にある霊力――それをしっかりと把握し、己の中で1つとする。

 

「ぐっ」

 

「くっ……」

 

「ッ」

 

俺だけではなく、雪之丞とクシナの苦しそうな声が重なる。限界ギリギリまで霊力を放出し、結界の中の澄んだ霊力と入れ換える。それは口にするのは簡単だが、実際にするとなれば一時的に霊力の枯渇を引き起こす危険な鍛錬だ。徐々に苦しくなって、瞑想を止めようとするがお師匠様の声とメドーサの檄が飛び意地で瞑想状態をキープする。

 

【苦しいけど、もう少しよ。頑張って】

 

「霊力枯渇は確かに危険だよ、だけど1番安全な死に近づく事だ。魂に強い負担を掛けろ、でなければお前達は殻を破ることは出来ない。

横島は何度もやって来た。だからお前達に出来ない道理はない」

 

全く持ってその通りだ、横島に出来て俺達に出来ない訳が無い。苦しくて止めたいと思っても瞑想状態を続け……突如何がが自分の中で砕けたような音がした。

 

「……これは」

 

「すげえッ!前よりも全然、魔装術を使ってる時よりも力が漲ってるぜッ!」

 

「……なるほどこれが霊力の枯渇からの超回復……確かにこれを意図的に繰り返していれば横島君のあの強さも納得ね」

 

霊力の枯渇状態は悪霊や悪い霊気の影響を受けやすくなる。悪霊に取り憑かれたり、運勢を極端に悪い物にしたり、もっと言えば霊力は生命力と言っても良い枯渇から回復するだけのポテンシャルがなければそのまま死にかねない危険な行為だ。だがそれゆえに魂魄に強い負荷をかけ、生きたいと言う強い意思が霊力を多く発生させる。

 

「ママお師匠!もう1回やっても良いか!」

 

霊力を爆発的に上昇させれると知り雪之丞がもう1回と叫ぶが、お師匠様とメドーサは首を左右に振った。

 

【駄目よ、霊力の急上昇をしたら、今度はそれに身体を馴染ませないといけないわ】

 

「それに雪之丞、魔装術を展開してみな」

 

メドーサに言われ雪之丞が魔装術を展開しようとし、その顔を歪めた。俺とクシナも驚きに目を見開いた、雪之丞は魔装術を鍛え続けて来た、だが雪之丞の霊力はもや状に浮かぶだけで、物質化する気配が無い。

 

「霊力が高まりすぎたのかッ」

 

【そうなるわね。高まりすぎた霊力をコントロールする術が雪之丞にはないし、陰念とクシナも多分同じね。まずは増えた霊力をコントロール出来るようにしましょう、時間が無いからスパルタ方式になるけどね】

 

スパルタ方式――とお師匠様が口にし、メドーサがにやりと笑うとビッグイーターが俺達を囲むように出現する。

 

「とにかく戦え、戦って戦って戦いの中で掴め。お前達にはそっちの方が良いだろ?毒は抜いてあるからかまれても大丈夫だから安心しな」

 

確かにその通りだ。あーだこーだと考えているよりも戦っているうちに霊力をコントロールする術を自然に見に付けている方がよっぽど俺達らしい。それに毒が無いのなら毒が回って死ぬ心配も無く、人間よりも遥かにタフなビッグイーターは鍛錬の相手として申し分が無い。

 

「武器使う?」

 

いつもと比べるまでも無い不安定な収束がやっとの状態のクシナが神通棍を使うか?と尋ねてくるが俺と雪之丞は首を左右に振った。

 

「いや、良い」

 

「俺もだ」

 

神通棍を手にするクシナに大丈夫だと返事を返し、うっすらともや状に収束するのがやっとな霊力を手足に纏い、牙を剥き出しにし飛び掛ってくるビッグイーターに向かって拳を突き出すのだった……。

 

【ちょっとスパルタが過ぎるかな?】

 

「いや、あいつらはあんなもんで良いさ」

 

ビッグイーターと陰念達の戦いを見ながら三蔵は不安そうにメドーサに問いかけ、メドーサは心配しすぎだと鼻で笑った。

 

「弟子が可愛いのは判るが、あんまり構いすぎても駄目になるよ」

 

【うっ、綱手までそんな事言う……でも正直かなり無謀だとあたしは思うのよ】

 

無謀――人間が英霊と正面切って戦おうとすることも、神魔を倒そうとするのも無謀である。三蔵の言う事も一理あるだが、メドーサと綱手は三蔵に鋭い視線を向けた。

 

「それでもだよ。これからはもっとガープの攻勢は激しくなる。私達が英霊と神魔である以上狂神石の影響を受ける可能性を十分に考えないといけない」

 

「話によれば蝙蝠を使って狂神石を直接投与したって言うじゃないか、神魔が派遣した英霊、神魔が纏めて敵になる可能性はゼロじゃないんだよ」

 

【ぎゃてえ……それはそうだけど……やっぱり心配だわ】

 

三蔵は心配そうに戦いに視線を向ける。ビッグイーターによる戦闘訓練は何回も行っているが、今回はどう贔屓目に見ても陰念達が押されていた。

 

「ぬ、ぬあああああッ!!」

 

「しゃあッ!そのまま抑えてろッ!!うおらあッ!!!」

 

噛み砕こうとするビッグイーターの牙を受け止めた陰念に向かって雪之丞が不安定な霊力を球体にし、それを殴り飛ばす。それはビッグイーターの体内で炸裂し、その隙に陰念は離脱する。

 

「ちっ、全然駄目だな」

 

「攻撃力が足りないわね。どうする?」

 

「んなもん、突っ込んでぶちのめす。これで決まり」

 

「「お前は黙ってろ、脳筋馬鹿野郎」」

 

3人で2体のビッグイーターを相手にするには今の霊力の練りこみが不十分な陰念達にはかなり厳しい相手だ。

 

【もう少し練り込みが出来てからでも……】

 

「大丈夫だよ、心配ない。あいつらはやるさ、師匠として口出しするんじゃなくてちゃんと見ててやりな」

 

やばいと思ったら割り込めば良いのさと言う綱手の言葉に頷き、片手で印を結ぶ三蔵を見てメドーサは背を向ける。

 

「どうしたんだい?」

 

「魔界にいる横島の様子を見に行けって言われてるんでね。んじゃ陰念達は頼むよ」

 

魔界で療養中の横島の様子を見に行けと言われているメドーサは2人にそう告げて人間界を後にし……

 

「あ、メドーサさんだ。はい、みんな挨拶してね」

 

「「「こんにちわー」」」

 

「がうがーう」

 

「みみむー」

 

「フッカー!」

 

保父さんとしてアルバイトをしていたからかエプロン装備、そしてその上魔界でも凶暴と言われる魔獣が横島の周りをぴょこぴょこ飛び跳ねている光景を見てメドーサはもう終わりだと言わんばかりに天を仰ぐのだった……。

 

 

 

~西条視点~

 

オカルトGメンの地下の演習場で僕は教授と対峙していた。飄々とし、茶目っ気のある老人であったとしても教授――ジェームズ・モリアーティはれっきとした英霊であり、日本であるからこそ一定の弱体化を受けていても英霊は英霊……身体能力、そしてその老獪な戦術に、恐ろしいほどの空間認識能力……くやしいが僕とは隔絶とした戦闘力の差があった。

 

【おいおい? こんな老人の細腕が怖いのかね?】

 

「老人は老人でも教授は別だよ!」

 

抉りこむように放たれた貫手を辛うじて避けたが、風圧で肌が裂け血が流れる。咄嗟に地面を蹴って離れようとしたが、背中に何かが押し当てられる感触がし、一気に引き寄せられる。

 

【甘いね。攻撃を受けて下がる……セオリーだが、ベストではないヨ】

 

貫手はフェイク、服の袖から伸びたステッキを鎌の様にし、僕を引き寄せた教授は右拳を握りこんでいた。

 

【まずは1回目の授業料だヨ。しっかりと学びたまえヨ、西条君】

 

「ごぽああっ!!」

 

その軽い言葉と共に放たれた豪腕に肺の空気を全部強制的に吐き出され、僕は演習場の壁に叩き付けられ崩れ落ちるように座り込んだ。

 

(はぁ……はぁ……強い)

 

1日1時間――それが僕の取れる鍛錬の時間であり、それ以上はオカルトGメンの都合もあり難しい。その1時間で戦闘勘を取り戻し、そして英霊の攻撃手段を手に入れる……それはかなり無茶な代物だ。

 

【……さてト、いつまで座っているのかネ?】

 

懐中時計を手にしていた教授が蓋を閉じるとステッキが僕の顔に向けられる。

 

「くっ!」

 

頭を庇って大きく転がる。あのステッキ自体が教授の武器であり、放たれた霊波弾が演習場の床を抉る。

 

【西条君。君は私と同じタイプだ、だから徹底的に鍛えてあげよう。良いかネ?君は戦闘者としては落第点ダ、それを胸に刻みたまエ。マ

イボーイ、美神、蛍にも君は届かなイ】

 

それは認めたくないことではあるが、嘘偽りの無い事実だった。確かに僕は高水準で纏まった能力を持っているかもしれない、だけど突出した物を持たない。言うならば究極の器用貧乏だ……これは先生にも何度も言われていた事だった。

 

【切れる手札を死に物狂いで増やすんだヨ。剣術、棒術、射撃術、体術、霊力の放出、身体強化。足りなイ、全く持って足りないヨ】

 

普通の人間ならば十分な手札だが、教授は足りないときっぱりと言い切った。

 

【邪法、正攻法何でも良イ。己の物にするんダ】

 

「オカルトGメンなのにですか?」

 

【そうだヨ?正義だ、悪だなんてくだらなイ。それとも正義だの悪だのに拘って何もかも落とすのかネ?】

 

「まさかッ!」

 

霊波砲による反撃を試みるが教授は反撃の素振りすら見せず、それを弾いてみせる。

 

【英霊や神魔に人間の霊波の放出は効果はほぼ無いヨ。そうだね、神宮寺君なら突破できるかもしれないけどネ】

 

人間が攻撃に転用出来る霊力は高が知れている。精霊石などでブーストとしてやっと一矢報いる事が出来るかどうかだ。

 

【1つヒントを上げよう。私も英霊としての格はさほど高くはない、だが神魔にダメージを与えることが出来る。それは何故か?答えは……身を持って理解したまエ】

 

超神速の抜き打ちに打ち抜かれたと知ったのは吹っ飛ばされた瞬間だった。地面と水平に飛び、僕の体を貫いた霊波弾の痛み……気が遠くなりそうになる中、僕は何を受けたのかを理解していた。

 

「……ッ!」

 

普段はそんなことをしない、指鉄砲の形を作り1発だけ、薄れ行く意識の中1発だけ霊波弾を放ち、僕は地面に叩き付けられ意識を失うのだった。

 

【……西条君もやるネ】

 

直撃こそしなかったが、服の一部が千切れ飛んでいるのを見て教授は楽しそうに笑った。霊力を螺旋回転させて突破力を上げる――無論それは決め手とはなりえないが複合する術を持てば、神魔にもダメージを与える術になる。自分の身体でそれを知り、一発勝負で再現して見せた。それは西条もまた天才肌であると言うことの証明であった。

 

「なんかとんでも無い事をしてますね?」

 

【おや、琉璃君。少し早かったネ?】

 

地下に入ってきた琉璃に教授はにこやかに手を上げるが、琉璃は引き攣った顔を浮かべた。

 

「私もあんな感じですか?」

 

【んーレディには私は優しいヨ?マイボーイに嫌われても嫌だしネ。さてと始めようかネ?】

 

「はい、よろしくお願いします」

 

【琉璃君が覚えるべきなのは、自分よりも強い霊力をコントロールする術。マイボーイの変身と同じ理論ダ】

 

「だけどそれは人間には危険」

 

【その通リ。だけど君は神降ろしの一族ダ。だから並の人間よりは適正があル、神卸しを維持したまま私と組み手だヨ】

 

圧倒的な格上と戦うだけで集中力は凄まじい勢いで削られていく、その中で神卸しを維持するには相当に厳しい。

 

「解除してしまったら死ぬかもしれないですね」

 

【そうだネ、でもマイボーイはそれで戦い抜いてきたヨ】

 

少しでも判断ミスをすれば死ぬ、横島はそれを戦い抜いてきた。他の人間にもそれが出来ない道理はない、琉璃は小さく笑い霊刀を抜き放つ。

 

「少し髪型とか変わったらすいません」

 

【構わないヨ?レディに切ってもらえるんだからネ?】

 

軽く笑う教授を張り詰めた顔で見つめる琉璃は地面を蹴り、霊刀とステッキがぶつかり合い凄まじい火花を散らすのだった……。

 

 

 

~紫視点~

 

お兄さんとアリスの学校の皆でピクニックに来た時の事だった。皆でお昼ご飯を食べて、休憩も終わったらそろそろ遊ぼうかなとそわそわし始めたときの事だった。

 

「うん?どうか……」

 

「かぷッ」

 

鮫っぽいの口の中にお兄さんの頭が消えた。一瞬草原の時が止まり、次の瞬間悲鳴が木霊した。

 

「お、おおお、お兄ちゃんがッ!」

 

「た、たべたべ……ああああああ――ッ!!」

 

「こ、これ叩いて大丈夫なのか!?」

 

【だ、駄目ですよ!?お兄さんの首が飛んじゃいます!】

 

「ど、どどどどッ!!!」

 

私もどうすれば良いのか判らずおろおろしていると鮫が口をパッと離した。

 

「んん?どうしたの?」

 

「「「【無事だッ!?】」」」

 

お兄さんの首が無事で思わず声を上げる。お兄さんはなんでそんなにびっくりしてるの?と言わんばかりに不思議そうな顔をしている。

 

「ふかッ!」

 

「甘噛みは判るけど、頭は良くないなあ、ビックリしたぞー?」

 

ビックリしたと言って駄目だぞーと注意をしているが、そういうレベルじゃなくて……お兄さんがのんびりしているのは知っているけど、ここは怒る所だと私は思う。

 

「みぎいッ!!!」

 

「ふぎゃあッ!?」

 

チビの飛び蹴りで吹っ飛ばされ、うりぼーの掘った穴の中に埋められる鮫。私達だけではなく、チビ達も怒っているようだ。

 

「ふか!ふかかあ!!」

 

「ココッ!」

 

「ヨギヨギ!!」

 

「ぴぴぴー!」

 

「モノーッ!!」

 

皆に怒られて砂を掛けられて埋められて、石まで乗せられている。お兄さんが怒らない分までチビ達が凄く怒っていた。

 

「だ、大丈夫なのか?」

 

【大丈夫だろ?ドラゴンだしな、しかし危なかった。下手をすれば私は涎まみれだったぞ……】

 

心配そうにしているお兄さんと涎塗れにならなくて良かったと安堵している心眼の声を聞きながら、鞄からボールを取り出す。

 

「お兄さん!あそぼー」

 

「ボールか!良いな!」

 

「お兄ちゃん、遊ぼう!」

 

「あたいも混じるぞー!」

 

【行きましょう!】

 

アリスと私達だけじゃなくてチルノ達の混じり、困惑しているお兄さんを半分担ぎ上げるようにして連れて行く。お兄さんは優しいから鮫も出してあげようって言うと思うけど、悪いことをしたら反省させないと駄目だからね。優しいだけじゃ駄目って小竜姫も言ってた。

 

「よいしょー!」

 

「っとと、よっし、じゃあ遊ぶか」

 

「「「「おーッ!」」」」

 

お兄さんもボールを受け取れば遊ぶ準備を始めてくれ、皆でボール遊びを始める。30分位したら反省したとチビ達が判断したのかチビ達に監視されながら遊びに混じってきて、皆の使い魔の鳴き声と私達の楽しそうな声が草原に響き始めるのだった……。

 

 

 

~横島視点~

 

目の前に広がっている金色と少し軽めの圧迫感に苦笑しながら、胡坐をかいている俺に向かい合う感じで抱きついてきているアリスちゃんの背中をなでる。

 

「うーお兄ちゃんはアリスのお兄ちゃんだもん……」

 

チルノちゃん達が俺に懐いて来たのは良かったのだが、最初はにこにこしていたアリスちゃんだが、段々嫌になってきたのかその結果がこの抱っこちゃん状態のアリスちゃんだ。

 

「うーっ」

 

「大丈夫大丈夫、俺はここにいるから」

 

「……うん」

 

普段の力とは比べ物にならない弱い力でぎゅっと抱きついてくるアリスちゃんの背中を撫でて上げると、少しくすぐったそうに笑う。

 

(多分だが、自分と近い友人がお前に懐いてしまったのが面白くなかったんだろうな)

 

(ちょっとした嫉妬みたいなもんかな?)

 

(多分な。満足するまでそうしていてやれ)

 

チルノちゃんとか、パイモンちゃんとか、アガレス君とかはいるが、アリスちゃんよりは一回りは幼くて友達と言うよりかは弟や妹という感じなんだろうな……紫ちゃん達は友達って感じだけど、やっぱりこう複雑な感じがあるのだと思う。

 

【あ、お兄さんとアリスいましたよ!】

 

「遊んでいるですの、私もですわー♪」

 

「突撃-♪」

 

「みむー!!」

 

「ふかふかーッ!!!」

 

「ちょいちょ!まっ」

 

「わわーッ!!」

 

俺とアリスちゃんを探していたのか、紫ちゃん達とチビ達が突撃してきて、待ってという間もなく一瞬で押しくら饅頭のような状態になり、全員が部屋の真ん中で寝転がる事になった。

 

「むふー♪」

 

【んふふーお兄さん】

 

寝転がったままで満足そうに笑っている紫ちゃん達にしょうがないなと思いながら、アリスちゃんに視線を向けるとアリスちゃんも楽しそうに笑っていたので少しだけ安心する。

 

「このまま昼寝するか」

 

昼寝時間も近いにこのまま昼寝をしてしまおうと言う事になり、広い部屋の中の真ん中でぎゅうぎゅうになりながら俺は目を閉じるのだった……。

 

 

「もー、どうせ昼寝するならもっと広い部屋で寝るじゃん、でもまぁ……幸せそうだから良いかな」

 

横島を中心にして眠っているアリス達を見てハーピーは困ったように笑いながらも、その幸せそうな寝顔を見てしょうがないと笑い。横島達に毛布を掛け、おやすみと声を掛けてその場を後にするのだった……。

 

 

リポート5 鍛錬/その頃の横島君 その3へ続く

 

 

 




陰念達と琉璃さん、西条さんの訓練中です。新しい戦闘技術の確立、戦闘スキルの向上が横島がほのぼのしている間に行なわれております。次回はくえすと恵のペア、そしてタイガーとエミさんを出して行こうと思います。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。
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