GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! FINAL   作:混沌の魔法使い

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別件リポート トトカルチョメンバーの愛情分析~魔族編~

別件リポート トトカルチョメンバーの愛情分析~魔族編~

 

人間・英霊・神族と横っちに対する愛情の重さを見てきたが、今度のが下手をすると1番危険かもしれない。

 

「……もしルイ様が出てきたら」

 

「止めてくれ、考えるだけでも恐ろしい」

 

「……確率は低いが0ではないですね」

 

魔族の中には当然ルイ様も含まれる、もしも……ルイ様が横っちに恋慕の情を抱いていたら……もしその名前が出てしまえば……。

 

「おはよう明星か? それともおやすみ明星か……どっちにせよ、ワイ達は死ぬ」

 

「じゃあ止めますか?」

 

キーやんが止めるかと尋ねて来る。確かに約束された地獄行きのチケットだ、普通に考えればここで止めるのが1番の正解だと思う。

 

「でもここまで来たらやらないわけにはいかんのではないか?」

 

「魔族だけデータが無いとなれば間違いなく文句を言われる。ここまで来たら……やるしかない」

 

命に関わると分かっているが……やらない訳には行かないのだ。そもそも神族や英霊の感情を量ったのを知られたらその瞬間に死だ……毒を喰らわば皿まで……もう逃げることは出来ないのだ。

 

「最初は……我の娘で頼む」

 

「分かったで」

 

ダメージが少ないうちに見届けたいと望むオーディンに頷き、ワルキューレの愛情から図り始める。

 

~ワルキューレ 3.8倍 愛情度55 信頼度120 狂愛度0 執着度30 依存度0 愛欲度0~

 

「「「「この安心感はなんだ……」」」

 

流石は自分にも他人にも厳しいワルキューレだ。信頼度こそ高いがそれ以外の数値はいままで見た中で1番まともで、異常な数値が殆ど無くて安心する。

 

「これならブリュンヒルデも大丈夫そうやな」

 

「彼女も軍人で非常に厳しい性格じゃからな、ワルキューレと同じ位まともな数値じゃろ」

 

ワルキューレを見て、大丈夫だろうと判断しブリュンヒルデの愛情を量り……後悔した。

 

~ブリュンヒルデ 7.7倍→2.8倍 愛情度155 信頼度170 狂愛度800 執着度380 依存度70 愛欲度1000~

 

「オーディン。お前自分の娘にどんな教育をしたんだ?」

 

「……我は普通の教育をしたぞ」

 

「普通の教育でこんなクリーチャーになります?」

 

……キーやんはもう少し歯に衣を衣を着せるべきだ。しかしブリュンヒルデも相当な化物である……愛情・信頼より圧倒的に高い、狂愛と愛欲の数値が不味すぎる。

 

「……もしかして伝承の影響を受けてます?」

 

「その可能性はある」

 

ブリュンヒルデとジークフリートの伝承。それとオーディンの娘と直接的な繋がりは無いが……魔族も人間のインスピレーションの影響を

僅かながらに受ける。愛に狂った戦乙女の伝承……それがブリュンヒルデに影響を与えているのかもしれないな。

 

「後同期が皆結婚してるからな」

 

「「「間違いなくそれだろ」」」

 

同期の魔族が皆結婚していれば行き遅れをどうしても意識する。それがブリュンヒルデの愛情の重さに大きく影響を与えているのかもしれへんな……。

 

「となるとメドーサやばくないですかね? 1番行き遅れてますよ」

 

「それを聞かれたら殺されるぞ、最高指導者よ」

 

メドーサは横っちに想いを寄せてる者の中でもかなりの高齢だが……女性の年齢で揶揄するのは死に直結すると言う事をキーやんはしっかりと理解するべきだと思うなあと思いながらメドーサの愛情を量り始める。

 

~メドーサ 2.6倍→2.5倍 愛情度200 信頼度170 狂愛度10 執着度370 依存度70 愛欲度200~

 

数値は中々重いがブリュンヒルデよりもまともだし、人間組よりも数値はかなりマイルド……。

~期待度10000~

 

「「「……」」」

 

「何の期待度だ?これは」

 

「分からん……だが異様な期待をしているのは間違いないな……黙り込んだが、何か思い当たる節があるのか?」

 

オーディンと竜神王はわからないだろうがワイ達は何に期待しているのか分かっている。同じ未来の記憶を持っているから、その時を待っているのだろうが、かなり地雷が待ち構えていると言っても良いだろう……。

 

(これって月神族の所で爆発するんですかね?)

 

(多分……今回も同じになるとは言い切れないんじゃが……かなりその可能性は高いじゃろ)

 

歴史は変わっているが、どうしても変わらない部分はある。多分月神族の下りでメドーサが若返るのは確定の筈やから……。

 

(若返ったらどうなると思う?)

 

(全部の数値がやばくなる)

 

(確定した未来やな)

 

若返ったメドーサはすぐに死んでしまったが胸も尻も大きくて、非常に良い女だった。それにメドーサは誠実で義理堅い性格でもある、若返れば今まで以上に誠実に働いてくれるだろうし……まあそのままでも良いだろう。本人もそれを理解してその時を待っているのだからあの期待値なのだろうし……元の数値はまだ割りと常識的だし、若返っても大丈夫だろうとワイは思う事にし、次の愛情の重さを量る事にするのだった……。

 

 

 

 

~アリス 6.5倍 愛情度60 信頼度88 お兄ちゃん子度200~

 

~レミリア・スカーレット 8.8倍 愛情度20 信頼度30 執着度178 懐き度78 お兄ちゃん子度97~

 

~チルノ 111.2倍 愛情度30 信頼度112 懐き度200 お兄ちゃん子度300~

 

~パイモン 7.8倍 愛情度20 信頼度40 懐き度77 お兄ちゃん子度156~

 

「なんでパイモンまでおるんや……?」

 

「さぁ? でもあれじゃないですかね? 新生の地で横島さんが保父さんでアルバイトしている間に懐いたんじゃないですかね?」

 

「そもそもその短期間でお兄ちゃん子度?とか言うわけの分からない数値が爆上がりしてるのが問題だと思う」

 

正しくそのとおりですね、アリスは分かる。ずっと横島さん大好きっ子ですし、でもほかの子供達(?)のお兄ちゃん子度数と懐き度の上がりようが尋常じゃないのは気になりますね。

 

「もう少し成長してくれておればな」

 

「倍率が下がるんですけどね」

 

「違うわ、もう少し神魔としての力が強ければ横島の安全はある程度確保されたじゃろ」

 

新生の地の神魔は皆強力な力を有しているが、子供だけに力を使いこなせていないのは確かだ。

 

「せめて人間で言う16歳くらいならば……」

 

「だがそれだと100年単位の時間が必要になる」

 

神魔の肉体的な成長速度は凄く緩やかだから……横島さんを守れるだけの力を手にするのは横島さんがきっと亡くなった後になりそう……。

 

「これ横島さん死んだらネクロマンシーされません?」

 

ネビロスが横島さんをゾンビとして復活させそうだと言うとオーディンはいやっと小さく呟いた。

 

「ブリュンヒルデが戦争を覚悟でヴァルハラに拉致しそうだな」

 

「いや、その前にエレシュキガルが出てくるんじゃなかろうか?」

 

……とりあえず横島さんは生前・死後共に大変になりそうだが、英霊の座に囚われるくらいならそっちの方が幸せかもしれない。

 

「提案ですけど、閻魔にも会わせて見ます? 避難先多い方がいいですし」

 

「閻魔……閻魔かあ、大丈夫か? 確か今の日本が管轄の閻魔は……四季映姫と……」

 

「研修中の紅閻魔ですね」

 

「どっちにせよ、ロリやないかい!?」

 

「だから勧めているんですが?」

 

ロリ系なら横島さんの特攻が突き刺さるので日本の地獄も横島さんにとっての安全圏になる筈だ。

 

「とりあえず保留や、保留! 次ッ!」

 

サッちゃんに強引に話を切り上げられましたが、私としてはいい考えだと思ったんですけどね……。

 

~茨木童子 懐き度200 お兄ちゃん子度400~

 

「……鬼なのに純粋すぎる」

 

「愛情とかがないのが余計にリアルだな……」

 

「むしろこれが妹として正しい姿なのでは?」

 

鬼としては間違ってるかもしれないですが、妹、義妹というジャンルで考えれば茨木童子が1番正しいのかもしれない。思わずほっこりし、次に出てきた紙に私達は思考を停止した。

 

~ルキフグス 3.2倍 愛情度47 狂愛度5 執着度20 愛欲度1200 我慢度2400~

 

「「「……」」」

 

魔界の重鎮なのに……きっと心労が祟っている所に横島さんにデロデロに甘やかされた結果がこれなんでしょうね。

 

「これ肉体関係だけでもいいって言う……」

 

「……疲れてるんや、きっと。今なんか脱げないメイド服と女にされてるやろ?絶対疲れてるだけやって……って言うかそうであって欲しい」

 

魔界の重鎮が人間に熱を上げている。とんでもないスキャンダルになりかねないので、横島さんが浄化してくれる事を願う。ただし確率で更にダークサイドに落ちるかもしれないということも視野に入れておくべきだろう。

 

~マタドール 10.7倍 殺し愛 10000~

 

「なんで魔人マタドールが出てくるんや!?しかも物騒すぎるッ!」

 

「いや、だがマタドールで考えれば……おかしくないのか?」

 

戦闘狂のマタドールなのだから普通の愛情表現ではないと言うのは分かるが、殺し愛だけ、しかも非常に数値が重いというのは問題だ。

 

「横島を鍛えておく方がいいかの?どの道必要なことじゃし」

 

「それに関しては反論は無いが、強くなりすぎても問題ではないか?」

 

「どういうことです?」

 

「……いや、あの手のタイプは負けたら負けたで愛情のベクトルが変わるぞ?」

 

……確かに戦闘狂の女と言うのはどんな風に変化するのか分からない、マタドールも何かおかしい方向になる可能性は十分にある。

 

「ですが、横島さんを強くする必要はありますよ」

 

「それは分かっているが……この問題もかなりデリケートだろう。今となってはな」

 

元々神魔の過激派の中で横島さんはかなり危険視されている、それがいまや狂神石を投与された事で封印するべきという意見も出ている事を考えれば横島さんを強くするのは問題があると言わざるを得ない。

 

「やけど、全部の基点は横っちや、やっぱりある程度は押し通す必要があると思うで?」

 

「……神魔には出来る事とできない事がありますしね、最高指導者としては横島さんを強くすることには賛成です」

 

前回の事を考えれば神魔は何も出来なかった。アシュタロスよりも悪辣なガープ達ならば前回よりも酷いことになる可能性は十分に考えられる……それに抗えるように横島さんだけではなく、人間全体に強くなってもらう必要がある。

 

「決定というのならば異論は挟まないが、状況を良く見る必要はあるだろうな」

 

「過激派の特定を済ませてからが1番安全だろうか……」

 

前回の事を話せないオーディンや竜神王には悪いが、この決定は覆すつもりが無いと理解して貰おう。

 

「げぇ……」

 

「ん?どうしました?キー……げぇ……」

 

キーやんにどうした?と尋ねながら吐き出された紙を見て私も呻き、それはあっという間にこの場にいる全員に広がった。何故ならば……

 

~レイ 200.7倍 愛情度1 信頼度1 執着度999 依存度400~

 

「……これはガープの作ったホムンクルスだろ、何故出てくる?」

 

「わ、分かりません……しかし自動的に愛情を量る機能もあるのでそれではないかと……」

 

前もそうだが、その人が自覚していなくてもこの量りは反応して感情を数値化して吐き出す。自我が無いと思われていたレイだが、その内にはかなり重い物を抱えていたようだ。

 

「うーむ……想定外ではあるが、好都合かも知れんぞ?」 

 

「上手く横島が取り入ってくれれば裏切ってくれるかも知れん」

 

聞こえは良くないが、横島さんの人外たらしならば……ワンチャンあるかもしれない。

 

「我は反対だ、リスクがありすぎる」

 

「信用度に問題がある。ガープがそれさえも加味してるかも知れん」

 

「追々の可能性と言う事でいいでしょう。さてと次……皆さん、ここで私達は死ぬかもしれません」

 

次に吐き出された紙を見て、私は十字を切り死を覚悟した。

 

「なんだ!急に……」

 

「……このサバトに来るべきでは無かった……!?」

 

「ああ……ワイや、うん、心底愛してるで?はは、こういう事はちゃんと口にせんといかんやろ?」

 

「……お師匠、先に行く不出来な弟子をお許しください」

 

全員が後悔した理由……それは吐き出された紙にあった。そう私達が危惧したもの……それがそこにあった。

 

~魔人姫 ??倍 愛情度? 信頼度? 狂愛度? 執着度? 依存度? 愛欲度? 期待度? 我慢度?~

 

~明けの明星 ??倍 愛情度? 信頼度? 狂愛度? 執着度? 依存度? 愛欲度? 期待度? 我慢度?~

 

全部?になってるが間違いなく人間と神魔にとって、いや世界にとって触れてはいけないアンタッチャブルがそこにはあった。逃げるべきか、そうではないかと悩んだが、悩むのではなく即座に逃げるべきだった。

 

「いけないなあ、人の感情を量るなんて……許されないことだよ」

 

「「「「!?!?」」」」

 

振り返るとルイ様が日傘を広げ、机の上に座り足を揺らしていた。可憐な少女その物だが、その余りの威圧感に言葉すら出ない。

 

「でも私は優しいからね、許してあげよう」

 

魔人姫と自分の紙を持ち上げてびりびりに破き捨てる姿に安堵する。だが助かったと思ったのも束の間の事だ。

 

「だけど……彼女は許してくれるかな?」

 

ルイ様の指差したほうを振り返ると顔を真っ赤にし、髑髏の装飾が施された杖を両手で持ち羞恥と怒りで震えているベルゼブルの姿があった。

 

「ま、話「死ね」ぎゃああああああ――ッ!!」

 

交渉の余地も無い死刑宣告と共に放たれた漆黒の波動に打ちのめされ、私達はボロ雑巾のようにその場に倒れこむのだった。

 

「さて、君の横島への愛情が分かったわけだが……どうしたい?」

 

「……私は別にそんな……」

 

「嘘は駄目だ。ここにちゃんと数字出ているんだからね。好きか、嫌いかでちゃんと言ってくれないと駄目だ」

 

~ベルゼブル 3.7倍 愛情度220 信頼度145 狂愛度70 執着度140 依存度80 愛欲度250 期待度444 我慢度170~

 

「……多分……好きだと思います」

 

「よろしい、自分の感情には素直にね?」

 

自分の横島への愛情が記された紙を目の前で振られ、ベルゼブルはぷるぷると震えながら消えてしまいそうな声で好きだと告げるとルイは満足そうに頷き、その紙も破り捨て、態々全員を踏みつけてから出口に足を向ける。

 

「じゃあ横島の家に行こう、土産を持ってね」

 

「はい……」

 

Sな上司に苛められる中間管理職は拒否すら出来ず、赤面したまま横島の家と連れて行かれるのだった……。

 

 

美神令子 倍率1.0→リタイア

芦蛍 倍率1.3倍→3.3倍

神宮寺くえす 2.7倍→0.8倍

六道冥子 2.7倍

氷室絹 2.4倍→1.7倍

神代琉璃 7.7倍→4.1倍

夜光院柩 3.2倍→2.8倍

妹紅&蓬莱山輝夜 2.2倍

マリア&テレサ 3.2倍

花戸小鳩 11.9倍

シズク 倍率2.7→1.9倍

タマモ&タマモナイン 5.7倍→■■倍

天魔 11.10倍

紫 11.2倍

天竜姫 11.8倍

清姫  5.1倍→2.1倍

小竜姫 4.4倍→2.7倍

ヒャクメ 3.5倍→3.7倍

エレシュキガル 8.9倍

ワルキューレ 3.8倍 

ブリュンヒルデ 7.7倍→2.8倍

メドーサ 2.6倍→2.5倍

アリス 6.5倍

レミリア・スカーレット 8.8倍

チルノ 111.2倍

パイモン 7.8倍

ルキフグス 3.2倍

マタドール 10.7倍

レイ 200.7倍

ベルゼブル 3.7倍

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