GS芦蛍!絶対幸福大作戦!!! FINAL   作:混沌の魔法使い

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その5

リポート2 竜の魔女リターンズ その5

 

~ジャンヌ視点~

 

学校に行ってくると行って横島が出て行ったので暇だ。暇って言うか、何をすれば良いのか判らない状況だ。こうして現界出来たのは私に取って幸運だったが、何日、何ヶ月、何年、それとも何百年? ぼんやりと眠っているのか起きているのか判らない状況で過ごしていたからか時間の感覚がまるでない。

 

【て言うか、学校って何よ?】

 

と言うかそもそも私は正規の英霊ですらないので、この時代の事は殆ど何も判らない状況に等しい。ぽつぽつと現代の知識はあるけど、それも歯抜け出し……横島は学校って言ってたけど、そもそも学校が何かすらも判らない。

 

【お前何を……あ、ああ。そうか、そう言う事か。学校って言うのはな、子供が勉強して文字等を学ぶ所だ】

 

【文字を? え? 横島って実は凄いお金持ちとか言わない?】

 

私の知っているのはオリジナルのジャンヌダルクが持っていた中世時代の記憶が大半だ。後はぽつぽつと必要最低限の知識がある状態だ、服の着方とか、日本語とかそんな感じで、もっと必要な事あっただろって言いたくなる。

 

【現代では寺子屋は普通に通えますからね、それなりの賃金は必要ですが一部の人間だけの特権ではないのですよ】

 

【ふーん、そうなんだ】

 

正規の英霊だけあって知識は私よりも上ね。癪だけど、それは認めないといけないみたい。

 

「みむう」

 

「ぷぎゅ」

 

「シズクー、散歩に行ってくるでござるよー」

 

シロって言う狼人間の子供がチビ達を連れて家を飛び出して行く、映像を映す箱の前では変な髪形の子供が煎餅を齧ってるし……。

 

【あのさ、この家って人間少ない?】

 

蛍と横島以外人間を見なかったわねと思いそう尋ねる。私を警戒していた人間は大分見たけど、この家では全然見なかったし……実際どうなのか?と尋ねる。

 

【少ないって言うか基本的に横島だけじゃな】

 

【蛍も遊びに来ますけどね。基本的には主殿だけですね】

 

……横島ってあいつ本当に大丈夫なのかしら?こんな言い方をするのは何だけど、人間の方が圧倒的に少ないこの環境でよく平然と暮らせるわね……。

 

【あいつって何考えてるの?】

 

【基本的に何も考えて無いな】

 

【まぁ偏見がないので我々も過ごしやすいので文句はありませんよ。主殿の警戒心の弱い部分は我々が何とかすれば良いだけですし】

 

ああ、横島が無警戒な分。周りの連中が警戒すると……。

 

【馬鹿しかいないのかしら?】

 

「それね。私がずっと思ってることよ」

 

煎餅を齧っていたタマモが死んだ目をしてそう呟いた。笑うべきなのか憐れに思うべきなのか、それとも同情するべきなのか……私は何とも言えない表情をするしかなかった。

 

「……おい、買い物行くぞ。タマモ、ジャンヌ準備しろ」

 

「えーめんどくさ、なんで私?」

 

【というか私もですか?】

 

シズクにそう言われてタマモと一緒に文句を言うと、凄い目で睨まれた。

 

「……お前の服を買いに行くんだ。後紫のも」

 

「あーなる、OK」

 

【服? そんな物必要ないですけど?】

 

「……マントと鎧で出歩くつもりか?」

 

……確かにそう言われると外に出れ無いと言うのは面白くないと気付きシズクの申し出を受け入れる事にしたのですが……

 

【痛い痛い!! なにするんですか!?】

 

「……眼魂の中に入れようと思って」

 

【だからって頬に押し付けます!?】

 

「……大丈夫大丈夫」

 

【何がッ!?】

 

出発前の1悶着で私が疲れ切ったのは言うまでも無いだろう……。

 

 

 

~西条視点~

 

ジャンヌダルク・オルタは要警戒扱いだが、基本的には無害らしいので僕は僕で別の仕事に掛かりきりだった。

 

「今回の件でマリア7世は大変お怒りです。何て事をしてくれたのですか」

 

『そうは言われてもだな。私が命令した訳ではない』

 

「そんな言い訳が通用すると思いますか?僕のほうではどうしようも出来ないですからね」

 

『待て、オカルトGメンの人間として説得に』

 

「もう僕に出来る範囲では十分に協力しました。即日国際裁判所に訴えないようにしてもらっただけで手一杯です。では失礼します」

 

待てと叫んでいるオカルトGメンのヨーロッパ支部の支部長の言葉を無視して受話器をおいて、ついでに電源コードも引き抜いた。

 

「先輩も随分と無茶をしますね?」

 

くすくすと笑っている魔女その物というべき服装をしている魔鈴めぐみ君に苦笑する。

 

「めぐみ君……仕方ないだろう?これで日本での問題と言われこの地位を降ろされる訳には行かないんだ」

 

権力が欲しいわけではない。だが今の僕には権力を伴う力が必要なのだから、何をしてもオカルトGメン日本支部の所長という立場を失う訳には行かない。

 

「先輩変わりましたね?前みたいに女たらしじゃなくなりました」

 

【おや?西条君は女たらしだったのかネ?】

 

「ええ、毎日毎日違う女性を連れていたんですよ?教授」

 

【はっはっは!!いやあ、これは良いことを聞いたネ】

 

「止めてくれないか2人とも……あの時は僕も若かった。それだけだよ」

 

イギリスのオカルト学科の後輩だっためぐみ君は僕の学生時代の事を知っているだけに、懐かしさもあるが、それと同時に天敵に等しい。特に教授にその事を話したのは本当に止めて欲しい……教授なんて絶対弱みを握られてはいけないタイプの人種だから余計にだ。

 

「くえすも随分と丸くなってますし、本当に少し見ない間に随分と変わりました」

 

神宮寺君が丸くなっているって言うのはあれで?って思うかもしれないが、あれでも確かに丸くはなってはいるんだよな。元がとんがり過ぎていたと言うか、凶暴すぎただけで……。

 

【え?彼女あれで丸くなってるノ?】

 

「すぐに呪いとか銃をぶっ放すことは無くなりましたから」

 

【それ基準なノ?】

 

10人が10人間違いなく美人と答えるのが神宮寺君だ。だがその外見に目を奪われ、近づけば焼かれるか、銃で撃たれるか……触れれば切れる所か近づけば殺されるが以前の神宮寺くえすだった。それに暗殺専門の裏のGSだった経歴を考えれば間違いなく危険人物だ。今は一切そういう事をしていないとは言っても以前の経歴が全て消える訳ではない。

 

「そんなにも横島君でしたっけ?彼にぞっこんなんですか?」

 

「ぞっこんというか執着だね。横島君は素直すぎるからか、神宮寺君にも随分と懐いているよ」

 

自分の経歴を知りつつも、今の神宮寺君は優しいから良い人って言って、100%の信用と信頼を向けている。それがくえすにとっては心地よくて、そして手放したくない物と感じているのだろう。

 

【でもさ、それってかなりやばいよネ?マイボーイにガールフレンドなんか出来たら……】

 

教授がそこで口篭った……と言うかあれだ。うん……あれだよ。

 

「その女殺すってふつうにやるでしょうね、くえすなら」

 

言わなかったのに!!!神宮寺君の凶暴性と横島君への執着心は凄まじい物がある。それこそあれだ、慈愛に満ちた表情で横島君に近寄って、その後には瞳孔が開いた骸が……。

 

「【駄目だ、殺人事件になる展開しか想像出来ない】」

 

神宮寺君のやばさを再認識する事になった。むしろ自分の想像力の豊かさに馬鹿と言いたくなった。

 

「そんなに心配なら私が1度くえすを見て来ましょうか?私とくえすじゃないと解析出来ない魔道書もありましたし」

 

今の話を聞いていたら普通は逃げることを選択するだろう。それなのに見に行ってくれると言ってくれためぐみ君には感謝しかなかった。

 

「危険だ」

 

「大丈夫ですよ。一応ほら、友人ですし、魔法使い同士で話も出来ると思いますから」

 

そう笑って出て行くめぐみ君を見送ったのだが、2時間後公衆電話からのめぐみ君の電話に僕と教授は絶句した。

 

【完全に逝ってますね、これはやばいです。爆発寸前です】

 

聞きたくなかったくえすの爆発寸前状態を聞いて、僕迷わず受話器を手に取った。

 

「あ、もしもし?令子ちゃん?悪いんだけど、明日でいいんだけど横島君に神宮寺君の所に行って貰える様に頼めないかな?そうそう書類

書類、僕とか神代会長だと神宮寺君がへそを曲げるかもしれないだろ?だから横島君に頼みたいんだ。あ、良い?ありがとう、ごめんね」

 

受話器を戻すと教授がジト目で僕を見つめていた。

 

【マイボーイに爆弾処理でもさせるつもりかな?】

 

「……だってそれしか手段が無いだろう?ほかに何か良いアイデアある?」

 

【ないネ!でもなぁ、彼女バリバリ肉食だヨ】

 

「そこだけが懸念材料なんだ」

 

爆発物処理に横島君を送り込んで、そのまま押し倒されないかという心配はあったが、爆発寸前のくえすを止める方法はこれしか僕達には思いつかないのだった……。

 

 

 

 

 

 

~愛子視点~

 

久しぶりに横島君が学校に来ていたけど、提出物とかテストの受けなおしとかで横島君が教室に顔を見せることは無く、下校時間になってしまった。

 

「横島さん。顔見せてくれなかったですノー」

 

「大分課題も溜まっていたみたいですからね」

 

もしかしたら顔を見せてくれるかもしれないと思って待っていたピート君達の間にもそろそろ帰ろうかという雰囲気が出てきた頃。教室の扉が開いた。

 

「お?ピート達まだ残ってたのか」

 

横島君の声がして私達は反射的に声の方向に視線を向けて、そのまま動きを止めた。

 

「お散歩まだー?」

 

「荷物を持って帰ったらな」

 

横島君の背中に導師服って言うのかな?中華系の服を着た幼女がぶら下がっていた。でも人間じゃない、彼女からは神通力と魔力が発せられていて神魔であると言うことは明らかだった。

 

「あの、横島君。後の子は?」

 

「おう、愛子にも紹介するぜ。紫ちゃんって言うんだ。京都で知り合ったんだけど、凄く懐いてくれて一緒にいるんだ。机の上に座ってるのが愛子、金髪なのがピート、そこのでかいのがタイガーだ。紫ちゃんもご挨拶」

 

「紫だよ、こんにちわ♪ お兄さん、お姉さん」

 

にぱっと笑いながら自己紹介をしてくれる紫ちゃんは穏やかで、そして礼儀正しい女の子だった。

 

「ねー早くお散歩行こうよ。お兄さん」

 

礼儀正しいと思ったのは気のせいかな?いや、多分普段は礼儀正しくて大人しい子なんだろう。ただ横島君に遊んで欲しくて、構って欲しくてしょうがないのか、服を引っ張ったりして自分に視線を向けさせようとしているのは本当に子供という感じだった。

 

「ちょっと待ってね、えっと……参考書参考書……あったあった」

 

机から参考書を取り出し、横島君が鞄の中に参考書をしまう。

 

「まだ横島さんは忙しい感じなんですか?」

 

「授業を受けなくて大丈夫?」

 

紫ちゃんには悪いけど、私達も久しぶりに会うのだから少しくらい話をしたいと思い、そう声を掛けたんだけど、ピート君と完全にダブってしまった。

 

「んーぼちぼちかなあ、まだ暫くばたばたしそう」

 

「それはあのジャンヌ・オルタって人のせいですかノー?」

 

「そうそう、でも美神さん達が警戒するほど悪い人じゃないんだぜ?ちょっと口は悪いけど、優しくて良い人だよ?神宮寺さんみたいな感じでさ」

 

……いや、それは横島君だから特別優しいって事じゃないかしら?言ったら悪いけど……あの人良い人って言う概念から180度間逆の存在だと思う……。

 

(いやいや人は見かけによらないって言うし)

 

ちょっと怖くて、殺気に溢れてて、目が合うだけで殺されるって思う……。

 

(駄目だ、恐怖が先にくる!)

 

1回会っただけの神宮寺さんが恐ろしすぎて、彼女に似ている良い人って言うのが全然想像出来ない。

 

「なんか随分騒がしいですね?」

 

「どうしたんですかノー?」

 

「誰かいるのかしら?美神さんとか?」

 

門の所がやけに騒がしいけど、美神さんが横島君でも迎えに来たかな?と全員で窓の外を見て、私達は思わず絶句した。壁に背中を預けて、腕を組んでいるとんでもない美女がいたんだけどファー付きジャケットに、なんだろうボディコン?身体にフィットする感じのワンピースに編み上げのブーツ。黒一色のコーディネートにやばい人だって言う印象がどうしても強い。モデル顔負けの美人だけど、その冷たい眼光に皆が虫の子を散らすように逃げていく……いや、本当にやばい人にしか見えないんだけど、それに横島君の言う通り神宮寺さんに恐ろしいほどに良く似ている……。

 

「あ。ジャンヌだ」

 

「本当だ、遅いから様子を見に来てくれたのかな?ほら、愛子、ピート、タイガー。あの人がジャンヌさんだよ」

 

横島君が凄いにこにこと笑いながら言うけど、いやいや、横島君はもう少し見る目を養ったほうが良いと思う。あの人はどう見てもやばい人にしか見えない。

 

「迎えに来てくれてるから帰るわ」

 

「帰り道でお散歩も忘れないでね!」

 

判ってる判ってると紫ちゃんをおんぶして教室を出て行く横島君。暫くすると横島君が姿を見せるとうりぼーやチビ、シロちゃん達がその周りを跳ね回り、横島君にお帰りと言わんばかりのジェスチャーをして喜びを露にしているのは見ていて微笑ましいと思える。

 

「……」

 

あのクールを通り越して、冷酷って感じのような感じだったジャンヌが柔らかく微笑んだのだ。横島君に向かって、その顔を見れば彼女も横島君に想いを寄せているのは明らかで、そして横島君も非常に気を許している。

 

(私の方が付き合いが長いのに……ッ)

 

ポッとでの相手になにもかも掻っ攫われたような気がする。しかしだ、直接戦っても勝てる気がまるでしないと言うか怖すぎる相手だ。

 

「あの、愛子さん。大丈夫ですか?」

 

「ワタシはゼンゼンダイジョウブダヨ?」

 

「駄目っぽいですノー」

 

なんでこんなにも出遅れてしまうのだろうか、やっぱり外を歩けるようになったからもう少し積極的になるべきなのだろうか?ジャンヌさんをポーっとした表情で見ていた生徒達は横島君の知り合いと判ると人間じゃないと判ったのか離れ始める。

 

「どうしたら良いのかしら?机の中にもう皆飲み込んでしまおうかな」

 

もう机の中に飲み込んで、タマモちゃんがスイーツ洗脳空間と呼んでくれた中に閉じ込めてしまえば良いのだろうかと思い始める。ピート君やタイガー君が落ち着いてという声が聞こえたが、余りに引き離されたリードをどうやって挽回するか……私はそればかりを考えているのだった……。

 

 

 

 

 

 

~蛍視点~

 

なんかジャンヌ・オルタが凄い現代風の服を着てる……シズク?それともタマモが買い物に連れて行ったのだろうか?美神さんのようなボディコンタイプのワンピースに編み上げのブーツ。そしてファー付きのジャケット……威圧感が半端無いのに不思議と凄く似合っている。

 

「紫ちゃん、あーそーぼー」

 

「良いよ! 遊ぼ♪」

 

横島の散歩コースの公園で揚羽と遊んでいる時にやって来た横島達。この時間帯なら会えるって判っていたけど……ジャンヌ・オルタまで一緒にいるとは思ってなかったのでかなり驚いた。

 

「遊ぶでちゅー!」

 

「わーい♪」

 

前に横島の家で会っていた事もあって、揚羽は人見知りする事無く紫ちゃんを誘い、紫ちゃんが了承すると揚羽の顔がぱぁっと輝いて2人で手を繋いで滑り台に向かって走っていく。その姿を見て横島も満足そうに笑っていた。

 

「ぷーぎゅ、ぴぎー!」

 

「みむう!」

 

【ノブノブー♪】

 

チビとうりぼーは砂場にダイブしてごろごろ転がっている。動物の本能に勝てなかったと思うんだけど、お風呂直行ね。

 

【横島は何時もこんな事をしているのですか?】

 

「雨の日以外は基本的に遊んでるかな、チビ達も喜ぶし」

 

「あとついでに夕食の買出しとかも兼ねてるわね」

 

シズクに買い物を頼まれるのでそのついでに散歩とかにも来るしと私が言うと、ジャンヌ・オルタはふーんっと興味なさそうにしているけど、楽しそうにしている横島を見て口元が緩んでいる。

 

(やっぱり悪い相手には見えないのよね)

 

攻撃的な言動をするけど、決してジャンヌ・オルタは悪人ではないと思う。言動とか行動で誤解されがちだけど、味方に出来ればやっぱり頼もしい相手だと思う。

 

「あれ?揚羽ちゃん?紫ちゃん?」

 

滑り台を滑り降りた2人の姿が消えて、私と横島が立ち上がり。その姿を探しているとジャンヌ・オルタが上!と叫んだ。

 

「上?「「とーうッ!」」ふべえッ!」

 

紫ちゃんの黒い空間からのワープ。それで横島の上に移動した2人が横島の上からボデイプレスをする。

 

「いちち、コラー!」

 

「お兄さんが怒ったー♪」

 

「よこちまが怒ったー♪」

 

横島に追い掛け回されて楽しそうにはしゃいでいる紫ちゃんと揚羽は本当に楽しそうだ。

 

「みむ♪」

 

「ぷぎ!」

 

【ノッブウ!】

 

「な!?チビ達も!?今日は皆いたずらっ子過ぎるだろッ!?」

 

そこにチビ達がボールなどを投げて、横島にいたずらを仕掛け、横島がチビ達も捕まえようと手を伸ばす。追いかけっこをして貰っていると思っているのか、公園の中に楽しそうなチビ達の笑い声が響き続ける。そんな中私はジャンヌ・オルタに一歩近づいた。

 

「1個だけ聞きたいの」

 

【私が横島を裏切るかって?】

 

黄色の瞳に射抜かれ、私が背筋を伸ばすとジャンヌ・オルタはくすりと笑った。

 

【私は裏切らないわよ。私にとっては横島は特別なの、だから裏切るなんて真似はしない。あいつが楽しそうに笑って過ごせるように、またこっち側に踏み込まないように私は私なりの方法で横島を助ける。これで満足?】

 

その目は真っ直ぐで本当の事を言っているということはすぐに判り、一瞬でも疑った自分を恥じた。

 

「だーッ!ジャンヌさん!蛍手伝って!1人じゃ無理!」

 

掴まりかかるとワープで逃げてしまうし、ワープで他の人も跳ばせる紫ちゃんがいるので1人では無理と判断した横島が私達に助けを求める。

 

【しょうがないわね、ほらちびっ子共覚悟しなさいよ。すぐに捕まえてあげるんだから】

 

「あんまり悪戯が過ぎるのも駄目よ」

 

私とジャンヌ・オルタと横島に追い掛け回されも楽しそうに笑いながら逃げ回る紫ちゃん達。これってもしかして逃げ回る相手を柄回る訓練になるんじゃないか?と思うレベルで跳ねて、滑って、走って逃げ回る紫ちゃん達を私達は必死で追いかける。その日陽が落ちるまで公園から楽しそうな声が消えることは無いのだった……。

 

だけど私は1つ誤解をしていた。確かにジャンヌ・オルタの性格は悪人からは程遠い、だけど自分の譲れない物を目の当たりにした時――龍の様に怒り狂う、人型の龍としての側面を確かにジャンヌ・オルタが持っているという事を思い知らされることとなるのだった……。

 

 

リポート2 竜の魔女リターンズ その6へ続く

 

 




ジャンヌオルタINであちこちで心労がマッハとなっていたり、闇落ちが生まれかけておりますが、大丈夫です。平常運転ですからね!
次回は横島君の爆弾処理です、失敗してくえすが暴走するかどうかは全て横島君次第と言う所ですね。後は関係ない話ですけど、ジャンヌ・ダルク・オルタ・リリィって可愛いですよね。深い意味はないんですけど、ただ霊力を使い果たして小さくなるとか伝統芸だなあって言う話です。それでは次回の更新もどうかよろしくお願いします。
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