艦娘と、深海棲艦と、護衛艦と   作:ソロモンのみなも

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第12話 赤城

---佐世保鎮守府

佐世保提督「何!?呉に入った!?」

闇大和「はい。」

佐世保提督「"はい"じゃねえよこの無能戦艦が!」

闇大和「"しらたか"は本港を出た後沖に向かいました。その後遠征に出ていた者が沖で5隻の艦艇群を目撃しています。」

佐世保提督「何隻だろうが知るか!情報を持ち帰られると困るつっただろうが!」

闇陸奥「ですが我々5隻では速力的に追跡は困難でした。航空機に関しても"しらたか"の時と同じ結果になると判断したため発艦させませんでした」

佐世保提督「とにかく呉にそいつらを引き渡すように連絡しろ!」

闇赤城「了解しました」

 

 

 

---呉鎮守府

ジリリリリリリ

夕立「!」ガチャ

夕立「もしもし?呉鎮守府です」

闇赤城(電話)「こちらは佐世保鎮守府です。そちらの提督に今すぐ話したいことがあるので、、かわっていただけますか?」

夕立「...分かったっぽい。ちょっとまってて」

ドタドタ

 

---入渠ドック前

呉提督「なるほど、そんなことが...」

電「はい...」ポロポロ

雷「!電、泣かないで、もう大丈夫よ...」

呉提督(やはりヤツは愉快犯というより...非人道的戦術を異常に好む無能なクズって感じだな)

呉提督(早く対応しないとな...)

ドタドタ

夕立「あ!やっと見つけたっぽい!提督さん、お電話が来てるっぽい!」

呉提督「本当か、誰からだい?」

夕立「それが...」

 

 

 

 

---数分前

闇赤城「そちらの提督に今すぐ話したいことがあるので、かわっていただけますか?」

夕立(電話)「...分かったっぽい。ちょっとまってて」

闇赤城「...」

闇赤城...?「...」

闇赤城...?(...あれ、私は何をしていたんでしたっけ?)

闇赤城...?(えーと確か...)

 

 

 

 

---1年前

赤城「今日から新しい提督が来るそうですね」

加賀「提督がここを離れるのは惜しいですが、出世するのは良いことです。あんなに優秀な方の後任に選ばれたのなら、今日来る者にもそれなりに期待はしておいていいでしょう」

赤城「そうですね。でも新しい提督の前でおなかが鳴ってしまったら大変です。まずは食堂に行きましょう」

 

 

赤城「着きましたね」

加賀「...この匂いは」

間宮「カレーですよ~」

赤城「上々ね!」じゅるり

加賀「やりました」じゅるり

バクバクモグモグ

赤城「ご馳走様でした」

加賀「...そろそろ時間ですね」

 

 

---佐世保鎮守府正門

大和「お待ちしておりました」

提督「ああ。」

赤城「初めまして、航空母艦"赤城"です」

加賀「加賀です」

大和「戦艦大和です」

長門「長門だ」

陸奥「陸奥よ」

提督「そうか」

大和「では準備が出来ましたら、講堂の方へお願いします」

提督「は?なんでだ」

赤城「艦娘たちに挨拶されないんですか?」キョトン

提督「たかが兵器のために時間をさけるほど暇じゃない」

5人「!」

提督「なんだその顔は...チッ、これだから艦娘は」

スタスタ

 

赤城「何なんでしょうあの人」

加賀「人?粗大ごみの間違いじゃないかしら」

大和「あんな人が後任なんて...」

陸奥「はぁ...」

長門「...仕方あるまい。我慢するしかないだろう」

 

 

---2か月後

赤城「...艦隊が帰投しました」大破

トボトボ

赤城(あの人が来て以来、この鎮守府はめちゃくちゃになってしまった)

赤城(艦娘を人として見ていないのは初日にわかっていたけれど、ここまでひどいとは思いませんでした...)

赤城(二度と顔を見たくないですが、報告に行かないわけにもいきません...)

赤城(気が重い...)

 

---執務室前

赤城(つきました)ドアに手を伸ばし

「納得できん!」

赤城「!」

 

長門「これ以上艦娘をものとして扱うのはやめてもらおう」

提督「あ?兵器風情が文句言ってんじゃねぇよ」

長門「我々艦娘はただの兵器では...」

提督「そういえば今第2艦隊が出撃していたな。」

長門「っ!」

提督「さっき通信で大破した者がいるから撤退させてほしいと連絡があってなぁ...進撃させるか迷っていたんだ...確か大破したのは...」

提督「"陸奥"だったかな?」

長門「くっ!」

提督「そろそろ返事をしなきゃなぁ」

長門「貴様...卑怯だぞ」

提督「...あ?」

長門「っ!...申し訳...ない」

提督「それでいい、お前らはおとなしく命令に従っていればいいんだ」

 

ドアガチャ

長門「...」

赤城「な、長門さん...」

長門「赤城...すまない...」スタスタ

赤城「...」

 

 

---夜・食堂

赤城「あら?」

加賀「...味噌汁...あの男が来てから初めて出ましたね」

赤城(提督は、必要最低限の量のパン、ポテト、ソーセージだけを食事として出すよう、間宮さん、鳳翔さん、伊良湖さんに伝えました)

赤城(だから汁物が出ること自体、久しぶりのことでした)

加賀「とりあえず、いただきましょう」ゴクッ

赤城「そうですね」ゴクッ

加賀「...あら?」

赤城「何か変な味が...」

心臓ズキッ

2人「!?」

加賀「グッ...ガッ...うぐっ...!」バタッ

赤城「あがっ...がっ...!」

赤城(い、いったい何が起こって...)

赤城(だっ、誰か...助け...て...)

提督「...」二ヤリ

赤城「!」

赤城「ま...まさ...か...」

赤城「みん...な...にげ...」バタッ

------

 

 

 

 

闇赤城...?「そうだ...私は...!」

 

---続く

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございました。
空自の岐阜基地で海自に納入予定のP-1が試験飛行で滑走路逸脱しちゃいましたね...
早く原因が分かってくれるといいんですが...

もしよかったら次回も読んでいただけると幸いです!
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