艦娘と、深海棲艦と、護衛艦と   作:ソロモンのみなも

17 / 24
第17話 出撃

 

---佐世保鎮守府

佐世保提督(どうすりゃあいいんだ)

佐世保提督(ここまでうまくやって来たってのに...)

佐世保提督(...)

佐世保提督「くそっ!」

佐世保提督(運がむかねぇな...)

佐世保提督(外側どころか内側からも漏らされちまった以上、もう大本営は必要な証拠をそろえ切っただろう)

佐世保提督(このままでは俺は捕まって豚箱行きだ。だからと言ってそれを防ぐ手札が俺にはない)

佐世保提督(使えねぇ艦娘どもは論外だし、従順な手元の戦力は1人減ったし)

佐世保提督(さんざん警察を弾いた組のやつらも群体相手じゃあどうしようもねぇ)

佐世保提督(呉や横須賀から陸からも海からも押しかけてこられたらとても反撃できねぇ)

佐世保提督(...)

佐世保提督(俺ははっきり言って絶体絶命だ。)

佐世保提督(だが...たかが「機械を雑に扱った」ってだけで人生をめちゃくちゃにされるなんて納得できねぇ)

佐世保提督(どいつもこいつも...ただで済むと思うなよ)

 

 

 

 

 

呉提督「はい...はい...了解しました。すぐに動かせるように準備しておきます。」

ガチャリ

呉提督「よし、とりあえず大本営には伝えておいた。予定してたよりも早く、準備出来次第、九州7県の警察とともに一気に佐世保鎮守府を抑えにかかるそうだ。間に合うといいのだが...、とりあえず瑞鶴、よく見つけて教えてくれたな。ありがとう」

瑞鶴「どういたしまして。...佐世保の赤城さん無事だといいわね...」

呉提督「そうだな...」

呉赤城「そうですね...」

呉提督「とりあえず、いつでも出撃できるように第4艦隊以外は準備して待機しといて。第3艦隊も遠征から戻り次第装備を変えて待つように言っといてくれ。」

艦娘達「了解!」

呉提督「...」

呉提督(彼ら"海上自衛隊"の者たちのことは大本営に伝えた。大本営も佐世保のことで苦戦していたから、生きた証人を連れてきたことを喜び、助けた彼らを受け入れる方針でいる。)

呉提督(だが中には出どころの分からない者たちをよく思わない人間もいるだろう。)

呉提督(もちろん発言力を持った者の中にも...)

呉提督(一提督として、艦娘たちの命を助けてくれた者たちには精一杯手を貸したい。)

呉提督(大本営の過半数の人間に彼らを理解してもらうには...)

呉提督(...)

呉提督(佐世保に行く時に、大本営の者や憲兵、警察の者を乗せて艦隊について行ってくれないか、"こんごう"の艦長に相談してみるか)

 

 

 

 

 

---長崎県,山田組太郎会総本部

ピンポーン

組員「あ?なんや?」

各県警捜査員&機動隊員「開けろ!お前らには殺人、強盗、詐欺、恐喝、そして海軍から多数の容疑で捜索差し押さえ許可状が出ている!とっとと開けろやゴルァ!」

憲兵たち「...」軍刀ギラリ

海軍兵士「早く開けろ!」銃剣ジャキ

組員「な...な...」真っ青

 

 

---佐世保市内

警察バスなどの大型車両たち「ウ~~~ウ~~~」ズラズラ

海軍車両「ゴゴゴゴゴ」ズラズラ

おばちゃん「何事かしら?」

主婦「あら、大分とか熊本とか...本州の警察までいますわね」

奥さん「海軍さんの車もいっぱい...あら、乗ってるの艦娘の娘たちみたいね」

おばちゃん「陸路でなんて珍しいわね~」

 

 

---佐世保沖,護衛艦「こんごう」

副長「艦長、艦隊は我々前方に横須賀艦隊、我々後方に呉艦隊、という形で佐世保に向かっています。」

艦長「よし、あきづきの方は?」

副長「は、全体の指揮を執る海軍関係者や"ヤツ"を逮捕しに行く憲兵たち、現在の所皆怪しい行動などはしていないとのことです。」

艦長「よし。」

田崎(呉の提督の意見で、海軍の信頼を得て我々が元の世界に戻れるまでのバックアップをしてもらえるように今回の作戦に人員輸送用の船としてついていくこととなった。)

田崎(大勢を安易に乗艦させるのは良くないが、継続的に補給が必要である我々には必要なことだとなり、呉提督の言うとうりにした。)

田崎(ついて行くのはこの"こんごう"と"あきづき"。)

田崎(「イージス艦に乗せるのは流石にやめておいた方がいい」ということになったが、ミサイル艇では輸送能力が低すぎることから"あきづき"に乗せることになった)

田崎(だが"あきづき"だけでは何かあった時に対処しきれない)

田崎(そこで、本来"あきづき"に守られるはずの"こんごう"が、逆に"あきづき"の護衛としてついて行くことになったのだ。)

田崎(もちろん"こんごう"はついて行くだけで、この世界の人間は1人も乗せない。)

田崎(海上からは呉&横須賀艦隊と"あきづき"に乗っている軍人たち、陸からは九州などの警察、軍人、そして陸上部隊への反撃に備え舞鶴の艦娘たちが向かうこととなっている。)

田崎「何事もなく作戦が成功するといいが」

艦長(無線)「そうだな」

田崎(やばっ、マイクはいってた)

 

 

 

 

 

---佐世保鎮守府

闇大和「提督、太郎組に警察と軍が入ったようです。」

佐世保提督「チっ、もう来るな...」

佐世保提督「...なすすべなしか」

佐世保提督「なぜ兵器ごときに騒ぐのだ?」

佐世保提督「兵器の使い方なんて、現場で決めりゃいいじゃねぇか」

佐世保提督「何が"艦娘の命を大切に"だ」

佐世保提督「...」

佐世保提督「"艦娘の命"...か」

佐世保提督「...」ニヤリ

 

佐世保提督「...見てろよ、兵器の使い方も知らないアホどもが」

 

---続く




読んでいただきありがとうございます

そろそろ進展させないとまずいので、一気に話を進めてみました。

もしよければ次回も読んでいただけると幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。