艦娘と、深海棲艦と、護衛艦と   作:ソロモンのみなも

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第21話 大本営

 

呉提督「具体的には?」

作戦指揮官「彼らを24時間監視しろ。艦娘に交代でやらせたらいい。」

呉提督「今回の作戦でも、2回も大活躍したんですよね?」

作戦指揮官「そこだ、それが問題なんだ」

作戦指揮官「ただ活躍したんじゃない。圧倒的戦闘力で大活躍したんだ。それこそ我々の技術ではまともに太刀打ちできないぐらいにな。」

呉提督「...分かりました。ですが他の援助は続けていいのですね?」

作戦指揮官「ああ。構わんだろう。ただ今日大本営に戻った後、方針を変更する可能性はある。」

作戦指揮官「...彼らの船を直したり弾薬を補給したりしたんだったよな」

呉提督「はい。」

作戦指揮官「彼らの技術は、奪える限り奪っておけ。」

呉提督「...お言葉ですが、今のところ彼らは手の内をすべて握られないよう相当気を使っているようです。あまり期待はできないかと...」

作戦指揮官「そうか」

作戦指揮官「...」

ガチャリ

夕立「お車が来ました」

作戦指揮官「ああ、わかった」

作戦指揮官「では俺は戻る。救助した佐世保の艦娘たちは当分ここで世話してくれ。」

呉提督「了解しました。」

 

 

 

---玄関

軍のバス「ブロロロロ」

上官用車両「ブロロロロ」

海軍関係者「それでは」

作戦指揮官「後は頼むぞ」

呉提督「はい。」

 

ブゥ~~ン

 

夕立「行ったっぽいね」

呉提督「...はぁ~、やっぱ大本営の人間は苦手だ」

時雨「何か頼まれていてようだけど」

呉提督「ああ...自衛隊さんたちの船を24時間見張れってさ。悪いが手が空いている者で適当に担当順を決めておいてくれないかい?」

時雨「わかった。」

 

 

 

 

---こんごう艦内

田崎「今日の戦闘で"こんごう"はVLA2発、短魚雷1発を消費。」

艦長「...そうだな」

艦長(短魚雷ぐらいは補給しておいた方がよさそうだが、さすがにまずいか...)

艦長「あきづきは主砲周り、こんごうはVLS周りをしっかり掃除しておけ。補給要請はとりあえず保留だ。」

田崎「了解。」

副長「あきづきの者によると、あの指揮官は相当我々に警戒心を持っていたようです。」

艦長「そうだろうなぁ...。やはり短魚雷までにしておくべきだったか」

副長「ですが短魚雷の射程に入るまで待っていては、無誘導の魚雷をよけきれません。致し方なかったのではないかと」

艦長「そうだな...」

艦長「...だがそろそろ元の世界へ戻ることも模索しなければな」

副長「そうですね...しかし何かしたために転移したわけではないですからね...」

艦長「そうなんだよ...手がかりが何もない。」

艦長「とりあえず今は全員が生きて戻れるよう、最善の行動をとろう。」

副長「はい」

 

 

 

 

---こんごう甲板

田崎「セル内のふたの破片は全部集めてゴミ袋に入れておけ。煤をきれいにふき取っておけよ!」

乗員達「はい!」

田崎「!そうだ」

 

 

---あきづき甲板

田崎「薬莢は回収できました?」

あきづき副長「ああ、敵船に向けて撃った1発分、キッチリ回収したぞ。」

田崎「了解。」

 

田崎(何かあるたびに戦闘を続けてしまうと、こちらの技術を明かさないと修理できないような損傷を負うかもしれないな。)

キラリ

田崎「?」

田崎「なんだ?」

田崎(何か向こうの建物の方が光ったような)

スタスタ

 

 

---こんごう艦橋

田崎「...」双眼鏡のぞき

田崎「あれは...」

 

 

艦長「監視がついたか」

田崎「は。あきづきから本艦へ戻る際に鎮守府横の建物の窓が光ったように見えたため、双眼鏡で見たところ、建物右上の部屋の窓から艦娘が双眼鏡片手に監視しているのを確認しました。」

艦長「あの作戦指揮官がここの提督に指示したのだろう。まあ見張り自体はそこまで問題じゃない。これからは今まで以上にこちらの技術を明かさないよう気をつけろ。他の者にも伝えてくれ。」

田崎「了解」

 

 

 

 

 

---大本営

元帥「なるほど、作戦が完了したことは理解した。が、わたしが聞きたいことはその次だ。お前が生で見た限り、彼らはどうなんだ?」

作戦指揮官「彼らは我々に対して非常に友好的であり、総合的にみると我々は彼らに相当恩があります。それでも我々と対等に接してきます。彼らが今のところ味方であることは確かでしょう。」

元帥「ほう。」

作戦指揮官「...ですが、彼らの船は最強の戦闘艦といっても問題ない化け物兵器です。彼らが味方であるうちは、非常に心強い友軍となるでしょう」

作戦指揮官「しかし彼らが敵対したとき、あの戦闘艦に対して我々は手も足も出せないまま敗北すると思われます。」

元帥「...お前は奴らを奇襲して潰せるか?」

作戦指揮官「無理です。」

元帥「...今回と同じ規模の艦隊を「無理です。」

元帥「...」

作戦指揮官「元帥殿。奴に我々の戦力で勝つのは相当困難です。単艦ならまだしも同レベルの戦闘力と思われる大型の駆逐艦が3隻。佐世保の加賀&赤城艦載機を叩き落した高速艇2隻も、おそらく主砲以外の兵装を備えていることでしょう。危険性を無理やり取り払うことは無理です。呉の提督に彼らの監視を命令したので何か動きがあればわかります。彼らがおとなしいうちに、味方側にとどまるよう機嫌を取っておくべきかと思います」

元帥「き、貴様がそのような顔押したのは初めてだな。」

作戦指揮官「先手を取らなければ負けますが、そもそも先手が取れない。そんな相手に挑む勇気は、私にはありません。彼らのことをしっかりと監視しつつ、刺激しないようにした方がいいと考えます。」

元帥「分かった。君の意見をそのまま"大本営"の意見として問題ないだろう」

作戦指揮官「了解いたしました。」

 

 

呉提督「はい...はい...了解しました。」

ガチャン

呉提督「ふぅ...」

呉提督(うまく事が進んでよかった...)

呉提督(...艦長さんに知らせるか)

 

---続く




お読みいただきありがとうございました

最後の500文字ぐらい、内容がめちゃくちゃです。本当にごめんなさい

もしよかったら次回も読んでいただけると幸いです
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