---艦橋
艦長「わざわざすみません、実はあなた方と同じような見た目の方が4人、こちらに近づいてきているのですが、敵味方の判別がつかなくて。近づくに近づけないのでお知り合いかどうか確認していただけませんか?」
摩耶「ああ、いいぜ」
艦長「これを」双眼鏡手渡し
摩耶「...」双眼鏡のぞき
摩耶(あれは...雷と照月と明石と...霧島?あいつらなんで4隻だけで...)
艦長「どうですか?」
摩耶「ああ、味方だから問題ないぜ。」
艦長「そうですか、こちらに近づいてきていますが、お話になりますか?」
摩耶「ああ、頼む。」
霧島「...敵意はないようですね。」
明石「なんで一般船舶がこんなところに?」
雷「でも5隻とも単装砲みたいなのを積んでるわ!色も軍艦ぽいし、海軍の船じゃない?」
照月「2隻は小さいですけど3隻はそれなりのサイズですね。ちょっと小さめの軽巡でしょうか?」
霧島「軍艦にしてはどの船も軽武装ですね。」
明石「とりあえずもう少し近づいてみましょう。6人のことを知っているかもしれません。」
霧島「そうですね」
---左舷通路
こんごう乗員「こんにちは」
摩耶「よう」
雷「摩耶さん!」
明石「無事だったんですね!」
摩耶「無事じゃあなかったが...この船に助けてもらったんだ。」包帯グルグル
明石「すぐに対処します!」
艦長「今梯子を。おい!」
こんごう乗員「はい!」
-4人乗艦-
照月「ほかの皆さんは!」
摩耶「ああ、違う部屋に。連れて行って問題ないか?」
艦長「大丈夫です」
---医務室
雷「電!!!!」ダキッ
電「雷ちゃん!?」
雷「生きていてよかった...」ポロポロ
電「もう会えないんじゃないかと...」ポロポロ
照月「秋月姉さん!」
秋月「照月!」
照月「会えてよかったです」ダキッ
秋月「うっ..」
照月「!損傷が...」
明石「皆さんすぐに処置します!」
霧島「金剛お姉さま!」
金剛「Oh!霧島!」
霧島「生きておられると信じていました」
金剛「当たり前ネ。妹たちを残して沈むわけにはいきまセーン」
霧島「はい!」
明石「皆さんも生きていてよかったです!」
艦長(鋼材のようなものを背負った機械を使って負傷部分に充て...)
副長(傷が治っていく...私は夢でも見ているのでしょうか...)
艦長(...いいや現実だ。あの偵察機といい、海を走る彼女たちといい、我々の世界のものとは思えないことばかり...)
副長(とにかく今は、情報を集めましょう)
艦長(そうしてくれ)
艦長「ところで皆さんは、なにをされている方たちなのでしょう?」
10人「?」
摩耶「海軍の艦娘だが...」
副長「かん...むす...?]
能代「ご存じないんですか?」
艦長「そもそもどこの方々なんでしょう?」
夕張「日本ですけど...」
ガチャ
田崎「艦長」
艦長「どうした?」
田崎「佐世保が見えてきました。が...」
副長「...?」
田崎「どうも様子が変です。レーダーで船が1隻も確認できません。それに防波堤などが全く違います。しかし明らかに佐世保の地形です。」
副長「どういうだろう...」
艦長「...あきづきの60Kで哨戒を行おう。何か分かるはずだ。万が一に備え、すぐ回避運動を行えるよう警戒しておけ!」
田崎「了解!」
秋月「...?」
---あきづきCIC
あきづき攻撃指揮官「艦長、即時待機いたします」
あきづき艦長「はい。」
あきづき攻撃指揮官「航空機即時待機、準備でき次第発艦!」
---あきづきヘリ甲板
SH-60K「キュイーーーーーン」
機長「訳が分からないことになってるらしいな。」
副操縦士「そうらしいですね。まさか佐世保を実戦で哨戒する日が来るとは...」
機長「とりあえず、行くぞ!」
あきづきCIC戦闘員「まもなく、航空機発艦する」
機長「テイクオフ」
ババババババ...
あきづきCIC戦闘員「航空機発艦!」
---こんごう医務室
艦長「艦娘...というのはどういう職業なんでしょうか?」
霧島「あなた方は日本海軍所属の方じゃないんですか?」
副長「海軍!?」
明石「軍艦のようでしたし、旭日旗を掲げていたので、てっきり海軍艦かと」
艦長「私たちは海上自衛隊です。この船は第一護衛隊群、第五護衛隊所属のミサイル護衛艦「こんごう」。この船より少し大きいのが同じくミサイル護衛艦の「まや」、この船より少し小さいのが汎用護衛艦の「あきづき」、一番小さい2隻がミサイル艇の「おおたか」と「しらたか」です。」
摩耶「まやに...」
秋月「あきづき...」
金剛「摩耶たちも同じな名前でしたカ」
夕張「護衛艦...ミサイル艇...それは艦種なんでしょうか?」
田崎「護衛艦は海上自衛隊専用の呼び方で、一般的には駆逐艦の分類になります。ミサイル艇はその名のとおりですね。」
照月「ミサ...イル...?」
霧島「駆逐艦にしては大きいですね。」
副長「そうですね。特にまや型は海自最大の戦闘艦ですからね。」
艦長「それで、艦娘とは何をする職業なのでしょう」
金剛「深海棲艦と戦うんデース」
田崎「深海...棲艦?」
霧島「ご存じないんですか?」
副長「は、はい。」
夕張「今は深海棲艦との戦争中なんです」
艦長「戦争...」
---SH-60K機内
乗員「いったいこれは...」
副操縦士「どうなってるんだ...」
機長「...」
---続く
読んでいただきありがとうございます!
ついにここまでの合計文字数が10,000字を超えました。
あらすじを書いたメモを見ながら、どうやって「転移」したことを気が付かせるかを考えるのに苦労しましたが、なんとかまとまりそうです。
もしよければ続きを読んでいただけると幸いです。