そこの銀髪侍!開けろ、銀河警察だ!   作:消波ブロック

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どうも、長いスランプに終止符を打つ為書いた小説です

よければ見てって感想くださいな!!! 

気が向いたら続き書きます


そこの銀髪侍!開けろ、銀河警察だ!

 

 

 

ある転生者の話をしましょう

 

 

 

 ある日のこと、いくつもの世界線の中でも凄まじい存在感を放つ銀河(サーヴァントユニヴァース)に彼、いや今は彼女ですが、1人の青年の意識がある女の子に憑依したことからこのお話はスタートしました

 

 名を『謎のヒロインXX』

 

 彼女は止めどなく流れてくる記憶による頭痛に苦しみながらも自分の原作知識とも言える記憶と照らし合わせることによって、この世界が『Fate/Grand Order』の世界であると確信しました

 

 彼女は原作主人公や偉人たちに会うのを期待したのでしょう。

 できる限り原作の流れを崩さないよう超ブラックなダークマター企業とわかっている秘密結社・銀河警察(民営)に入りロンゴミニアドを無事に入手。これで後はFGOの夏イベを待つだけだと体に鞭打ってひぃこらひぃこらと働きました

 

 しかしいくら原作を崩さず生きようとしても、一度壊れてしまった歯車は元の姿に直らないもの。彼女の体に彼の意識が入った時点で本来の物語とはかけ離れてしまっていたのです

 

 

 それは何でもない日のことでした。ふらふらと銀河を飛ぶ宇宙船がひとつ。操縦しているのは毎日のパトロールや時間外労働に精神をすり減らした転生者が1人。彼女はかくんかくんと所謂いねむり運転をしている時です。

 

 バリッという音と共に目の前に大きな大きな次元の裂け目が現れたのでした。

 

 これにはそこそこ歴戦の転生銀河警察も飛び起き、咄嗟に全アルトリウムを使ったブーストによる離脱を行うも焼け石に水状態。あっ…という間に吸い込まれてしまったのです。

 

『…………!!……!!!』

 

 凄まじい速度で変わる景色、制御不能の操縦盤、底をついたアルトリウム。彼女の弱り切っていた精神はぽきりと折れ気絶してしまいました。

 

『………X!!………ンXX!!」

 

 そして転生者を乗せた宇宙船は次元や時空どころか作品としての壁まで越えていました。そして目が覚めた時には……全く別の世界にいたのです。

 

 そんな彼女が今は何をしてるのか、ですか?そうですね、彼女なら…。

 

「謎のヒロインXX!起きなさい!会議の途中ですよ!!」

 

「ふ、ふぁい!?お、起きてます!!起きてますから!!」

 

 この世界でも警察をやってますよ。

 

 

 

⭐︎

 

 

 

「まったく…。これで検挙率が低かったらバッサリとクビにできるのですがね…」

 

 目の前でぶつぶつと呟いている上司を視界に入れながら何とか姿勢を整え垂れていた涎を手に持っていた紙で拭う。

 

「し、失礼しました。昨日は中々に寝付けなかったもので…。それで、なんの話でしたっけ?地球がどうとかなんとか…」

 

「はあ…もう一度説明するので手元の資料に目を通してもらえますか?…そう、その涎まみれの資料です」

 

 目の前に座り睨みを聞かせてくるエルフ耳で切れ長の男性こそ私の上司である宇宙警察所属の刑事課長であるナカムラ氏。この宇宙で漂流してるところを拾ってくれた私の命の恩人でもあります。

 

 おっと、これ以上ボーッとしていてもナカムラ氏からの鋭い視線が突き刺さるばかりなので背筋を伸ばして手元の資料に目を落とす。

 

「資料にある通りですがもう一回説明しましょう。今回あなたに捕まえてもらうのは幻の傭兵部族である『蓮篷(れんほう)』の潜伏調査隊の隊長である『江蓮(エレン)』という男です」

 

「江蓮…ですか?それに蓮篷ってのも聞いたことがないのですが」

 

 エレンって言ったら獲物を屠るタイプのエレンを思い出すんですが多分違うんでしょうね…。

 というか今更の話なんですがこの世界って本当にFGOの世界なんですかね?私の記憶が正しければFGO世界には銀河警察はあっても宇宙警察はなかったと思うんですが…。

 

「夜兎、茶吉尼、辰羅の三大傭兵部族の影に暗躍していた幻の傭兵部族ですからね。知らなくてもしょうがないでしょう」

「特徴としては体全体が真っ白であり目は死んだ魚の様な目をしているらしく、そして隊長格である江蓮は獲物を片手にした戦いっぷりなどは鬼神が如き強さだとか」

 

「ほうほう」

 

 適当に相槌打ってますけど体全体が真っ白ってどういうことでしょうか。

 髪が白髪で白い服を常に着てるのか、それとも皮膚自体が真っ白なのか…。まあ幻の傭兵部族なんて言われてる様な部族ですから目立ちやすい皮膚が真っ白なんて事はないんじゃないですかね。知りませんけど

 

「了解しました。この私にズバッと任せてください!!流星が如き速さで解決してきますとも!!」

 

「いいですか、基本的に市街地への被害は最小限にですよ?修理代を負担するのはこっち「では!じょーーーーうちゃっく!!とーーーーうっ!!」あ、ちょっと!話を聞いていきな………はぁ…」

 

 聖槍甲冑アーヴァロンを乗着して空を蹴る。この部屋なんと天井が開閉式可能になっている為すぐさま現場に直行できる様になっているとか!

 まぁ私が勢い余って天井に穴あけまくったのが原因な気もしますが…関係ないでしょう!たぶん!!

 

 

 

⭐︎

 

 

 

 町に広がる瓦屋根の長屋やコンクリートでできたアパート。着物を着た人々が歩いてると思いきや異形の頭のスーツを着た御仁。

 そしてやはり1番目を引くのはこの国の玄関口とも言えるターミナルと空を飛び交う異郷の船

 

 私は今……江戸のかぶき町に来ておりまーーーーす!!

 

 いや〜素晴らしきかな地球の食事は!私の記憶にある地球とは全く違いますが食べれるものは基本同じですからね食が進むこと進むこと!

 宇宙の料理は味以前に見た目がアレなんで食欲が湧かなくて…見た目と味のギャップっていうんですかね?

 

「ずるずる……もちもち。ハフハフ、ずずずっ!」

 

「いやぁお嬢ちゃんいい食べっぷりだねぇ!見ててこっちがお腹が空いてくるぐらいさ。どうだい、おかわりサービスしとくよ?」

 

「本当ですか!?ぜひいただきます!!」

 

 まあ、そんなこんなで今は近くの定食屋さんで聞き込み中(食事中)なのです

 

いやしかしこのおうどん中々の旨さ…。

 程よいコシとともに弾力のあるもちもち麺が、琥珀色のつゆとよく絡み口の中を出汁の香りで満たしてくれます。

 

「それで、たしか人探しをしてるんだっけ?特徴を教えてくれたらこっちの方でも探しといてあげるさね」

 

「!!…んぐっ、げほげほ!!」

 

「だ、大丈夫かい?」

 

 そ、そうでした。こんな所でもぐもぐと食レポしてる場合じゃありません!すぐにでも仕事を遂行して時間外労働だけは何としても阻止しなければ…。

 厨房でおろおろしているお婆さんに落ち着く様声をかける。

 

「ご心配おかけして失礼しました。それで探してる人の特徴なんですが…。名前は『江蓮』、体全体が白っぽい色であり死んだ魚の目をしている男性です。なんでも獲物を片手に戦う姿は鬼神が如き強さだとか」

 

「なんだい、ずいぶん物騒な男を探してるんだねぇ」

 

 メモをとりながら顔を顰めるお婆さんに心の底から同意する。

 一応前世では普通の一般男性だったんだけどなーんでこんな物騒な仕事をしているのか。

 

「おーい、銀さんと桂さんはこんな男見かけたことあるかい?」

 

「んあー?…なにエレン探してるのお嬢ちゃん。あんた探す場所が全然ちげーよ!少年は少年でもマガジンの方で探さなきゃ。ジャンプに居るわけねーだろーが」

 

「ふむ…。俺も見たことも聞いたこともないな。おい、エリザベスは知っている……む?エリザベスはどこに行った?さっきまでここでコロッケ蕎麦を食っていたんだが。おーい!エリザベス出てこーーーい!!」

 

「そんなところに入るわけねーだろうが!!」

 

 座敷に座る箸入れの中を探す黒髪ロン毛にツッコミながらアイアンクローをかます白髪パーマ。

 一体なんでしょうか。このお店の周りに吉本新喜劇なんてなかったはずですけど、芸人御用達の店なんですかね?

 

「あー、見かけたこと無いなら大丈夫です「いだだだ…。むむ?しかしこの特徴、まるで銀時の様ではないか?ほら、死んだ魚の目とか」…か、ら?」

 

「お前なぁ、冗談はその暑苦しいストレートだけにしとけ?確かに俺は死んだ魚の目をしている。白髪と着物も相まって体全体も白っぽい。昔は少しやんちゃもしたが…。あれ、案外共通点多くね?」

 

「案外どころでは無いぞ、銀時」

 

 言われてみれば…。白髪と着物の組み合わせにより体のほとんどが白色。

 それでいて死んだ魚の目をしていながらも油断も隙もない目、なにより最初は気づきませんでしたが筋肉のつき方が常人とは違いますね。ボディビルダーなどとは違う戦場慣れしている人の無駄のない筋肉のつき方です。

 

「お、おーい、お嬢ちゃーん?言っとくが俺は坂田銀時って言うお母さんから貰った名前があってだな?別に獲物を屠る様な名前では 「ナルホド…。どうやら今日の私はツイてる様ですね」 …あり?話聞いてる?」

 

 うどんの代金をカウンターに乗せ席からゆっくりと立ち上がる。

 どんなことをしてくるかわかったもんじゃ無いので油断はしません。顕現したロンゴミニアドの切先を顔を青くした江蓮に向ける。

 

「お、おい。ちょっと落ち着けって」

 

「待ったなしです。私は『謎のヒロインXX』。午後13時20分、宇宙法216条『他星侵略式潜伏法』違反の疑いで逮捕します!できれば抵抗の方は止めるように。抵抗して基本いいことありませんからね」

 

「ぎ、銀時、お前そんなことを裏でしていたのか!?この江戸を内側ではなく外から変えていこうと……。くっ、お前ってやつは本当に」

 

 宇宙警察手帳を見た瞬間、江蓮の顔色は青を通り越して白まで変わっていく。なるほど、それが戦闘態勢ってやつですか?確かに体全体が白色になってますね。

 それで隣の黒髪ロン毛は仲間なんでしょうか…

 

「ぬ、ぐっ、う、うおおおおおおお!!無実の罪で捕まってたまるかってんだああああ!!」

 

「!?」

 

 ふと我に帰ると目の前から机が飛んできていた。

 

 ってえ!?ちょっと黒髪に意識を逸らした隙をついて!?

 咄嗟に槍でガードしたのもつかの間、江蓮は私が下にいる机を足蹴にして出口に向かっていくのが見えた。

 

「婆さん!とりあえずツケでよろしく頼む!」

 

「ま、待て!どうせ貴方ツケって言って払わないタイプですね!?お婆さんにしっかり払ええええええええ!!」

 

私も机を横に払いのけ後を追う様に店から飛び出すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、ご婦人。俺もツケで頼む」

 

「桂さんはしっかり払っていきな。お金あるんだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




謎のヒロインXXの普段の服装は謎のヒロインX時代のジャージとなっておりますので悪しからず。
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