ではどうぞ。
・クローン連合軍
月夜「ドーベルマンに呼ばれた。入らせてくれ。」
ロドス兵士「どうぞ。」
ある日、俺はドーベルマンから現場へ来てくれと言われた。嫌な予感も感じながらその場所へと向かった。
月夜「ドーベルマン!」
ドーベルマン「月夜!来たか。見てくれ。」
俺が現場に駆け付けると、恐ろしい光景を目にした。
月夜「これは…」
兵士らしき女性が何人か倒れ、血を流していたのを目の当たりにした。するとドーベルマンが近づいていきなりこんなことを話し出すと、いきなりこんなことを言い出した。
ドーベルマン「肌を触ってみてくれ。」
月夜「肌を?」
ドーベルマン「きっと驚くぞ?たぶん、信じられないことが脳に過ぎる。」
そう言われた俺は兵士の1人の手を触った。感触的にそれは覚えがあったものだった。
月夜「(この感触は人間?だが、この装備は一体?)」
ドーベルマン「どうだ?驚いただろう?」
月夜「あぁ、有名スターがいきなり芸能界を引退したぐらいに衝撃だ。」
ドーベルマン「今朝のことだ。コイツを含む10人がこの鎧を纏って暴動を起こしたらしい。 」
月夜「これは元々、彼女たちが着けていた装備なのか?」
ドーベルマン「あぁ、頭から下まで全部な?」
月夜「頭?」
そう言った俺にドーベルマンはあるヘルメットを投げ渡す。そして渡されたそれは凄く見覚えのある代物だった。
月夜「(この特徴的なヘルメット、ストームトルーパーだ。)」
ドーベルマン「何か心当たりがあるみたいだな?」
月夜「あぁ、コイツらはどこから現れた?」
ドーベルマン「実はこの近くに廃墟になった薬品の製造工場があるんだ。通報してくれた人によれば、彼女たちはそこから出てきたとか。」
良かった、と一安心した俺。だがドーベルマンはここからさらに予想外なことを言い出した。
ドーベルマン「だが…我々がその工場を捜索したが、彼女たちが入っているタンクのようなものはなかった。」
月夜「警察がくることを事前に知ってたから敢えて工場で製造していたクローンを何かに乗せて逃げたんだな…」
ドーベルマン「クローン?」
月夜「あぁ、コイツら同じ顔をしていただろ?」
ドーベルマン「言われてみれば確かにヘルメットを外せば同じような顔ばかりだったな…」
月夜「メイダー騒乱が終わったと思えば、今度は女性のクローンで編成されたストームトルーパーか。」
ドーベルマン「ストームトルーパー?」
月夜「俺の前世の知識っていうヤツだ。」
ドーベルマン「(また前世の知識ネタか。もう何回目だ?)あぁそうだ。あそこの工場にあるものだけを押収していたら、こんな物があったんだ。」
彼女が取り出したのはなんとダークセーバーだった。
ダークセーバー。スターウォーズの世界にある一般的なライトセーバーよりもかなり前の1000年以上前の古共和国時代によって作られた古いタイプのセーバーで、その歴史はジェダイよりもマンダロリアン文化と深い繋がりがあることが特徴だ。
月夜「何のビジョンも出ないな……ドーベルマン、あの工場はロドス指揮下で閉鎖してるんだろ?」
ドーベルマン「お前、まさか行く気なのか?」
月夜「モチのロン。」
ドーベルマン「はぁ、そう言うだろうと思った…アイツらを呼んで正解だった。」
そう言われて出てきたのはなんとBSW。ブラックスチール・ワールドワイドのフランカとリスカムだった。
フランカ「やっほー月夜。」
リスカム「お久しぶりです。月夜さん。」
月夜「フランカ、リスカム。久しぶりだな?元気にしてたか?」
積極的に国際業務を主に行っているBSW。どうやらこの世界にも業務をするためにきたようだ。
月夜「2人がいるということはドーベルマンは…」
ドーベルマン「あぁ。別の任務で忙しい。」
月夜「分かったよ。フランカ、リスカム。行こう。」
嫌な予感も感じつつ、俺はフランカとリスカムと共に謎の廃工場へと向かった。
フランカ「どうも静か過ぎるわね?リスカム、そっちは?」
リスカム「漏電が酷いですね…でも、使えないわけじゃないですが…」
月夜「……」
フランカ「月夜?」
月夜「気をつけろ。誰かいる。」
フランカ「流石は漂流する旅人。経験値が違うわね?」
人の気配を感知した俺はジードライバーを腰に装着し、フランカは剣、リスカムは銃と盾を用意した。
リスカム「そこですか!」
???「ふん!」
青白い刃を2つ手にしたフードを被った人物が襲ってきた。これは俺の考案だが…
月夜「ジェダイか!」
フランカ「ジェダイ!?って、あのジェダイ!?」
リスカム「なんですかジェダイって…」
謎のフードを被っている人物は見たところ女性。嫌な予感も感じつつ俺は彼女にダークセーバーを使って攻撃をしかけた。
???「くっ…!」
月夜「強い!」
ライトセーバーを自分で使うのも、そしてジェダイを相手にするのも初めてだが、剣術の経験を活かしながら彼女を追い詰める。
そして女性のライトセーバー使いに俺は覚えがあった。
月夜「まさかアンタ……ん?」
すると今度は別の場所から銃撃が放たれた。俺はそれをダークセーバーで弾き、撃ってきた場所を見つめた。
???「お遊びは終わりだぜ?ボウヤ。」
月夜「ボウヤか。確かに15の俺がボウヤって言われるのは仕方ないな。」
フランカ「はいストップ。彼に銃口を向けなかったら私も剣を降ろしてあげる。」
レイピアを謎の兵士に向けて投降するように仕向けるフランカ。しかしそれをフードの女性がライトセーバーでさらに脅しをかける。
???「そういうアナタも後ろがガラ空きよ?」
しかし…
リスカム「すいません。こちらも時間がないので。」
???「随分と頼もしい歓迎の仕方ね…」
レックス「なぁ、コイツらもしかしたらこの工場を見に来たんじゃないのか?」
月夜「待て、お前達もこの工場の様子を確認しにきたのか?」
???「どうやら誤解が解けたみたいね?」
フードを着た人物……恐らく女性である方は青いセーバーを解除、フードを脱いだ。
月夜「(顔に描いてある特徴的な絵。まさか…)アソーカ・タノ…」
アソーカ「噂の仮面ライダーはアナタかしら?」
レックス「なるほど、コイツが麗華の言っていた仮面ライダーか。」
青いラインが描かれているクローントルーパーはヘルメットを外して顔を現す。
フランカ「月夜?知り合い?」
月夜「いや、厳密には違う。が、紹介はされた。アンタが確かフルクラムだったな?」
アソーカ「ということは、アナタが麗華の言っていた知り合い?」
月夜「闇川月夜だ。よろしく頼む。」
アソーカ「アソーカ・タノよ。よろしく。」
レックス「キャプテンレックスだ。よろしく頼む。」
月夜「2人はどうしてこの場所に?」
アソーカ「例の女性クローンの噂を聞いたのよ。それで駆けつけた。レックスを誘ったけど、最初は拒んでたわ。」
レックス「こっちも大勢いないと工場に突っ込むなんて恐ろしいことになるからな。」
するとアソーカは嫌な気を感じたのか…
アソーカ「そろそろ出ましょう。気味が悪いわ…」
レックス「お嬢ちゃんの言う通りだ。逃げよう。」
しかし俺はそれとは別の気を感じたのか…
月夜「どうやらそれは無理みたいだ。」
俺達の前に生き残っていた女性クローンがいた。そして銃口を俺達に向けて撃ってきた。壁で隠れたアソーカとレックス。しかし俺はその隙をついて……
ジードライバー!
アソーカ「誰かいる。」
月夜「どうやらお客様がいるみたいだ。」
その言葉通り、向こうから黒い鎧を着た戦士が現れる。
アソーカ「シス?」
月夜「いや、確かに見た目はシスなのかもな…だが。」
かの戦士は腰にドライバーを着けていた。そう、コイツはシスではなく…
月夜「仮面ライダー…!」
ゼッツ!
ゼロワン!
月夜「変身。」
フュージョンライズ!
仮面ライダージード!
フィジカム ライジング!
月夜「さぁ、お前が誰なのか…答えてもらおうか!」
ジードカリバーを取り出し、目の前にいる黒い謎の仮面ライダーと戦う。すると、そのライダーが引き連れたトルーパーが突如として現れたあとにアソーカたちに襲いかかってきた。
フランカ「随分と嬉しくない歓迎ね!」
リスカム「漏電が酷すぎます!彼女たち、普通の弾丸が効きません!」
レックス「なら、こっちを使うか?」
レックスは手に持っていたハンドブラスターの1つをリスカムに渡す。そして俺は黒いライダーと戦闘を続けていたが、あまりの強さに追い詰められていく。
アソーカ「月夜!」
苦戦を強いられたのを見たのか、アソーカは俺の後ろから飛び上がってアイツ(黒いライダー)にライトセーバーを差し向けようとするが…
???「ふん。」
月夜「(あれは!?レーザーブレード!?)」
形こそは違うものの、その性質はライトセーバーと似ている宇宙刑事専用の武器であるレーザーブレードに酷似した剣を左手首から取り出し、そこから赤い光を帯びた光子剣状態でアソーカのライトセーバーと対等し始めた。
アソーカ「マズイ!」
月夜「アソーカ!使え!」
嫌な予感がした俺は懐に隠していたダークセーバーをアソーカに投げ渡し、アソーカはそれをキャッチして起動し、黒い仮面ライダーの攻撃を防いだ。
レックス「逃げるぞ。ここはマズイ!」
アソーカ「えぇ!月夜!」
月夜「分かってる!」
アソーカが黒いライダーを退けたあと、俺たちはこの廃工場へと脱出したのだった。
???「……」
女性兵士「狼亜様。ウィルティ様が至急本部へ戻るようにと。」
狼亜「あぁ、分かった。」
女性兵士「逃がしても宜しかったのですか?」
狼亜「元々は下見だ。仮面ライダージードが如何程の戦士なのか見極めさせて貰っただけさ。帰るぞ。ここの基地は放棄だ。」
一方、謎の連中を退けて脱出した俺たちは誰もいないところで休憩していた。そんな中、アソーカが俺が渡したダークセーバーを返したあとにこんなことを話し出す。
アソーカ「アナタ、なんでダークセーバーを?」
月夜「ここに寄る前、あそこで起きた事件現場へ向かったんだ…そしたら警察がここの立ち入り捜査の時に見つけた。危ないもんだから俺が預かったんだよ。」
アソーカ「ありがとう。それにしても…」
レックス「あれは何者なんだ?」
リスカム「月夜さん。もしかしたら麗華さんの言っていたエンパイアオーダーではないでしょうか?」
月夜「可能性はあり得るな…」
アソーカ「アナタたちも麗華からそのことを聞いたのね…ならここで長居して話すことは難しいわ。ガンシップを呼びましょう。」
レックス「あぁ…こちらキャプテンレックス、ガンシップを1台頼む。」
レックスがコムリンクで通信後すぐに低空強襲トランスポート/兵員、通称LAAT/i、またの名をガンシップと呼ばれる飛空艇が現れた。ガンシップを見たことがないフランカとリスカムは凄い興味津々に見つめていた。
俺たち3人はアソーカとレックスの案内でガンシップれ乗った。そして向かった先はとても巨大な施設だった。ガンシップがそこへ向かい、ハンガーらしき場所へと着陸。
船を降りたあとに顔を向けると、そこには驚くべき光景があった。
月夜「これは…」
フランカ「あらぁ…」
リスカム「……」
アソーカ「ようこそ。クローン連合軍へ。」
あ、そういえばドーベルマン置いて来ちゃった。済まぬドーベルマン、許してくれ。
次回
・ロドスとジェダイの会合と再会